戯言ニュース

ほとんどVIPのまとめ。

HeadLine
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

唯「パラレルワールド」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:11:43.48 ID:NvI4L5WqO
唯「お疲れ様でした~」

バイトが終わり夜の11時間。
家に帰る道を照らすには月明かりじゃ頼りにならない、だから街灯の明かりを頼りに家へ帰る。
何をするにも足を動かすという作業は面倒だ。




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
ブログパーツ 唯「パラレルワールド」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:12:59.74 ID:NvI4L5WqO
唯「ん……何か落ちてる…」

落ちている物を拾う。
鏡だ…何の変哲も無いただの鏡。
だけど…何故か私はこの鏡に不思議な魅力を感じる。
持って帰ろう。
鏡を鞄に入れて私は再び歩く。
あぁ…かったるい…。




3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:14:13.84 ID:NvI4L5WqO
夜道をただひたすらに歩く。
そして、考える今日の事を…。
何も無い一日。
学校には友達もいないし部活もやっていない。
青春を楽しめ?馬鹿馬鹿しい。
学校は勉強さえ出来れば物足りてる。
友達なんていらない。




4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:15:10.43 ID:NvI4L5WqO
朝起きて勉強しバイトで金を稼ぐ。
無駄が無い、そこら辺の人間より無駄が無い生き方だ。
友達何ていたって損をするだけだ。
スムーズに私はスムーズに生きたい。
余計な人間関係なんて邪魔なだけだから。



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:16:38.05 ID:NvI4L5WqO
唯「おかえり…」

妹が玄関まで向かえに来てくれた。

憂「おかえりお姉ちゃん!」

唯「バイト行く前に私が作ってたご飯は食べた?」

憂「うん!美味しかったよ」

唯「ありがと…」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:17:34.19 ID:NvI4L5WqO
唯「じゃあ私も食べようかな」

憂「あ…お姉ちゃん…」

唯「なに?」

憂「あの…お母さんが買って来たアイス二つ共食べちゃった…」

どーでもいい。

唯「そーなんだ、じゃご飯食べるから」




7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:19:28.36 ID:NvI4L5WqO
唯「はぁ……」

冷蔵庫を開き私が作っておいた夜ご飯を取り出しレンジに入れる。

憂「ねーねーお姉ちゃんあのね?」

唯「なに?また学校の話し?」

憂「う、うん……」

唯「バイトで疲れたんだ…一人にして」

憂「ごめん……」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:20:30.81 ID:NvI4L5WqO
唯「…………」

鞄からさっき拾った鏡を取り出し自分を写す。
目の隈が酷い…最近あまり寝ていない。
私は勉強ばかりやっているからかなぁ…。
電子レンジがチーンと鳴る。
夜ご飯を温め終わったみたいだ。



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:21:41.80 ID:NvI4L5WqO
唯「美味しい……」

自分で言うのも何だが私は料理が上手い。
妹は全然ダメだ、この前なんか簡単なカレー作らせたらいつの間にかシチューになってる。
だが可愛い妹だ。
あんな冷たい態度を取ってはいるが私は妹が大好きだ。
のほほんとしている。
あの、のほほんとした雰囲気はアルカパだって出せやしない。



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:23:18.80 ID:NvI4L5WqO
ご飯を食べ終わり風呂にも入り私はベットに横になる。
目覚まし時計は6時にセット。
朝は憂と私の分の弁当を作らなければならない。

唯「おやすみなさい」

誰もいない空間に私はポツリと呟いた。
明日もまた同じような一日が繰り返す。
不安も何も無い……うん、不安なんか無い。
私は瞼を閉じる。



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:24:36.27 ID:NvI4L5WqO
朝日が私を照らす。
眩しい…目覚まし時計を見る。
今日も目覚まし時計より早く起きた…何だか勝った気分。
時計のスイッチを切り私は昨日拾った鏡で自分を写す。
寝癖が無いかチェックだ。



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:25:50.10 ID:NvI4L5WqO
鏡は自分を写す。
当然、誰もが知っている事だ。
だが…鏡を見ると確かに私が写っている。
うん、これは私だ。
しかし、違和感がある。
鏡に写っている私は寝癖で髪がボサボサ。
パジャマも違うし何より間抜けな顔をしている。

唯『ほぇ?』



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:26:32.30 ID:NvI4L5WqO
唯「喋った……」

唯『うおっ!鏡の中が喋った!』

何だその反応。

唯「私…だよね…」

唯『ういー!鏡の中の私が喋ってるー!』

これは一体どーいう事?



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:27:35.67 ID:NvI4L5WqO
きっと夢だ…夢に違い無い…。
こんなの、現実的じゃない。

唯『ういー!まだ寝てるのかなぁ?久しぶりに早起きしたのに!』

唯「……………」

唯『ねーねー私?』

悪い夢だよ本当に…。



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:28:19.43 ID:NvI4L5WqO
唯「な…何?」

唯『喋ったぁ!』

こっちの台詞だ馬鹿野郎。
いや…私に馬鹿野郎と言ったら自分に馬鹿野郎と言ってる様な物じゃないか?どーでもいいか。

唯「ア…アナタの名前は?」

唯『平沢唯だよ~』




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:29:08.42 ID:NvI4L5WqO
唯「わ、私も平沢唯」

唯『知ってるよ!だって私なんだもん!』

本当に夢であって欲しい。
昨日拾った鏡を見るといきなり私が私に話しかけてくる。
これは一体どう言う事?

唯『何で頬っぺたつねってるの?』

唯「何でも無いから…」




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:30:05.31 ID:NvI4L5WqO
唯『でもびっくりしたよ!昨日拾った鏡に私が写って、しかも喋ってるんだよ!』

唯「アハハ………」

唯『不思議だね~何でかな?』

唯「知らない……って言うかアナタも鏡を拾ったの?」

唯『うん!』



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:31:04.30 ID:NvI4L5WqO
唯「……ごめん、少し待って確かめたい事がある」

私は拾った鏡をベットに置いて洗面所に向かう。
そして、鏡を見る。
私が写っている……だがあの鏡みたいに好き勝手喋ったり動いたりしない。
うん…これは私だ…。
あの拾った鏡に…きっと何かあるに違い無い。




24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:32:03.57 ID:NvI4L5WqO
唯『あ!おかえり~』

唯「うん……」

はぁ……この私は脳天気過ぎる。
妹を見てるみたいだ。

唯『調べたい事って何だったのぉ?』

唯「いや…洗面所の鏡を見たんだよ、そしたら私が写ってたんだけど…勝手に喋ったり動いたりしなかった……」

唯『そーなんだぁ!』



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:32:55.51 ID:NvI4L5WqO
唯『でも、何だか楽しいよ!私とお喋り出来るんだもん!』

唯「私も最高に楽しいよ…」

唯『えへへ~…』

皮肉を言ったつもり何だけど気付いてない…。

唯「一緒に考えてよ…何で鏡に写った私が喋るのか」

唯『うん!わかった~』

唯「あれ?そのパジャマの文字………」




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:33:40.73 ID:NvI4L5WqO
唯「そのハネムーンってパジャマの文字」

唯『これぇ?』

唯「反転してない…文字が反転してないよ」

唯『そーなの?』

唯「うん…鏡なのに何で反転してないんだろう?」

唯『う~ん…きっと私達はお互い違う世界の住人なんだよ!』



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:35:24.78 ID:NvI4L5WqO
唯「違う世界の住人?」

唯『えーっとね~何だけ…パ、パ…』

唯「パラレルワールド?」

唯『それだよ!きっとこの鏡は違う世界を写す鏡なんだよ!』

唯「へ~…」

何だか少し納得してしまった。
…って言うかいつの間にか私はこの事を夢では無いと思ってしまっている。



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:36:44.18 ID:NvI4L5WqO
唯『その世界の私は何をやってるのぉ?』

いきなりの質問に私は少し固まってしまった。
何をやってるか……私は特に何もやっていない。

唯「別に何もやっていないよ」

唯『えー!何もやってないの?』

唯「あ……バイトやってる」

唯『すごーい!バイトかぁ~』

何だかいちいちリアクションが大袈裟な私だなぁ。



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:37:42.64 ID:NvI4L5WqO
唯「ファミレスでバイトしてる」

唯『凄いよ!私もバイトしたいな~』

アナタじゃ無理そうだね…とは言わなかった。

唯「アナタは何をやってる?」

唯『よくぞ聞いてくれました!バンドやってるんだよ!』

唯「バンド……?」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:39:06.74 ID:NvI4L5WqO
唯『バンド名は放課後ティータイムだよ!』

唯「放課後……何だって?」

唯『放課後ティータイムだよ!』

唯「おかしなバンド名だね……」

唯『うん!さわちゃんが名前付けたんだ!』

唯「さわちゃん?」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:40:16.20 ID:NvI4L5WqO
唯『さわ子先生だよ!』

唯「山中先生が付けたんだ…あの熱血な先生がそんな名前付けたんだ…」

唯『熱血先生?』

唯「うん、音楽の先生何だけど凄い熱血なんだ…松岡修三みたいに熱血…」

唯『想像出来無い…』




33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:42:43.97 ID:NvI4L5WqO
唯『あのね~私の世界のさわちゃんはメタルバンドやってて面倒臭がりなんだよ!』

唯「うわぁ…想像出来無い……」

部屋のドアが突然開く。
憂が目を擦りながら立っていた。

憂「お姉ちゃんおはよう……」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:44:10.81 ID:NvI4L5WqO
唯「あ…わわっ…」

私は鏡をベットの下に急いで隠す。
バレて無いよね?

憂「お姉ちゃん…電話してたの?独り言が部屋まで聞こえたよ」

唯「そ、そうそう…電話だよ電話!友達に電話!」

友達なんかいないけど。
それより…何か忘れてる気がする。




35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:45:53.64 ID:NvI4L5WqO
憂「お姉ちゃん…7時だけどお弁当は?」

唯「あ…ごめん作るの忘れてた…」

憂「ううん…大丈夫だよぉ…今日はパン買うね」

唯「本当にごめん…」

憂「だ、大丈夫だよぉ~私、制服に着替えてくるね」

唯「うん……」



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:47:14.67 ID:NvI4L5WqO
午前8時00分。
私と憂は制服に着替えて家を出た。
あれから鏡はベットの下に隠したまま触っていない。
向こうの私はびっくりしていると思う。

憂「あ…お姉ちゃん昨日の学校であった事話していい?」

唯「……うん」




37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:48:37.41 ID:NvI4L5WqO
憂「あのね~私の友達が作ったお菓子が美味しかったの~すっっごく美味しいかった~」

唯「あまり食べてばかりだと太るよ」

憂「えへへ~大丈夫だよぉ」

唯「憂もお菓子作って見る?」

憂「えー…私不器用だから!」

高倉建か…と言いたい気持ちをグッと堪えた。

唯「やってみなきゃ分から無いでしょ?今度教えたげる」

憂「ありがとう!」




38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:49:28.20 ID:NvI4L5WqO
唯「着いたね学校」

憂「うん!じゃあ私、教室に行くからね」

唯「バイバイ…」

憂「うん!あ…お姉ちゃん今日はバイト休みだから一緒に帰れる?」

唯「あー…いいよ」

憂「わぁ!やった!!じゃあ教室に行くからね~バイバイ!」

唯「うん……」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:51:03.45 ID:NvI4L5WqO
自分の教室に着いた私は誰とも挨拶せずに席に座った。
私は鞄からナンプレの問題集と筆箱を取り出し集中。
この問題集を解いてハガキで送るとDSが貰える。
私の趣味の懸賞とナンプレ、同時に私の二つの趣味が出来る優れたアイテムだ。
まさに一石二鳥って奴だ。




40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:51:53.24 ID:NvI4L5WqO
紬「平沢さん……」

何の用か知らないけど琴吹紬が私に話しかけて来た。
今は集中してナンプレやってるに…やめて欲しいよ本当に。

唯「どうしたの琴吹さん?」

紬「この前私に貸してくれた小説を……」

そーいえば、貸してたっけなぁ…すっかり忘れてた。



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:52:50.55 ID:NvI4L5WqO
紬「面白かった…」

彼女は私に小説を渡し去って行った…じゃなくてまだ私の側で立っていた。

唯「どーしたの?」

紬「ナンプレ…何時もやってるね」

唯「うん、琴吹さんのおかげで悩んでた所を忘れる事が出来たよ」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:55:32.83 ID:NvI4L5WqO
紬「そ、そうなんだよかった…」

いや…皮肉なんだけど。

唯「いや…大丈夫だよそれより続きやりたいから」

紬「ごめん……また小説貸してね」

唯「わかったわかった」

彼女は今度こそ自分の席へと戻っていった。



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:56:44.79 ID:NvI4L5WqO
彼女も色々と大変らしい。
家は貧乏でクラスの人達からイジメられている。
私もあんな皮肉を言わなければよかったって少し後悔している。
それより…琴吹さんは綺麗で性格も良くて頭もいいのに何でイジメられるんだろう?
よく分からないなぁ…。



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:58:13.24 ID:NvI4L5WqO
授業のチャイムが鳴り山中先生が入って来た。
私は机に出ている物を引き出しの中へ入れる。

山中「みんなおはよう!」

クラスのみんながやる気の無い挨拶をする。

山中「声が小さいわ!朝の眠気や勉強したくないと言う気持ちは全て挨拶で吹き飛ぶの!さぁもう一度!」

次は学校全体に聞こえるんじゃないか?ってぐらいの声でクラスのみんなは挨拶した。
暑苦しいなぁ…。



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 01:59:26.95 ID:NvI4L5WqO
山中先生のHRが終わり1時間目。

唯「はぁ……」

さっそく琴吹さんに消しゴムのカスが投げ付けられている。
何であんな事するかなぁ…。
消しゴム代がもったいないし…琴吹さんが可哀相。
彼女はただ下を向いて我慢していた。
イジメ格好悪い。
随分前にそんなCMがあったのを思い出した。



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:01:39.53 ID:NvI4L5WqO
2時間目…3時間目4時間目が終わり昼飯。
私は琴吹さんが消しゴムのカスを投げ付けられてるのをただ見ていただけだったなぁ…。
何かしてあげたいけど…そりゃ無理無理。
次は私がイジメられるもん。
この時間琴吹さんをイジメてる人達は中庭へ昼飯を食べてるからこの時間は安心だろうね琴吹さん。



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:02:58.84 ID:NvI4L5WqO
和「大丈夫?琴吹さん」

紬「うん……」

真鍋和が琴吹さんに話しかけている。
まぁ…彼女も私と同じ傍観者だけど声をかけるだけ私よりまだマシだね。
そんな事より私はこの幻のチョコパンを味わいたい。
美味しいんだろな…なんてたって幻だから。



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:04:37.25 ID:NvI4L5WqO
律「きゃあっ!」

大きな音がした。
同じクラスの田井中律だ。
彼女は凄いドジっ子だ。
前髪が長くてそのせいで足元が見えなくて、いつもこけている。
カチューシャか何かを付ければいいのに。
いや…たまに何も無い所で転んでるから効果は薄いかも。



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:05:29.16 ID:NvI4L5WqO
昼飯の時間が終わり授業も全て終わった。
やっと帰れる…。
私は教科書を鞄にしまい席を立つ。

紬「あの……」

琴吹さんが話しかけて来た。

唯「なに?」

紬「一緒に帰ろう?」

琴吹さんは服の裾をギュッと掴んできた。




53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:06:33.50 ID:NvI4L5WqO
私が男なら彼女に惚れてる。
うん…間違い無い。
特に断る理由も無いし私は頷いた。

紬「ありがと…」

未だに服の裾は掴んだままだ。
また何か忘れてる気がする…まぁいいか。
忘れるって事はそこまで大事な事じゃ無いって事だ。



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:07:23.51 ID:NvI4L5WqO
唯「じゃあ行こうか」

紬「うん…」

彼女は服の裾を掴んだままついて来る。

唯「裾を離してくれる?」

紬「ご、ごめん…」

唯「いいよ別に…」

紬「ごめん…」

彼女がイジメられる理由がわかった。
妙に子供っぽいし気が小さい。



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:08:24.96 ID:NvI4L5WqO
唯「あ………憂」

憂「お姉ちゃん!えっーと…その人は?」

紬「……………」

唯「あ…えと同じクラスの琴吹紬さんだよ」

妹に下を向いたままペコリと頭を下げた。
自己紹介ぐらい自分でしなよ。

憂「よろしくお願いします」




56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:09:40.89 ID:NvI4L5WqO
憂「えーと…今日は琴吹さんと帰るの?」

そう言えば…一緒に帰る約束してたっけ…。

唯「うん…三人で帰る?」

憂「だ、大丈夫だよ私は少し友達と話してくるからバイバイ」

唯「悪いねバイバイ」

紬「………………」

琴吹さん何か喋ろうよ。




57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:10:29.66 ID:NvI4L5WqO
唯「じゃあ帰ろうか」

紬「うん…」

しばらく二人で歩く。
無言…私達は本当に一緒に帰っているのか?って思うぐらいの無言。

紬「……………」

唯「……………」

紬「…………平沢さん」

唯「え?な、なに?」

紬「助けて…………」




58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:11:30.14 ID:NvI4L5WqO
唯「助けてって……琴吹さんを何から助ければいいのかな?」

紬「……私をイジメてる人達」

唯「無理無理…ぶっちゃけ私が次標的になるって」

紬「ごめんなさい……無理だよね」

唯「うん…ごめん」

紬「…ごめん」




59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:12:38.95 ID:NvI4L5WqO
紬「……………」

唯「……………」

彼女の言葉は深く私の胸に突き刺さった。
助けたい…助けたいんだけど私には無理だ。
そう言うのは友達に頼んだ方が手っ取り早いよそれか先生。

紬「今日はごめんなさい…」

唯「大丈夫だって…」

紬「私こっちだから…さようなら」

唯「さようなら」

私は長い間、琴吹さんの姿を見送っていた。
彼女の背中は小さく震えていた。




60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:14:02.44 ID:NvI4L5WqO
唯「はぁ……」

家に帰って来た私は自分の部屋へと向かいベットから鏡を取り出した。

唯『あ!いきなりいなくなるんだもん!びっくりしたよ~』

唯「ごめんごめん…あのさ…」

唯『どうしたの?』

唯「アナタの世界の琴吹さんってどんな人?」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:15:17.31 ID:NvI4L5WqO
唯『ムギちゃんは可愛いくておっとりぽわぽわで力持ち!』

ちょっと良く分からないぞ私。

唯「イジメられたりとかしてない?」

唯『ムギちゃんがイジメられる何てありえないよ!澪ちゃんから聞いた話しだと怒ったら怖いみたいだよ!』

唯「そっか……」

唯『そっちはイジメられてるみたいだね…ムギちゃん』



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:16:24.80 ID:NvI4L5WqO
唯「うん…今日一緒に帰ったらイジメてる人から私を助けて欲しいって言ってた」

唯『そうなんだぁ……助けようよ!』

唯「でも…次は私が…」

唯『イジメの標的になるって言うんでしょ~?』

唯「うん…だから無理」




65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:17:31.34 ID:NvI4L5WqO
唯『でも…友達なんでしょ?助けようよ!』

唯「ち、違うよ!琴吹さんとはただのクラスメイトだから…」

唯『う~ん…何で友達作りたく無いの?』

唯「だって…友達なんてウザイじゃんお互い気を使ったり…私はもっとスムーズに生きたいから」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:18:20.49 ID:NvI4L5WqO
唯『友達はウザくなんか無いよ!それに…私は助けるよ!例え友達じゃなくても!』

唯「口だけなら何とでも言えるよ…じゃあ私やる事あるから」

唯『頑張ってね!』

唯「バイバイ……」

はぁ……向こうの私は考えが幼稚だ。
きっと親に甘えまくってるに違い無い。



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:22:00.27 ID:NvI4L5WqO
憂「お姉ちゃんただいま~」

憂が帰っ来た。
私は玄関まで向かえに行く。

唯「おかえり憂」

憂「うん!お姉ちゃん今日一緒にいた人お友達なの?」

唯「違うよ」

憂「そうなんだ…」




68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:24:21.12 ID:NvI4L5WqO
憂「あ…今日ね梓ちゃんって人とね一緒にお昼食べたんだ」

唯「よかったじゃん」

うんうん、妹が学校生活を満喫してる。

憂「梓ちゃんってダジャレばっかり言って面白いんだよ~」

唯「親父っぽいね」

憂「そんな事ないよ!とっても可愛いの!」




69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:27:07.61 ID:NvI4L5WqO
憂「今日も私の名前を聞いた後に初々しいねって言ったんだぁ~」

ハハッ渇いた笑いしか出ないなそりゃ。

唯「あ…今日はカレーだから少し早めに作るね」

憂「私も手伝いたいなぁ~」

唯「それはダメ」



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:29:35.67 ID:NvI4L5WqO
カレーを食べ終わり私達はテレビを見ていた。

憂「辞めちゃったみたいだね…」

唯「次の総理もすぐに辞めるよ」

それより何処も特番組んでてウザイんだよね。

唯「先に風呂入るから」

憂「うん!」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:33:06.77 ID:NvI4L5WqO
唯「はぁ………」

温かいお湯が私の体を包む。

唯「助けてか…」

琴吹さんの顔を思い出す。
彼女とは垢の他人なのに…彼女を助けたいと言う気持ちでいっぱいだ。
その気持ちはこの風呂蒲のお湯みたいに少し動けば溢れてしまいそう。
だけど私にはそんな勇気は無い。
私はただ傍観するしか出来無いんだ。



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:36:14.33 ID:NvI4L5WqO
翌日の朝。
私は目覚まし時計の音で目を覚ました。
今日は目覚まし時計に勝てなかった…。
ベットの下から鏡を取り出すが真っ暗だ。
きっと向こうの私はまだ寝ているんだろう。
鏡をベットの下に隠す。
欠伸をして私はキッチンに向かう。
憂と私の弁当を作らなきゃ。



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:38:50.80 ID:NvI4L5WqO
二つの弁当を作り終え麦茶を飲む。
そろそろ憂が起きる頃だ今日は少しだけ早く学校に行こう。
琴吹さんと話しをしたい。
憂「おはよう…」

目を擦りながら憂が現れた。
気付かなかった私は体がビクッとなった。

唯「お、おはよう」



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:40:41.19 ID:NvI4L5WqO
唯「あ…今日は少し早く学校に行くから」

憂「うん……ふわぁ~」

唯「じゃあ制服に着替えるから…」

憂「私は後から行くね~」

唯「わかった…弁当はそこにあるからね」




78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:42:43.33 ID:NvI4L5WqO
唯「じゃあ行ってくる」

憂「うん!バイバイ~」

唯「行ってきます」

今日はいい天気だ。
温かい風が私の髪をなびかせる。

唯「琴吹さんいるかな……」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:45:59.56 ID:NvI4L5WqO
学校に着いて教室に行く。
琴吹さんは…いた。
だけど、またイジメられている。
消しゴムのカスやゴミを投げ付けられたり…アイツら消しゴムの使い方知ってんのかな?
琴吹さんは私に気付き私を少し見る。
そして視線を同じ場所に戻す。
ごめん…琴吹さんやっぱ助けられそうに無い。




80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:48:48.91 ID:NvI4L5WqO
澪「おい!お前ら」

隣のクラスの…名前何だっけ?まぁ…とにかく黒髪ロングが琴吹さんをイジメてる人達に話しかけている。

律「琴吹さん、可哀相だからね?やめよ」

確かこの黒髪ロングは田井中さんと仲が良かったような気がする。

紬「………………」



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:53:14.44 ID:NvI4L5WqO
はぁ?ウザイ。
コイツ、ウザイんですけど~。
そう言って琴吹さんをイジメてる奴らは黒髪ロングと田井中さんを罵っている。
私は知ってる。
この黒髪ロングには色々と伝説がある。
例えば…電車の中でお尻を触ってきた男をグーで殴り失神させたり。
セクハラしてきた教師を一本背負いしたり。
とにかく彼女は気が強いらしい。
確か…合気道を習ってると聞いた事がある。




82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:54:53.09 ID:u8szE15cO
真逆ワロタ



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:56:35.76 ID:NvI4L5WqO
澪「律から聞いたよイジメなんかするな!」

律「可哀相だよ…」

イジメてる人達は少しビビッてる。
ざまぁみろだ。
それに、私もここぞと言わんばかりに彼女達に言ってやった。

唯「本当に不愉快だからアナタ達がそう言う事やってるの見ると」

琴吹さんは黙って下を向いているがきっと…ざまぁみろと思ってるに違い無い。



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 02:58:59.33 ID:NvI4L5WqO
澪「今後一切彼女をイジメるなよ」

唯「そうそう、退屈な時間がさらに退屈になるから」

律「可哀相だからもうしちゃダメだよ?」

イジメてる人達はぶつくさと文句を言いながら自分の席へと戻って行った。

紬「……………」




85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:01:48.09 ID:NvI4L5WqO
唯「琴吹さん大丈夫?」

紬「うん……ありがと」

澪「大丈夫だよ、またイジメられたりしたら私に言うんだぞ」

紬「ありがと……」

唯「次は私が標的になるかもだからそん時は私も頼んでいい?」

澪「あぁ、いいよえーと…」

唯「平沢唯だよ」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:04:29.94 ID:NvI4L5WqO
澪「平沢か…わかった今日はありがとう」

唯「へ?何が?」

律「琴吹さんのイジメを一緒に助けてくれた事だよ~」

唯「ち、違う助けた分けじゃ…ほら、不快だったからさ」

紬「平沢さんありがとう…」

唯「アハハッ……」




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:07:24.48 ID:NvI4L5WqO
授業が全て終わり私は琴吹さんと一緒に帰っていた。

紬「私ピアノが趣味なんだ…」

唯「へー…」

紬「私のお家貧乏だからお家にあるピアノぐらいしかやる事なくて…」

今日の琴吹さんは妙に饒舌。
イジメから開放された事がよっぽど嬉しいんだろうね。



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:11:34.60 ID:NvI4L5WqO
紬「じゃあ私こっちだから…」

唯「あ…うん、バイバイ」

紬「うん……えと、私達って友達だよね?」

唯「あー…アハハ」

まぁ…一人ぐらい友達がいても問題無いよね。

唯「そうだよ…じゃあまたね」

紬「うん…」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:13:21.41 ID:NvI4L5WqO
唯「ただいまー…」

憂「あ!お姉ちゃんおかえり~」

梓「お邪魔してまーす」

唯「えと…誰この人?」

梓「中野梓でーすよ」



91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:15:39.73 ID:NvI4L5WqO
憂「私のお友達だよ」

唯「そ、そうなんだよろしくね」

梓「あはっ!よろしくです」

何だか変な子だな…。

梓「先輩もぷよぷよで私と勝負しましょー」

馴れ馴れしいなこの子…私に抱き着いて来たよ。




92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:18:17.47 ID:NvI4L5WqO
唯「きょ…今日は疲れたからやらないよ」

梓「えー残業…先輩お腹がぷよぷよしてますね~」

うるさいよ!

唯「アハハ…じ、じゃあ私は部屋に行くから」

梓「えーー!」

私は梓ちゃんを無理矢理振りほどき自分の部屋へと戻った。
馴れ馴れしい過ぎるこんな奴見た事無いぞ。



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:21:39.53 ID:NvI4L5WqO
私はすぐにベッドから鏡を取り出す。

唯『あ!来た来た澪ちゃーん来たよー』

澪ちゃん?それに鏡に写ってるのは何時もの向こうの私の部屋じゃない。
多分…学校だ。

澪『だから…鏡に写ってる唯が勝手に喋る分けないって言ってるだろ…』

唯「秋山さん…?」

澪『しゃ…喋った!』



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:25:09.33 ID:NvI4L5WqO
唯『ほら!鏡の中に誰も写って無いし私が喋ってる』

律『す、すげー!』

紬『これって何かの魔法かしら?』

梓『こんな事って本当にあるんですね…』

唯「ちょ…え?もしかして喋ったの?」

唯『うん!』

うん!じゃないよ…あぁ頭が急に痛くなってきた。




96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:28:06.89 ID:NvI4L5WqO
唯「ど、どうしよう…なんで喋ったの?」

唯『だってそっちの世界の私を見て貰いたかったから!』

この子は考え無しに行動してるよ…。
それに琴吹さんや秋山さん田井中さんや梓ちゃんもいるし…。



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:31:51.06 ID:NvI4L5WqO
紬『そっちの世界の私は何してれか教えて欲しいわ~』

律『いや!先に私が!』

梓『わ、私も知りたいです』

澪『………喋った』

信じてるこの人達もこの人達だよ。
普通SONYか何処かが作った通信機器と思うでしょ…私は思わなかったけど。



98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:35:28.21 ID:NvI4L5WqO
唯「えーと……」

紬『何だかこの唯ちゃんカッコイイわね~』

律『キリッとしてるな!』

うるさいなぁ…。

梓『そっちの唯先輩ってバンドやってるんですか?』

唯「あ…やってないよ梓ちゃん」

梓『あ…梓ちゃん…』



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:39:43.12 ID:NvI4L5WqO
律『私は?私は?』

この田井中さんは何だかうるさそうだなぁ…。
それにカチューシャしてるし。

唯「私がって何が?」

律『名前だよ何て呼んでる?』

唯「あぁ…えーと田井中さん」

律『田井中さんだって…!』

唯『田井中隊員!』

さっきのうるさいと思った事をもの凄くうるさいに訂正するよ…。



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:42:21.81 ID:NvI4L5WqO
唯『ねーねーキリッってするから見てて~』

律『わかったー』

唯『キリッ!』

紬『凄くカッコイイわ~』

確かに何だかこの琴吹さんはぽわぽわしてる。

澪『アハハ…喋ってる』

秋山さんは何故か隅っこで震えている。
どうしたんだろう?



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:45:21.41 ID:NvI4L5WqO
唯『そーいえばムギちゃんは大丈夫?』

紬『私がどうかしたの?』

唯「こっちでは琴吹さんはイジメられてるんだ」

紬『そうなの?許せ無いわね…』

唯「でも…大丈夫だから…秋山さんと田井中さんが助けた」

澪『わ、私が?』



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:48:21.14 ID:NvI4L5WqO
唯「うん、秋山さんがおまえらやめろぶっ殺すぞって言った」

澪『そっちの私はそんな性格なのか…』

少し嘘も混じってるけどね。

唯『私は何もしてないの?』

唯「いや…少しだけ言ってやったよ迷惑って」

紬『ありがとうね唯ちゃん』



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:50:58.80 ID:NvI4L5WqO
梓『あの…そっちの私はどんな性格ですか?』

唯「今、家に来てるよ」

梓『ほ、本当ですか?』

唯「うん…私にいきなり抱き着いて来たからびっくりした」

梓『私が唯先輩に抱き着いたなんて…信じられません』

唯「自分でも抱きしめてればいいのにね」



107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:53:21.56 ID:NvI4L5WqO
律『あ…もうこんな時間だな~』

澪『帰るか…』

うん、それがいいよ。

唯『だね~じゃあ帰ろうよ!』

紬『そうね~』

唯『あ…私ちょっと待っててね』

唯「う、うん」




109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 03:58:56.82 ID:NvI4L5WqO
唯『おまたせ~』

鏡に写っているのは青空と私。
みんなはもう帰ったらしい。

唯「う、うん…あのさ」

唯『なぁに?』

唯「あの人達は友達?」

唯『うん!それに放課後ティータイムのメンバーだよ』

唯「そーなんだ」

唯『うん!私はバンドやらないの?』

唯「やらないよ…疲れるだけだから」

唯『えー!面白いのに』

バンドか…いかにも青春って感じ。
何だか向こうの私は凄く楽しそうだ…後悩みがなさそう。



110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:02:42.14 ID:NvI4L5WqO
唯「あ……そう言えば思い出した私の押し入れにギターがあったんだっけ」

唯『本当?』

唯「うん…お父さんが使ってた奴を貰ったんだ持ってくるね」

唯『うん!』

随分、長い間触って無いから忘れてた。
小さい頃は夢中で練習してたっけ。
結局、指が動か無くて三日で辞めたんだけどね。




113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:05:24.10 ID:NvI4L5WqO
唯「あったあった…これだよ」

唯『ギ、ギー太!』

唯「ギー太って誰?」

唯『そのギターの名前だよ!やっぱりギー太はそっちの世界でも受け継がれてるんだね!』

ハハハ…何だそりゃ。



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:09:06.16 ID:NvI4L5WqO
唯『私も帰ったら見せたい物があるんだ!』

唯「へー何?」

唯『私達が文化祭で演奏したDVDがあるんだ見たい?』

唯「ちょっと見たいかも…」

唯『わかった!家に着いたらすぐに見せるからね!』




115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:17:04.02 ID:NvI4L5WqO
それから私達はたわいのない話しをした。
主に向こうの私が話して私は適当に頷く。
しっかし…本当にこの私は憂に似ている。
語尾が伸びる話し方も笑い方も性格も似てる。
そう言えば聞いていなかったなぁ…。
向こうの世界の憂の事。
どんなんなんだろう?凄く気になる。




117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:20:37.20 ID:NvI4L5WqO
唯『着いたよ~』

唯「知ってるから言わなくていいよ」

唯『じゃあ私DVD探してくるから待ってて~』

唯「わかった」

唯『あ…憂ー!こっちに来てー』

憂『なぁにお姉ちゃん?』

唯『私が退屈だと思うから鏡の中の私と話してていいよー』

唯「…………え?」



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:24:38.43 ID:NvI4L5WqO
鏡には私の妹、憂が写っている。
何だか雰囲気違うなぁ……。

憂『お姉ちゃんが言ってた話しって本当だったんだ…』

唯「う…憂?」

憂『あ…そっちの世界のお姉ちゃん初めまして平沢憂です』

唯「う…うん…」

何だかしっかししてるなぁ…。




120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:27:51.07 ID:NvI4L5WqO
唯「こ、こんにちは」

何だか私、妙に緊張してる。

憂『こんにちは…あの、そっちの世界の私って何してるの?』

唯「今は梓って子と遊んでるよ」

憂『そっちの世界でも梓ちゃんと友達何だ…よかった』

私もよかったよ…こっちの世界でもあっちの世界でも優しいのは変わって無いみたいだ。



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:32:10.17 ID:NvI4L5WqO
唯『DVD見つけたよー』

憂『あ…お姉ちゃん!』

唯『そっちの世界の私はどうかなぁ?』

憂『優しそうでカッコイイよ』

唯「………………」

唯『よかった~あ!すぐにDVD見せるからね~』

でも…向こうの世界の憂は嫌だな。
別に嫌いって意味じゃない…ただ私は憂の世話がもっとしたい。



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:34:31.55 ID:NvI4L5WqO
唯『じゃあDVD見るからね~』

唯「うん…」

唯『私達の演奏凄いんだからね~』

唯「大丈夫期待はしてないから」

唯『酷い!あ…始まるよ』



123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 04:37:29.06 ID:NvI4L5WqO
最初、私はただ見てた。
何も考えずなんとなく見てた。
だけど…いつの間にか私は虜になっていた。
放課後ティータイムの虜に…演奏はただひたすらにカッコよかった。
DVDが終わり私の頭の中にある考えが浮かんだ。
バンドをやってみたい。



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 13:31:37.65 ID:bjaP4mDD0
唯「鏡の世界!」と同じような感じがするんだが
同じ人が書き直してるとかなのか?



156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 13:37:09.42 ID:c2o0KxW+0
こっちは鏡側の唯が主人公だよね



157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 13:37:11.45 ID:NvI4L5WqO
支援や保守ありがとうございます
唯「鏡の世界!」の作者では無いです
今から書きます




159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 13:42:56.36 ID:NvI4L5WqO
唯『どーだった?』

唯「カッコイイよ凄くね」

唯『えへへ~ありがとう!』

唯「ね…ねぇ私も…」

唯『なぁに?』

唯「いや…何でも無い……」

このバンドをやりたいって感情は一時的な感情だ。
すぐに消えるだろう。
だだ…少し羨ましい私より充実した毎日を向こうの私は過ごしている。



162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 13:48:27.99 ID:NvI4L5WqO
思えば私は今までずっと同じ毎日を繰り返してた。
小学校でも中学校でも今でもそうだ…。
友達なんか今まで出来た事なんて無かった…私はワイワイ騒いでいる人間を頭の中で馬鹿にするだけだった。
次第に友達はいらない…そう思うようになっていた。
だけど…さっきのDVDを見て私は確信した。
私はただ友達がいない寂しさを人間を馬鹿にする事で紛らわしている。
本当は友達が欲しいんだ私は…。



166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 13:51:14.22 ID:NvI4L5WqO
向こうの世界の私が本当に羨ましい。

唯『おーい!聞いてる~?』

唯「あ……う、うん」

唯『大丈夫?何か考えてたみたいだけど…』

唯「いや…何でも無いよ…憂のご飯の支度するからまた明日ね」

唯『うんバイバイ~』



168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 13:53:32.17 ID:NvI4L5WqO
唯「はぁ………」

憂「あ、お姉ちゃんどうしたの?」

唯「いや…何でも無いよ…えっと梓ちゃんは?」

憂「ついさっき帰ったよ」

唯「そっか…ご飯作るねパスタでいい?」

憂「う、うん」




170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 13:55:24.75 ID:NvI4L5WqO
憂「お姉ちゃんアイス食べていい?」

唯「ダメご飯食べてからならいいよ」

憂「じゃあ我慢する~」

唯「うん、もう少しで出来るから待っててね」

憂「うん!」




171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 13:57:37.51 ID:NvI4L5WqO
憂「ごちそうさま~」

唯「美味しかった?」

憂「うん!アイス食べていい?」

唯「いいよ、私の分も食べていいから」

憂「ほ、本当に?」

唯「いいよ」

憂「ありがとう!」




172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:03:00.16 ID:NvI4L5WqO
ついさっき見たライブ映像が私の頭の中でぐるぐる。
バンドがやりたい、この一時的な感情は寝れば忘れる。
今日は寝てもう忘れよう。
しばらく天井を見ながら考え事。
琴吹さんは確かピアノをやっている。
私がギターで琴吹さんがピアノいや…考えるのはよそう。
バンドがやりたい何て考えるのはよそう。
寝れば忘れる。
私は静かに瞼を閉じた。




173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:05:50.81 ID:NvI4L5WqO
憂「お姉ちゃん朝だよ起きて」

唯「ん………憂?」

憂「もう7時だよ」

唯「え!ご、ごめん目覚ましは…セットし忘れてる…」

憂「えへへ~今日は私の方が早起きだね」




174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:08:19.27 ID:NvI4L5WqO
唯「ごめん弁当作れなかった…」

憂「えへへ~じゃーん!」

憂が私の前に差し出して来た物は一つの弁当箱。

唯「え?……まさか」

憂「うん!…お姉ちゃんのお弁当だよ作るのに2時間掛かっちゃった!」

唯「憂……うぅ……」




175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:10:14.52 ID:NvI4L5WqO
涙腺が思わず緩み私は涙を流した。

憂「お、お姉ちゃん何処か痛いの?」

唯「違うよ…嬉しいんだよ」

憂「そうなんだぁ!よかったぁ~」

唯「本当にありがとう……」




177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:12:40.12 ID:NvI4L5WqO
唯「制服に着替えるから待っててね」

憂「うん!」

とうとう…一人で弁当作れるようになっちゃったか…。
嬉しいような悲しいような。
こうやって巣立って行くんだと思うとまた悲しくなる。



178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:15:02.40 ID:NvI4L5WqO
唯「よし…行こうか」

憂「うん!」

家を出て二人で歩く。
鞄には憂が作ったお弁当とあの鏡。

唯「今日のお昼楽しみだよ」

憂「えへへ…味は保証出来ないよ!」

唯「大丈夫きっと美味しいから」




180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:17:12.42 ID:NvI4L5WqO
憂「じゃあね!私、教室に行くから」

唯「うん、今日は私バイトだから先に帰るから」

憂「うん頑張ってね~」

憂は二年の教室へ向かって行った。
私も行こうかな。



181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:18:32.09 ID:PVYqt/4d0
3年なのか
バンド組んでも1年で何処まで上達出来るか



182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:19:23.92 ID:NvI4L5WqO
紬「おはよ…」

唯「おはよう琴吹さん」

紬「うん…」

はぁ…バンドか…。
結局忘れなかったな…それに昨日より気持ちが強くなってる気がする。

律「きゃあっ!」

また田井中さんがこけた。



183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:20:17.25 ID:mBiPImPT0
澪が隣のクラスだから二年じゃね
でもさわちゃん担任なのか



184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:21:26.58 ID:NvI4L5WqO
紬「大丈夫…?」

律「アハハまたこけちゃった」

唯「はぁ…カチューシャか何かすればいいのに」

律「小さい頃はしてたんだ~カチューシャ」

唯「じゃあ…どうして今はしてないの?」



185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:23:56.46 ID:NvI4L5WqO
律「澪ちゃんからしない方がいいって言われたんだよ~」

唯「あっそ…あれ?田井中さんの鞄の中にある棒って何?」

律「これはドラムスティックだよー」

紬「ドラムスティック…?」

唯「田井中さんってドラマやってるの?」



188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:28:37.68 ID:NvI4L5WqO
律「うん!ドコドコドンッってやってる!それに澪ちゃんはベースやってるんだぁ~カッコイイんだよ!」

唯「そ、そーなんだ……バンド組めるね」

紬「バンド……?」

唯「私がギターで琴吹さんがピアノ田井中さんがドラムで秋山さんがベース」

律「なんか面白そうだ!」

唯「冗談で言ってるから、あまり真に受けて貰っても困るけどね」

紬「平沢さんギターしてるの…?」




189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:32:48.87 ID:NvI4L5WqO
唯「してないよ…ギター持ってるけどね」

紬「凄い…」

律「バンドやらないのー?」

唯「だから冗談だって……」

律「残念だなぁ」

唯『うおっ!真っ暗』

唯「…………え?」



190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:36:42.73 ID:NvI4L5WqO
唯『いっつもこの時間は真っ暗なんだぁ~』

紬「あれ……?」

律「空耳だ!」

律『そっかー』

紬「平沢さん何か聞こえる……」

唯「アハハ…そ、空耳だよ!今日は空耳がよく聞こえる日だなぁー」

唯『私の声が聞こえた!』



192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:39:34.28 ID:NvI4L5WqO
律「平沢さんの鞄の中から聞こえるー!」

紬「………………」

唯『おーい私!おはよー!』

私の馬鹿…大馬鹿野郎。

唯「ちょっと二人共トイレに行こうか」




193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:41:56.51 ID:NvI4L5WqO
律「どーしたの?トイレに私達を誘って」

紬「……………」

律「鞄まで持って来て何かあるの?アメくれるの?」

唯「違う…えーと、これから言う事は誰にも言ったらダメわかった?」

紬「うん………」

律「わかったー」



194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:44:52.45 ID:NvI4L5WqO
・・・・・・・・

唯「…と言う分けで」

律「それは嘘だよ~」

紬「私は信じる…」

唯『おーい無視しないで~』

唯「ありがとうじゃあ見せるからね」

紬「うん………」




195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:47:57.58 ID:NvI4L5WqO
唯『うおっ!ムギちゃん』

琴吹さんは少しビクッとさせた。

紬「おはよ……」

唯『おはよー!えーと…りっちゃん?』

律「本当の本当だったんだ!凄いね!」

唯『前髪下ろしてる!りっちゃん可愛い~』



198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:50:29.33 ID:NvI4L5WqO
唯『ムギちゃんりっちゃん来て来てー!』

紬「ムギちゃんって誰なのかな?」

唯「琴吹さんの事だよ」

紬「あだ名なんだ…嬉しい」

律「平沢さんこの鏡凄いねー」

唯「はいはい凄い凄い」




199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:52:30.80 ID:NvI4L5WqO
唯『ほらー鏡見て』

紬『何だかドキドキするわね~』

紬「私だ…」

紬『おはよう~』

紬「おはよ……」

唯「緊張してるの?」

紬「うん……」



201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:55:36.55 ID:NvI4L5WqO
律「私はいるのー?」

律『いるぞー!うおっカチューシャどうした!』

律「澪ちゃんが外した方がいいって言ってくれたんだー」

律『そ、そっか…アハハ澪ちゃんか…』

唯『りっちゃん可愛い!』

律『う、うるさいぞ』

律「ありがとー!」



202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 14:58:26.73 ID:NvI4L5WqO
唯「ちょっと私!」

唯『なぁに?』

唯「いきなり話しかけたらバレちゃうでしょ!」

唯『もうバレてるよ!』

唯「うるさい…」

律「そっちの世界の私達はバンドやってるんだよねーいいな~」



205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:27:12.06 ID:NvI4L5WqO
律『そっちの世界の私はドラムやって無いのか?』

律「やってるよドコドコドンッって」

紬『私はキーボードやってるの?』

紬「ううん…ピアノなら出来るよ」

唯『バンド組めばいいじゃん!』

唯「えーと……」

律「さっきやろうって誘われたんだよ!」



206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:29:51.32 ID:NvI4L5WqO
唯「ち…違うあ、あれは冗談のつもりで」

紬『やらないの?』

唯「いや、でも…」

紬「私やりたい…」

律「私もやりたい!」

唯「ど、どーしても二人がバンドしたいって言うならやってもいいかな」

唯『素直じゃないなぁ~』



208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:33:45.62 ID:NvI4L5WqO
律「じゃあ私達でバンド組むの決定ね!」

唯「う、うん…」

唯『あれ?澪ちゃんとあずにゃんは?』

唯「え?三人でいいじゃん」

律『こっちの世界は五人でやってるんだぞ』

紬「五人…」

律「私、澪ちゃん誘ってみる!」



209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:35:41.82 ID:NvI4L5WqO
唯「もし秋山さんが入ったら四人でやろう」

唯『あずにゃんは?』

唯「あの人はいいや」

紬「いいの……?」

唯「うん、いいや」

律「あ!そろそろ授業始まるよ!」




210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:39:09.28 ID:NvI4L5WqO
唯「じゃあ教室に行くけどもう話しかけてきたらダメだから」

唯『うんわかったぁ』

本当にわかってんのかなぁ?

唯「じゃあ…田井中さん琴吹さん行こう」

紬「うん…バイバイ私」

紬『また会いましょうね~』

律「バイバイー」

律『あぁ…またな』




212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:42:43.24 ID:NvI4L5WqO
さわ子「琴吹ぃっ!田井中ぁっ!平沢ぁっ!」

唯「は、はい!」

さわ子「遅いわよ!5分前行動!心にゆとりを持って行動しなさいって言ってるでしょう!」

また始まったよ…。

唯「すみません」

紬「ごめんなさい…」

律「すいませーん」

さわ子「三人共座りなさい授業始めるわよ!」



213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:48:32.19 ID:NvI4L5WqO
昼休み。
田井中さんは隣のクラスから秋山さんを連れて来た。

澪「バンドかぁ…」

唯「美味しい…」

今はバンドの話しは正直どーでもいいんだね。
憂の弁当が美味し過ぎるから…これは誰かと話しながら食べるもんじゃないね。
ゆっくり味わいたい。

澪「確かに私はベースをやってる…入ってもいいかな律の頼みだし」

律「わぁありがとう!」

あー…うるさい静かに食べたいのに。




214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:50:39.36 ID:MZOl+4rp0
別の方向でマイペースだなぁww



215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:55:47.70 ID:NvI4L5WqO
紬「四人だね…」

澪「それより律」

律「澪ちゃんなに?」

澪「鏡の話しは本当か?」

私は飲んでたお茶を琴吹さんに吹きかけた。
わざとじゃない…って言うか喋ったんだ…。

紬「冷たい…」




218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 15:58:38.44 ID:NvI4L5WqO
唯「ごめんごめん…はいタオル」

紬「ありがとう…」

唯「って言うか喋ったの?」

律「うん!」

澪「鏡を見せてくれ…」

もう面倒臭いなぁ…。




220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:01:46.66 ID:NvI4L5WqO
私は鏡を秋山さんに渡す。

澪「確かに…鏡なのに私が写ってないな」

唯『あれ?澪ちゃんだぁ!』

澪『唯、呼んだか?』

澪「私?」

澪『ゆ、唯!鏡に写ってる私が喋った!』




221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:04:20.76 ID:NvI4L5WqO
澪「何だか…違和感だな…」

唯「田井中さんから聞いたでしょう?その鏡は別の世界を写す鏡だって事」

澪「いや…私は鏡が喋る事しか聞いて無い…そうか別の世界を写すのか」

澪『こ、こんにちは!』



224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:07:00.56 ID:NvI4L5WqO
澪「うん、こんにちは」

澪『あのー…そっちの私は何をしてるんですか?』

唯『澪ちゃん何で敬語なの?』

澪『い、いや…緊張して…』

澪「私は緊張してない…この世界の私もホラー映画好きなのかな?」

唯「知らない」




225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:10:44.82 ID:NvI4L5WqO
律「この鏡凄いよねー!」

唯「はいはい凄い凄い」

唯『こっちの澪ちゃんはホラー映画苦手なんだよ!』

澪『う、うん…』

澪「何だ残念だな…せっかくホラー映画を語り合える人が見つかったと思ったのに」

紬「シミになっちゃう……」

唯「そんな弱々しく拭くからだよ…もっと強く拭かないと」



228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:14:26.56 ID:NvI4L5WqO
唯「じゃあ鏡を鞄に戻すから」

澪「じゃあな私」

澪『バイバイ……』

唯「あれ……?」

紬「どうしたの…?」

唯「いや…何でも無い」

よく見れば鏡に小さな傷が付いてる事に私は気付いた。
鞄の中で傷が付いたんだろうね。



229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:14:55.69 ID:cDzRmy/J0
な・・・に・・・



232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:16:46.76 ID:NvI4L5WqO
律「鏡もっと見たいー」

唯「それで…バンドの話しだけど秋山さん本当に入ってくれるの?」

澪「うん、私もバンド組んでみたいんだ」

律「鏡みたい!」

紬「田井中さん我慢だよ……」

律「わかったー」



234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:19:11.64 ID:NvI4L5WqO
唯「じゃあ四人でバンドしてみようよ」

澪「そうだな楽しみだ」

紬「やった……」

唯「でも私、簡単に言ってるけど…バンドってどうやるんだろう」

律「軽音部に入ればいいんだよ!」



236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:23:22.04 ID:NvI4L5WqO
唯「でも…軽音部は廃部になったんだったよね?」

澪「山中先生に頼んで見たらどうだ?軽音部の顧問だったらしいし」

律「そうと決まれば行こうよ!」

唯「えー…嫌だまだ日焼けするには早い季節じゃん秋山さんと田井中さん言って来てよ」



238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:28:05.88 ID:NvI4L5WqO
澪「わかった…じゃあ律行こうか」

律「うん!」

唯「頑張って来てね私は物思いにふけながら待ってるよ」

紬「話そうよ…」

唯「冗談だって…じゃあ行ってらっしゃい」



240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/05(土) 16:29:42.49 ID:+doYNGpo0
無気力ww







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
唯「パラレルワールド」 後半
FC2 Blog Ranking livedoor Blog Ranking

この記事へのコメント
コメントを投稿する
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://minaminoxxxsummer.blog49.fc2.com/tb.php/874-4aedbdb1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。