戯言ニュース

ほとんどVIPのまとめ。

HeadLine
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

律「恋がしたい」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 22:41:49.96 ID:RPOrbDvx0
律「あーどっかにいい女いないかなー」

澪「なっ・・・!」

紬「りっちゃんったら・・・///」

唯「私も似たようなことをぼやいてたら、憂に怒られた!」

紬「唯ちゃんまで・・・///」

澪「いやいや、お前ら何の話してるんだ?」

梓「まあ、確かに。恋はしたいですね」




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
ブログパーツ 律「恋がしたい」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 22:59:14.31 ID:RPOrbDvx0

唯「あずにゃんはどんなタイプの人がいい?」

梓「うーん、私は妹思いで、ちょっと天然で、あったかい人が好きです」

律・澪・紬「(え・・・それって・・・)」

唯「あ~!ちょっとわかるかも!そういう人もいいよね!」

律・澪・紬「(お前・唯・唯ちゃんのことだって!)」

梓「恋がしたいっていうか・・・もう既に好きかも///」

唯「あずにゃんはおませさんなんだね!」

紬「・・・りっちゃんは?」

律「へ?タイプ?」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 23:05:28.11 ID:RPOrbDvx0
紬「えぇ、そうよ」

律「なんだろ、特にこれっていうのがないな。可愛い子なら誰でもいいや」

澪「だから、お前はさっきから何を・・・」

唯「だよね!私も可愛い子がいい!」

澪「えぇ!?(可愛い子って・・・まさか女の子・・・!?」

紬「でも、イケメンも捨てがたいわ」

梓「確かに!イケメンも悪くないですね」

澪「うん、イケメンはいいな(そうだよな、まさか軽音部全員がそっちの気があるとか・・・ないよな)」ホッ

紬「うんうん、ボーイッシュな子がたまに見せる女の子なところがまたいいのよね」

澪「」

澪「え」

紬「え?」

梓「はい?」

澪「待て、イケメンって・・・」

紬「イケメン(♀)の話だけど?」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 23:09:11.73 ID:RPOrbDvx0
澪「いやいやいや、おかしいだろ!なんでそんなイケメンに性別があるんだよ!」

律「澪、お前こそさっきから何言ってるんだ?」

澪「いや、だからおかしいだろ!イケメンは普通男のことだろ!?」

唯「まあそうとも言うよね」

澪「いや、そうとしか言わないだろっ。大体なんだよイケメン(♀)って、ニドランか!」

梓「よくわからないけど、先輩。落ち着いてください」

澪「え、え。なんで私が変な人みたいになってるの、これ」

紬「うーん・・・」

唯「実際、変だよ」

澪「唯に言われた・・・」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 23:18:09.07 ID:RPOrbDvx0

唯「話は戻るけど、私はイケメンよりも可愛い子の方が好きです!」

律「それさっき聞いたぞー?」

紬「唯ちゃんったら・・・それはそれで///」

律「梓、イケメンじゃなくてよかったな」

梓「そんな、可愛いだなんて・・・」

律「言ってない言ってない」

澪「待て。・・・待て」

紬「なぁに?澪ちゃん」

澪「(明らかにおかしい・・・軽音部全員がそっちの気あるとか・・・普通ありえないだろ)」

澪「みんな、昨日まではそんな話一切しなかったじゃないか」

唯「え?」

澪「今日になって、いきなりどうしたんだよ」

紬「澪ちゃんはこういうの嫌い?」

澪「・・・もちろん、差別するつもりなんてないし、友達が本当にそうなら受け入れようと思う」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 23:18:38.18 ID:RJ3XbSlrO
この世界に、男なんていないッ



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 23:25:03.10 ID:RPOrbDvx0
唯「さっすが澪ちゃん!」

梓「っていうか、今更どうしたんですか?」

澪「何がだ」

梓「昨日だって二日前だって。私達はいつだってこんな会話をしてきたじゃないですか」

澪「え?」

梓「それがいきなり『おかしい!』だなんて・・・」

澪「ちょ、ちょっと待て。私はそんな話をした覚えはないぞ?」

律「昨日澪も言ってたじゃん。『身長差があった方がいいから、ちっちゃい子と付き合いたいな』って」

澪「えぇ!?」

紬「そうよ。私がりっちゃんをオヌヌメしたら真っ赤になってそっぽ向いちゃったじゃない。覚えてない?」

澪「いやいやいやいや」

律「お、おい、ムギ///その話はもういいだろ///」

澪「・・・(昨日って・・・昨日は私、風邪で休んでたぞ・・・?どういうことだ?)」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 00:11:33.49 ID:hE+ImvEF0
澪「(これは・・・一体どういうことだ?)」

澪「(みんなは昨日、私と話をしたと言っている)」

澪「(確かにお見舞いには来てくれたが・・・気を使ってすぐに帰ったじゃないか)」

澪「・・・!」

澪「律、先週の金曜日、何してたっけ?」

律「先週の金曜日・・・?なんだよ、藪から棒に」

澪「いいから」

律「えーっと、確か金曜日は部活終わった後で澪の家に泊まりに行ったんだ」

澪「!?」

紬「もう二人とも付き合っちゃえばいいのに」ボソッ



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 00:12:15.55 ID:hE+ImvEF0
澪「(先週の金曜日・・・律は風邪で寝込んでいたじゃないか)」

澪「(そもそも私が風邪引いたのだって、律にうつされたからなんだし・・・)」

唯「澪ちゃーん?」

澪「(やっぱり変だ)」

律「おい、澪」

澪「え、はい!?」

律「どうしたんだよ」

澪「えっとー・・・」

梓「あれ、律先輩。ケータイ鳴ってますよ?」

律「あ、ホントだ。サンキュー梓。・・・もしもーし?」ピッ

紬「・・・!」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 00:13:00.50 ID:hE+ImvEF0

唯「ムギちゃん、今のって・・・」ボソボソ

紬「間違いないわ」ボソボソ

梓「また違う女の子から、でしたね」ボソボソ

澪「ついていけないな。律はどうしたんだ?」ボソボソ

唯「いつものだよ、澪ちゃん」ボソボソ

澪「?」ボソボソ

紬「だから、また違う女の子といい感じなのよ」ボソボソ

澪「また?」ボソボソ

梓「律先輩が女とっかえひっかえなのは周知の事実じゃないですか」ボソボソ

律「え、いいって。今日は友達と帰るから」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 00:13:50.91 ID:hE+ImvEF0

澪「その割には律はウザがってるように見えるけど・・・?」ボソボソ

唯「それすらいつものことだよ、澪ちゃん」ボソボソ

澪「え?」ボソボソ

梓「相手が本気になったらうっとおしくなるってよく言ってるじゃないですか」ボソボソ

澪「なっ・・・!」

紬「なんていうか、女の敵よね。可愛いからいいけど」ボソボソ

唯「そのくせに『恋がしたい』だなんて、りっちゃんの考えてることはよくわからないよ」ボソボソ

律「だからいいって。また今度なっ」ピッ

律「ごめんごめん。待たせたな」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 00:14:36.07 ID:hE+ImvEF0

澪「律!」

律「はい!?」

澪「駄目じゃないか!女の子の気持ちを無下にするなんて!」

律「な、なに言ってんだよー」

紬「澪ちゃん、落ち着いて」

唯「そうだよっ、ケンカはなしだよー?」

律「べ、別に弄んでるわけじゃねぇよっ」

澪「それにしても、言い方ってもんがあるだろ!」




43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 00:15:24.98 ID:hE+ImvEF0

律「な、なんだよ・・・」

律「はー、だる。今日は部活終わり。解散ー」

澪「なっ、逃げるな!律!」

律「・・・」バタンッ

澪「あいつってヤツは・・・!」

唯「まあまあ、私達も帰ろう?」

梓「そうですよ、帰って二人とも頭冷やすです」

澪「・・・」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 00:46:20.02 ID:hE+ImvEF0

校門付近


澪「あれって・・・」

唯「どうしたの?あっ!」

梓「律先輩じゃないですか」

紬「何話してるのかしら」

澪「ここからじゃよく聞こえないな・・・」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 00:56:02.27 ID:hE+ImvEF0

梓「・・・なんか、揉めてるみたいですね。近づきましょう」タッ

紬「面白そうね」タッ

唯「the デバガメ」タッ

澪「ダイソーに謝れ」タッ


~~~~~~~~~~~~~~


律「だからさ、もういいじゃん」

女「なんで!?律ってずるよね!」

律「はぁ?何が」

女「最初にモーションかけてきたのは律でしょ!?」

律「あー・・・そうだったっけ?」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 00:56:53.85 ID:hE+ImvEF0

女「あたしが本気になった時から、急に冷たくなったよね・・・」

律「うーん、合わないんじゃない、私達」

女「最初からそうやって遊んでたんだね」

律「違うよ。・・・違うと、思う」

女「そんなこといまさら言ったって・・・!」

律「好きになろうとしたよ!・・・でも、どうしても無理だった」

律「本気に、なれないんだ」

女「どうして・・・」

律「わかんない」

女「もう、いい・・・」トボトボ

律「・・・。」


~~~~~~~~~~~~~~~~



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:06:56.56 ID:hE+ImvEF0

梓「で、これからどうするんですか?」

澪「梓が突っ走ったんじゃないかっ」

梓「まさかこんな思い展開が待ってるとは・・・」

唯「りっちゃんがあそこで立ち尽くしてる限り、私達はここから動けないよね」

紬「それは・・・覗きをした私達への罰として受け入れるしかないようね・・・」

唯「うぅ、寒いよぅ」

澪「律・・・」

梓「あっ、律先輩が歩き出しましたよ!」

唯「家に帰るのかな」

澪「当たり前だろ」

紬「流石のりっちゃんもここからナンパに街に繰り出したりしないわよ」



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:14:05.06 ID:hE+ImvEF0

梓「そうですね、今日はこのままそっとしておきましょうか」


・・・

・・・


澪「それじゃ、私も帰るな。おつかれ」

梓「はい、さようなら」

唯「澪ちゃん、また明日ね!」

紬「また明日ー」


澪「・・・」

澪「とりあえず、大体わかってきたな」

ビュー

澪「寒っ(早く帰ろう)」




54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:15:17.46 ID:hE+ImvEF0


澪の家


澪「(結局、今日のあれは、夢だったのかな)」

澪「(みんなが同性愛者になってて、律が遊び人になってて・・・)」

澪「(梓は唯が好きで、唯は気付いてるのか気付いてないのか微妙で・・・)」

澪「(ムギは・・・いつも通りだったな)」

澪「(あーもう。・・・何がどうしてこうなったんだ)」


ブーブーブー


澪「ん、電話だ」

澪「・・・和?」

澪「はい、もしもし」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:16:02.18 ID:hE+ImvEF0

和「澪、こんな時間にごめんね」

澪「いいよ、気にするな。それで、どうしたんだ?」

和「あの・・・変なこと聞いてもいいかしら」

澪「えっと・・・何?」

和「あの・・・澪は女の人が好き?」

澪「・・・えっと、どういう意味?」

和「私ね、実は・・・」

澪「待ってくれ!その先は・・・言わないでくれ」

和「澪・・・」

澪「和とは、いい友達でいたいんだ。ごめん」




58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:20:19.16 ID:hE+ImvEF0

和「ちょっと待って、何か誤解してるわ」

澪「へ?」

和「よかった・・・!澪は普通なのね・・・!?」

澪「えーと、え?」

和「急に変なこと言ってごめん。実は・・・」


~~~~~~~~~~~


澪「じゃあ、和も今日ずっと・・・」

和「そうよ、みんな好みの女の子の話ばっかりしちゃって大変だったわ」

澪「私だけじゃなかったんだ・・・!」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:21:43.11 ID:hE+ImvEF0

和「私もかなり不安だったわ。だけど、澪も仲間でよかった」

澪「なあ、和。これは一体どういうことなんだろう?」

和「私も色々考えたの。それで、ある結論に至ったわ」

澪「結論?」

和「えぇ、これは恐らく、平行世界よ」

澪「もっとわかりやすく」

和「この世界は私達が暮らしている世界のすぐ隣にあった世界。
もしあの時こうしなかったら?もし何かの存在がなかったら?
何かが欠けたり、横入りしたりしなかった世界、つまりパラレルワールドよ」

澪「それって、そんなことって有り得るのか?」

和「今日、『昨日の私の行動について』何をしていたか聞いてみたの」

澪「!!」

和「誰に聞いても身に覚えのないことばかり。そこで私は悟ったのよ」



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:25:39.66 ID:hE+ImvEF0

和「昨日までこの世界には、『別の私がいた』ってね」

澪「・・・実は。」

和「?」

澪「私も同じようなことがあったんだ。なあ和、私は昨日和とどんな話をした?」

和「話も何も・・・昨日は風邪で休んでたじゃない」

澪「!!やっぱり和は私と同じ世界の和なんだな!」

和「もちろんよ、って・・・まさか」

澪「そう。今日軽音部でこの話をしたとき、みんな私は部活に来てたって・・・」

和「・・・決定的ね」

澪「・・・どうやったら元の世界に戻れるんだろう」




65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:28:06.51 ID:hE+ImvEF0

和「それは・・・わからない」

澪「だよ、な・・・」

和「そもそも、どうして私達がこの世界に来てしまったのかもわからないから、現状は打つ手無しかも」

澪「そっか。なあ、どうしてこの世界のみんなは女の子が好きなんだろう」

和「私もそれは疑問に思ってたわ。いくら女子高でも、これはないわよね」

澪「やっぱりそうだよな。今日律達にもそんなことを言ったけど、相手にしてもらえなかったよ」

和「この世界ではそれが当たり前なんでしょうね、きっと」

和「あら、もうこんな時間」

澪「あ、ホントだ。・・・また何かあったら電話してくれ」

和「えぇ。澪も遠慮しないで電話してね」

澪「あぁ。それじゃ、おやすみ」

和「おやすみ」ピッ



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:38:09.81 ID:hE+ImvEF0

澪「あー・・・(色んな意味で)これから、どうしよう・・・」

澪「考えてもしょうがないな・・・寝よう」バサッ


・・・

・・・


澪「(なんで・・・なんで律はあの子のことを好きになれなかったんだろう)」

澪「(みんなが言ってることを総合すると、ずっとこんなことを繰り返してきたみたいだ)」

澪「(そんなことをしても苦しいだけじゃないのか?)」

澪「(心の空白を満たそうと、そこに嘘を流し込んで・・・一体何の意味がある?)」

澪「わからないよ、律・・・」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:43:53.45 ID:hE+ImvEF0

律「おーい!澪ー!起きろー!」

澪「!?」ビクッ

律「澪ってばー!」

澪「わっわっ!え、え?ええぇぇ?」ワタワタ

律「お前、何してんの?」

澪「律!?って、何してんのはこっちの台詞だ!」

律「あ、そう。じゃあ、はい。言っていいよ?」

澪「(イラッ)・・・こんなところで何をしている」

律「可愛い澪しゃんのご尊顔を」

澪「黙れ」ゴスッ

律「っつ~・・・!」



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:51:35.15 ID:hE+ImvEF0

澪「何時だと思ってる」

律「夜中の2時!」

澪「・・・そもそも、なんで私の部屋にいる」

律「なんでって、いつものことじゃん」

澪「(なっ・・・!こっちの世界では、それが日常なのか?)・・・そっか、そうだな」

律「え!?つっこみなし!?」

澪「やっぱりつっこみどころだったんかいっ」ガスッ

律「いた!」

澪「なあ、本当に何しにきたんだよ」

律「んー・・・なんとなく、かな」

澪「・・・」

律「・・・」




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:58:14.83 ID:hE+ImvEF0

澪「(やっぱり黙ってられない・・・!)なあ、律」

律「ん?」

澪「ごめん、その・・・今日の、見てた」

律「んー・・・あぁ。なんとなく気付いてた」

澪「ごめん」

律「いいよ」

澪「ごめん」

律「いいって」

澪「女と付き合うなとは言わないけどさ・・・ちゃんと、好きになってやれよ」

律「・・・」

澪「私が律の恋愛に口出しするなって感じかもしれないけど、でも・・・やっぱり我慢できないよ」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:58:54.97 ID:hE+ImvEF0

律「ごめんな、こんなヤツで」

澪「それもそうだけど・・・!律だって・・・こんなこと繰り返すの、辛いだろ?」

律「うーん、わかんない」

澪「私は・・・見てて辛そうだよ」

律「・・・」

澪「なあ」

律「私だって辛いよ・・・。でも、どうしても本気になれなかったんだ」

澪「・・・ほら、やっぱり律だって傷ついてる」

律「分ってても、止められないんだよ。」

澪「律・・・」

律「私は弱いから・・・その場しのぎでもいいから誰かと一緒にいたかったんだ・・・」

澪「なんで、一人がそんなに不安なんだ?」



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 02:00:31.22 ID:hE+ImvEF0

律「・・・」

澪「(この世界からどうやって戻ればいいのかなんてわからない)」

澪「(一刻も早く状況を打開すべきなのもわかっている)」

澪「(だけど、こんなダメダメな律をほっとくことなんて・・・やっぱり私にはできない)」

澪「・・・教えてくれよ、力になりたい」

律「・・・」

澪「律・・・!」

律「好きな人が・・・いるんだ」

澪「!?(まさかの展開だ)」

律「でも、それは・・・叶わないから」

律「だからだよ」

澪「なんで・・・」

律「その人のこと忘れようって思って・・・でも一人でいるとその人のことばかり考えちゃって・・・」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 02:01:20.30 ID:hE+ImvEF0

律「いっそ他に好きな子がいたらなぁって・・・そう思って。
そのとき丁度告白してきた子と付き合ったのが最初だった」

律「でもどうしてもその人のこと、忘れられなくてさ」

律「その子と別れた直後、また別の子に告白された。そんなことを繰り返していくうちにこの有様だよ」

律「私は・・・何をやってるんだろうな」

澪「律・・・」

律「はぁ・・・」

澪「こんなこと言うの、酷かもしれないけど、友達じゃダメなのか?」

律「その好きな人とってこと?」

澪「ううん、両方。律の本命とも、その他の女の子とも。友達だと、いけないのか?」

律「お前、友達とセックスするか?」

澪「///」

澪「(そこまでいってたとは・・・この世界を甘く見てたな)」



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 23:36:57.09 ID:kX+CZa9j0

澪「って、そろそろ寝たいんだけど・・・」

律「はい、おやすみ」

澪「いや、帰れよ」

律「えーあー。後でな」

澪「っていうかそもそもどうやって入ってきたんだ?」

律「え、合鍵で普通に入ってきたけど?」

澪「いや、普通じゃないだろ、それ」

律「」



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 23:41:12.88 ID:kX+CZa9j0

澪「(あれ、もしかして・・・。親友の家の合鍵を作るって、当たり前なのか・・・?)」

律「ですよねー♪」

澪「ですよねー♪」ゴスッ

澪「全くお前ってヤツは・・・」

律「・・・ごめんな」

澪「いや、わかってくれたならいいけど」

律「そうじゃなくて」

澪「うん?」

律「澪のこと、なかなか諦められなくて・・・ごめん」

澪「」

澪「え・・・(ちょっと待て。話が見えない)」




164 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:11:18.31 ID:OSXyBuNL0

律「今日の件だって、私が悪いのに、勝手に落ち込んじゃって・・・」

澪「自分が悪くたって苦しくなるときはあるよ」

律「落ち込んだときには、やっぱり澪の顔が見たくなるんだ」

澪「律・・・(話は見えてきたけど、見えなかったことにしたい・・・)」

律「だー!」

澪「!?頭抱えてどうした!?」

律「私って、すげー嫌な女だなー思って」

澪「そんな」

律「結構前、私が澪に告白したときの話だけどさ」

澪「うん(っていうか告白されたのか!?律に!?」



165 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:12:00.74 ID:OSXyBuNL0

律「澪にフラれて、その後で私『このことは忘れてくれ』って言っただろ?」

澪「あ、ああ(そうなのか・・・)」

律「でもさっきの澪、忘れたって言うか、全く覚えてない感じで喋るじゃん?」

澪「そうだな(本当は全く覚えてないっていうか、全く知らないんだけどな)」

律「それで、確かに忘れてくれって言ったのは私だけど・・・『律の本命の子』だなんて言い方するし」

澪「・・・(そりゃ確かに不謹慎だったな)」

律「それで、『何もそんな言い方することないじゃん』なんて、少し澪にムカついたんだ」

澪「・・・いや、確かに私の言い方が悪かった。ごめん」

律「あ、謝らないでくれ。私が我が侭なんだから。ホント、ごめんな」

澪「いいって」

律「・・・うん、最後にもう一回だけ」




166 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:12:42.01 ID:OSXyBuNL0

澪「何?」

律「ごめん」

澪「もうこの話は終わりにしよう。どっちも悪いし、どっちも悪くない」

律「澪・・・」

澪「今の『ごめん』、聞かなかったことにするからな。いいな?」

律「・・・オッケー。わかったよ」

澪「もう遅いから。いくら家が近いったってそろそろ帰った方がいいんじゃないか?」

律「そうだな、じゃないとまた聡に『姉ちゃんが夜這いに行った!』って騒がれるし」

澪「・・・『また』って、前科持ちかっ」ゴンッ

律「いったーっ!」

律「・・・それじゃ、そろそろ帰るかな」



167 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:14:35.74 ID:OSXyBuNL0

澪「うん」

律「よいしょっと。・・・私、まだしばらくこんな調子だろうけど」

澪「わかってる。嫌いになったりしないよ」

律「・・・くっそー、『嫌いじゃないけど付き合えない』っての、すげー堪えるんだからな?」

澪「ふふふ、ごめんごめん」

律「全く、澪にいじられるなんてなー」クスクス

澪「あはは」クスクス

律「んじゃ、おやすみ」バタン

澪「うん、おやすみ・・・」


澪「律も帰ったことだし・・・」

澪「(・・・さあ、どうする。自分)」




168 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:15:41.18 ID:OSXyBuNL0





澪「(結局、あまり寝れなかったな)」シャコシャコ

澪「(まさか、律が好きな人を忘れるためにあんな風になってたとは・・・)」シャコシャコ

澪「(そしてその相手が自分だとは・・・)」ガラガラペッ

澪「(そういえば、和言ってたな。この世界は私達の世界と平行にあるものだって)」ヌギヌギ

澪「(何かが欠けたり、余分だったり。元は私達の世界と一緒で、途中から枝分かれしたようなものってことだよな?)」パッパッ

澪「(この世界には、何が余分なんだろう?それとも足りなかったのか?)」カチャカチャ

澪「(わからないな。わからないことだらけだ)」モグモグ

澪「(ただ一つわかることは・・・律は私のことが好き、か)」モグモグ

澪「(やばい、考えが一周した)」カチャカチャ

澪「はぁ・・・」パタパタ

澪「いってきまーす」バタン




173 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:37:03.60 ID:OSXyBuNL0

澪「(とりあえず、元の世界に戻るのは後回しだな・・・!)」

和「おはよう」

澪「わ!?」

和「なにそれ、どっちの意味で?」

澪「あ、ああごめん、おはよう。突然だったからビックリしたんだ、悪意はないぞ?」

和「・・・まあいいわ。あれから何か収穫はあった?」

澪「ない、かな」

和「そう・・・」

澪「ただ・・・一つ気になることがある」




174 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:38:00.51 ID:OSXyBuNL0

和「なに?」

澪「この世界には、何が余分なんだ?何が欠けているんだ?」

和「それは・・・わからないわ」

澪「昨日、和との電話の後なんだけど、律が家に来たんだ」

和「え、あの後って、深夜じゃない・・・」

澪「まあそれは私とあいつの仲だからさ」

和「それもそうね、それで何かあったの?」

澪「私達の世界にいる律と、何もかわらなかった」

和「でも、こっちの律はかなり女泣かせだって聞いてるわよ?」



175 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:51:18.33 ID:OSXyBuNL0

澪「うっ・・・まあそれはそうなんだけど。それ以外は、いつもの律だった」

和「そうなの?」

澪「この世界のみんながいっそのこと、もっと変だったら『変な世界だ』で受け入れられるかもしれないけど」

澪「この世界のみんなも、私達の世界のみんなも・・・変わりなさ過ぎて逆に戸惑うよ」

和「澪・・・」

澪「問題はこの世界の私だ!」

和「ど、どうしたのよ?」

澪「理由はわからないけど、律のことをフッたらしい」

和「え!?告白されたってこと!?」

澪「律の話だとそうなるな。・・・そこで頼みがあるんだ」

和「うーん、なんとなくわかっちゃったかも」




176 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:51:59.04 ID:OSXyBuNL0


澪「あれ?・・・和には敵わないな」

和「この世界のこと、もっと知りたいんでしょ?」

澪「あぁ!・・・知って、この世界の律をなんとかしてやりたいんだ」

和「やっぱり、そう言うと思ったわよ」

澪「でも何からしたらいいんだろう?」

和「そうね。まずは、情報収集じゃないかしら」

澪「情報収集って?」

和「確かに私達は軽音部のみんなのこと、学校のこと、ちゃんと知ってるわ」

和「そもそも私達がいた世界と、基本的には何も変わらないんだから」

澪「そうだな」

和「でも、この世界の自分のことは?」




177 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 00:53:35.69 ID:OSXyBuNL0

澪「・・・!?」

和「そう、この世界の『自分』のことは確かめないと何もわからないままだわ」

澪「確かに、そうだな」

和「私は今のところ、元の世界と同じような生活をしてきたのかなって思うんだけど・・・」

和「こっちの世界の澪は律をフってるんでしょ?それってちょっと不自然だわ」

澪「な、なんで?」

和「元の世界ですら、付き合っているのか疑わしいくらい仲のいいあなた達だもの」

澪「///」

和「この世界の二人に限って相思相愛じゃないなんて・・・きっと何か理由があるはずよ」

澪「そうかな?」

和「そうじゃないかもしれないけど、確かめる価値はあると思うわ」

澪「よし、それじゃ作戦開始!だな!」

和「作戦って・・・」クスクス

澪「///」



180 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 01:03:51.06 ID:OSXyBuNL0


教室



澪「(確かめるって言ったけど・・・クラスが一緒な和は私と同じ世界の人間だし・・・)」

澪「(よく考えたら、他に気軽に話が出来る子なんていないじゃないか・・・)」

澪「」ポツーン

和「そういえば、澪って友達少なかったわよね・・・これじゃ情報収集も何も」

澪「い、言うな。確かにクラスの友達は少ないけど」

澪「部活にいけば何か進展があるさ!」ウルウル

和「よし、わかった。私は澪の友達だからね。だからその涙目やめて?」ポンッ

澪「ど、同情された・・・」ガーン




184 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 01:54:04.35 ID:OSXyBuNL0

クラスメート「・・・律さん・・・また・・・女・・・」

澪「ん?」

和「どうかした?」

澪「あそこのグループ、今『律』って言わなかったか?」

和「あら、聞いてなかったわ」

澪「うぅー気になる・・・」

和「他愛のない会話をしてるフリして聞き耳を立てましょう」

澪「さらっと凄いこと言ったな」

和「難しくてもやるしかないわ。近くに行きましょう」トテトテ

澪「私は難易度の話をしてるんじゃない、人間性の話をだな・・・よし、やろう」トテトテ


~~~~~~~~~~~~~




185 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 02:00:16.31 ID:OSXyBuNL0

~~~~~~~~~~~~~


澪「最近、めっきり寒くなってきたよなー」

クラスメート1号「え、やっぱり?」

和「わかるわ、私なんか先週ついにコタツ出しちゃったわよ」

2号「らしいよー」

澪「お、いいなー」

1号「思ったより早かったね」

和「あれ?澪の家にはコタツないの?」

3号「田井中さんやっるぅ!」

澪「そうなんだよー買おうと思ってるんだけどなかなか・・・」

1号「それでそれで、女が今日休みってマジ?」

和「確かに、そういう買い物って妙にめんどくさかったりするわよね」



186 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 02:00:57.71 ID:OSXyBuNL0

2号「マジマジ!」

澪「そうなんだよな。それにかなり場所取るし・・・」

3号「相当ショックでかかったんだろうね」

和「それは悩みどころね」

2号「田井中さん、次は誰と付き合うんだろうね?」

澪「毎年、買おう買おうって思ってるうちに冬が終わってるんだよ」

3号「うーん、4組の佐々木さんがいくって話は聞いたけど」

和「わかるわ。そして春になって、夏が来るのよね」

1号「私、いっちゃおうかな♪」

澪「そうそう、いっちゃおうかな♪」

3号「マジで!?」

和「(澪、入り込みすぎて復唱してるわよ!?)」ボソボソ

1号「だって田井中さんだよ?かなりレベル高くない?」

澪「あーごめんごめん。それでなんの話だっけ?レベル上げの話だっけ?私ドラクエ9で」



187 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 02:01:38.65 ID:OSXyBuNL0

2号「まあ確かに、社交的だし、運動神経もいいし、楽器も演奏できるしね」

和「(会話の内容がつられてるわよ!?)」ボソボソ

1号「そうそう、その田井中さんを・・・」

澪「そんなことないよ、和」

3号「田井中さんを?」

和「お願いだから自覚して・・・」

1号「本気になったところでポイ捨てしてみたい!」

澪「よし、殴ろう」カチン

2号「キャハハハwそれ傑作ぅwwww」

和「(澪っ!)」ボソボソ

3号「いいんじゃない?田井中さんも捨てられたら、それでいままでの罪滅ぼしできるじゃん!www」

澪「と思って、武器も装備せずにスライムをやっつけたんだ」

1号「でしょでしょ?私って頭いくない?ww」




188 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 02:02:39.00 ID:OSXyBuNL0

和「無理矢理に話をつなげようとして不自然になってるわよ・・・?」

2号「で、結局アンタが本気になっちゃって捨てられるってオチでしょ?w」

澪「そんなことないよ、和」キリッ

1号「ちょwwマージ?wwそれ酷くない?ww私本気にならないしwww」

和「いや、あるわよ」

2号「まったまたぁ!ww」

澪「あれ、何の話だっけ?」

3号「そんなのわかんないじゃんwww」

和「コタツの話よ、コタツ。寒いからコタツを」

1号「だって私、田井中さんが好きっていうよりも優越感?みたいな」

澪「まず破壊しよう」ゴゴゴゴ

2号「www」




189 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 02:03:19.62 ID:OSXyBuNL0

和「」

1号「みんなを泣かせてきた子を泣かせるなんて最高じゃん!?ww」

澪「そして燃やそう」プチン

2号「あんた、ホント性格悪いよね」

和「ま、まあ確かにちょっとは暖かくなるかもね、うん。・・・私ちょっとトイレいって来るわ(これ以上ここにいたらマズい!)」ソソクサ

3号「よっしゃいったれ!ww」

澪「逝ってらっしゃい」ニコッ


~~~~~~~~~~~~~~~~~



トイレ



和「全然さり気なくなかったじゃない!」

澪「ごめん・・・」



190 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 02:04:03.53 ID:OSXyBuNL0

和「まったく・・・」

澪「ごめん、律の悪口聞いてたら我慢できなくなくて・・・」

和「気持ちはわかるけど、抑えなきゃ」

澪「仰るとおりです」

和「あの子達がどこまで本気かわからないけど・・・恐らく性質の悪い冗談を言ってるだけね」

澪「私もそう思う。こんな冗談言うなんて、最低だな」

和「ああいうのはどこに行ってもいるわ。慣れないと」

澪「まあ、そうだな」

和「でも、律ったら有名人じゃない」

澪「そ、そりゃあ律だからな!」

和「いや、自慢しないでいい」

澪「///」

和「いや、照れないでいい」




191 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 02:04:48.76 ID:OSXyBuNL0

澪「ごめん」

和「それにしても・・・澪にフラれてから、本当に色んな子と付き合ってきたみたいね」

澪「みたいだな。私が律をフッたのってどれくらい前なんだろう?」

和「数ヶ月は前じゃないかしら、想像だけど」

澪「うーん、っぽいな。私は、どういう理由で律をフッたんだろう」

和「律は何も言ってなかったの?」

澪「うん・・・『澪にフラれた』としか」

和「もしかして、こっちの世界の澪には既に恋人がいたとか?」

澪「わからないけど、それはないんじゃないか?」

和「どうして?」

澪「なんとなく・・・私が付き合うなら、やっぱり律だと思う」



193 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 02:07:08.87 ID:OSXyBuNL0

和「・・・いっそのこと、あんたがこの世界の律と付き合えば話は早いんだけどね・・・」

澪「つ、付き合うならの話だって!///」



唯「あれー?和ちゃんと澪ちゃんだ!」

澪「ゆ、唯!?」

紬「私もいますよ♪」

和「おはよう、唯、ムギ」

唯「おっはよう!和ちゃん!なんの話してたの?」

澪「え!?あ、いや、なんでもないよ」

和「(チャンスね)実はね、澪と律の話をしてたの」

ムギ「澪ちゃんとりっちゃんの?」

和「そう」

澪「(和っ!)」ボソボソ

和「(いいから見てて)」ボソボソ




233 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 22:24:37.81 ID:OSXyBuNL0

和「あれ?律は来てないのね」

唯「そうなんだよー。なんかちょっと元気なくてさ。机で寝てるよ」

紬「うーん、多分、昨日のことを気にしてるのよ」

澪「昨日のことって、校門前の…?」

紬「えぇ。きっとそうよ」

澪「…(なんか違う気がする)」

和「校門前のことって?」

唯「実はねー」カクカクシカジカ

和「そんなことがあったのね・・・」

唯「最近のりっちゃん、ちょっと無理してるよね・・・」

和「私もそれは薄々感じてたわ。こうなったのも、澪が律と付き合ってあげなかったからかしら?」

澪「・・・!」



235 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 22:29:51.27 ID:OSXyBuNL0

紬「の、和ちゃん…そういうのは」

和「わかってるわ、冗談よ」

唯「でも確かに!二人はお似合いだよね!」

紬「唯ちゃんまで…と、とにかく、人には事情ってものがあるのよ。踏み込み過ぎるのは良くないわ。ね、澪ちゃん?」

澪「あ、ああ、そうだな」

唯「うぅ、ごめんね」

キーンコーンカーン

和「あら、チャイムだわ。それじゃあね」

澪「またあとでな」

唯「・・・私おしっこしてない」

紬「」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




236 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 22:34:45.08 ID:OSXyBuNL0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


澪「なあ、さっきのって・・・」

和「ちょっとゆすりをかけてみたの」

澪「やっぱり、そういうことだったんだな」

和「でも収穫だと思わない?」

澪「ムギ、だな?」

和「当たり。あの言い方、何か事情を知っているに違いないわ」

澪「ああ。さらに、私に口止めされてるって感じだったな」

和「ええ。部活は置いといて、ムギと二人で話してきたら?」

澪「それもそうだな・・・でも、そんな簡単に教えてくれるかな・・・」



237 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 22:35:28.45 ID:OSXyBuNL0

和「何を言ってるの。相談したのはこっちの世界の澪なのよ?」

和「本人にその話をされて『その話は教えてあげない』なんて、普通ないわよ」

澪「」

澪「あ、そうか!私は私を探ってるんだった」

和「そう、他人の秘密を暴くよりもよっぽど簡単じゃない」

澪「・・・その分、真実を知ったときのショックがでかそうだな・・・」

和「そこは・・・ふんばりなさい」

澪「ああ、そうするよ」




239 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 22:50:54.34 ID:OSXyBuNL0

放課後

唯「よし!今日もギー太弾くよ!」

律「今日『は』だろ?」

紬「(あら?メールだわ)」

唯「ぎくぅっ」

律「昨日は何もしなかったからなー、今日こそちゃんとやらないと!」

紬「(澪ちゃんから・・・?)」

唯「昨日はりっちゃんが解散したんでしょ?」

律「ぎくぅっ」




243 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 23:17:57.11 ID:OSXyBuNL0

唯「へへっ、仕返し完了♪」

律「やったなー!」グリグリ

唯「きゃー!」キャイキャイ

紬「ごめん、私用事思い出しちゃった。先に行っててくれる?」

律「マジかー、ちぇー。わかったよ」

律「ほら、行くぞ唯」

律「って、もうあんなところに!?」

唯「ほら、行くよりっちゃん!」

律「このー!」タッタッタッ

唯「きゃー♪」キャイキャイ


紬「澪ちゃん、どうしたのかしら・・・」



245 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 23:23:27.85 ID:OSXyBuNL0


体育館裏

紬「どうしたの?こんなところで」

澪「あ、ああ。ごめん」

紬「りっちゃんのこと?」

澪「・・・うん」

紬「そっか・・・」

澪「あ、あのさ!・・・律のことなんだけど・・・」

紬「やっぱり、諦められないのね?」

澪「・・・え」

澪「(・・・どういうことだ?)」

紬「確かに、私も澪ちゃんの話を聞いたときは耳を疑ったわ」



248 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 23:28:35.38 ID:OSXyBuNL0

紬「ううん。未だに、好きなのに付き合えないって生き方が・・・私にはわからない」

澪「(好きなのに・・・付き合えない、だと?)」

紬「澪ちゃんはなんでそんなに思いつめた顔をしているの?」

澪「なんでって・・・そりゃ」

紬「りっちゃんが苦しんでいるところを見たくない?りっちゃんに辛い思いさせてる自分が辛い?」

澪「・・・(ムギ、怒ってるのか?)」

紬「ねえ、どうなの?」

澪「わ、私は・・・律を助けたい」

紬「・・・勝手なこと言わないで!」

澪「!?」

紬「りっちゃんの気持ちから逃げ出した澪ちゃんに、そんなこと言う資格ないわよ!」

澪「・・・ごめん」




254 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/03(木) 23:49:40.76 ID:OSXyBuNL0

紬「私も・・・怒鳴ったりしてごめんなさい。」

紬「でも・・・りっちゃんが私を好きになってくれたら、絶対に逃げたりしないのにって、思っちゃう」

澪「(ムギ、律のことが好きなのか・・・!)」

紬「澪ちゃんもりっちゃんのことが好きなら、二人で幸せになればいいじゃない」

紬「私はりっちゃんが幸せになってくれるなら、一生友達のままで構わないわ」

紬「でも澪ちゃんは逃げてばっかり。私は、それがすごい悔しい」

澪「そうか・・・そう、だよな・・・(そうだったのか)」

澪「(どうしよう、状況は大体わかった。でも、なんで私は律の気持ちから逃げたんだ?)」

紬「ねえ、今からでも遅くはないと思うの・・・りっちゃんと」

澪「それは・・・出来ないよ」




256 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 00:04:21.89 ID:nr+oh9kd0

紬「・・・じゃあ、りっちゃんのこと、諦めて。そして、りっちゃんに澪ちゃんのこと、諦めさせて」

澪「・・・」

紬「りっちゃんは現実から逃げてる。澪ちゃんはりっちゃんから逃げてる」

紬「こんなのずっと続くなんて・・・私、イヤ・・・」ウルウル

澪「そうだよな。わかるよ・・・ごめん」

紬「どうしてりっちゃんの気持ちから逃げるの?りっちゃんの気持ちは、きっと本物よ?」

澪「本物かどうかなんてわからないじゃないか!(何言ってるんだ私)」

澪「この先、ずっと一緒にいるなんてどの道無理なんだよ、だから私は律とは付き合えない!(言葉が、スラスラと・・・)」

紬「だからって、ずっと逃げるの?『この先ずっと一緒にいるなんてどの道無理』ですって?」

紬「じゃあ、澪ちゃんが選んだ道の先には、逃げた先には何があるの?」

澪「わからないよ・・・!でも、怖いんだ・・・!(止まってくれ、私の口)」



257 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 00:05:51.90 ID:nr+oh9kd0

澪「律の知らない私、たくさんいると思う。それを知って、律はどう思うかな?(止まれ・・・)」

澪「きっと、嫌いになるよ。それで、フラれて親友と恋人失うなんて、私には耐えらr(止まってくれ!)」

紬「ならないわよ」

澪「」

紬「なるわけ、ないじゃない」

紬「私はね、りっちゃんの広い心が好き。思いやりのあるところが好き、元気なところも、もちろん好き」

紬「そんなに澪ちゃんが自分に自信を持てないなら、言ってあげる」

紬「・・・りっちゃんは、私の好きな人だもの。間違いないわ」



258 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 00:06:35.15 ID:nr+oh9kd0

澪「・・・」

紬「本当は、二人の恋なんて応援したくなかった・・・!」

紬「でもね、それじゃ駄目なの・・・。りっちゃんが笑っていない世界なんて、私はいらない」

紬「だから澪ちゃん。少しずつでいいから、向き合っていこう?」

澪「ムギ・・・(この世界に足りないもの・・・)」

紬「りっちゃんの気持ちとも、自分の気持ちとも。ね?」

澪「うん、ありがとう(わかった気がする)」



262 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 00:36:34.87 ID:nr+oh9kd0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




部活



澪「なー律?」

律「なんだ?」

澪「今日、律の家に行っていいか?」

律「は、はぁ?///」

澪「いいから」

律「いや、いいけど・・・///」

梓「なんか二人の空気がいつもと違いますねー」

唯「あずにゃん、せんさくはしちゃだめなんだって!ムギちゃんが言ってた!」

梓「そうですか」




263 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 00:38:28.53 ID:nr+oh9kd0
あ、そうだ。
>>258の後にGO!GO!7188の『こいのうた』をムギのBGMとして脳内保管しといてくれ。
なんでって?・・・なんとなく。



264 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 00:41:48.04 ID:nr+oh9kd0

紬「えぇ、唯ちゃん偉い偉い」ナデナデ

唯「えへへへー」

梓「(なでなでとかずるい!)・・・唯先輩は、もっと私を詮索すべきだと思います」ボソッ

唯「ん?今なんか言った?」

梓「いいえ、なんでもないですっ」プイッ

紬「唯ちゃん相手だと、梓ちゃんも苦労するわね」ボソッ

梓「えぇ、唯先輩、この上なくニブチンですから」ボソッ

律「唯、梓は構ってやらないとすぐ拗ねるからな、注意しろよ?」

唯「え!?ほったらかしにしてごめんあずにゃん!」ダキッ

梓「べべべ、別に、拗ねてなんていないですよ・・・///」



268 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 00:56:54.42 ID:nr+oh9kd0

律「そうか、ごめん唯。私の勘違いだったみたいだ。今すぐ離してやれ」

唯「ちぇー」パッ

梓「!?な・・・なんてことを・・・!!!」

澪「梓と唯の仲を引っ掻き回すな!」ゴンッ



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



澪「また明日な」

唯「うん!みんなバーイバイ!」

紬「澪ちゃん、頑張ってね」ボソッ

澪「うん、ありがとう。本当にありがとう、ムギ」ボソッ

梓「それじゃ、お疲れ様でした」




272 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 01:15:45.47 ID:nr+oh9kd0



律「んで、マジでこれから家に来るのかよ」テクテク

澪「悪いか」テクテク

律「いいに決まってんだろ」テクテク

澪「・・・その、変なことするなよ?」テクテク

律「されるのがイヤなら来るなよ」テクテク

澪「・・・」テクテク

律「う、嘘に決まってるだろ!(半分本気だったけど)」テクテク

澪「よかった・・・」テクテク

律「安心しろって」テクテク

澪「うんっ」テクテク

律「(そこまで安心しなくても・・・)」トボトボ



273 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 01:20:08.67 ID:nr+oh9kd0


律の家



律「ただいまー」

澪「お邪魔しまーす」

律ママ「あら、澪ちゃんじゃない!」

澪「どうも、お久しぶりです」

律ママ「そう、久しぶりなのよね!最近澪ちゃんが来ないからどうしたのかと心配してたのよ?」

澪「え!ごめんなさい、心配かけちゃって・・・」

律ママ「いいのいいの、どうせまた律が澪ちゃんに嫌なことしたんでしょう?」

律「いいから、早く支度しなよっ」グイグイ

律ママ「って、あら。もうこんな時間!?急がないと・・・!それじゃ、澪ちゃん、ゆっくりしていってね!」バタンッ

律「これから町内会の集まりで飲んでくるんだってさ。とりあえず、部屋行こうぜ」トントンギットン

澪「(律の家の階段・・・元の世界と、やっぱり変わらないな。三段目で音が鳴るんだ)」トントンギットン

カチャ



275 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 01:25:46.03 ID:nr+oh9kd0

律「まあ、適当に座ってくれ」

澪「あぁ」ストン

律「///(なんでよりによってベッドに座るんだこいつは・・・!)」

澪「律・・・?」

律「んあ!?どうした?」

澪「嫌なことじゃ、ないよ・・・?」

律「へ?」

澪「さっきおばさんが言ってただろ?『律がまた嫌なことしたんだろ』って」

律「うん」

澪「だから、嫌なことじゃないよ」

律「」



276 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 01:26:25.44 ID:nr+oh9kd0

澪「律に告白されて、嫌なわけないじゃないか」

律「・・・はい?」

澪「ごめん、えっと、だから、そういうことなんだよ」

律「・・・え?」

澪「といっても、実は告白されたときのこと、よく覚えてないんだ。教えてくれ」

律「・・・なんで覚えてないんだよっ」

澪「色々と事情があるんだよっ」

律「わけわかんねーよっ」

澪「大丈夫、この世界の私も、きっと同じ気持ちのハズだから」

律「人と話してる最中にいきなり作詞するな!」

澪「うわっ、ごめん(作詞じゃなくて事実なんだけど・・・)」

律「だから・・・///あのときは・・・その・・・///」




278 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 01:29:48.48 ID:nr+oh9kd0

澪「な、なんだよ」

律「私が澪に好きだ、付き合ってくれって言ったら、律とは付き合えないって言われた」

澪「それだけか?」

律「その後、私は澪に『このことは忘れてくれ』って言ったってオイ!」

澪「!?」

律「本当に覚えてないのかよ!」

澪「いや、覚えてるんだけど、なんていうか、事実確認?みたいな」

律「わけわかんねー」

澪「いいからいいから。じゃあ律は私がなんで断ったか、知らないんだな?」

律「しらねーよ。聞いても澪、教えてくれないし・・・」

澪「それは・・・。律、隣に来てくれないか?」

律「!?」




279 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 01:36:35.86 ID:nr+oh9kd0

澪「・・・イヤ、か?」

律「嫌なわけないだろっ」ストン

澪「律・・・」ギュッ

律「え!?え!?///」

澪「本当にごめんな。私、逃げてたんだ」

律「・・・逃げてた?」

澪「あぁ、自分の気持ちからも、律の気持ちからも」

澪「自分の気持ちに気付かないフリをして、律の声も聞こえないフリをした」

澪「そのくせして、変わっていく律を見てて、苦しかった。最低だよな、ごめん」

律「澪・・・」

澪「でも、許して欲しい。私、決めたんだ。もう逃げないって」

律「じゃあ付き合ってくれるのか?」



282 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 01:40:55.73 ID:nr+oh9kd0

澪「それはその・・・予行練習が必要というか、・・・友達からで、どうかな///」

律「いや、予行練習はいままで十分してきただろっ」

澪「でも、ちょっと不安だよ・・・」

律「じゃあ・・・そうだな。キャピキャピしよう」

澪「律、大丈夫か?」

律「う、うるさーい!///ちょっと言い方が変だっただけだって!澪もきっと気に入るよ!」

澪「キャピキャピって///何?」クスクス

律「今キャピキャピって言う時、ちょっと照れただろっ」

澪「だって・・・///」

律「簡単に言うとだな、『付き合ってる!』って感じのこと、しようぜ?」

澪「えーと?」



286 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 01:49:24.67 ID:nr+oh9kd0

律「今のまま付き合ったら、それこそ夫婦みたいになるだろ、私達」

澪「私は嫌いじゃないよ、そういう雰囲気」

律「でも、まだ澪の気持ちに決着ついてないじゃないか」

澪「・・・」

律「逃げるとか逃げないとか・・・そんなの意識してる時点で、
既に自分や相手の気持ちに対して構えてる状態ってことだろ?」

律「おっかなびっくりじゃなくてさ、私と付き合いながら気持ちの整理つけようぜ?」

律「澪が自然に私と『一緒にいて当たり前』って思えたら、ちょっと落ち着こう?な?」

澪「律・・・ありがとう」

律「なーに、夫婦ってそういうもんだろっ?」ニカッ

澪「///バカ律っ」クスクス


~~~~~~~~~~~~~~~~




288 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/04(金) 01:54:49.09 ID:nr+oh9kd0

~~~~~~~~~~~~~~~~



澪「もう着いちゃったな」

律「なんで私の家と澪の家はこんなに近いんだ・・・!!」

澪「普段はいいことづくめだろ?」

律「でも、送ってるって感じが全くしないぜ、この近距離」

澪「私は近距離恋愛の方がいいけどな」

律「澪が遠距離なんてしたら、思いつめてどうにかなっちゃいそうだな」プププ

澪「うるさいっ」ガスッ

律「あだっ!?」

澪「・・・律、なんていうか、その、ありがとうな」

律「こっちこそ、これからよろしくな。・・・それじゃ、明日は10時に駅前だぞ!」

澪「うん、わかった。・・・おやすみ」

律「おうっ!おやすみ!」



359 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 01:43:09.08 ID:4Wc0twdR0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~



律の部屋

律「(マジかよ)」カチャ

律「(信じられない)」バタン

律「(いや、信じないと駄目だよな?」ストン

律「(さっきまで澪が座ってたベッド・・・)」ドキドキ

律「(この部屋、澪の匂いが微かに残ってる・・・)」ドキドキ

律「(って、私は変態かっ)」

律「(・・・やばい。私、浮かれてるな)」



361 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 01:49:10.22 ID:4Wc0twdR0


澪の部屋

澪「(律と・・・)」カチャ

澪「(・・・付き合うことになってしまった)」バタン

澪「(これでよかったんだよな・・・?この世界の私)」ゴロン

澪「(この世界に足りないもの、この世界に足りないもの・・・)」コロコロ

澪「(足りないからこそ、私達の世界にはないものが生まれた)」コロコロ

澪「(・・・そうだ)」ピン!

澪「和に電話しよう」

澪「よし」ピッ



364 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:18:01.14 ID:4Wc0twdR0

澪「…」プルルル・・・

和「はい、もしもし?」

澪「私だけど、今大丈夫か?」

和「えぇ、平気よ。私も澪に電話しようと思ってたところなの」

澪「そっか」

和「せっかくだもの、澪から話して」

澪「う、うん。わかった」

澪「私・・・律と付き合うことになった」

和「」

和「はい?」



365 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:20:39.39 ID:4Wc0twdR0

澪「びっくりさせてごめん」

和「えーと、どういう経緯で?」

澪「まず・・・今日、ムギと二人で話したんだ」

和「どうだった?」

澪「やっぱりこの世界の私はムギに相談を持ち掛けていたよ」

和「どんな内容の?」

澪「『律に告白された、自分も律が好き。でも付き合ってしまったら・・・始まってしまえば
あとは終わりが訪れるだけ。そんなの耐えられない・・・!』って感じかな」

和「さらっと言ったけど、かなりのヘタレね」

澪「うっ」グサッ

和「それで?」

澪「ムギは、律のことが好きだからこそ、律には笑っていて欲しいから・・・だから逃げないでって」



367 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:26:27.44 ID:4Wc0twdR0

和「ムギ・・・って、え!?」

澪「何?」

和「ムギって律のこと好きだったの!?」

澪「あ、そうそう。私も今日聞いたばっかりで驚いたんだけどな」

和「律・・・本当にモテるわね・・・。えと、それで?」

澪「・・・部活のあと、律の家に行ったんだ」

澪「で、二人で話をして、付き合うことに・・・」

和「律に説得でもされたの?」

澪「律にっていうよりも、私が律と向き合いたいって言ったんだ」

和「じゃあ、ムギと話し終わった段階で澪の気持ちは固まってたってワケね?」

澪「ああ。これ以上逃げ回るワケにはいかないなって」



368 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:34:54.42 ID:4Wc0twdR0

澪「私、気付いたんだ。この世界に足りないもの」

和「本当に?」

澪「ああ・・・。この世界には、『差別』ってものが存在しないんだよ」

和「・・・!」

澪「みんな頭がおかしくなったりした訳じゃないし、私達は同性愛者の世界に迷いこんだ訳でもない」

澪「ただ単純に差別や偏見がないから、私達の世界で生きているよりも、自分の気持ちに正直なんだ」

和「じゃあ元の世界の私達も・・・。例えば、律が澪のことが好きになる可能性があったってこと?」

澪「それは、ちょっと違うかな。差別や偏見なければ、あっちの律だって私を本気で好きになっていたと思う。
自分で言うとなんか、恥ずかしいな・・・///」

和「照れてる場合じゃないわよ」

澪「ごめん」




369 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:35:42.30 ID:4Wc0twdR0

和「つまりこの世界は・・・」

澪「わかりにくいかもしれないけど、この世界は『柵(しがらみ)のない私達の世界』なんだ」

澪「それ以外は、きっと何も変わらないはずだ」

和「・・・」

澪「例えば律を例にあげるなら、私達の世界の律は
『澪かわいいな・・・って何考えてんだ自分!女同士だぞ!?』ってなる。
だが、この世界の律は『澪かわいいな。澪って好きなヤツとかいないのかな?』ってなるんだ」

和「ねえ、それは自分で言ってて恥ずかしくないの?」

澪「い、言うなっ!とにかく、『女同士がいけないこと』っていう概念がないから、
こっちの世界の律は自分の気持ちに気付いたら、その気持ちのまま行動できるんだ」

澪「でも、元の世界の律は・・・律はっていうか、みんなそうだと思うけど・・・。
『いけないこと』だと思っているから、自分の気持ちにセーブをかける」

和「確かに辻褄はあっているけど、随分と自信有り気に言うのね?」

澪「この世界に来て・・・私も初めて自分の気持ちを知ったんだ。
私だって『いけないこと』って概念がなければ、普通に律のことを好きになっていたと思うよ。」



370 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:36:23.33 ID:4Wc0twdR0

澪「でも、私のいた世界はそうじゃなかったから・・・。この世界にきて気付かされたよ。
私はいままで、律に惹かれている自分を知らず知らずの内に殺していたんだって」

和「澪・・・」

澪「私と、元々この世界にいた私の思考回路は全く一緒だと思う」

澪「もし元の世界で私が律に告白されていたら・・・例え律のことが好きだったとしても、
やっぱり向き合うことを恐れて逃げると思う。情けないけど・・・」

和「なるほどね・・・。実は、私も澪と同意見なのよ」

澪「・・・?」

和「この世界にはそういった『差別』がないってこと。私ね、自分なりに調べてみたの」

和「もともとこの世界の歴史を調べようと思ったんだけど・・・その過程で意外なことがわかったの」

和「この世界には・・・同性婚を認めていない国がないのよ」

澪「!?」



371 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:38:41.96 ID:4Wc0twdR0


和「さらに言うと、男尊女卑もない。もちろん、男と女で普通に家庭を築いている人達も大勢いるわ」

澪「・・・やっぱり、私達の考え、合ってそうだな」

和「えぇ。私もこの話がしたくて澪に電話しようとしたのよ」

澪「そっか・・・」

和「それで、これからどうしようか?」

澪「何が?」

和「何がって・・・この世界がどういう世界なのかはわかったけど。戻る方法はわかってないのよ?」

澪「」

澪「あ・・・」

和「あなたねぇ・・・。でも、いいんじゃないかしら」



373 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:40:37.15 ID:4Wc0twdR0

澪「え?」

和「・・・律と、とことん向き合ってみなさいよ。こっちの世界とか元の世界とか関係ないわ」

和「帰る方法は、それからでいいじゃない」

澪「和・・・ありがとう」

和「気にしないで。私は私でこの世界を満喫することにするわ」

澪「え・・・それってどういう」

和「あら、もうこんな時間。それじゃ、おやすみ」

澪「え!?・・・おい、ちょっと!?」ツーツーツー

澪「まさか、な・・・」



376 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:44:03.37 ID:4Wc0twdR0

澪「よし、明日はっでででデートだな」

澪「うわ、今有りあえないくらい噛んだ・・・恥ずかしい・・・」

澪「(今の独り言すらも恥ずかしいな・・・)」

澪「・・・寝よう」

澪「(明日は・・・律とちゃんと向き合えるかな)」

澪「(素直になるのって・・・難しそうだな・・・)」

澪「(・・・律・・・)」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



377 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 02:49:18.66 ID:4Wc0twdR0
あ、各自きりのいいところに脳内BGMで
チャットモンチーの「世界が終わる夜に」を流しといて



379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/05(土) 02:56:23.02 ID:8jqVZLjg0
またワロタw
聞いてくる



384 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 03:27:27.07 ID:4Wc0twdR0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



澪「・・・」

律「・・・ごめんって」

澪「なんで遅刻してくるんだよ」

律「寝坊しちゃってさ・・・これでも急いだんだってっ!ごめん!」

澪「大事なデートに寝坊するなっての」

律「・・・嬉しくてさ」

澪「ん?」

律「嬉しくて、なかなか寝付けなかったんだ」



385 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 03:28:08.43 ID:4Wc0twdR0

澪「そ、そうか・・・///」

律「許してくれよー、なー。このとーり!」

澪「こ、今回だけだからなっ///」

律「やったぁ!・・・じゃあ、えーと、この後どうしようか?」

澪「え?えーと・・・どうしよう」

律「じゃあさ、あそこ行かないか?」ビシッ

澪「ん?・・・あそこって、お前・・・」ワナワナ

律「へ?・・・って、違う違う!!そのホテルじゃないよ!もっと向こうだよ!」

澪「この、変態・・・!」ワナワナ

律「聞けって!」

澪「」ゴチン



386 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 03:28:48.67 ID:4Wc0twdR0

律「いだっ!わ、私は無実だ・・・」

澪「そ、そういうところは、まだ早いぞ・・・///」

律「う、うん・・・ごめん(今、『まだ』って言った・・・)」

律「そうじゃなくて、私は遊園地でも行かないか?って言ったんだよ」

澪「・・・」ジー

律「ホントだって!ここからなら駅も近いし。なーいいだろー?澪ー」

澪「わ、わかったよ、行こう。行こうな」ナデナデ

律「へへー」ホクホク


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




387 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 03:29:42.71 ID:4Wc0twdR0

ガタンガタン・・・

澪「なあ」

ガタンガタン・・・

律「ん?」

澪「私達、その、付き合って、るんだよな?///」

律「へ?!・・・う、うん」

ガタンガタン・・・

澪「そうなんだよな・・・やっぱり」

律「どうしたんだよ?」

ガタンガタン・・・




389 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 03:37:16.59 ID:4Wc0twdR0

ガタンガタン・・・

澪「なんか、実感わかなくてさ」

ガタンガタン・・・

ガタンガタン・・・

ギュッ

澪「へ!?り、律・・・!///」

律「手くらい、いいだろ?」

澪「う、うん・・・///」

ガタンガタン・・・



390 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 03:38:51.33 ID:4Wc0twdR0

ガタンガタン・・・

ゴジョーシャアリガトウゴザイマス

律「澪・・・私、ずっと一緒にいるから。だから・・・」ボソッ

ツギハーモヨリエキー、エー、モヨリエキーデゴザイマス

澪「ん?なんか言ったか?」

律「へ?ああ・・・さ、寒いなって言ったんだよ」

澪「そ、そうか?でも」

律「いいからっ///ほら、降りるぞ!」

澪「え、あ、ちょっと待てよ!律!(手繋いだまま歩くのか!?)」


~~~~~~~~~~~~~~~



396 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 04:14:37.37 ID:4Wc0twdR0


~~~~~~~~~~~~~~~



律「入場だけで1000円もするのな・・・」

澪「ワンデーパス買ったほうがいいんじゃないか?」

律「そしたら+2500円もするじゃん」

澪「でも、回数券買うよりもパス買ったほうが楽じゃないか?」

律「う~・・・」

澪「じゃあここは私が出すy」

律「ワンデーパス!いいね!私、そういうの待ってた!」

澪「どっちだよ・・・」



397 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 04:15:21.18 ID:4Wc0twdR0

・・・

・・・

律「はいよ」ペラッ

澪「サンキュー。えーと、2500円だったよな?」ゴソゴソ

律「・・・お!まずはアレ乗ろうぜ!」

澪「え、ちょっと待てよ、お金・・・」

律「あとであとで!澪、早く!」タッタッタッ

澪「え、おい・・・律っ」タッタッタッ


澪「で・・・。はしゃいで乗りたがってた乗り物がこれか・・・」

律「え、いいじゃんメリーゴーランド!」



398 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 04:16:01.64 ID:4Wc0twdR0

澪「律、こんなの好きだったか?」

律「じゃあジェットコースター三昧でいいか?」

澪「メリーゴーランドっていいよなー。なんていうか、この、馬な感じがいいよなー」

律「ふふふ、ヘタレめっ」

澪「うん?」ギロッ

律「わわわ。ほら、早く乗らないと始まっちゃうぞ」

澪「あ、ああ。律は?」

律「私あっちのペガサス乗ってくる!」キラキラ

澪「・・・わかった、いってらっしゃい(あーもう可愛いな!)」

律「うん!」


グルグルー



399 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 04:16:44.67 ID:4Wc0twdR0

澪「律ー、ペガサスの座り心地はどうだー?」クルッ

澪「って、いない!?」

律「おーい!」

澪「律っ!?って、おい!」

律「えへへー♪」

澪「なんで外から見てるんだ!?ペガサスどころか、なんでベンチに座ってるんだよ!?」

律「メリーゴーランドで楽しむ澪を見たかったから!」キリッ

澪「あとで覚えてろ!」


~~~~~~~~~~~~~




400 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 04:19:03.14 ID:4Wc0twdR0

律「なー、澪ってさ、Sなの?」サスサス

澪「なんでだ」

律「だって私のことよく殴る・・・」サスサス

澪「お前が殴られるようなことばっかするからだ!」

律「でも、相手が唯だったら、殴ってるか?」サスサス

澪「え・・・それ・・・その・・・」

律「やっぱこれも澪なりの愛情表現なんだなー」ナオッター

澪「・・・言われてみれば、そうかも」

律「あーやっぱそう?」

澪「でも、別にSってワケじゃないぞ?」

律「あれ、違うのか?」




422 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 15:45:26.06 ID:4Wc0twdR0

澪「ああ、律が相手だと殴りたい衝動に駆られるだけだ」

律「それ多分Sだよ」

澪「そうなのか・・・いやか?」

律「まさか、大歓迎だよ」

澪「律はMってこと?」ドキドキ

律「えっと・・・その、なんだ?・・・きっと相性はいいよ」

澪「そっか///」

律「うん///」

澪「あ、あのさ!」

律「ん?なんだ?」

澪「あれ、乗りたい」ビシッ




423 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 15:53:58.81 ID:4Wc0twdR0

律「(あれって・・・いやいや、まさかな)」

律「えっと、コーヒーカップか?」

澪「私が指差してるのと明らかに違うだろっ」

律「・・・え、だって、あれって・・・」

澪「いいんだ。ジェットコースターじゃないけど、あれも絶叫系だろ?私も苦手克服しないと!」

律「それはいいけど・・・。澪、フリーフォールは・・・かなり怖いぞ?」

澪「そうか?上がったり下がったりしてるだけじゃないか」

律「(こいつ、絶叫マシン乗ったことないからフリーフォールの恐ろしさを知らないんだな)」

律「甘いな、あれはジェットコースターよりもしんどいぜ」

澪「嘘つくなよ、大げさに言ってるんだろ?・・・でも意外だな」

律「へ?」




424 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 15:54:46.64 ID:4Wc0twdR0

澪「こういうとき、怖いの知らないフリして『よし、乗ろうぜ(ニヤニヤ)』なんて言いそうなのに」

律「ばっばか、私は優しいんだっ、そんなことしません」

澪「いいや、するね。・・・もしかして、律」

律「ぎくっ」

澪「あれ、苦手なのか?」

律「・・・どーせフリーフォール怖いですよ、そーですよ」

澪「律でも苦手な乗り物あるのか・・・」ワクワク

律「うっなんだよ」

澪「律・・・」キラキラ

律「・・・まさか」




425 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 15:55:27.39 ID:4Wc0twdR0

澪「ああ、乗ろう。なおさら乗ろう」キラキラ

律「う゛・・・いいけど、澪も一緒だからな」

澪「ああ、もちろんだ!」コクコク

律「いいか、あれ、本当に怖いからな?やめるなら今のうちだからな?」

澪「大丈夫、大丈夫!行こう!」ガシッ、グイグイ

律「マジかよ~・・・」ズルズル


~~~~~~~~~~~~



426 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 15:59:45.02 ID:4Wc0twdR0


~~~~~~~~~~~~


カタンカタン・・・

カタンカタン・・・

澪「なあ、これ、すっごい高くないか?」ビクビク

律「バカ、フリフォールの恐ろしさはそこじゃない」

カタンカタン・・・

澪「もう駄目だ、怖い」

律「だから本番はここからだって」ゲッソリ

カタンカタン・・・ガタンッ!



427 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 16:01:51.24 ID:4Wc0twdR0

律「来るぞ・・・」

3・・・2・・・1・・・

澪「へ?」

GO!

律「」

澪「」


律澪「きゃあああああああああああああ!」

ガーコガーコ

律「(早く終わってくれ!)」

澪「下ろしてして!今すぐ!」

ギュイイイン・・・!

律「いやここから降りたら、降りるって言うか落ちるだろ!」

澪「うわぁぁぁん!」


~~~~~~~~~~~~~




428 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 16:02:44.42 ID:4Wc0twdR0

律「・・・死ぬかと思った」ゲッソリ

澪「」チーン

律「おい、澪っ!大丈夫か?」ユサユサ

澪「・・・高いところで行ったり来たりするだけの乗り物だと思ったのに・・・」

律「だから怖いって言っただろ・・・」

澪「心臓がキュってなった・・・足が、フワフワする・・・」

律「なあ、ちょっと休もうぜ・・・」

澪「ああ、そうしよう」

律「あの店に入らないか?」

澪「そうしよう、ついでに何か食べるか」

律「おっ賛成~!」



~~~~~~~~~~~~~




445 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:08:18.07 ID:4Wc0twdR0


澪「それにしても・・・あれがあんなに怖いものだったとは・・・」モグモグ

律「乗る前に何回も言っただろー?」モグモグ

澪「だって、ジェットコースターの方が見た目は怖そうだもん」モグモグ

律「そりゃ、見た目はな。でも私はジェットコースターは好きだけど、あれは嫌いだ・・・」ゴックン

澪「よく考えたら、律が嫌いって言うんだから相当なもんなんだよな・・・」ゴックン

律「なんで乗る前に気付かなかったんだよ」ゴキュゴキュ

澪「うっ・・・だって、絶叫マシンを怖がる律なんて、なかなか見れないじゃないか」

律「う、うるさいっ」



446 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:09:53.18 ID:4Wc0twdR0

澪「今日はもう、あーゆーの乗るのはよそう」

律「ああ、私も今日はもういいや」

澪「どこ行こうか?」

律「じゃあさ、おばけ屋敷にいk」

澪「駄目だ」キッパリ

律「」

澪「それは、駄目だ」キリッ

律「よし、行こう」

澪「」カタカタ

律「無言で震えるなよっ」




447 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:10:36.07 ID:4Wc0twdR0

澪「だっておばけ屋敷は駄目だって」

律「いいから、私がついてるだろ?」

澪「お前も一緒になってビックリさせようとするじゃないかっ!」

律「あ、ばれた?」

?「あれ、律?」

律「ん?」クルッ

律「!?」




450 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:41:01.42 ID:4Wc0twdR0

女「奇遇ね、こんなところで会うなんて」

律「女・・・!」

女「また新しい彼女?」

律「だ、だったら何だよ」

女「その子とは何週間持つのかしら?見物ね」

律「澪とは、別れねぇよ」

女「な・・・!なんでそんなこと断言するのよ!」

律「なんでって・・・澪が澪だからだ。もういいだろ?」

女「あんた何様なの!?人のこと散々弄んでおいて・・・!」



451 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:42:02.72 ID:4Wc0twdR0

律「それは、本当に悪かった。ごめん」

女「っていうか、澪って・・・。よく見たらあんたの幼馴染じゃない」

澪「・・・確かに私は律の幼馴染ですが、それが何か?」

女「あんたに聞いてないっ!」

澪「な、なんだよ・・・(この人怖い)」

女「律、もしかして・・・この子のこと、ずっと好きだったんじゃないの?」

律「・・・そうだよ」

女「じゃあなんで私と付き合ったのよ・・・!」

律「だから、ごめんって」

女「信じられない・・・。何考えてるのよ、あんた」

女「私だけじゃない、あんたが遊んできた女の子、全員に土下座してきなさいよ!



452 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:44:07.96 ID:4Wc0twdR0

澪「な・・・!確かに律は悪いことをしたよ、でも元はと言えば私が悪いんだ」

女「なんでよ」

澪「私が律をフッたかr」

律「女には関係ないだろ」スッ

女「何言ってんのよ!」

律「もういいだろっ!女遊びなんてもうしないし」

女「何?その澪って子、かばうんだ?」

律「かばうとかかばわないとかじゃないよ。元々私が悪いんだから」



453 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:44:49.44 ID:4Wc0twdR0

女「それがかばってるって言うのよ・・・!」

律「女・・・本当にごめん」

女「・・・謝らないでよ・・・余計惨めになるじゃない・・・!」

律「・・・ごめん」

女「・・・」

女2「おーい、こんなところにいたのか」

女「女2!ご、ごめん。なんでもないよ」

女2「うん?そう?・・・って、律さん」




454 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:45:57.39 ID:4Wc0twdR0

律「あ、どうも。はじめまして」

女2「はじめまして」

女「私、帰る」タッタッタッ

女2「え?!」

女2「ちょ、ちょっと!?」

女2「」ポカーン

女2「ねえ、律さん。女に何言ったの?」

律「別に、何も言ってないよ。ただ、今までのことを謝っただけ」

女2「・・・そっか。そりゃ、女にはしんどいわ・・・」

女2「お邪魔しちゃってごめんね、私ももう行くわ」スタスタ



455 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:48:31.50 ID:4Wc0twdR0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


律「ホント・・・なんだってんだよー・・・」

澪「・・・女さん、まだ律のことが好きみたいだな」

律「へ?だって、今の新しい彼女だろ?なんで・・・」

澪「・・・律も同じようなことしてただろ?」

律「・・・」

律「どうしよ・・・」

澪「ほっとけよ」

律「え」

澪「下手に声かけても、相手に追い討ちをかけるだけだ」

律「・・・そう、かもな・・・」

澪「それがわからずに、下手に声をかけていたのが私なんだけどな・・・」



456 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 20:55:07.63 ID:4Wc0twdR0


律「・・・でも、私はそれで澪を恨んだりしてないぞ?」

澪「だから余計性質悪いんだよ。あのときはホントにごめん」

律「ううん。でも澪の言うとおりだ。悪役に徹しよう。今更謝ったって、辛い思いさせるだけだな」

澪「そういうこと」

律「女2は、女がまだ私のこと好きだって、わかってて付き合ってるんだよな・・・?」

澪「そうみたいだな。・・・って、もうその話はいいだろ?次、どこ行く?」

律「・・・」

澪「おい、律っ」

律「ん?あ、ああ!どこ行こうか?」

澪「(あ、おばけ屋敷のこと、忘れてる・・・?よかった)」ホッ

律「なぁんてな!おばけ屋敷行くぞ!」ガシッ!グイグイ

澪「いやー!」ズルズル



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



467 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 22:15:38.32 ID:4Wc0twdR0


律「いやー、今日は遊んだな!」

澪「うん、久々にこんなに遊んだよ」

律「外ももう暗いなー」

澪「そろそろ帰ろうか?」

律「んーそうだな。パスの元はとれただろうし」ニシシ

澪「あ、そういえば律にパスのお金、払ったっけ?」

律「何言ってんだよ、とっくの昔にもらってるぜ?しっかりしろー?」

澪「あ、あれ、そうだったか?」

律「その歳でもう痴呆か・・・大丈夫、責任と愛をもって介護するかr」

澪「黙れ」ガスッ



468 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 22:16:25.83 ID:4Wc0twdR0

律「痛いって!」サスサス

澪「律が変なこと言うから・・・」

律「ごめんって~」

澪「全く。ほら、帰ろう?」

律「・・・澪」ギュッ

澪「///(また手繋いだ///)」

律「多分、こんな感じでいいんだよ」

澪「へ?」

律「こんな感じで、ずっと一緒にいれたら、それでいいんだよ」

澪「律・・・」

律「難しくないよ」

澪「うん・・・」



469 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 22:17:05.96 ID:4Wc0twdR0

澪「律もさ、女さんのこととか、気になるだろうけど・・・」

律「わかってるよ。・・・ただ、自分の過ちを忘れようとしたりしないよ」

澪「うん・・・」

律「な、なあ。澪は、私のことが好き、だろ?」

澪「・・・///う、うん」

律「それって、友達への好きって気持ちとは違うよな?」

澪「うん・・・///」

律「ホントかなー?」

澪「な・・・!ホントだ!」

律「じゃあさ、キスしていい?」

澪「」

律「やっぱ駄目?」

澪「・・・バカ」

律「へ?」



470 名前:1 ◆JrjnfdJ.hc :2009/12/05(土) 22:17:47.77 ID:4Wc0twdR0

澪「ここで『いいよ』って言ったら『キスしてください』って言ってるようなもんじゃないか」

律「え、あ、うん。そうだな。・・・って、じゃあどうしたらよかったんだよっ」

澪「何も聞かないで、してくれればよかったのに・・・///」

律「そっか///ごめん・・・///」

澪「・・・///」

律「なあ、澪?」

澪「なn」

チュッ

澪「~~~~~~!!///」カァァァ!

律「これでよかったか?」ニシシ

澪「いいいいきなりこんなことするな!///」

律「どっちだよ!///」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






律「恋がしたい」 後

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

この記事へのコメント
ニドランわろた
2009/12/21(月) 23:47:58 | No.4131 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
管理人さん前後編に分けるのがんばってくれてるけど
古い携帯だとどっちも容量オーバーだから結局見れないのね
フルブラウザでなんとかなるけど
2009/12/22(火) 01:32:52 | No.4133 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
この作者の趣味とセンスと世界観は好きだ
2009/12/22(火) 03:54:54 | No.4137 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
>>1の指定BGMが自分のiPodに入ってる曲ばっかでワロタ
2010/02/08(月) 07:50:36 | No.4551 | 戯言ヴぃp | #LkZag.iM[ 編集]
いいね
2010/02/21(日) 21:31:38 | No.4601 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
コメントを投稿する
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://minaminoxxxsummer.blog49.fc2.com/tb.php/741-ed20bfbb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。