戯言ニュース

ほとんどVIPのまとめ。

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古泉「これはひどいエロゲですね」澪「えっ?」
281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:45:21.00 ID:+z5aSdZr0
ピピピピ…ピピピピ…ピピピピ…


カチッ


古泉「…」


ピリリリリリリ…


ピッ


古泉「…僕です」

森「おはよう古泉、気分はどう?」

古泉「…」

森「昨日、閉鎖空間の連続現象が発生したわ。しかも前回とは比べ物にもならない程の数が」

古泉「…そうだったのですか」

森「…まさか貴方が涼宮ハルヒに刺激を与える側になるとは思わなかったわよ」




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ブログパーツ 古泉「これはひどいエロゲですね」澪「えっ?」
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:46:25.62 ID:+z5aSdZr0

古泉「…」

森「上層部から貴方の処罰が下されたわ」

森「行動制限、発言権の剥奪、そして厳重監視よ」

古泉「…そうですか」

森「…監視のほうは、私が担当する事になってる。安心しなさい」

古泉「…ありがとうございます」

森「まったく…今回は涼宮ハルヒの精神に影響がなかったものの、世界が終わったらどう責任とるつもりだったのよ…」

古泉「…申し訳ありません」




284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:47:21.81 ID:+z5aSdZr0

森「…あの子の事?」

古泉「…」

森「…一人の人間と世界を天秤に掛ける事が、どれだけ罪なのかは分かってるわよね?」

古泉「…」

森「…もう諦めなさい」

森「貴方にも、あの子のためにも…」

古泉「…学校、遅刻してしまいますので、これで」

森「ええ、いってらっしゃい」


ピッ




286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:48:02.48 ID:+z5aSdZr0


古泉「…こうなる事は、分かっていた」

古泉「僕が彼女に近づきすぎた所為で…彼女に傷を負わせてしまった」

古泉「そんな事は初めから分かっていた」

古泉「分かっていたんだ…」


グシャ…


古泉「それでも…」

古泉「それでも僕は、彼女を失いたくなかった…」

古泉「僕が近くにいる事で、彼女がどんな酷い目に遭うのかも知っているはずなのに」

古泉「僕は彼女を手放すのが…嫌だった」

古泉「はは…自業自得ですね」

古泉「…」

古泉「…僕が人を好きになる事は、悪い事なのだろうか…」



287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:49:00.60 ID:+z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~澪の教室~


ガララッ


澪「…」

和「おはよう…どうしたの澪」

澪「…何でもない」

和「そんな調子でなんでもないなんて言っても説得力無いわよ?何があったのよ」

澪「本当に、何でもないんだ…」

和「澪…」

澪「…」



290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:49:50.08 ID:+z5aSdZr0
ガラッ

澪「…」


ヒソ…ヒソ…


澪「!?」


「…さんって…だったんだって…」

「うえ…マジかよ…かわいい顔してそんな裏があったのか」

「私前からそういう風に思ってたもん…やっぱり事実だったんだよ」

「人は見かけに寄らないって事か…何か急に萎えたな」




澪「…」ガタガタッ…

澪「(怖い…怖いよ)」

澪「(どうして…私が)」


和「…」



291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:50:41.40 ID:+z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・


キーンコーンカーンコーン…



和「澪、一緒にお弁当食べよう?」

澪「…」

和「…澪」

澪「へっ?ああそうだな。…食べようか」


ガタッ


澪「…」


ヒソ…ヒソ…


澪「!?」



292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:51:24.13 ID:+z5aSdZr0


「さっき他のクラスの奴から聞いたけど…マジっぽいぜ?」

「やっぱりね…でないとこんなに噂が広まる訳ないしね」

「ふん、丁度いいわよ。あの子、古泉君と最近仲がよかったし」

「そんな…古泉君ってあんな子が好みなの…?」

「独り占めしようとしてバチが当たったのよ。いい気味だわ」




澪「…」ガタガタッ

和「気にする事なんてないわよ。澪」



294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:52:25.75 ID:+z5aSdZr0
澪「まどか…?」

和「あんなの、ただ噂に流されてるだけじゃない」

和「そんな根拠のない事に流されるのは愚かな人間がする事よ」

和「私達は黙って、知らないフリをしてればいいわ」

澪「和は…私の事嫌にならないのか?」

和「…唯にも同じ事があったのよ」

和「知的障害者なんて、一体どこからそんな情報流れたのかしら?」

和「そんな事一々気にしてたら身が持たないわよ」

和「だから澪、貴女は普段どうりに振舞いなさい」

澪「まどか…」ポロポロッ…

和「ほらほら…お昼休み終わっちゃうわよ?」

澪「う…うんっ」ポロポロッ



295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:53:15.37 ID:+z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・


「えーこの様に、that節の後に来るのは全てその内容であり…」





澪「…」


ヒソ…ヒソ…


澪「!?」



「あーダメだ、やっぱ俺もう無理」

「…ま、そうなるよな。何か芸能人が麻薬手に出した感じでスゲー萎えた」

「でも顔は可愛いのだけどなぁ…はぁ、どうしてこうなった」

「あっちの人間だからな…もう整形手術もやっちゃってんじゃね?」

「うげ…マジかよ。もういいとこないじゃん」




299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:54:10.13 ID:+z5aSdZr0
澪「…」ブルブルッ

「…秋山。どこか具合でも悪いのか?」

澪「…え」

「震えているぞ?気分が悪いなら保健室に行って来なさい」

澪「…はい」

ガタッ

スタ…スタ…スタ…


澪「…」


クス…クス…


澪「…いや」


クスクス…クスクス…


澪「もう…いや…!」

ダッダッダッダッダ…




300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:54:51.32 ID:+z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・


ダッダッダッダッダ!!


バタンッ!!


澪「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…!」

澪「うっ…けほっ、けほっ!」

澪「うっ…うえぇ…」ピチャピチャ…





澪「はぁ…はぁ」

澪「もう…耐えられない」

澪「どうして私が…こんな目に」ポロポロッ…

澪「もう…いやだよ…」

澪「誰か、助けて…」




303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:55:34.49 ID:+z5aSdZr0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~屋上~


古泉「…」


ザッ…




「こんな所で何しているの?」






古泉「…森さん」

森「珍しいじゃない。貴方が授業をサボるなんて」

古泉「…先生には気分が悪いと言付けています」

森「…そう」




304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:56:30.28 ID:+z5aSdZr0


スタッ…


古泉「…監視対象と必要以上の会話をするのはマズイのでは?」

森「あら、必要だから話をしに来たのだけど?」

古泉「…」

森「…あの子、秋山さんっていうんだっけ」

森「可愛そうな子よね。真実でない事を何年も疑われてるなんて…」

古泉「…」

森「涼宮ハルヒの能力は、こんな人を陥れる力しかないのかしら?」

古泉「…それが、彼女の望んだ事なのでしょう」

森「ええ、そうね…」

古泉「…」



306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:57:33.93 ID:+z5aSdZr0

古泉「…涼宮さんは、自分の口から噂を流したのでしょうか?」

森「分からないわ。あの子が望んで勝手に広まったのか、自分で噂を広めてしまったのか…」

古泉「…おそらくは、前者なのでしょう」

森「でしょうね…」

古泉「彼女には、悪気はあってもそれを自分が行う様な無粋な真似はしません」

古泉「彼女にも、良心というものがあるのでしょうから…」

森「そうね、だからこそ質が悪い」

森「人間、自分が望んでいる事をいちいち叶えられる筈がない」

古泉「だが彼女は『神』です。人間の道理で考える事がそもそもおかしいのですよ…」

森「そうね…」

古泉「…」

森「誰が、こんな不平等な世界を造ってしまったのかしらね…」

古泉「…涼宮さんなのでは?」

森「…」




307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:58:15.50 ID:+z5aSdZr0
キーンコーンカーンコーン…


古泉「…では、僕はそろそろ」

森「ええ、頑張ってきなさい」

古泉「…それは、どういう意味なのでしょうか?」

森「…どんな風に取っても構わないわ」

古泉「…そうですか」


ギイィ…バタンッ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:58:57.02 ID:+z5aSdZr0
~放課後、生徒会室~


和「…」


ガララッ


「あ、真鍋さん。こんな所にいたんだ」

「よかった~あの人はいないみたいね」


和「…何か用かしら?」


「ねぇねぇ真鍋さん、貴女多分知らないでしょ?」

「じゃないとあんなに近くにいるわけないしね~」



310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/31(土) 23:59:38.54 ID:+z5aSdZr0
和「…何の事?」


「ほらっ、いつも一緒にいる秋山さん」

「あの人在日韓国人らしいから…みんな嫌っちゃったのよね~」

「だからね?真鍋さんもあの人と一緒にいたら一緒だと思われちゃうじゃない?」


和「…」


「私達、それを教えてあげようと思ってここに来たの」

「真鍋さんも早く関係を断ったほうがいいと思うよ!」

「あの人の近くにずっといたら…真鍋さんもつらいでしょう?」

「だから私達と一緒に



ガラッ!!




312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:00:32.21 ID:j9Q8AJl50
和「…言いたい事はそれだけかしら?」


「えっ」


和「私貴女達の相手をしてる程暇じゃないの。お引取り願えるかしら?」


「おいっ!黙って聞いてりゃ調子乗ってんじゃねぇぞ!」

「アンタ何様?生徒会役員だからって調子乗ってんじゃないわよっ!」

「私達はアンタを助けてやろうって思ったからこうやって


和「そうなの?ご親切にどうも」

和「話は分かったから、そろそろ出てって頂戴」

和「ここで暴れてる生徒がいるのを私が報告したら…貴女達、普通じゃ済ませないわよ?」



313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:02:05.41 ID:+z5aSdZr0
「…ケッ、そうかよ」

「何だよ…せっかく教えてやったのに」

「あいつの周りにはロクな奴がいないって事が分かったわ…」


ガララッ…


和「…私を助ける、ね。笑わせるわ」

和「いつから『助ける』なんて言葉はこんなに価値が下がったのでしょうね?」





和「…」

和「でも…」

和「あの子達には、相談したほうがよさそうね…」



316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:03:07.39 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・


~音楽室~


バンッ!


律「クソッ!アイツ…なんて奴なんだ!」

梓「全くですよ!唯先輩、あんなに泣いちゃって…」

紬「…」

律「唯の事あそこまで可愛がってたのに…彼女がいるだと!?」

律「ふざけんじゃねーよ!」


ガシャン!ガラララ…


紬「…りっちゃん。少し落ち着こう?」

律「これが落ち着いていられるかよ!!」



318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:04:15.13 ID:j9Q8AJl50
律「あの男は…唯の想いを踏みにじったんだぞ!」

律「唯があんなに幸せそうにしていたのに…しかも自分がやった事も分かってない?」

律「とぼけるのもいい加減にしろよっ!」


ガシャーン…


紬「…」

律「…やっぱり、唯にはまだ早かったんだよ」

律「アイツ、一番真っ直ぐだったから。すぐに人を信用しちまう」

律「その結果がこれだよ…」

紬「りっちゃん…」

梓「律先輩…」




319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:05:26.06 ID:j9Q8AJl50

ガララッ


和「…どうやら、そっちでも何かあった様子ね」

律「和…何しに来たんだ?」

和「貴女達、澪がどこ行ったのか知らない?」

紬「あら、今日は澪ちゃんまだ来てないわねぇ」

梓「そういえば…唯先輩の事でつい忘れてました」

律「…澪に何かあったのか?」

和「…もしかして、知らないの?」

律「えっ?」

和「驚いたわ…軽音部なら既に知ってると思って来たのに」

紬「な、何かあったのでしょうか?」

和「…かいつまんで説明するわよ」




322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:06:15.56 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・・・


梓「そんな…」

律「おい…嘘だろ?」

紬「私達…全然知らなかった」

和「これは事実よ。嘘だと思うなら近くの人間に聞いてみればいいと思うわ」

律「だって、私達そんな事全然…」

紬「…これは大変な事になりましたね」

和「唯の件は私も知らなかったのだけれど…そんな事が起こってたのね」

律「…」

和「私が来た理由はね、貴女達に手伝って欲しい事があるの」



323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:07:26.95 ID:j9Q8AJl50
律「私達に…?」

和「貴女達に、澪の噂がこれ以上広まる事を止めて欲しいの」

和「このままじゃあの子、立ち直れなくなってしまう…」

律「…澪」

紬「でも、一度広まっちゃった噂を止めるなんて事。できるのかしら…」

和「難しいわね…止めるどころか、変な尾ひれまで付いちゃう可能性だってある」

律「じゃあどうしろって…」







梓「…私に考えがあります」



324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:08:21.47 ID:j9Q8AJl50
律「梓?」

梓「私、古泉先輩に言って澪先輩の噂を止めてもらいます」

梓「古泉先輩が言う事だったら…この学校の殆どの生徒が聞いてくれると思いますので」

律「そっか…その手があったか」

和「じゃあこの件は梓ちゃんに任せてもいいわね?」

梓「はいっ!任せてください!」

和「私は唯がどんな様子か気になるから…憂ちゃんに連絡して家に行ってくるわ」

和「小さい頃から一緒だった私の方が、少し言いやすい事もあると思うの」

律「そうだな。…唯の事頼んだ」

紬「…お願いします」

和「ええ、もちろん」



325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:09:15.18 ID:j9Q8AJl50
梓「じゃあ先輩、私は今から行って来ます」

律「おう、私もいろいろ澪の事を調べてくる」

紬「私は斉藤と相談して、これ以上噂が広まないように工作してみるわ」

律「よし、じゃあみんな行くぞ!」

梓「はいっ!」


ガチャ…バタン


・・・・・・・・・・・・・・・




327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:09:54.76 ID:j9Q8AJl50

タッタッタッタッタッ…


梓「…澪先輩、何処にいるんだろう」

梓「古泉先輩も見つからないし…」

梓「もしかして、一緒にいるのかな…」


ヒソヒソ…


梓「…?」

梓「今、何か聞こえたような…」


ヒソ…ヒソ…


梓「…やっぱり」

梓「こっちの方から聞こえる」

梓「…ちょっと行ってみよう」


タッタッタッタッタ…




328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:10:56.96 ID:j9Q8AJl50
~体育館裏側~


梓「なんだろう?人がいっぱいいる…」


ヒソヒソ…


「おい、ホントにやんのかよ…」

「当たり前だろ、今が絶好の時期だ。この機会逃したら次なんてねぇよ」

「でも、レイプなんてばれたら俺たち一発で警察に…」

「お前バカか?この日本に今どれだけレイプされて黙ってる女がいると思ってやがる」

「『犯す』っていうのはな、ただ単にヤって終わり。なんて単純な事じゃねぇんだよ」

「相手をいかに不利な状況に陥れて、その上弱みを握ってそれをネタに脅迫し誰にも相談させない様にしてやっとできるんだよ」

「こんな単純な手でほぼ永久的に黙ってくれるんだ。女ってのは簡単な生物なんだよ」

「今日本の強制わいせつ罪の発生率は報道された数の何倍も起こってると聞いてる」

「要するにそれだけ狸寝入りしてる女が多いって事だ。馬鹿な奴等だぜ」



329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:11:37.90 ID:j9Q8AJl50
「で、でも俺たちが報道される側になったら…」

「報道されてるのは何も考えずにただ犯しまくったアホだけだ。俺らは絶対にありえないね」

「そ、そうなのか…?」

「情弱乙。とにかく今がチャンスだ、お前は秋山信者を何人か連れて仲間にしてこい」

「そのうちに俺が秋山を押さえるためのネタを探してくる」

「わ、わかったよ」

「他の奴に口外すんじゃねぇぞ。いいな」







梓「う、嘘…」

梓「私、とんでもない事…聞いちゃった」

梓「ど、どうしよう…」オロオロ…

梓「と、とにかく古泉先輩を探さないと!」


ガサッ…



330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:12:20.40 ID:j9Q8AJl50

「!?誰だ!!」

「な、何だ?誰かいるのか!?」


梓「あ…!」


「くそっ!聞かれちまった!捕まえろ!!」

「お、おうっ!」


梓「い、いやっ!」


ダッダッダッダッダ!


「逃がすなっ!早く行けっ!」

「ひ、ひいぃ!」


ダッダッダッダッダ…


・・・・・・・・・・・・・



332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:13:01.54 ID:j9Q8AJl50
~中庭~


梓「はぁ…はぁ…はぁ…」

梓「こ、このままだと捕まっちゃう…!」

梓「どこか…どこかに隠れないと」


「おいっ!見つかったか!?」

「わからねぇ!こっちに来る所までは見たんだが…!」

「遠くには行ってない筈だっ!シラミ潰しに探し回れっ!」



梓「ど、どうしよう…!」ジワッ…

梓「…!この茂み、私の身体でも十分隠れそう…」

梓「よ、よし…」



333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:13:51.22 ID:j9Q8AJl50
ガサッ…


「くそっ…どこ隠れやがった」

「ま、まだ近くにいると思う…」

「ンなもん分かってんだよっ!早く探して来いっ!」

「は、はいぃっ!」


ダッダッダッダッダ…



梓「こ…怖いよ」ガタガタッ…

梓「早くどこかに行って…」ポロポロッ…


「くそっ…どこ隠れやがったんだ?」


梓「(こ、こっちにくる…?)」

梓「(お願い…来ないで)」

梓「(……)」



334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:14:31.96 ID:j9Q8AJl50

「…ここにはいないみたいだな」

「あっちの方を探してみるか…」


梓「(よ…よかった)」ホッ


ガサッ…


「何だ?今の音…」


梓「!!」

梓「(あ…ああっ)」ガタガタッ


「………」




337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:15:29.53 ID:j9Q8AJl50
梓「(こ…こうなったら)」

「………」

梓「…に、にゃぁ~」

「…チッ、なんだ猫か。期待させやがって…」

「…まぁいい、時間と場所は特定されてないんだ。大丈夫だろう」

タッタッタッタッタ・・・


ガサッ


梓「人間と猫の声を間違える男の人って…」

梓「で、でも…唯先輩に練習させられてよかった…!」

梓「まさかこんな所で役に立つなんて…」

梓「…初めて唯先輩に感謝したかも」

梓「とにかく今は、古泉先輩に知らせないと…」


ダッダッダッダッダッ…




338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:16:43.86 ID:j9Q8AJl50
~廊下~



澪「…」


澪「部活…行かなきゃ」


ザッ…


「こんにちわ~秋山さん?」

「俺たち秋山さんのファンだったんだけど、ちょっといいかな?」


澪「…え」


「いや~コイツ等がどうしても秋山さんと一緒に写真とりたいって言うからさ~」

「ちょっと体貸して貰えないかな?」

「ハァハァ…澪たん…僕の澪たんが今目の前に…」

「ちょwwwww本物かよwwwwwすっげえ可愛いっwwwwうぇwww」



339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:17:24.38 ID:j9Q8AJl50
澪「あ、あの…」


「ほんとちょこっと!ちょこ~っとだけだからさ!なぁ頼むよ~」


澪「私…今から部活に」




「…あ?」




澪「!!」ビクッ



「OKだってさ!お前等よかったなwww」

「デュクシwwwwwwフヒヒwwwwwサーセンwwww」

「じゃあ体育館裏でいいよな。見つかるといろいろ面倒だしwww」

「おう!じゃあ先に行って人払いしてくるわ」


ダッダッダッダッダ…




340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:18:04.79 ID:j9Q8AJl50

澪「あ…あ…!」

「じゃあさっさと終わらせようぜ?秋山さん?」


ガシッ


澪「いっ、いやぁ!」


パシッ!


「……」

澪「いや…そんなの嫌…」




343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:18:47.76 ID:j9Q8AJl50
「…お前さ。自分の立場分かってるワケ?」

澪「いや…嫌なの」ガタガタ…

「もうお前を味方する奴なんて殆どいねぇんだよ。変態を除いてな」

澪「いや…いやぁ…」ブルブルッ

「だったらさっさと終わらせて何事もなかった様に振舞ってればいいじゃん?」

「そのうち気持ちよくなるかもしれないしなwwwwwwww」

澪「あ…ああっ…」

「そういう事だから。もう無駄な抵抗はやめといた方がいいぜ」

「・・・痛い目に遭いたくなければな」

澪「いや…いやぁ…誰か」ガクガクッ…

「おい、もう時間なくなっちまうぞ?早いトコ連れていっちまおうぜ」

「そうだな…おい、コイツ誰か黙らせろ」



344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:19:40.21 ID:j9Q8AJl50
澪「!!いやぁ!」バッ!

「おいおい、逃げんなよ」


パシッ!


澪「いや…離して…お願い…!」

「よし、じゃあさっさと行くぜ糞ヲタども」

「うはっwwwwwwktkrwwwwwww澪パネェwwww」

「澪ちゃん僕がいっぱい可愛がってあげるよ…ハァハァ」

澪「いや…いやっ…」

澪「いやぁああ!!」



345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:20:24.31 ID:j9Q8AJl50





「おや、面白い事をしていますね。僕も混ぜていただけないでしょうか?」






澪「…」ポロポロ…


「古泉…お前何でこんな所にいるんだよ?」


古泉「いえいえ、偶然通りかかっただけですよ」

古泉「そしたらあなた方が何やら面白そうな事をしていたので…」

古泉「是非僕も混ぜていただけないでしょうか?」


「帰れ。お前みたいなヤリチンはこんな女構わなくてもいいだろ?」

「そうだ。お前みたいなリア充はスイーツ()にチ○ポ咥えさせとけよ」

「どっか行けよ。お前の顔見てるとイライラするんだよ」



347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:21:31.97 ID:j9Q8AJl50

古泉「おや。これは失礼しました…」


「謝らなくていいからさっさとそこを…えっ?」


ブオッ


ドシャ!!


「ぎゃあああああああ!!!腕が!腕がああああああああ!!!」

「何だ!?今…人が飛んで…!」


古泉「どうやら頼み方が足りなかったみたいですね」

古泉「僕も混ぜていただきたいのですが…よろしいですか?」



355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:23:03.23 ID:j9Q8AJl50

「古泉…てめぇ何しやがる!?」


古泉「…ふっ」


「…えっ?」


バキィ!


「ぎゃああ!」ドサッ!

「な、何でだよ…何でいきなり殴ってくるんだよっ!?」


古泉「…まだ分からないのですか?これだからゆとりは…」

古泉「醜いのですよ。人の価値が下がったと思い込み、自分でも好き勝手にできるという浅はかな思考がね」



386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:27:50.75 ID:j9Q8AJl50
「てめぇ!ふざけんじゃ」


ガシッ!


古泉「あまり僕を怒らせない方がいいと思うのですが…いかかでしょうか?」ビキビキッ!


「ぎゃああああああ!痛い痛い痛いいいいいいいい!!!!!」

「ひ、ひぃい!嫌だ!俺痛い目に遭いたくない!」

「古泉!てめぇ俺たちに手出したら分かってるんだろうな!」

「お前の評判はガタ落ちだぞっ!それでもいいのかよっ!」


古泉「論点がズレていませんか?」

古泉「僕は怒らせないほうがいいと言ったのですよ?…仕方がありませんね」


「ひいぃ!いやだ!助けてくれっ!」ダッダッダッダ!

「お、おい!…古泉!てめぇ後で覚えとけよ!」



389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:28:42.58 ID:j9Q8AJl50
ガシッ


「ひ…ひいぃ!」


古泉「せっかくですので、皆さんにお伝え願えませんか?」

古泉「これ以上彼女に手を出すならば、僕が皆さんのお相手をしましょう…とね」ギリッ


「ぎゃああ!!分かった!言います!言いますから離してくださいぃ!」


パシッ


古泉「…なるべく多くの人間に広めてくださいね」

古泉「…お願いしますよ」


「ひいぃ!!」


ダッダッダッダッダ…



399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:33:18.62 ID:j9Q8AJl50
澪「あ…あ…」

古泉「…安心してください。もう貴女に手を出す人はいないでしょう」

澪「こいずみ…くん」

古泉「僕が貴女を巻き込んでしまったばかりに…申し訳ありません」

澪「古泉君…私…私」

古泉「約束した筈です。僕が責任を持って、貴女を守ると…」


ギュッ


澪「こいずみ…くん」

古泉「助けるのが遅くなって、すみませんでした…」

澪「うぅ…うわぁぁぁぁん!」ポロポロ…

澪「私…怖くて…怖くて…」ポロポロッ…

澪「何もできなくて…それで…」

澪「もう…ダメかと思って…」

澪「うっ…ヒック…あぁ…あっ…」



401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:34:03.66 ID:j9Q8AJl50
古泉「…」

澪「古泉君…」ポロポロ…

古泉「…」

澪「う…ぅ…」

古泉「…ここでは人目に付いてしまいます。一度人気のない所に移動しましょう」

澪「…ヒック…ッヒ…」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:34:44.01 ID:j9Q8AJl50

タッタッタッタッタ…

律「…思ったより噂の規模が大きい」

律「澪…」

律「私がそばにいなかったばっかりに…クソッ!」


ピリリリリ…


律「!?」

律「…なんでこんな時にアイツが」


ピッ


律「もしもし、悪いけど今お前と話してる時間はない」

律「…今そいつの話は聞きたくないんだ、切るぞ」

律「…な、何だよそんなに興奮して」

律「悪いのはあの男の方だろ!?自分に彼女がいるクセに!」



404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:35:38.91 ID:j9Q8AJl50

ピタッ…


律「…え」

律「なんだよ…それ、意味分からないよ」

律「だって唯の口から聞いたんだぞ…彼女って言ってる奴から」

律「…う、ウソだろ!?じゃあ、誰が…?」

律「…!た、頼む!そいつのケー番と写メ送ってくれ!」

律「…ああ!分かってる!ありがとう!」


ピッ


律「畜生…チクショウ!!」

律「そういう事かよ…!よくも騙してくれたなっ!」

律「とにかく和に報告しないと…って私和の番号知らなかった!」

律「憂ちゃんも知らないし…じゃあ唯の家だ!」



407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 00:36:19.68 ID:j9Q8AJl50

ピリリリリリ…プーッ、プーッ、プーッ…


律「…誰もいない?そんな馬鹿な…」

律「どうすんだよ…」


ポツッ…ポツッ

サアァァァァァァァァ…


律「…ああもう!何でこんな時に雨なんか…!」

律「とにかく唯の家だ!早く唯に知らせないと!」


ダッダッダッダッダッダッ…




・・・・・・・・・・・・・・・



456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:35:40.82 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・

~屋上~


サアァァァァァァァァァァ…


ギイィ…バタン


澪「…雨、降ってるね」

古泉「…ええ、そうですね」

澪「濡れちゃうよ?」

古泉「構いません、どうせこのまま帰るのですから」

澪「学校は?」

古泉「…たまには高校生らしく、サボるという事も悪くはないでしょう」

澪「…そっか」

古泉「ええ…」

澪「…」

古泉「…」




457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:36:21.28 ID:j9Q8AJl50

澪「…私ね」

古泉「はい」

澪「小学校の頃…初めて噂の事でいじめられたの」

古泉「…」

澪「その時は先生かが庇ってくれて、何事もなく終わった」

澪「でも中学校になったら、先生は知らない振り、噂はどんどん広まるし、イジメもどんどん酷くなった…」

古泉「…」

澪「でもね、そんな中でも一人だけ私を助けてくれる子がいた」

澪「その子とは今も一緒で、普段はすごくだらしなくて…お世辞にも真面目なんて言えない」

澪「でも私がいじめられた時だけは、真剣になって私を庇ってくれた…」

古泉「…」



458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:37:02.43 ID:j9Q8AJl50

澪「中学校を卒業する時も、同じ高校に一緒に入って、また新しく始めようって言ってくれた」

澪「私もそう約束したの…」

古泉「…そうですか」



澪「でも…高校でも同じだった」

澪「結局私は、自分の噂から逃げる事はできなかった」

澪「もう…これからどうしていいのか分からない」

澪「あの子との約束も…守れない」ポロポロッ…

古泉「…」



459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:37:43.87 ID:j9Q8AJl50


古泉「いいえ、まだ後戻りはできます」

澪「……えっ?」

古泉「僕が秋山さんに近づかなければ、これ以上の貴女を恨む人間はいなくなる」

澪「…」

古泉「僕は目立ちすぎてしまいました。貴女を苦しませる程に…」

古泉「秋山さんが僕の近くにいると、どうしても他人の嫉妬を受けてしまう」

古泉「その度、貴女の攻撃の一つとして『噂』を使い、永続的に語り継がれる事になってしまいます」

古泉「火のないところに煙は立たない…つまり原因となる僕が貴女の隣から消えれば」

古泉「秋山さんの噂も、そのうち鎮火する事になるでしょう」



460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:38:25.11 ID:j9Q8AJl50

澪「…」

古泉「…貴女と会うのは今日で終わりです」

古泉「今までありがとうございました…貴女と一緒にいてとても楽しかった」

古泉「貴女と出会いを…感謝します」

澪「…」

古泉「…では、僕はこれで失礼します」

古泉「今後僕にすれ違っても無視してください…」

古泉「それで貴女が…普通の生活を過ごせるのですから」

澪「…」

古泉「…さようなら」



ギイィ…



461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:39:05.50 ID:j9Q8AJl50
ガシッ


澪「嫌だ…」

古泉「…離してください」

澪「そんなのいや…」

古泉「もう…これしか方法がないのです」

澪「いや…」

古泉「分かってください…」

澪「いやっ!」

古泉「秋山さんっ!」

澪「何で…どうしてっ?」

澪「どうしてそんな答えになるの?」

澪「私古泉君の事が好き…ホントに大好きなのに」

澪「なんで私が普通に暮らすために古泉君と離れなきゃいけないの?」

澪「おかしいよ…そんなのおかしいよ」ポロポロッ…



462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:40:13.96 ID:j9Q8AJl50

古泉「貴女には言えない…言っても理解できない」

古泉「僕は…特別な人間ですから」

澪「違う…古泉君は特別なんかじゃない」

澪「どこにでもいる…普通の高校生」

澪「普通に笑ったり、いっぱいはしゃいだり…」

澪「私が困ってたら、すぐに駆け付けてくれる」

澪「他の人がどんな風に思っても…古泉君は古泉君なの」

澪「古泉君に会えないなら…私死んだほうがいい」

澪「噂なんて消えなくてもいいから…古泉君と一緒にいたい」

澪「だから…無視していいなんて悲しい事…」

澪「言わないでよ…お願い」ジワ…

澪「ぅ……ヒック…」ポロポロッ…



463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:40:54.34 ID:j9Q8AJl50
サァァァァァァァ…


古泉「…どうして」

古泉「どうして貴女は…そこまでして僕の事を」

澪「好きになっちゃったんだもん!…仕方無いじゃない」ポロポロッ…

古泉「…やめてくださいよ」

古泉「そんな事言わてしまうと…」

古泉「僕だって…」

古泉「僕だって、好きになってしまうじゃないですか…」



464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:41:35.70 ID:j9Q8AJl50
サァァァァァァァァ…


澪「…古泉君」

古泉「初めてなのですよ?僕の裏側に気付いてくれた女性は…」

古泉「そしてこんなにも手放したくないと思ったのも…貴女だけです」

澪「…」

古泉「貴女と一緒にいて、僕の全てを見せたいと思いました」

古泉「そして…受け入れて欲しかった」

古泉「でもそれは許されない事です」

古泉「『神』が僕を…許してくれないのです」



465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:42:15.50 ID:j9Q8AJl50



澪「…許してくれないでいいよ」

古泉「え…」

澪「古泉君も…私と一緒がいいなら」

澪「許してくれなくても…いい」

古泉「秋山さん…」

澪「…」

古泉「…」



ザァァァァァァァァ……



466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:43:02.65 ID:j9Q8AJl50



「…後悔、しませんか?」

「うん…」

「…消える事になってもですか?」

「うん…」

「…」

「…」

「…分かりました」

「僕はいつまでも…秋山さんの側にいます」

「…」

「どうか…僕と一緒に」

「…」

「古泉…君」



ザァァァァァァァァァァァァ…



468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 07:46:22.71 ID:j9Q8AJl50
ここで四章終わり
実はまだ最終章の書き溜めが少し終わってないんだ
今日中には終わらせるから許してくれ

つかやっぱり在日ネタはまずかったか…
2chでの扱いとか可愛さとか全て取り込んで見たかっただけなんだ
気分悪くなった人ごめんね



472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:29:16.09 ID:j9Q8AJl50


ピピピピピピ…チュンチュン


ピピピピ…ピピピピ…


カチッ



古泉「…ここは」


古泉「…そうか、僕はそのまま眠って」

「…zzz」

古泉「…?」

「すぅ…すぅ…」




473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:29:56.25 ID:j9Q8AJl50

古泉「……」

古泉「…あれ?」

澪「んぅ…すぅ…」

古泉「あの…澪さん?」

澪「んん…今、なんじ…?」

古泉「いえ…まだ時間は大丈夫です…」

澪「そっか…ん…」

澪「…え?」


ムクッ


澪「…」

古泉「…おはようございます」

澪「あ…おはようございます」




474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:30:36.65 ID:j9Q8AJl50
古泉「…」

澪「…えっと」

古泉「…」

澪「あれ…私、何で…あれ?」

古泉「…澪さん」

澪「な…なに?」

古泉「何故…僕達は同じ部屋で」

古泉「その…」

古泉「裸で、寝ているのでしょうか…」

澪「……」




475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:31:18.30 ID:j9Q8AJl50

ガバッ!

澪「えっ?えっ?えぇっ!!?」

古泉「お、落ち着いてください!僕は見ていませんからっ!」

澪「ウソッ!?何で!?どうしてっ!?」

澪「こ、古泉君っ!あ、ああああっち向いてっ!!!」

古泉「はっ、はいっ!!」

澪「うぅ…何がどうなってるの?」

古泉「確か僕達…学校を出た後に、どこか行きましたよね?」

澪「う、うん…」

澪「確か…古泉君が濡れたままじゃ風邪引くって言ったから」

古泉「はい…取り敢えず僕の家に雨宿りと言う事で…」

澪「えっと、それから…」

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・



476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:31:59.53 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・・・



ガチャ…バタンッ



澪「…お邪魔します」

古泉「はい、どうぞ…」


バサッ


古泉「…制服、乾燥機がありますので、ご自由に使ってください」

澪「あ、ありがとう…」


パサッ…




477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:32:49.34 ID:j9Q8AJl50
澪「ん…しょ」

古泉「…」

澪「あ、あまり…見ないで欲しい…かな」

古泉「…すみません」

澪「…」

古泉「…」

古泉「…そのままでは風邪を引いてしまいます」

澪「う、うん…」

古泉「…奥にシャワー室がありますので、そこで着替え等をしていただいて構いません」

澪「…ありがとう」

古泉「…いえ」


ガチャ…バタン



478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:34:00.11 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・

~脱衣所~


スルッ…

澪「やだ…下着まで濡れてる」

澪「替えの下着…持ってきてない」

澪「…すぐ乾くかな」


パサッ…


ウイィィィィン…


澪「…」ブルッ

澪「…シャワー、貸してもらおう」


ガチャ…バタンッ




479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:34:40.42 ID:j9Q8AJl50



古泉「…」


ガチャ…


澪「…」

古泉「あ…秋山さん?」

澪「ご、ごめんね?勝手にシャワー借りちゃって…」

古泉「いえ…それは構いませんが」

澪「…」

古泉「…」

古泉「…僕も冷えてしまったので、シャワー浴びてきますね」

澪「う、うん…」


ガチャ…バタンッ




480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:35:20.80 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・
 

ガチャ…バタン


澪「…」

古泉「…」

古泉「…服、もう少ししたら乾きますので、もうしばらく我慢してください」

澪「…うん」


ポスッ…


古泉「…」

澪「…」

澪「ねぇ…」

古泉「はい」

澪「そっちにいって…いいかな?」

古泉「…ええ」




481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:36:01.15 ID:j9Q8AJl50
スッ…


澪「…///」

古泉「…」

古泉「…何か、飲み物を持ってきましょうか」

澪「えっ…」

古泉「たくさん泣いてしまいましたので、水分が不足してると思いますよ」

澪「…ふふっ。そうだね」

古泉「…では」


ガチャ…


澪「…照れてる?」

古泉「さぁ?どうでしょうね」

澪「…素直じゃないんだね」

古泉「ふふ…」




482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:36:44.35 ID:j9Q8AJl50

カランッ


古泉「ウーロン茶しかありませんが、良かったらどうぞ」

澪「…ありがとう」

古泉「…」

澪「…」

澪「…私ね」

古泉「はい」

澪「今…なんだか幸せだなって思ってる」

古泉「…そうですか」

澪「あんなにいっぱい泣いたのに、なんでだろうね…」

古泉「…僕には分かりかねます」

澪「…そっか」

古泉「はい…」

澪「…」



483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:37:28.70 ID:j9Q8AJl50
古泉「…でも」

澪「ん?」

古泉「貴女が今幸せと思うなら…それを精一杯楽しめばいいと思います」

古泉「今の幸せを噛み締める事で、たとえつらい事が起こっても…」

古泉「それを糧にすることで、また立ち上がり、頑張る事ができる」

古泉「僕が母に、よく言い聞かされた言葉です…」



澪「今を…楽しむ」

古泉「はい…」

澪「…そう、なんだ」




484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:38:09.12 ID:j9Q8AJl50
澪「…古泉君は」

古泉「はい」

澪「今…幸せって思ってる?」

古泉「…どう思います?」

澪「…分からない」

古泉「…そうですか」

澪「…」

古泉「…秋山さん」

澪「…うん」



485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:38:49.84 ID:j9Q8AJl50


古泉「…」

澪「…ん」

古泉「…」

澪「…」

古泉「これで…分かりましたか?」

澪「…まだ」

古泉「…まだ、分かりませんか」

澪「…ごめんなさい」

古泉「いえ、お気になさらず」

澪「…」

古泉「…」

澪「もう一回…」

澪「もう一回してくれたら…分かるかも」

古泉「…そうですか」



486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:39:30.13 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・



古泉「こ…これは」

澪「あぁ…思い出しただけで死にたくなってきた…」ボォォォ///

古泉「…ですね」

澪「…私、ここから記憶がない」

古泉「…奇遇ですね。僕もそこから記憶が途絶えてます」



487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:40:11.66 ID:j9Q8AJl50
澪「…」

古泉「…」

澪「だ、大丈夫だよねっ!?だって私達まだ高校生だもんっ!」

古泉「そうですよね!僕達まだ付き合って一日目ですもんね!」

澪「うんっ!私そのまま寝ちゃったんだと思う!」

古泉「そうですね!ウーロン茶に誰かがアルコールを入れたのでそれで眠ってしまっただけですよね!」

澪「そ、そうなんだ!アルコールなら仕方ないよね!」

古泉「そうですね!仕方ありませんね!」

澪「あは、あははっ!あはははっ!」

古泉「あははっ!あははっ!あはははははっ!」



488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:40:51.73 ID:j9Q8AJl50


澪「…」

古泉「…」

澪「…検査って、どこでやってもらえるんだろう…」

古泉「確か…薬局で売っていると思います…」

澪「…今日、買ってきます」

古泉「…すみません」


・・・・・・・・・・・・・・・・



489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:41:32.06 ID:j9Q8AJl50
~機関本部~


タッタッタッタッタ…!


ガーッ


古泉「森さんっ!」

森「あら、おはよう古泉。随分と早いわね」

古泉「またですか!また僕の家に勝手に入ったのですか!」

森「…昨日はお楽しみだったじゃない?」

古泉「…どうせ監視カメラも設置しているのでしょう?」

古泉「昨日僕達に何があったのか教えてください…お願いします」



490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:42:13.13 ID:j9Q8AJl50

森「あら?覚えてないの?」

古泉「森さんが入れたアルコール入りウーロン茶の所為で記憶があいまいなのです…」

森「ああ、あれ飲んじゃったんだ」

古泉「そうですよ。だから教えてくださいよ…」

森「うーん教えてもいいんだけれど…」

古泉「ほ、本当ですか!?」

森「面白いから黙っておく事にする」

古泉「……ですよね。森さんが僕に簡単に教えてくれるなんて事ありえませんよね」

森「まぁいいんじゃないの?お互い合意の上であんな状況になった訳だし」



491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:42:53.70 ID:j9Q8AJl50

古泉「そ、それは…」

森「まぁ一線越えたのかどうかは別として、あの子の事離さないって決めたのでしょ?」

森「だったら責任持って護ってあげなさい。途中放棄なんてクズのやることよ」

古泉「は、はい…」

森「神という障害を越えてその先のゴールに進む二人…美しいわねぇ」

古泉「…」

森「…でも簡単じゃないわよ?貴方、どんな事が起こってもあの子を護るって決心してるの?」

古泉「…」

古泉「…ええ、もちろんです」

古泉「僕はもう迷いません」

古泉「たとえ涼宮さんが許さなくても…僕は彼女を説得してみせます」

古泉「世界も彼女も…僕は両方護ってみせます」




492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:43:44.49 ID:j9Q8AJl50
森「…言ったわね。修正は認めないわよ?」

古泉「はい」

森「…ふぅ、じゃあ頑張りなさい」

森「貴方が自分で決めた事なんだから、それが正しいのでしょうね」

古泉「…ありがとうございます」

森「別に私は何もしてないわよ」

古泉「森さんのおかげで、僕は今日まで来る事ができました」

古泉「そしてこうやって決心する事ができたのも…森さんのおかげです」

森「…そ。じゃあ素直に受け取っておくわ」

古泉「ありがとうございます」

古泉「では僕は学校がありますので、これで…」

森「ええ、行ってらっしゃい」


ガーッ



森「…言うようになったじゃない。童貞のクセに」




494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:44:28.69 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~音楽室~


ジャーン…


梓「…ふぅ」

梓「…一人で練習してもつまんないなぁ」


コンコンッ


「失礼します」


ガチャ


古泉「おはようございます、中野さん。今日は一人で練習ですか?」

梓「こ、古泉先輩!?ど、どうして音楽室に…」

梓「あ、澪先輩ならまだ来てないですよ…?」




495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:45:11.62 ID:j9Q8AJl50

古泉「いえ、今日は貴女にお礼を言いに来たのです」

梓「わ、私にですか…?」

古泉「中野さんが秋山さんの事を知らせてくれなければ…僕は悠長に構えていました」

古泉「僕が助ける事ができたのも貴女のおかげです。本当にありがとうございました」

梓「べ、別に当然の事をしたまでですから…」

古泉「本当に感謝しているのですよ?貴女がその場に居合わせていなかったら、僕は今どんなに絶望していたか分かりません」

古泉「貴女はそれだけの事をしてくれたのです…感謝してもしきれません」

梓「……!」




496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:45:52.06 ID:j9Q8AJl50

ドクンッ…


梓「…」ギュッ

古泉「…中野さん?」

梓「わ、私今から授業の準備しないといけないので失礼しますねっ!」

梓「じ、じゃあ先輩!さようならっ!」

古泉「あ、中野さん!?」


タッタッタッタッタッタ…



古泉「…一体どうしたのでしょうか?」




497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:46:32.59 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


タッタッタッタッタッ…


梓「はぁ…はぁ…はぁ…」

梓「び、びっくりした…」

梓「古泉先輩ったらいきなりお礼言ってくるんだもん…」

梓「…」

梓「でも何で私逃げちゃったんだろう?」

梓「別に嫌だった訳じゃないのに…」


ドクンッ…


梓「なんで、だろう…」




498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:47:21.97 ID:j9Q8AJl50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~教室~


ガララッ


和「おはよう澪」

澪「ああ、おはよう和」

和「…もう大丈夫なの?」

澪「…うん、多分大丈夫だと思う」

和「…そう、よかったわね」

澪「ああ、何故だかみんな私を見てもいつも通りの対応だった…」

和「…あの古泉って人。かなり強い権力を持ってるのね」



499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:48:02.32 ID:j9Q8AJl50
澪「和、古泉君の事知ってるのか?」

和「ええ、澪の彼氏なんでしょ?」

澪「へっ!?だ、誰から聞いたんだそんな事!!」

和「え?軽音部のみんなだけど…」

澪「あいつら…また言ってもない事を勝手に」

和「あら、じゃあ彼氏じゃないの?」

澪「え、あ、あぁ…その、えっと…」

和「…?」

澪「き、昨日…彼氏になりなした」ボゥ///




501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:48:42.56 ID:j9Q8AJl50
和「き、昨日?」

澪「…うん」

和「そ、そうなんだ。へぇ~…」

和「えっと…おめでとう。澪」

澪「あ、ありがとう…」

和「でもよくOKしてくれたわね。古泉君って、噂じゃ凄くモテるって聞いてたけど…」

澪「そ、そうだね…」

和「きっと、澪のいい所が古泉君を振り向かせたのね」

澪「そ、そんな…///」

和「…じゃあ、あの子達にも知らせてあげなさい?」

澪「えっ?」


バタンッ!!



502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:49:26.63 ID:j9Q8AJl50
律「澪!大丈夫か!もうイジメられたりしてないか!?」

唯「澪ちゃん!私みたいに騙されてない!?」

紬「私達、澪ちゃんが心配でこっちまで来ちゃったの」

澪「お、お前達…」

和「…よかったね、こんなに仲間がいて」

律「みぃおおおおおおおおお!!!!」ガシッ!

澪「ちょ、ちょっと律!くっつくなって!」

唯「みおぢゃああああああああん!!!」ガバッ!

澪「あ、ちょ!唯!どこ触って…ひゃん!?」

紬「あらあらまぁまぁ」●REC

澪「ムギ!ビデオ撮ってないで助けろ!」




504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 08:50:23.32 ID:j9Q8AJl50
律「じぐぢょおおお!心配ばっかかけやがって~!」グシュッ

唯「澪ちゃんも頑張ったんだね!わたしも頑張ったよおおお!」ズビッ

澪「わ、分かった。分かったから少し離れて…」

紬「みんな澪ちゃんの事心配してたのよ?もう生きてく意味をなくして夜の街に行っちゃうんじゃないかって…」

澪「そ、そんな事するわけないだろっ!!」

和「クスッ、あなた達本当に仲がいいのね」

律「この野郎!私心配して昨日は6時間しか寝てないんだぞぉ!」

澪「いや、充分だろ」

律「私にとっては少ないんだいっ!今日はもうお前を離さないんだからなっ!」

唯「わたしも澪ちゃんを離さないよぉ!」

紬「うふふっ」

澪「はははっ…」





澪「…みんな、ありがとう…。」




525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:48:34.19 ID:1Swi/Jls0



~文芸部部室~


ガチャ

みくる「キョン君、こんにちは」

キョン「…うっす」

古泉「こんにちは。おや?涼宮さんは一緒ではないのですね」

キョン「ああ。アイツはまた情報収集に行った」

古泉「…そうですか。何かトラブルがあったようですね」

キョン「今回は完全に俺の所為だろうな、古泉、お前に迷惑を掛けるかもしれん」

古泉「やれやれ…そこまで言うのですから、貴方も相当激怒をなさってしまったと」

キョン「ああ、…やっぱり俺はアイツを許せなかった」

長門「……」




526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:49:24.40 ID:1Swi/Jls0
キョン「ハルヒのせいで、昨日アイツは死んでいたのかもしれない」

キョン「それを考えた途端、いつも軽く流すだけのハルヒの暴言暴論に急に怒りがに込み上げてきやがった」

キョン「アイツは人の気持ちを、何だと思ってやがんだ…」

長門「……」

古泉「お気持ちは理解できます。ですがそれでも我々は我慢をしなければなりません」

古泉「貴方が涼宮さんに取る行動一つで、僕達の世界は終わりを告げることだって有り得てしまう…」

古泉「僕達がいる世界は…そういう所なのです」

キョン「ああ…分かっている…分かってるんだ…」

キョン「でも俺達はいつまでアイツの為に生きなきゃいけない?」

キョン「学校も、家でも、恋人といるときでさえも…」

キョン「俺達はいつでもアイツを基準に考えなければいけない」

キョン「こんな縛られた世界に、何で俺達は生かされてるんだよ?」

キョン「自分の人生ぐらい…何で自分の好きにさせてくれないんだよ…?」



527 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:50:04.69 ID:1Swi/Jls0
古泉「……」

長門「……」

みくる「キョン君…」

キョン「……」





長門「…現在涼宮ハルヒは、架空空間に進入し様々な出来事の情報支援を受けている」



キョン「長門?いきなりどうしたんだ」

長門「涼宮ハルヒはさらなる情報を望んだため、架空空間の規模を大幅に拡大させている」

長門「しかし現在の午後4時53分42秒時、突如架空空間の拡大が停止した」

長門「涼宮ハルヒは更に情報を求めているが、その願望に比例せずに空間の拡大が停止したと思われる」



528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:50:45.12 ID:1Swi/Jls0
古泉「涼宮さんの願望に能力が追いついていない?そんなことは絶対にありえません」

長門「これ以上の架空空間の拡大化は予想されないと情報統合思念体は判断した」

長門「更に涼宮ハルヒの情報操作能力にも微量にズレが発生している」

キョン「ちょ、ちょっと待て長門!それは本当なのか!?」

長門「私は真実を述べている。信じて欲しい」

古泉「長門さんのおっしゃる事が事実だとすると…これはとんでもない状況です!」

古泉「涼宮さんの願望実現能力に不具合が生じて、さらにこれ以上の上昇はありえないとすると…」

古泉「涼宮さんの能力は低下していくばかりだと思われます!」

キョン「じゃあ何だ!ひょっとするとハルヒは…!」

長門「そう、貴方が考えてる通り」





「涼宮ハルヒの能力はその効力をなくし、いずれ消滅する可能性が考えられる」



529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:51:25.43 ID:1Swi/Jls0

古泉「……」

みくる「……」

長門「……」

キョン「…本当、なのか?」

長門「これはあくまで推測のみ。確定されている事実ではない」

古泉「しかしそうとなると…これはかなり危険かもしれません」

キョン「どういう事だ」

古泉「涼宮さんの願望実現能力が消滅する…つまりもうそれ以上の改変は望めないということです」

古泉「もし涼宮さんが今の情報収集によって自分の能力に気付いてしまうとしましょう」

古泉「中途半端な能力の認識をした涼宮さんはまず第一に自分の願望を叶えると思われます」

古泉「その願望が世界の秩序を乱してしまう程の改変をしてしまったら…どうなると思います?」

古泉「さらにその瞬間、涼宮さんの能力が消滅してしまったとなると…」



530 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:52:10.36 ID:1Swi/Jls0
みくる「えっと…涼宮さんの能力が使えなくなってしまうって事ですから、もう元に戻せなくなってしまいます…」

古泉「つまりそう言う事です」

古泉「…世界の秩序が乱されたまま、僕達は今後死ぬまでその世界を受け入れなければならないでしょう」

みくる「そ、そんなの絶対に嫌です!」

キョン「こうしちゃいられない!早くハルヒを見つけないととんでもない事が起こっちまう!」

キョン「長門!今ハルヒは何処にいるんだ!?まさかもう能力に気付いちまったワケじゃねぇだろうな!?」

長門「涼宮ハルヒは現在、架空空間により作り出された幻想住人により詳細不明の情報を入手している」

長門「おそらく後数時間で涼宮ハルヒは自身の能力について認識してしまう恐れがある」

古泉「長門さん、僕らがその空間に入る事はできないのですか?」

長門「架空空間の構造は閉鎖空間の構造にある程度類似している。

長門「しかし進入が困難なため機関の有機生命体以外の人間は侵入した瞬間消滅してしまうと予想される」

古泉「では僕が参りましょう、詳しい場所を教えてください」

みくる「私は未来に連絡を取ってみます!もしかしたら涼宮さんの足止めをする方法が見つかるかもしれません!」

長門「了解した、詳しい内容は後で報告する。付いて来て」



531 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:52:51.53 ID:1Swi/Jls0
キョン「よしっ。じゃあ解散だ」

古泉「貴方はどうするのですか?」

キョン「俺はハルヒが行きそうな所を探して、その場でアイツを止めてやる」

キョン「何もしないよりは遥かにマシだからな」

古泉「分かりました。どうかお気をつけて…」

キョン「ああ、お前等もな」



ガチャ…バタンッ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:53:31.05 ID:1Swi/Jls0


ガチャ…バタンッ

古泉「…では長門さん。場所を教えてください」

長門「…」

古泉「長門さん?」

長門「場所を教える前に、貴方に言っておく事がある」

古泉「…?」

長門「この架空空間は涼宮ハルヒ以外の人物が入ることを許されていない」

長門「もし進入した場合、制御不可能な攻撃を受け、致命的な損傷を負うことになる」

長門「しかしこの架空空間には何箇所か侵入を感知されない抜け道のようなものがある」

長門「貴方はそこから侵入する事を推奨する」



533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:54:25.57 ID:1Swi/Jls0

古泉「分かりました。その抜け道は僕からでも見えて、人間が入れるようなモノでしょうか?」

長門「そう。有機生命体の肉眼で確認する事ができ。貴方の体格でも充分に入る事ができる」

長門「しかし油断は禁物。周りに注意して進入して欲しい」

古泉「ええ、もちろんです」

長門「了解した。場所を教える」


・・・・・・・・・・・・・・・




534 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:55:05.87 ID:1Swi/Jls0
ゴオォ…


古泉「これは…」

古泉「…閉鎖空間に靄がかかっているような空間ですね」

古泉「長門さんが言っていた抜け道は…」


古泉「…あそこですね」

古泉「しかし何故わざわざ進入を許すための仕掛けがされているのでしょう」

古泉「…もしかすると罠かもしれません」

古泉「もう少し周りを調べてみましょう…」


タッタッタッタッタ…


・・・・・・・・・・・・・・・




536 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:56:15.99 ID:1Swi/Jls0
古泉「…どうやらここ以外の入り口はなさそうですね」

古泉「長門さんはもう何箇所入り口があると言っていましたが…塞がれてしまったのでしょうか?」

古泉「…覚悟を決めましょう」

古泉「…」


グッ…


古泉「…」


ブワッ!


古泉「!!っく…」

古泉「…なんとか無事に入る事はできました」

古泉「しかし視界が最悪ですね…何かいい方法は」




537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:56:59.14 ID:1Swi/Jls0

…!……。

……。…。


古泉「…誰かいますね」

古泉「会話をしているという事は、涼宮さんと架空人物なのでしょうか?」

古泉「だとすると既に力に気付いてしまっているのでしょうか…」

古泉「…行ってみましょう」


ダッダッダッダッダ…




・・・・・・・・・・・・・・・



538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:57:39.49 ID:1Swi/Jls0
ハルヒ「そうよ・・・そうだわ」

ハルヒ「あの女がいなかったら私とキョンはいずれ恋人になれたじゃない」

ハルヒ「それをあの女が横取りしてそのまま奪ったのよ?」

ハルヒ「私がこんなに苦しい思いをしてるのに・・・アイツはただ消えてなくなるだけ?」

ハルヒ「そんなの絶対に許さないわ!」

ハルヒ「私の100倍・・・1000倍以上の苦しみを与えてやらないと気が済まない!」

ハルヒ「イヤ、それだけじゃ物足りないわ!・・・アイツの仲間も道連れにしてやれば・・・」

ハルヒ「それだけあの女の罪は重いのよ!」

???「うふふっ♪やる気は十分に溜まってきたみたいね」

???「じゃあさっそく学校に行ってあの子を捕まえないとね~」

???「私も特別に協力してあげるっ」

ハルヒ「・・・やってやるわ・・・やってやるのよ・・・」ブツブツ

ハルヒ「あの女に・・・私以上の苦しみを・・・」

ハルヒ「あの女に・・・」


シュン・・・・・・



539 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:58:19.72 ID:1Swi/Jls0
古泉「!…消えた?」

古泉「彼女は一体何をしようと言うのですか…!」

古泉「恋人…苦しみ?」

古泉「…!もしや彼女は、能力で残虐な行為をしようとしている?」

古泉「これは一大事だ、すぐに彼に知らせないと…!」


ザクッ!


古泉「!!…っかは…!」


ドサッ!!



???「ダメじゃない…女の子の会話を盗み聞きするなんて」



540 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:59:01.23 ID:1Swi/Jls0
古泉「あ…あなたは…」

???「私は涼宮さんに選ばれた唯一の協力者」

???「もうすぐ涼宮さんはこの世界を自分好みに変えてしまう」

???「だから私はそれに便乗させてもらったの」

???「あの人にくっついていると面白いもの…ふふっ」

???「けど貴方が自由に動けるのはちょっとマズイかなぁ」

古泉「な…何故ですか」

???「貴方達の機関ってその気になればどんな事でもしてしまうもの」

???「だから少しだけ眠っててね?」

???「しばらくしたらこの空間も消えちゃうから、貴方も最初入った場所に戻るだけ」

???「決して消えたりしないから、安心してね?」

???「じゃ、バイバイ」


シュン…



543 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 11:59:41.55 ID:1Swi/Jls0

古泉「…これは、しくじってしまいましたね」

古泉「完全に動くことができません…何かの情報操作でしょうか」

古泉「…はは、もう視界も狭くなってきました…」


シュン…


「…ここでいいのかい?何やら酷く視界が悪いようだけど」

「はい、間違いありません」

「この空間には、彼女の力によって形成され、存在していると思います」

「くっくっく…そうか、涼宮さんも随分と悪趣味なのだね。」



544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:00:33.35 ID:1Swi/Jls0
「――誰か――いる」

「えっ?この空間にですか?そんなはずはないのですけど…」

「まぁいいさ。ここにも涼宮さんの力が少し残っているのだろう?」

「あ、はい。後はこの空間が消えるまで待っているだけです」

「ほう。そんなに簡単なのかい…これでは少々味気ない様な気もするね」

「――もうすぐ――消える」

「分かりました。では…」

「ああ、分かっているよ」



古泉「(一体…誰が会話しているのでしょうか)」

古泉「(もう視界も途絶えて…耳も聞こえません)」

古泉「(早く…彼に知らせないと)」

古泉「(はや…く)」

古泉「(……)」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:01:13.64 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



澪「…まったく、放課後になるまで全然離してくれないんだから…」

梓「……」

澪「そりゃあ…みんなが心配してくれるのは嬉しかったけどさ…」

澪「なんていうかこう…スキンシップが激しすぎる気がするんだよ」

澪「ムギなんて、もうセクハラの域だったんだぞ…///」

澪「…でも私って、あんなに想ってくれる仲間がたくさんいるんだな…」

梓「……」

澪「梓も私のために頑張ってくれたんだってな。ありがとう…」

梓「……」

澪「…梓?」

梓「へっ?あ、何ですか澪先輩?」



546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:01:53.86 ID:1Swi/Jls0
澪「…お前、さっきからずっと黙り込んでるけど…どうかしたの?」

梓「い、いえ。何でもないんです…」

澪「…そっか」

梓「…あの」

澪「ん?」

梓「澪先輩は…古泉先輩とその後どうなったのですか?」

澪「こ、古泉君と?え、えぇっと…」

梓「…澪先輩?」

澪「いや、その…」

梓「……」

澪「…分からないんだ」

梓「え?」




547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:02:35.19 ID:1Swi/Jls0
澪「昨日…古泉君の家にお邪魔した所までは憶えてるのだけど…」

梓「こ、古泉先輩の家に行ったんですか!?」

澪「ち、違うんだっ!ただ雨宿りをしようと思っただけで…」

澪「で、でも…風邪引いちゃうし…服もびしょ濡れだったからシャワー貰って…」

梓「…」ゴクリッ…

澪「そ、それで古泉君もシャワー浴びて。二人で会話してたら…」

梓「し、してたら…?」

澪「そ、その…隣に寄って」

澪「…き」

梓「き?」

澪「き…キス…しちゃった…かも」

梓「!!!」ボウッ!

梓「そ、それで…それでどうなったのですかっ!」

澪「だ、だから…憶えてない」




548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:03:19.55 ID:1Swi/Jls0
梓「えっ?」

澪「そ、その後目覚めたら…朝になってた」

梓「そ、それって…まさか」

澪「いやっ!違う!違うぞ!ま、まだそんな事やってない…と思う」

梓「……」

澪「ただ…一応検査だけは、その…しといたほうがいいって…古泉君が」

梓「え、えっと…確か初日じゃ分からなかったと思います」

澪「ほ、本当か!?」

梓「多分…ですけど」

澪「ど、どうしよう…」オロオロ…

梓「な、何か違和感とかありませんか!?」

梓「その…歩きづらいとか…痛い、とか…うぅ」カアァ…



549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:03:58.72 ID:1Swi/Jls0
澪「…いや、そんな感覚はない…かな」

梓「だっ、だったら大丈夫だと思いますっ!」

澪「ほ、ホント!?」

梓「はい…」

澪「よ…よかった…」ホッ…

梓「……」

澪「ふ、二人して裸だったんだもん…びっくりしちゃった」

梓「…でも」

澪「え?」

梓「キ、キスまでは…したのですよね…?」

澪「う、うん…///」




550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:04:38.86 ID:1Swi/Jls0
梓「…そうですか」ニコッ

澪「梓?」

梓「私、澪先輩に言ってない事があるんです」

澪「言ってない事?」

梓「私…」

梓「私、最初は」


キキイィ!

バタンッ!


澪「…え?」


「…間違いないか?」

「…ああ、大丈夫だ」


梓「ちょ、ちょっと。何でこんな所に車止めて…」


「目標を確認、これより捕らえます」




551 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:05:19.41 ID:1Swi/Jls0
ガシッ!


「…付いて来い」


澪「な、なにするの!?は、離してっ!」

梓「やめてくださいっ!警察呼びますよ!?」


「…おい、黙らせろ」

「はい」


ガスッ!


梓「あぐっ…!」


ドサッ…



552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:05:59.73 ID:1Swi/Jls0
澪「あ、梓っ!」

梓「み、澪先輩…」


「よし、車に乗せろ。時間がない」

「はい…おい、乗れ」


澪「い、いやっ!誰かっ!誰か助けて!」

澪「梓!あ、むぐぅ…!」


「目標を確保、これより移動します」


梓「澪…せんぱい…」ズルッ…


「ふん、日本なんて所詮この程度か…何故に総書記様はこんな国に怯えるというのだ」


バタンッ!




553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:06:40.16 ID:1Swi/Jls0
澪「…!…!」


梓「澪先輩…澪先輩!」


ブオォォォ…


梓「…何で、どうして…」

梓「意味わかんない…」ポロポロッ…

梓「何で澪先輩さらわれちゃったのっ…」

梓「なんで…澪先輩ばっかり…」ポロポロッ…

梓「…古泉先輩」

梓「古泉先輩に連絡しないと…!」



554 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:07:20.28 ID:1Swi/Jls0



梓「…あ」

梓「そうだった…私先輩の番号知らなかったんだ…」

梓「何で…何であの時に私も登録しなかったの?」

梓「変な見栄張って…興味ないなんて事言って…」

梓「バカ…私のバカァ!!」

梓「あ…ああっ…あぁぁ…」ポロポロッ…




555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:08:00.53 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・



古泉「…ぅ」

古泉「ここは…」

古泉「そうか…空間が消えて、元の場所に戻っていたのですね」


ズキンッ!


古泉「…ッツ」

古泉「こんな所で寝ている暇はありません…」

古泉「早く…早く彼の元へ…」


・・・・・・・・・・・・・・・



556 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:08:41.30 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・



キョン「くそっ・・・どこにいる!!」


ポタッ…


梓「・・・・・・」

キョン「!・・・たしか軽音部の・・・」

キョン「おい!平沢が何処に行ったか知ってるか!?」

梓「・・・・・・・えっ?」

キョン「・・・・どうした?」

梓「い、いえ。なんでも、ないです・・・」

梓「唯先輩なら今日私は一緒じゃなかったです」

梓「ごめんなさい・・・」




557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:09:21.08 ID:1Swi/Jls0
キョン「・・・わかった。邪魔したな」

梓「あ!待ってください!」



キョン「・・・どうした?」

梓「古泉先輩・・・古泉先輩は今何処にいますか?」

梓「早く先輩に知らせないと・・・私」ポロポロッ

キョン「!何かあったのか!?」

梓「お願いです!先輩の番号を教えてください!」

キョン「あ、ああ分かった!」



558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:10:01.14 ID:1Swi/Jls0

ズルッ…ズルッ…


古泉「はぁ…はぁ…」

古泉「…ぐっ!」


ポタッ…


古泉「も…もう少しで」


ピリリリリ…ピリリリリ…


古泉「だ、誰だ…」


ピッ


古泉「…はい、僕です」

梓「古泉先輩!」

梓「良かった…!全然繋がらないから…もう…ダメだって…」



559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:10:41.44 ID:1Swi/Jls0
古泉「どうか…なさったのですか?」

梓「澪先輩がっ!澪先輩が変な人達に誘拐されてしまいましたっ!!」

古泉「なっ…!」

梓「いきなり私達の前に車が止まって…男の人が先輩を…どこかに…!」ポロポロ…

梓「お願いですっ!澪先輩を助けてくださいっ!」

古泉「い、今彼女は何処にいるのですかっ!?」

梓「分かりません…車は南の方向に行ってしまいました…!」

古泉「南の方角…まさか…!」

梓「先輩!早く…早くしないと澪先輩がっ!」

梓「せ…ザッ…は…ザザッ…い…ザザザッ」


ザアァァァァァァァァァァァ…




560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:11:21.75 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・



???「あ~あ。結局やられちゃうのね…」

長門「貴女はとても優秀、だけど完全ではない」

???「せっかく涼宮さんに強化してもらったんだけどなぁ」

???「所詮私はバックアップなのね…」

長門「……」

???「まぁいいわ。どうせもう終わっちゃうし」

???「長門さん。私は先にリタイアするわね」

長門「…そう」

???「もうちょっと楽しみたかったのだけれど…まあいっか」

???「私は消えるけど、涼宮さんの事、ちゃんと頼んだわよ?」

長門「…了解した」

???「…ふふっ、長門さんも一人の女の子になっちゃうのかしら」

???「私…見てみたかったなぁ」




561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:12:02.39 ID:1Swi/Jls0
長門「……」

???「…もう時間ね」

???「ばいばい長門さん。みんなと幸せにね…」


サアァァァァァァ…


長門「……」


ピリリリリリ…


ピッ

長門「…何?」

古泉「長門さん…一つ聞きたい事があります」

長門「…」

古泉「今彼女…秋山さんに何が起こっているのか分かりますか?」

長門「…待って」



562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:12:42.15 ID:1Swi/Jls0
長門「…了解。情報を取得。」

古泉「本当ですか!?」

長門「…現在秋山澪は、国道を沿って海岸方面に移動中」

長門「状態は拘束。そして近くにこの国とは別の種族の有機生命体がいると思われる」

古泉「そ、それはどうして…」

長門「…以前秋山澪には、在日韓国人という事実とは異なる情報が満盈したと思われる」

長門「彼女の事を好ましく思っていない涼宮ハルヒは、その虚報を事実にし、攻撃の対象にした」

古泉「それでは理由になっていません!」

古泉「たとえそれが事実になったとしても、何故誘拐されなければいけないのですか!?」



563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:13:27.86 ID:1Swi/Jls0
長門「現在涼宮ハルヒの能力には、効力の減少、また多少のズレが確認されている」

長門「おそらく涼宮ハルヒが秋山澪を『在日韓国人』となるように望み、情報改変が行われた」

長門「しかし能力のズレにより、涼宮ハルヒの願望とは一部異なる情報に改変されたと思われる」

古泉「…!ま、まさか…」

古泉「そんな…そんな事…ある訳が…!」

長門「貴方の考えは正しい」







「秋山澪は、涼宮ハルヒの能力によるズレで『在日韓国人』ではなく『在日北朝鮮人』と改変されてしまったと思われる」



564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:14:07.87 ID:1Swi/Jls0
古泉「…そんな」

古泉「そんな…バカな」

長門「…現在秋山澪を拘束していると思われる有機生命体は、おそらく工作員だと思われる」

長門「彼らが国道を抜け、港にある不法侵入したと思われる船に乗り込んでしまったら」

長門「彼女はもう二度と帰ってくることはない」

古泉「……」

長門「…全ては貴方の判断に任せる」

長門「私は現在、戦闘によるアクセス負担により動ける事ができない」

長門「…ごめんなさい」

古泉「…いえ、ありがとうございました」




565 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:14:49.07 ID:1Swi/Jls0
ピッ


古泉「何てことだ…」

古泉「…やっと彼に伝えるためにここまで来たのに」

古泉「ここまで来て…それはないでしょう?」


ドサッ


古泉「よりによって何故、どうしてあの国なのですか…」

古泉「涼宮さん、貴女はそこまでして何がしたいのですか…」



566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:15:28.57 ID:1Swi/Jls0

古泉「…いや、涼宮さんの所為じゃない」

古泉「これは僕の所為だ」

古泉「僕が彼女に離れていれば…こんな事にはならなかった…」

古泉「はは…傑作ですね」

古泉「神と人を天秤に乗せ、どちらも同じ価値だと判断し…」

古泉「両方選択した結果がこれですよっ!」

古泉「はははっ!笑ってください!こんなに憐れな人間はそうそういませんよ!」

古泉「あんなに盛大に決心したのに、もう約束もできなくなってしまったのですから!」

古泉「ははっ、はははっ!ははははははははははっ!」



568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:16:12.15 ID:1Swi/Jls0
古泉「…はは、本当に可笑しいですね」

古泉「は、ははは…」

古泉「…」

古泉「神なんて…何処にいるというんだ…」

古泉「…」

古泉「急に…傷口が開いてきました」

古泉「…僕の精神力は、こんなにも脆かったのですね…」

古泉「…はは」


ドシャッ…




569 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:16:58.53 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・


キョン「はぁ…はぁ…はぁ…」

キョン「やっぱり見つからねぇ…」

キョン「ちくしょう!!どこだハルヒッ!!」


ドシャ…


キョン「…!誰だ!?」




古泉「……」

キョン「…古泉?」


古泉「…神とは、どうやら気まぐれのようですね…」



570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:17:39.94 ID:1Swi/Jls0
キョン「古泉…!お前、どうしたんだその怪我…」

ガシッ!

古泉「僕の事は構いません!良く聞いてくださいっ」

古泉「涼宮さんは今、彼女を連れて僕らの学校へと向かっています」

古泉「そして学校全体に閉鎖空間を作り出し、自分だけの環境を整えようとしています」

古泉「そこで彼女は終わりの無い拷問を始めるつもりなんですっ!」

古泉「早く学校へ戻ってくださいっ!」

キョン「でもお前、その傷だと死んじまうぞ!?」

古泉「…ッ!」

古泉「貴方は何時まで優柔不断でいるのですかっ!!」




571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:18:20.12 ID:1Swi/Jls0
キョン「…古泉?」

古泉「貴方が傍にいない事で彼女はどれだけ恐怖を感じているのか分かってるんですか!?」

古泉「自分が生かされ永遠に苦痛を与えられているのに、それを黙って放置するつもりなのですか!?」

古泉「貴方が自分の役目を果たさないでどうするんですか!!」

古泉「僕の様に後悔したくないのならっ…早く彼女の元へ向かってください!!」

キョン「古泉…お前」

古泉「僕の事は構いません…だから早く…早く涼宮さんを止めてください…っ」

キョン「…後で必ず助けに来てやるっ!そこを動くんじゃねぇぞ!!」


ダッダッダッダッダ…



572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:19:01.45 ID:1Swi/Jls0
古泉「…やっと、行ってくれましたか…」

古泉「まったく…何が自分の役目も果たせないだ…」

古泉「それを言われるのは僕の方でしょう…」

古泉「自分に励ますつもりで言ったのですが…どうやら効果はあったみたいですね」


ピッ


古泉「僕です、今すぐ海岸沿いまで車を走らせてください」

古泉「これは僕の私情です、無理な事は充分承知の上でお願いしています」

古泉「はい、今僕が彼にできることは全てやり遂げました」

古泉「お願いします…このままでは彼女が」

古泉「彼女が…死よりも恐ろしい運命を迎える事になってしまう」

古泉「お願いです…僕に力を貸してください…」




573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:19:41.79 ID:1Swi/Jls0
「……」


古泉「…どうか、よろしくお願いします」


ピッ


古泉「…」

古泉「これで…」

古泉「これで最後です、涼宮さん」

古泉「僕は神の真似事をした貴女に、絶対に屈しません」

古泉「それを今から…証明してみせます」

古泉「澪さん…どうかご無事で」


ダッダッダッダッダ…



574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:20:22.16 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ブオォォォ…


「…チッ、何だこの道は。クネクネして一向に進まねぇ」

「我慢しろ。検問を抜けるにはこの道しかなかったんだ」


澪「……」


「…この女、一体何に使うんだ?」

「知らないね。もう何年もこの仕事やってるんだ、いちいち調べてなんていねぇよ」

「でもまぁ…二度と太陽の光を浴びる事はないだろうな」



575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:21:02.40 ID:1Swi/Jls0
澪「……」ポロポロッ…


「…ふん、当然だ。我が総書記様が統治なさっている大帝国を抜け出した非国民なのだ」

「手厚い保護が受けられる事なんて、せいぜい拷問の時だけだ」


澪「……」ブルブルッ…


「いや、そうとも限らねぇぞ」

「あん?」

「コイツは見た目なかなかいい線をいってる」

「もしかしたら、どこか上の方が気に入ってモノにするかもしれないな」

「…ふっ、それは拷問と変わらないだろ?」

「ははっ、違いない」




577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:21:42.84 ID:1Swi/Jls0

澪「(…私、どうなっちゃうの?)」

澪「(やっと…古泉君と一緒になれたのに)」

澪「(また…離れなきゃいけないの?)」

澪「(そんなの…嫌だよ)」

澪「(誰か…誰か助けて)」

澪「(誰か…)」ポロポロ…


「…ん?なんだありゃ?」

「どうした?何かあったか」

「いや、道路の真ん中に人間が立ってやがる」

「なんだと…」

「どうする?そのまま引いちまうか?」

「いいだろう。どうせ自殺志願者か何かだ…思いっきりやってやれ」

「分かっ…え?」

「何だ…さっきまでいた筈なのに」




578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:22:23.15 ID:1Swi/Jls0
キキィィィィィィイ!


「…え?」


ドシャアァァァァァァァン!!


「う、うわぁ!」


ズドンッ!


澪「…ッ!」


「な、何だ!?急に車が飛び込んできやがった!」

「おいっ!何をしてるんだ!早く行けっ!」

「ダメだ…車同士がひっついて動けない!」

「クソッ!何でこんな時に事故なんて起こるんだ!?」



579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:23:45.03 ID:1Swi/Jls0
澪「(…な、何なの?)」

「とにかくここを離れるぞ!女連れて行け!」

「了解!…は?」

「どうしたっ!?」

「そ…空に、人がいる…」

「意味の分からない事いってないではやk」

ガシャン!

バキャッ!


「う、うわぁ!車が!車が!!」

「う、嘘だろ!?そんな事できる奴がこの日本に」

「お、おい!こっちに来るぞ!」

「急げ!船の場所はもうすぐだ!」


バンッ




580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:24:35.77 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ゴォォォ…


森「ふぅ…久々にくだらないものを壊してしまったわね」

新川「もう少し静かに止める事はできないのか?」

森「無理ですよ…あんなの相手に手加減してたら、こっちが危なくなってしまいます」

新川「…そうか」

森「新川さんだって、いきなり車を衝突させるなんて…人質が死んだらどうするつもりだったのですか?」

新川「被害がないスピードと場所を狙ったんだ。ズレでもない限り怪我をすることはないだろう」

森「はぁ…相変わらず凄い正確度ですね」

新川「…目標が逃げる、お前は先に行け」

森「了解」


ザッ…!



582 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:25:22.81 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「はぁ…はぁ…」

「もう少しで乗船口だ!このままつっ走れ!」


澪「……!」ブンッ!


ドシャッ!


澪「ッ…!」


「うおっ!?」

「こ、この女!自分から振りほどいて倒れやがった!」

「何している!早く担げ」

「このガキ!調子に乗るんじゃねぇ!」



583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:26:04.60 ID:1Swi/Jls0
ガシッ!


澪「ッ!!」


「おい!傷はつけるなと言われただろっ!」

「分かってる!だがこうでもしないと抵抗されるんだよ!」


グイッ!


澪「!!むーっ!」ジダバタッ


「おい!次妙なマネしてみろ!」

「その長い髪引きちぎるぞ!」

澪「…!」


「早くしろ!追っ手が来るぞ!」

澪「んんんんんっ!」ジダバタッ

「まだ抵抗する気かっ!じゃあお望み通り引きちぎって




584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:26:44.47 ID:1Swi/Jls0
゙シッ!


「!?」


古泉「女性に手を出す男は最低ですよ…」

澪「!!」

「何なんださっきから…俺達の邪魔ばっかりしやがって…!」


古泉「僕は彼女を返して貰いに来ただけです」

古泉「…すみませんが、その手を放していただけないでしょうか?」


「…どういう意味か分かって言ってるのか?」


古泉「ええ、勿論です」


「いい度胸だ、その勇気に応えて相手してやる。来い」


古泉「ありがとうございます、ではっ…!」




585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:27:25.16 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~学校、閉鎖空間内~



みくる「な、長門しゃん!しっかりしてくだしゃい!」

長門「……」

ハルヒ「あはははは!有希もう終わり?全然つまらないわよ!?」

長門「……」

ハルヒ「もう喋る元気もないわけね!じゃあとっとと始末してあげるっ!!」

みくる「ひ、ひえええええええぇ!!!!」


ドカッ!


ハルヒ「!?」ザッ!




587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:28:05.75 ID:1Swi/Jls0
森「まったく、貴女って人は…」

みくる「も、森さん!?どうしてここに…」

森「遅れてすみません、少し野暮用ができてしまいまして」

森「長門さん、ここは私に任せて、貴女は自身の再生を行ってください」

長門「…了解した、感謝する」

ハルヒ「…あんた、確か超能力者だったかしら?」

森「ええ、そうです。今まで黙っててすみません」

ハルヒ「…私を邪魔すると痛い目どころの話じゃなくなるわよ?わかってるの?」



588 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:28:48.01 ID:1Swi/Jls0
森「…ええ、そうですね」

ハルヒ「…っ」ギリッ




森「…誰一人救われない世界を守るなんて、死んだほうがマシよ」

森「私は貴女が考えを改めてくれる事を望んでいます」

森「そうでなければ…仕方ないです」

ハルヒ「あはははっ!じゃあ死んで!私手伝ってあげるからっ!」

森「結構です。ではっ」




592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:30:09.55 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


古泉「…っ」

「逃げてばっかりじゃねぇか、もう諦めろ」

古泉「…」

「俺に挑んだのが間違いだ。普通の人間が俺に勝ち目があるはずがねぇよ」

古泉「…それは、貴方の後ろにいる人を見ても、まだ言えますか?」


「…!?」バッ!


新川「手を上げろ、武器を下ろせ」


チャキ…


「…ここで撃ったらどうなるか分かってるか?」


新川「…」

新川「ああ、承知の上だ」



594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:31:14.73 ID:1Swi/Jls0
「…お前等、一体どこの国の組織だ」


新川「お前がそれを知る必要はない」

新川「早く仲間を連れて船で帰れ…さもなければ」


「…ふんっ、分かった」

「だが俺達はまた来るぞ。そいつの事実が変わらない限りはな」

古泉「ご安心ください、もう少しすると変わってしまうと思いますので…」


「……」


ザッ…



595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:32:06.72 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブチッ…

澪「……」

古泉「澪さん…」

古泉「怖かったでしょう…もう大丈夫です」

澪「古泉君…」

古泉「僕が守ると言っていながら、こんな事になってしまいました…」

古泉「どうか許してください…」

澪「…」




596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:33:13.96 ID:1Swi/Jls0

新川「その娘か?」

古泉「はい、助けてくださってありがとうございます」

新川「…涼宮ハルヒの改変が元に戻らなかった場合、この子はまた狙われる危険性がある」

古泉「……」

新川「…この子は涼宮ハルヒの被害者だ、機関で保護する必要があるだろう」

古泉「…!新川さん…」

新川「古泉。お前が面倒をみてやれ」

新川「我々も極力、監視をすることにしよう」

古泉「…ありがとう、ございます…!」

新川「……」



598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:34:01.54 ID:1Swi/Jls0
古泉「澪さん!今の話聞きましたか!?」

澪「えっ…?」

古泉「もう貴女を敵視する人間はいなくなります!これでもう安心ですっ!」

古泉「もう何者も澪さんを陥れる事をしない!命を狙われる事もない!」

古泉「僕達は…もう離れる事はないのですっ!」

古泉「良かった…本当に、よかった…」







澪「…」

澪「やっと」

古泉「えっ」

澪「やっと、嬉しそうな顔してくれた…」

澪「これが古泉君の…本当の笑顔なんだね」

古泉「澪さん…」




599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:35:07.16 ID:1Swi/Jls0
新川「古泉、閉鎖空間が拡大している、我々も移動するぞ」

古泉「…ええ、わかりました」


ザッ…


澪「古泉君…!」

新川「その子に関しては私の方で車を手配しておこう、無事に家まで送ってくれるだろう」

古泉「分かりました…澪さん」

澪「は、はい…」

古泉「僕は今から、ある人の暴走を止めに行きます」

古泉「貴女はこれから来る車に乗って、自分の家に帰ってください」

古泉「僕が帰ってくるまで…待っていて欲しいのです」



600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:35:47.27 ID:1Swi/Jls0
澪「…」

新川「古泉、もういいか?」

古泉「はい、結構です。では行きましょう」


ガチャ…


澪「こ、古泉君っ!」

古泉「…なんでしょうか」








「…いってらっしゃい」

「はい、行って来ます…」





601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:36:36.41 ID:1Swi/Jls0
澪編終わりっ!
エピローグまでもう少し待ってて



602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:37:59.74 ID:gQlE+u2EO
乙。エピローグも待ってるよ。



603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 12:44:41.09 ID:48iaM5AdO
Ok
がんばれ



617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 14:58:51.87 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ピピピピ....ピピピピ....


カチッ


古泉「おはようございます」

古泉「いやぁ今日も清清しい朝ですねぇ」

古泉「こうも気分がいいと昨日の出来事なんて忘れてしまいますよ」

古泉「神人が倒れた後、涼宮さんの能力は消滅、そして全て元の状態に改変されました」

古泉「そして涼宮さんは昨日の事を全て夢と思い込んでいますので、別に支障はないとの事です」

古泉「いやはや…平和とはいいものですね」

古泉「そして僕は一体誰に向かって喋っているのでしょうね?はっはっは…」

古泉「さて、今日も遅刻しないように早く着替えて朝食を…ん?」




時計「なぁ、お前もう俺で起きるのやめたら?また時間遅れてるぞ聞いてんのか」



618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 14:59:55.64 ID:1Swi/Jls0



古泉「…」


ガバッ!


古泉「森さんっ!この展開読んでたでしょう!?そうだと言って下さい!」

古泉「このままじゃまた遅刻じゃないですか!!」

古泉「は、早く準備を…」


ガンッ!!!


古泉「Ouch!Ouch!Ouch!」ビタンッビタンッ!!

古泉「た、たんすの角に薬指が…」

古泉「は、早く学校…に」

古泉「」




620 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:01:00.37 ID:1Swi/Jls0

・・・・・・・・・・・・・・・





梓「澪先輩、無事に帰って来てよかったですね…」

紬「うん…そうだね」

梓「私…今回の事で反省しました。…自分がこんなに卑怯な人間なんだって」

紬「梓ちゃん?」

梓「おかしいですよね。興味のない人の携帯番号貰っちゃうなんて…」

梓「ホントに興味ないのだったら、ゴミ箱にでも捨てちゃうはずです」

紬「……」

梓「…でも、何でだかその時は捨てれませんでした」

梓「私も女ですもん…カッコいい人に興味だってありますよ」

梓「……」

紬「……」



621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:01:40.74 ID:1Swi/Jls0

梓「…でも、古泉先輩が澪先輩を好きになってくれてよかった」

梓「私、二人が幸せになってくれるなら…それで満足です」

梓「元々、そうするために手伝いました」

梓「それが、私のしたかった事ですから…」

紬「梓ちゃん…」

梓「……」


紬「梓ちゃん、もしかして古泉君の事…」



622 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:02:31.80 ID:1Swi/Jls0
梓「…さっ!ムギ先輩!そろそろ朝のチャイムなっちゃいますよ!」

梓「明日は先輩の家のホールで合同練習ですっ!気合入れて頑張りましょう!」

紬「梓ちゃん…」

梓「じゃあ先輩。私先に」


ファサッ…





紬「……つらかったでしょうね」

梓「ム、ムギ先輩…何してるんですか」

紬「梓ちゃんは良く我慢したわ。私が誉めてあげる」

梓「そ、そんなこといいですから…」

紬「自分も好きになった人が、尊敬している人も好きになっていた…」

紬「そして自分はその人のために相手を諦める」

紬「こんな事できるのは、梓ちゃんだけだと思うの…」



623 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:03:14.91 ID:1Swi/Jls0
梓「せ、先輩…お願いですから離して…」

紬「…今なら私しかいないわ」

紬「もう我慢しないで…泣いちゃってもいいのよ?」

紬「私が全部、受け止めてあげるから…」







梓「ムギ…先輩…」

紬「梓ちゃん…」

梓「私…私…」

紬「うん、わかってる」

梓「せん…ぱい…」ポロポロ…

梓「う…うぅ…ヒック…」

紬「…うん」

梓「先輩…」ポロポロ…



624 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:04:31.10 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



古泉「…ふぅ」


ザッ…


ハルヒ「あっ…」

古泉「こんにちは、涼宮さん」

ハルヒ「こ、こんにちは古泉君…」

ハルヒ「……」

古泉「…涼宮さん?どうかしましたか?」

ハルヒ「…」




625 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:05:47.66 ID:1Swi/Jls0

ハルヒ「…なんでだろう」

ハルヒ「私…古泉君にとんでもない事、しちゃった気がする」

古泉「涼宮さん…」

ハルヒ「何でだろう…私…古泉君に謝りたい…」ポロポロ…

ハルヒ「ごめんなさい…ごめん…なさい・・・」ポロポロ…




古泉「…大丈夫です、涼宮さん」

ハルヒ「…え」

古泉「あれはただの『夢』です。…涼宮さんが実際にしてしまった事ではありません」

古泉「涼宮さんは何も…悪くないのです」



626 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:07:07.98 ID:1Swi/Jls0

ハルヒ「違う…そんなことない」

ハルヒ「そんなこと…絶対ないよ…」ポロポロ…

ハルヒ「ごめんなさい…古泉君ごめんなさい…」


古泉「…もう、怒っていませんよ」

古泉「涼宮さんが自分で悪いとわかって謝っているのですから…」

古泉「僕はもう、涼宮さんを許しましょう」ニコッ

ハルヒ「…あ、あり、がとう…」ポロポロ…

ハルヒ「古泉君…ありがとう…」

古泉「ええ、どういたしまして」ニコッ




627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:08:41.91 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




森「昨日の夜に、涼宮ハルヒはその力をなくして、全世界の秩序が元通りになった」

古泉「…はい」

森「…あの子が夢と思い込んでいるのは、都合がいいことね」

古泉「…彼女、少し変わっていました」

森「どんな風に?」

古泉「自分の事だけを考えずに、周りの事を気配る事をしていた」

古泉「これは、涼宮さんの人間としての成長を遂げれたという事でしょうね」

森「…そうなの、よかったわね」

古泉「はい…」




628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:09:30.92 ID:1Swi/Jls0
森「…これも、彼のおかげかしら?」

古泉「ええ、そうだと思います」

古泉「これから涼宮さんは、もっと魅力的な女性になると思いますよ?」

古泉「彼が嫉妬するくらいに、外見も、内面もね…」

森「…貴方、あんまり他の女の子を誉めてると、後ろから刺されちゃうわよ?」

古泉「はは…それは怖そうだ」

古泉「森さんはこれからどうするのですか?」

森「別に涼宮ハルヒの力がなくなったとしても、機関はなくなりはしないわよ」

森「…それに『組織』の行動も、いまいち引っかかる所があるしね…」

古泉「…森さん?」


キーンコーンカーンコーン…


森「ほら、もう時間よ。さっさと行きなさい」

古泉「そうですね。では行って来ます」

森「ええ、いってらっしゃい…」




629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:11:04.74 ID:1Swi/Jls0
・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
・・・・・・・・・・

・・・・・


タッタッタッタッ…

古泉「お待たせしました。遅れてすみません…」

澪「ううん、私もさっき来た所だから」

古泉「…そうですか」

澪「うん」

古泉「僕達の部活は明日休みだそうです。どうやらそちらの練習を見に行く事ができます」

澪「そうなんだ…よかった」

古泉「明日は音楽室ですか?」

澪「ううん、部員の一人が大きなホールを貸してくれるって言ってたから、そこでみんなで合わせるの」

古泉「そうですか、それは楽しみです」ニコッ



630 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:12:04.69 ID:1Swi/Jls0
澪「し、失敗とかしてもあまり笑わないでね?」

古泉「僕は素人ですからね。どこを失敗したなんて事は分からないと思いますよ?」

澪「…そっか」

古泉「ええ、そうです」



ギュ…



古泉「……」

澪「……///」

古泉「少し…恥ずかしいですね」

澪「…じゃあ、やめる?」

古泉「いえ、このまま行きましょう」

澪「うん」




631 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:12:45.09 ID:1Swi/Jls0


ザッ…ザッ…ザッ…


澪「…ねぇ、古泉君」

古泉「何でしょうか?」








「…今、幸せかな?」

「…ええ、とても幸せです」








~おしまい~




633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:19:28.97 ID:1Swi/Jls0
終わりです
今回は結構シリアス多すぎだったな。なんか書いてるほうが落ち込んできたわ
これで澪√も終わり、あとはアイツだけなんだけど…

正直もう書く気力がない…ごめん
だからこのSSはもうここで〆にしたいと思ってる。あまりgdgdしててもよくないし…
谷口期待してた人はごめんね…




635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:23:05.39 ID:FAoF4YezO
>>1
谷口はなしか…



636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 15:46:16.65 ID:PX8DW/XE0
よければ俺×律ルートなんてどうかなあ(ドキドキ



637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 16:13:41.05 ID:tQOyQHcl0




649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/01(日) 18:23:17.97 ID:48iaM5AdO
おつかれ
いい主人公っぷりだったぜ



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この記事へのコメント
面白かった

しかしハルヒ以外みんな良い奴過ぎてワロタ
2009/11/09(月) 03:36:45 | No.3770 | カニハタヤ | #-[ 編集]
谷口無しかよ・・・
いやしかし楽しめた乙
2009/11/09(月) 04:23:14 | No.3771 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
組織も関係してるのかー
個人的にはがっつりシリアスな佐々木のが読みたいな
2009/11/09(月) 13:00:23 | No.3773 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
ハルヒはいっそ完全なヤンデレにすればいいのに
半端に常識があるから鬱陶しさが増す
2009/11/09(月) 16:17:06 | No.3774 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
古泉とあずにゃんじゃなかったのね
それにしても古泉モテすぎだろwww
2009/11/09(月) 17:26:17 | No.3775 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
二つあわせると結構ボリュームあったけど、十分読む価値あった。
伏線回収されないのは残念だけど、これはこれでありかも。
面白かった。乙。
2009/11/09(月) 19:02:32 | No.3776 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
谷口ルート見てー
2009/11/09(月) 21:02:20 | No.3777 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
前半でハルヒにイライラしてたけど
後半の展開見てたらなんか全部許せる気分になった

とにかく乙
2009/11/09(月) 23:46:47 | No.3783 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
どっちの方でも自信とするべき部分が自身と書かれてたのが印象に。
2009/11/15(日) 05:06:15 | No.3825 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
誰も「まどか」には突っ込まないのな……
2009/11/15(日) 22:59:15 | No.3829 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
突っ込まないであげるのも優しさ
2009/11/15(日) 23:19:25 | No.3830 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
佐々木達らしい人物が何をしていたのか
ムチャクチャ気になるんだが・・・
2009/11/21(土) 19:24:46 | No.3882 | 名無しの顔無し | #-[ 編集]
唯編は面白かったけど
在日ネタ出てきてから笑っちゃって
素直に楽しめなかったわw
ちょっとこれはないわー

あと和(のどか)ちゃんな
2009/11/23(月) 07:24:15 | No.3901 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
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