戯言ニュース

ほとんどVIPのまとめ。

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唯「LOST!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:11:28.79 ID:nUYl/CD90
ゴゴゴゴゴゴゴゴ

唯「・・・う~ん」パチ

唯「・・・こ、ここは」ムクッ

唯「森・・・?」キョロキョロ

唯「なんで・・・私こんな所に」

唯「確か・・・私は修学旅行でみんなで飛行機に乗ってて・・・それで」

ドゴオオオオン キャー ワー

唯「・・・!」

唯が振り返るとそこには海岸で炎上する飛行機と逃げ惑う生徒たちが



2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:13:41.91 ID:wc3aHH8j0
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ブログパーツ 唯「LOST!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:15:25.49 ID:nUYl/CD90
唯「え・・・もしかして・・・墜落!?」

キャー キャー

律「みんな落ち着け!動きまわると危険だぞ!」

唯「りっちゃん!」

ドゴーン!

律「う・・・爆発が収まらない・・・!」

ドゴン!

紬「きゃあ!」

倒れてきた飛行機の残骸に足をつぶされる紬



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:18:03.56 ID:+MA7mFmeO
梓にゃんは無事だね^^



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:18:17.72 ID:nUYl/CD90
紬「足が・・・!動けない・・・」

律「ムギ!待ってろ今助けるからな!」

律「うーん・・・!くそっ!私一人の力じゃ駄目だ」

律「誰か!手を貸してくれ!」

キャー ワー

律「誰か聞いてくれ!頼む!」

唯「りっちゃん!ムギちゃん!」タタッ



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:22:30.00 ID:nUYl/CD90
律「唯!良かった無事だったんだな」

紬「うう・・・唯ちゃん・・」

唯「うん!でもそんなことよりムギちゃんを早く助けないと!」

ドゴン!!

唯「わあ!」

律「早く離れないと危ないな・・・!唯!私が残骸を持ち上げるから
  そのタイミングでムギを引っ張り出してくれ!」

唯「うん!わかった!」




10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:25:55.41 ID:nUYl/CD90

律「行くぞ!うおおおぉぉぉぉぉ!」ギシギシギシ

唯「えいっ!」ズルズルズル

律「よし!」ズシーン

律「はあ、はあ、よくやったぞ唯。急いでムギを運ぼう!そっちの肩を」

唯「うん」ガシ

紬「・・・う、あ、りがとう・・・」

3人が離れた直後、飛行機は大爆発を起こし、炎は消えその後の爆発は止まった。



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:32:42.10 ID:nUYl/CD90
数時間後

飛行機が墜落した近くの海岸で生徒たちが集まっていた

ザワザワ

律「一応騒ぎは収まったな」

唯「私たちこれからどうなっちゃうの・・・?」

律「大丈夫。すぐに救助が来るって・・・。ムギ、足はどうだ?」

紬「大丈夫よ。痛いけど片足だけだし、ひきずって歩けるわ。
  二人が助けてくれたおかげよ」

唯「えへへ」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:38:19.46 ID:gzJ7Va7KO
さらば澪



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:38:39.49 ID:nUYl/CD90
唯「でも・・・さ。飛行機にはもっとたくさん人が乗ってたよね」

律「・・・うん。私らの学年の全クラスが乗ってたはずだ」

唯「・・・ここにいるのは私のクラスの子たちだけ」

律「・・・うん。それにクラスの子も全員じゃない」

唯「ここにいないみんなはどこなの?・・・和ちゃんは?澪ちゃんは?ほかのみんなは?」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:43:37.38 ID:nUYl/CD90

律「落ち着け、唯」

唯「おちつけないよ!みんな・・・うわああああん!」

唯の泣き声が引き金となり他の生徒の多くも泣き出した

生徒「うえええん!帰りたいよー!」

生徒「お母さん、お父さん・・・グスッ」

生徒「ヒック、エグ・・・こんなとこで死にたくないよおお」

紬「うう・・・」ジワッ

律「・・・」




16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:50:26.67 ID:nUYl/CD90
律「みんなしっかりしろ!!!」

全員「!!」

律「泣いてたってしょうがないだろ!
  助かるためには出来ることをやらないと!」

唯「・・・うう、でも」

律「唯、飛行機の残骸をよく見たか?」

唯「え?」

律「海岸の残骸、飛行機の前方部分しかなかったんだ。
  ということは、飛行機の後部は私たちとは別のところに墜落してるかも
  しれないってことだ」

唯「じゃ、じゃあ、澪ちゃんも和ちゃんも無事なの?」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:53:03.90 ID:nUYl/CD90
律「断言はできないけど、後部の残骸がない以上、希望は十分あるよ」

唯「よかった・・・」

律「(海に落ちてる可能性も・・・あるんだけどな)」

紬「りっちゃん・・・」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:02:36.22 ID:nUYl/CD90
律「・・・とりあえず。そろそろ日が暮れる時間みたいだ。 
  火を起こさないと救助に気づいてもらえない」

唯「火って、どうやって起こすの?」

律「ライターもってる子は、さすがにいないよなあ・・・。
  映画とかでよくある枝をこすったりするやつをやってみるしかないか」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:07:18.88 ID:nUYl/CD90
しばらく後

律「はあはあ、疲れる」

律たちは枝を擦るやつをやっていた

シュボ!

律「おお!火がついた!」

生徒「おおーーー」

パチパチパチ

律「拍手してないで早く火種の保護だ!」

唯「これで救助の人に見つけてもらえるね!」

律「飛行機の燃料がしみついた枝を使うとは
  ムギ、ナイスアイディアだったよ!」




23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:12:17.35 ID:nUYl/CD90


生徒たちは数か所に分かれて焚き火をしている

唯「救助の人来てくれるかな・・・ほかのみんなは大丈夫かな・・・」

律「心配しててもしょうがないよ・・・唯」

唯「りっちゃんは心配じゃないの・・・?」

紬「ちょっと唯ちゃん!」

律「・・・!何言ってんだよ!心配に決まってるだろ!」




25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:16:41.96 ID:nUYl/CD90
律「でも・・・心配ばかりしてたってどうにもならないだろ!」

唯「ご、ごめん、りっちゃん・・・」

律「ん、いや私こそごめん。カッとなっちゃって」

律「・・・それで、明日からの話なんだけど」

唯「うん」

律「救助には早く来てほしいけど、いつ来るかはわからない。
  だからしばらくは自分たちの力でだけで生きることを覚悟しないといけない」

紬「そうね・・・」




28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:24:21.96 ID:nUYl/CD90

律「飛行機の残骸の中には使えるものもあると思うんだ。あとは食糧。すぐ後ろの森には
  木の実とか食べれる物があるかもしれない。明日、日が昇ったらその二手に分かれよう。」

唯「えぅ、森の中は危ないんじゃないかなあ?飛行機の中も・・・」

律「だからと言って何もしなかったら飢え死にするかもしれないんだぞ。
  森の中は遠くまで行かないで、飛行機も危険を感じたらすぐ逃げればいい」

紬「唯ちゃん。私たちが生き残るためには多少は危険でもがんばらないと」

唯「うん、わかった・・・」

律「よし。明日になったらみんなにも伝えて班を分けよう。
  今日はもう寝た方がいいな」




29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:28:49.21 ID:nUYl/CD90
唯「疲れてすごく眠いよ・・・」

律「よいしょ」ムク

唯「りっちゃんどこいくの?」

律「ああ、ちょっと用を足しにね・・・先に寝てて」

唯「うん・・・おやすみ」スースー




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:34:40.00 ID:nUYl/CD90

紬「ふう、こんなところでトイレなんて・・・生まれて初めてだったわ
  さて、戻ろう・・・あら、りっちゃんもトイレかしら」

律「うう、グスッ」

紬「・・・!」コソッ

律「グスッ、うわあああああああん!、みおぉ、グスッ」

律「しんじゃやだよぅ、みおぉ、うえぇぇえん!」

紬「(りっちゃん・・・やっぱり無理してたのね)」




35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:44:44.73 ID:nUYl/CD90
翌日

律「さて。説明は以上だ。私は飛行機に行く。みんなはどうする?」

唯「りっちゃんと一緒がいい」

律「ただし、飛行機に来る人はそれなりに覚悟してほしい」

唯「?」

律「残骸のまわりには、その、遺体とかはなかった。 
  でも中はまだ誰も見てない・・・言いたいことわかるよね?」

生徒A「キャア!わ、私は森がいい」

生徒B「わ、私も飛行機は怖い・・・」




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:53:40.49 ID:nUYl/CD90
律「・・・結局、飛行機は唯と私だけか。唯、無理しなくていいんだぞ?」

唯「だ、だいじょ、じょうぶだよ・・・!」

律「よしじゃあ出発だ!森班はあんまり遠くには行くなよ!」

生徒C「ええ、では行ってくるわ」

律「ムギ、留守番頼んだぞ」

紬「ごめんなさい。足怪我したせいで私役立たずで」

律「何言ってるんだよ!海岸にいて救助に見つけてもらうっていう
  重要な役割だぞ!」

唯「ムギちゃんの分も頑張ってくるからね!」

紬「ありがとう。気を付けて行ってきてね」




38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:03:46.71 ID:nUYl/CD90

飛行機残骸の前

律「よし。中に入ろうか」

唯「う、うん」

ガタン、ガタン

律「うわ、やっぱり中はぐちゃぐちゃだな・・・」

唯「うん・・・進みづらい」

律「誰かのかわからないけど荷物がどころどころにあるな
  出る時に持って帰ろう」

唯「そうだね。食べ物入ってるかもしれないし」

律「とりあえずはコックピットを目指そう。前がよく見えないけど
  もうちょっとで着くはずだ。コックピットなら懐中電灯とかあるかも」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:10:42.65 ID:nUYl/CD90
唯「りっちゃん。扉が」

律「うん。間違いなくコックピットだ。開くといいんだけど、よいしょ!」

ガチャン

唯「すごい開いたよ!」

律「よし!(パイロットの死体があるって覚悟してたんだけど・・・誰もいない
      そういや乗務員の死体も飛行機の中に一つもなかった・・・
      でも外にいるのは私たち生徒だけ・・・)」

唯「わあー!コックピットの中なんて初めてだよ!」

律「気楽だな唯は。」

唯「もう、心配してもしょうがないって言ったのはりっちゃんでしょ?」

律「はは、そうだったな(気にしすぎ・・・だよな)」




40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:16:38.81 ID:nUYl/CD90

唯「あ、懐中電灯発見!」

律「でかしたぞ唯!・・・ん、ここにもあった!」

唯「よかったね。結構いろいろ集まりそうだね♪」

律「だな。ただ荷物全部は一回じゃ運べないな。とりあえず外に出して
  何回か往復しないと」

唯「あ!」

律「どうした?」

唯「りっちゃん、私たちの携帯は全部使えなかったけど」

唯の手には無線のマイクが握られている

唯「これ・・・もしかして使えるんじゃない?」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:28:20.02 ID:nUYl/CD90
律「無線か!やりかたはよくわからないけど・・・やってみよう!」

カチャ、カチャ

マイク「ザ、ザーーーー」

唯「音が出てきた!繋がったのかな?」

律「わからないけど・・・とにかく呼びかけてみよう」

律「もしもし!こちらはオーシャニック航空518便、桜高の生存者!
  こちらはオーシャニック518便の生存者!
  誰でも良いから応答して!」

唯「誰かああ!助けてーー!」




43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:32:58.10 ID:nUYl/CD90
律「これを聞いてる人がいたら助けてください!こちらはオーシャニック・・・」

唯「たすけてええ・・・」

マイク「ザ、ザザ、モシモシ、ザザザ」

律「!唯ちょっと静かに!」

唯「!?」

律「今一瞬人の声が聞こえたんだ!」

マイク「ザザザ、コチラ、ザザ、タスケ、ザザーー」

律「き、聞いてください!私たちはオーシャニック518便のせいぞんしゃ・・・」

バチバチッ!!

唯「ひえっ!?」




44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:39:11.36 ID:nUYl/CD90
律「うわ・・・無線機から煙が!ショートしたのか?」

マイク「・・・・・・」

唯「壊れちゃった・・・」

律「でもあれは確かに人の声だったよな?」

唯「うん・・・すごく聞き取り辛かったけど、女の人の声っぽかった」

律「あっちにちゃんと私たちの声聞こえたかな」

唯「きっと聞こえてるよ!これで助かるかも!」

律「うん。でも期待しすぎちゃいけないな。そろそろ荷物を外に出そう。」

唯「うん」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:44:46.88 ID:nUYl/CD90
夕方

律「ふう、荷物重いな・・・」

唯「あ、みんな帰ってきてるよ!」

律「お、ほんとだ!おーい!」

紬「あ、りっちゃん!お帰りなさい!」

律「ふう。みんな、どうだった?」

生徒C「食べれそうな木の実が結構見つかったわ。」

律「おお♪すごいな!お疲れ!」

紬「そっちはどうだった?」




46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:48:29.87 ID:nUYl/CD90
律「いろいろあってな。まあ後で話すよ。それより運ぶ荷物が多いんだ。
  今持ってるので全部じゃなくてまだ残骸のとこに残ってるから、
  悪いんだけど何人か手伝ってくれないか?」


生徒数名によりすべての荷物運びが完了した


律「夕方になっちゃったなー」

紬「それで、飛行機で何があったの?」

律「実は・・・」




48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:56:53.77 ID:nUYl/CD90
紬「無線・・・ね」

生徒D「これで私たち助かるの?」

律「そうかもしれないけど、わからない。やっぱりしばらくここで暮らすつもりで
  やっていった方がいいと思う」

生徒B「暮らせるの?こんなところで」

律「幸い飛行機から結構荷物を運び出せたから、当分はやっていけると思う。
  救急箱のおかげでムギに応急処置できたしね。」

紬「助かったわ」

律「荷物は個人のバッグとかあるけど、今はみんなでまとめて共有しよう。
  バッグの中身を全部調べてお菓子とか衣服とかそれぞれまとめて、
  食べ物は木の実優先で食べていこう。」




49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:59:00.02 ID:E0B5uQxZ0
問題は誰がハーリーをやるか



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:01:06.49 ID:nUYl/CD90

律「つらいだろうけど・・・救助が来るまでみんなでがんばろう!」

唯「うん・・・!」

律「明日は引き続き森の探索だな!」

生徒「おー!」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:16:58.27 ID:nUYl/CD90
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その日、私はあまり気分がよくなかった

梓「おはよう、憂」

憂「おはよう梓ちゃん」

先輩達が修学旅行に行ってしまって、
今日からしばらく部活がないことも原因の一つだったかもしれない

憂「お姉ちゃんたち今頃飛行機に乗ってるかな?」

梓「唯先輩が心配なの?」

憂「うん・・・。ちゃんと毎日着替えるかとか、
  荷物無くさないかとか・・・」

梓「はは、子供じゃないんだから」




55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:18:05.77 ID:nUYl/CD90
憂「昨日は私が全部荷物まとめてあげたんだけど・・・
  お姉ちゃんどこに何入ってるかちゃんと覚えてるかなあ?」

梓「ま、あの人のことだから忘れてたりして・・・」

なぜか私も少し不安な気分だった。
だけどすごく漠然としていて、でも何か嫌な予感がした
自分でもよくわからなかったけど、家に帰ったとき・・・

梓「ただいまー。部活がないから久々にこんな時間に帰ったなー」

梓「この時間はテレビなにやってんだろ」

ピ

テレビがオーシャニック518便、つまり先輩たちの乗る飛行機が消息不明になった
臨時ニュースを伝えていた

嫌な予感が的中した




59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:20:53.70 ID:zptw6qbBO
生徒「あたし……木の実食べられない…」

唯「あ、じゃあ私もらう」ヒョイ

唯「…………」

唯「…やっぱいいや、ムギちゃんパス」

コロリ

紬「私もちょっと……りっちゃんハイッ」

コロン

律「ん……食べる」カリカリ

一同「イェエエエエエス!」




61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:27:21.02 ID:nUYl/CD90
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ザバアアアアアアアアアン

ここは・・・どこ・・・?
水の中・・・?
私がなんで水の中に・・・?
確か・・・修学旅行で飛行機に乗ってたはずなのに・・・
・・・苦しい!

澪「ぶはあ!」ジャバ!

澪「あ、浅い・・・」

澪「ここは・・・浜辺?」




63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:37:11.75 ID:nUYl/CD90
生徒E「澪ちゃん!大丈夫?」

澪「あ・・・」

澪が声の方向を向くと、浜に数人の生徒がいた。みんなびしょ濡れだ
そして振り返ると、海の中に突き刺さった飛行機の後部がある
飛行機から浜辺まではすぐ近くで、海は歩ける浅さだ
おかげで溺れずに助かったようだ

澪「一体・・・何があったんだ?」

生徒E「見ての通り、墜落したみたいで・・・」

さわ子「みんな!手を貸して!」

浜辺の奥の森からさわ子が走ってきた




64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:40:51.19 ID:nUYl/CD90
澪「さわ子先生!どうしたんですか?」

さわ子「急いでついてきて!」

森の中に走り出すさわ子のあとを追う澪

さわ子「この木の上よ!」

澪「・・・和!?」

和が木の枝に引っかかってぐったりしている。意識はないようだ




65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:43:24.16 ID:nUYl/CD90
澪「和!!大丈夫か!」

さわ子「私一人じゃ届かなかったの。澪ちゃん、肩に乗って」

澪「は、はい」

澪はさわ子に肩車しなんとか和を下ろした

澪「和・・・!」

さわ子「良かった。息はしてるわ。浜辺まで運びましょう」




66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:51:10.68 ID:nUYl/CD90
和「うーん・・」

澪「よかった・・・気がついたか・・・」

さわ子「飛行機から投げ出されたみたいだけど、
    奇跡的に木の枝がクッション的な役割をしたのね」

澪「よかった・・・うう」ジワッ

和「澪・・・?さわ子先生?これどういう状況なの?」



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 04:01:34.54 ID:nUYl/CD90
和「・・・私たち遭難したってことね」

さわ子「そうね」

澪「うう・・・グス」

さわ子「澪ちゃん。いつまで泣いてるの?」

澪「だって・・・グスッ」

和「落ち着いて澪。きっとすぐに救助が来るよ」




69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 04:07:09.03 ID:nUYl/CD90
澪「先生・・・律たちは・・・ここにいるみんな以外はどうなったんですか?」

さわ子「なんとも言えないわね・・・。ここ墜落したのは後部だから、
    もしかしたら前部は別のとこに落ちてるかも」

生徒F「た、大変!」

さわ子「どうしたの?」

生徒F「Eさんが・・・Eさんがいないんです!」

澪「・・え!?」

和「一体いつから?」

生徒F「ついちょっと前まで一緒にいたんだけど
    いつの間にかいなくなってて・・・」



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 04:16:22.81 ID:nUYl/CD90
澪「もしかして・・・さらわれたんじゃ」

生徒「!!!」



和「みんな、気を付けて離れないでね」

さわ子「常に二人起きて見張って1時間ごとに交代で寝る。」

澪「・・・こわい」

さわ子「最初の見張りは私と・・・誰がやる?」

和「私がやります」

澪「危ないよ、和」

和「大丈夫よ」




71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 04:20:25.40 ID:nUYl/CD90
30分後

澪「(律・・・唯・・・ムギ・・・みんな無事かな・・・ 
   それに消えたEさん。こんな状況で寝れるわけないよ・・・)」

さわ子「キャアアアアア!!」

和「先生!?」

澪「!!」

生徒F「なに・・・どうしたの」

生徒G「先生の悲鳴が・・・」

和「・・・!先生がいなくなってる!」




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 04:24:21.19 ID:nUYl/CD90
さわ子「ァァァァァァ」

和「森の中からかすかに声が聞こえる!みんなはここにいて!」タタッ

澪「ちょっと和!」タタッ

和「澪!?あそこにいてって言ったのに!」

澪「の、和を一人で、いいい、いかせるわけにはっ」

和「・・・ありがとう。」



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 04:26:25.36 ID:nUYl/CD90

澪「はあ、はあ・・・」

和「先生・・・」

澪「もう声も聞こえない・・・」

和「完全に見失ったわ・・・ここにいたら私たちが危険かも。
  浜辺に戻るしかないわ、澪」

澪「うん・・・」


浜辺

澪「・・・・・・そんな」

和「まさか・・・・!」

澪「みんな・・・いなくなってる」




92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 10:55:41.83 ID:nUYl/CD90

翌日

和「・・・落ち着いた?」

澪「うん・・・ありがと、グスッ」

和「みんな一体・・・なんで消えてしまったのかしら」

澪「わからないけど・・・でもここにいたら多分危険だと思う」

和「そうね。でもどこに行けばいいか・・・」

澪「・・・あ!和見て!海岸に」




93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 11:01:33.80 ID:nUYl/CD90
海岸には飛行機の残骸などが打ち上げられていた

和「夜のうちにこんなに打ち上げられたのね。探せば使えるものありそう」

澪「うん。食べ物があればいいけど」

和「手分けして探しましょ」

しばらく後

澪「食べるれるものが少しあってよかった・・・」

和「リュックも何個か見つけたから、いざとなればこれに物入れて移動できるね」



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 11:10:01.78 ID:nUYl/CD90
澪「これで・・・」

ザー、ザー・・・コチラハ・・・

澪「ひいっ!!」

和「澪!?どうしたの?」

澪「ひ、ひひ、人の声が・・・!」

和「・・・まさか」

ザー、ザザザ、タスケテ、ザー

和「こっちね。・・・あった」ヒョイ

澪「それは・・・?」

和「携帯無線機みたいね。ここから声がしてる」



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 11:20:23.75 ID:nUYl/CD90
澪「無線?じゃあ助けてもらえるかも!」

和「ちょっとまって。調整して音を聞こえやすくする」

ザ、ザザー、・・・れを聞いてる人がいたら助けてください! 
こちらはオーシャニック518便の生存者です!

たすけてえええ

澪・和「!!!!!」

澪「も、もしもし!聞こえます!」

和「こ、こちらもオーシャニック518便の生存者です!」

澪「そちらはどこに?助けは来てないんですか?」

ザザザ・・・聞いてください私たちはオーシャニック518便の・・・ザザー

澪「聞こえてます!・・あれ」

ザーーーー

和「切れちゃったみたいね・・・」




97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 11:24:48.52 ID:nUYl/CD90
澪「・・・なあ和、あの声」

和「ええ・・・。私も思った」

澪「律と・・・」

和「唯・・・」

澪「やっぱり・・・ほかの場所にも生存者がいて・・・
  みんな生きてたんだ!」

和「みんなかはわからないけど・・・少なくともあの二人は」

澪「よかったぁ・・・ううぅ」




100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 11:47:25.09 ID:nUYl/CD90
澪「和、律たちの所に行こう!」

和「私も行きたいけど・・・どうやって?」

澪「わからないけど、もしかしたら私たちみたいに海岸にいるかもしれないだろ?
  海岸の方が救助されやすいんだし」

和「なるほどね・・・わかったわ。リュックに必要なものをつめて出発しましょう」

澪「うん。海岸にいるんなら海岸沿いに歩けば会えるはず!」




101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 11:57:25.52 ID:nUYl/CD90
--------------------------------------------------------

数日後

唯「りっちゃん・・・救助・・・来ないね」

律「ああ・・・」

紬「あ、唯ちゃん、りっちゃん」

唯「ムギちゃんどうしたの?」

紬「足が治ってるの・・・ほら」ピョンピョン

律「うおい!無理すんなって!」

紬「無理してないわ。痛みもないし・・・もう普段と変わらない」

唯「ムギちゃんすごーい!」



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 12:03:23.60 ID:nUYl/CD90
律「あの怪我が医者の治療もなしに数日で完治・・・?」

紬「私も不思議だけど・・・こうして治ってるもの」

唯「きっとムギちゃんがいい子だからだよ!」

律「あのなあ・・・」

生徒A「みんな・・・!あれ見て!!」

律「ん?」

生徒Aの指先には海岸を歩く二人の人影が




104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 12:25:28.93 ID:nUYl/CD90
澪「おおおおおい!みんなー!」

和「こんなに生存者が・・・おーい!」

唯「和ちゃん!澪ちゃん!」タタッ

律「まじかよ!」タタッ

澪「律・・・唯・・・!」

唯「和ちゃ~ん、会いたかったようう」ギュウ

和「唯・・・無事でよかった」ナデナデ

律「澪!」

澪「り、りつう・・・」ガシ

律「良かった・・・澪」

澪「うわぁぁぁんりつぅ・・・」ギュウウ

律「よしよし・・・グスッ・・・」




106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 12:35:57.26 ID:nUYl/CD90

律「そうか・・・大変だったんだな・・・」

澪「うん・・・私たち以外のみんながいなくなっちゃって」

唯「でも、あの無線の声、和ちゃんたちだったんだね~」

和「こっちには唯たちの声がちゃんと聞こえたわ。だからここまで頑張れたの」

律「しかし二人の話を聞くと・・・ここも危ないのかな」

和「確かなのは・・・私たち生存者以外にこの島にだれかいるってこと。
  ”他の者たち”が、ね・・・」

澪「(和・・・あのことは言わない方がいいよね?)」

和「(ええ・・・今言っても不安をあおるだけだわ)」




108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 12:43:19.13 ID:lyytQ7JP0
あのことって何



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 12:44:22.04 ID:GNrYqYCnO
>>108
みんながいなくなったこと



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 13:09:31.91 ID:nUYl/CD90
唯「とりあえず二人とも休みなよ~。ここは食料もあって木の実も毎日とれるんだよ」

和「じゃあお言葉に甘えて、少し休もうかしら」

紬「すぐ近くの森の中できれいな泉も見つけたのよ。体を洗えるわ」

律「そうだな。後で案内するよ・・・ところで澪」

澪「・・・なに?」

律「そろそろ離れてくれない?」

澪「ヤダ」

律「」




115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 13:18:09.23 ID:nUYl/CD90


律「(澪・・・ずっと怯えてたな・・・私から離れようとしないし
   他の誰かがみんなをさらったかもしれないからか・・・?)」

澪「スースー」

律「(やっと寝たか・・・)」

律「(この島は一体何なんだろう・・・この事故も・・・
   何か普通とは違う気がする。いや飛行機が墜落する時点で普通じゃないんだけど
   そうじゃなくて・・・どこかおかしい)

律「(消えた添乗員・・・。まったく見つからない死体・・・。それにムギの足・・・)」

和「律・・・?まだ起きてるの?」

律「ん・・・和こそ寝ないのか?」




116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 13:25:00.31 ID:nUYl/CD90
和「昼に少し寝させてもらったからね。それに・・・夜寝るのはちょっと」

律「和・・・。お前たちに一体何があったんだ?」

和「話した通りよ。一緒にいた人たちが不自然にみんないなくなって・・・
  私は他の誰かにさらわれたんじゃないかって思う」

律「他の誰か・・・ね。いったい誰なんだよ・・・」

和「わからない」

律「じゃあなんで誰かがさらったなんてわかるんだ?ただはぐれただけかも知れないだろ?
  そんなこと言うから澪があんなに怯えてるんじゃないのか?」

和「・・・いずれ話すわ」




117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 13:29:17.81 ID:nUYl/CD90
律「やっぱり話してないことがあるんだな・・・」

和「ごめんなさい。」

律「話したくないんなら私は聞かない。
  でも、和が起きてるのはみんなを守るためだろ?」

和「・・・」

律「私も付き合うよ!」

和「ありがとう律・・・」




118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 13:39:39.89 ID:nUYl/CD90


律「ふわあ~。結局なんもなかったな」

和「ええ、よかった」

律「みんな起き始めたから私たちは寝ようぜ・・・眠い」

和「ええ・・・」

紬「二人とも・・・私たちのために起きててくれたのね。ありがとう」

律「いいって。勝手にやったんだから」

紬「二人とも寝てて。あとは私たちがやるから」

律「そうかー。じゃあいつもの木の実回収はムギ指揮頼んでいいかな・・・」

紬「ええ、任せて!」

律「ありがとう・・・お休み」




121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 13:48:53.42 ID:nUYl/CD90
唯「みおちゃ~ん」

澪「唯・・・おはよう。」

唯「これからみんなで森に木の実とりに行くんだけど一緒に行く?」

澪「も、森の中に・・・。やめた方がいいよ・・・危ないぞ」

唯「大丈夫だよ~。今まで危ない目にあったことないし」

澪「でも・・・」

唯「それにちょっとした丘もあって景色がよくて気分転換になるよ!」

澪「ごめん・・・気持はありがたいんだけど、森の中に入ろうとすると
  ものすごく怖いんだ」

唯「ううん。怖いならしょうがないよ。澪ちゃんは和ちゃんとりっちゃんと
  お留守番だね!救助の人が見えるかもしれないからよろしくね!」



123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 13:54:10.90 ID:nUYl/CD90
澪「・・・そうだ!唯」

唯「なに?」

澪「丘があるって言ったよね?これ・・・持って行ってくれないか?」ゴソゴソ

唯「無線機?」

澪「うん。移動中も何度か試したんだけど、どこからも反応なかった。
  でも高いところなら遠くと通信できるかもしれないだろ?」

唯「うん。わかった!丘に登ったらやってみるね!」

澪「ありがとう。頼んだよ」

紬「じゃあ澪ちゃん。行ってくるわね」

唯「またあとでねー」

ゾロゾロゾロ



124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:01:42.70 ID:nUYl/CD90
丘の上

唯「ふう!ここなら無線機使えるかな」

紬「つけてみましょう」

唯「ここが電源だったよね」カチッ

ザー、ザザザ・・・

唯「雑音しか聞こえないねー」

紬「唯ちゃん、ちょっと貸して。周波数を・・・」

ザー、ザザザ、オウトウセヨ、ザザ、ワレワレ、ザー

一同「!!!」

唯「誰かの声だ!」



127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:24:13.52 ID:nUYl/CD90
唯「ムギちゃん!」

紬「ええ待って、調整するわ」

ザ、ザザー、ピー、ザザー

紬「難しい・・・」

唯「あ!」

紬「どうしたの?」

唯「ほら。あの森の中に人が!おーい!」




129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:24:53.82 ID:nUYl/CD90
浜辺

律「そっか紬たちは無線機を持ってたのかー」

澪「うん。」

和「期待は薄いけど・・・どこか遠くと交信できたら」

律「だな」

ザッザッ

澪「帰ってきたみたいだぞ」

律「あれ、いつもよりずいぶん早いな」

和「何かあったんじゃない!?」




130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:28:19.26 ID:nUYl/CD90

唯「あ、みんなー!すごいんだよ!」

紬「森で出会ったの!」

澪・和「!!!!!」

そこにはみんなと一緒にさわ子がいた

律「さわちゃん!さわちゃんもいたんだ!」

さわ子「ええ、なんとか無事よ・・・って澪ちゃんと和ちゃん?」



131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:32:30.10 ID:nUYl/CD90
澪「先生・・・無事だったんですね」

和「逃げてきたんですか?」

さわ子「え、ええ、何も考えず必死で抵抗して、気がついたら逃げれてたの」

唯「ねー何の話?さわちゃんと和ちゃんたちは会ってたの?」

紬「あれ・・・でも3人ともその話はしてなかったわよね・・・?」


澪「・・・みんな!そいつから離れろ!!!」




133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:39:24.89 ID:nUYl/CD90
さわ子「・・・」

律「な、一体どうしたんだよ澪!」

唯「そうだよ。さわちゃんがどうしたの?」

和「いいからこっちに来なさい唯!みんなも!その人に近寄らないで!」

唯「和ちゃんまで・・・どうしたの?」

さわ子「澪ちゃん、和ちゃん、あんな怖い目にあったんだから
    取り乱すのもしかたないわ。」

紬「怖い目って・・・?」

さわ子「最初私たちは数人の生徒といたんだけど、その一人がいなくなって、
    その夜は私がさらわれたのよ」



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:46:23.61 ID:nUYl/CD90
和「そうですね。そして結局私と澪以外全員がいなくなった。」

律「それは聞いたけど・・・さわちゃんがいたなんて全然言ってなかっただろ?」

和「そうね。それが昨日言った”話さしてないこと”の一部よ」

紬「なんで話さなかったの?」

澪「いま説明するよ・・・先生。先生は私たちと同じ
  飛行機の前部に乗ってたんですか?」

さわ子「当たり前でしょ?澪ちゃん達と一緒の墜落現場じゃない」

澪「飛行機は海に墜落していました。」

さわ子「ええ、そうよ」




136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:00:19.13 ID:nUYl/CD90
澪「それなのに先生、まったく濡れてませんでしたよね?」

さわ子「!」

澪「他のみんなはみんなびしょびしょに濡れてました。当然ですよね、
  海に落ちたんだから。」

さわ子「ち、違うの・・・。私は和ちゃんと同じで、投げ出されて森に落ちたのよ」

澪「だから最初に見たとき森から走ってきたんですか?」

さわ子「そ、そうよ!森で和ちゃんを見つけて急いで・・・」

澪「確か和は枝をクッションにして”奇跡的に”助かったんですよね?
  それでもすごく弱ってました。
  先生は落ちた直後から走れたんですか?ずいぶん頑丈なんですね」

さわ子「そ、それは・・・私も枝をクッションに」

澪「和は枝でところどころ服が破れてました。先生の服には傷一つ無かったですよね?
  今だってそう。必死に抵抗した割には服がほとんど乱れてない・・・」



143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:33:25.27 ID:o/HN/zguO
和「わかったでしょ?唯。この人は一緒に墜落してないの。
恐らく別の手段で…」

さわ子「そんなの!状況証拠ばかりじゃないの!」

澪「見たいんですか?証拠が」

さわ子「!」

和「私たちが唯達を探すために荷物をまとめた時、これを見つけた」

唯「それ、修学旅行のしおり?」

和「そう。これには引率の教員達の名前も載ってる」
さわ子「…」

和「もうわかりますよね?先生。先生の名前がこれには載っていません。」



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 16:26:14.22 ID:o/HN/zguO
唯「そんな…」

澪「先生は飛行機に乗ってなかった。でも私達がこの島で先生と会うことで、
頭で勝手に考えちゃったんだ。先生も乗ってたんだって」

和「まさか先に島にいたなんて考え浮かぶわけないからね…」

律「…!なんなんだよ!説明しろよさわちゃん!」

紬「さわ子先生…」

和「教えてください。先生がこの事故にどう関わっているのか。
私達が助かる方法…すべて!」

さわ子「…言えないわ」




152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 16:43:00.12 ID:o/HN/zguO
律「言えないだって?」

さわ子「ええ、これはあなたたちのためでもあるの」
澪「なにが私達のためなんですか!?大勢の生徒を…
犠牲にして…」

さわ子「勘違いしないで。ここにいる以外の生徒はすべて
生存を確認して保護した。死者は一人として出てないわ」

和「それを信じろと…?」
唯「なんで、先生はそんなことするの?」




162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 18:38:59.78 ID:o/HN/zguO
さわ子「それは…島の意思よ」

律「はあ!?何言ってんだ?」

和「わけのわからないことでごまかさないで!」

さわ子「ごまかしてないわ。本当よ」




164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:31:38.49 ID:o/HN/zguO
さわ子「でも、島の意思についてあなたたちに語るにはまだはやい
私は失礼するわ。」

律「どこに行く気だ!?」
さわ子「仲間のところに、ね」

澪「仲間って、誰だ?」

さわ子「語るにはやいって言ったでしょ?じゃあね」
律「待てよ!」



175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:22:20.33 ID:o/HN/zguO
さわ子が俊敏な動きで森に飛び込み走っていく

律「おい!」ダッ

和「待って律!」ガシッ

律「和!?なんで止めるんだよ!
あいつは私達が助かる方法を知ってそうなんだぞ?」
和「そうだけど、あの人の動き見たでしょ?
足元が不安定な森の中であの速度で走るには
恐らく相当な訓練をしている。深追いは危険よ」

律「くっ…!」

唯「さわちゃん…悪い人だったの?」ジワ

紬「唯ちゃん…」

澪「それは断言できないけど
鍵を握っているのは間違いないよ」




176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:30:22.10 ID:o/HN/zguO
唯「私…さわちゃんが悪い人とは思えないよ」

律「私だって思いたくはないよ。
でもさ、いい人が飛行機を墜落させるか?」

紬「りっちゃん、まだ飛行機を落としたのが先生とは決まってないでしょ?
本当に事故だったのかも」
和「意図的にせよ事故にせよ、墜落現場に先回りしてたんだから、
墜落のことは知ってたはずよ…」

澪「島の意思ってなんなんだろう…」




178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:56:08.79 ID:o/HN/zguO
律「そんなもん…ただの出まかせだろ
島に意思なんて…ばかばかしい!」

紬「…そうだわ!」

律「どうした、ムギ?」

紬「先生のことでごたごたしてて言うの忘れてたんだけど、
丘の上で無線が反応したのよ」

澪「ほんとか?」

唯「あ、忘れてたあ!」

和「それで、どうだったの?」

唯「ムギちゃんがいじってる時に私が先生をみてけて、
そのまま帰って来たんだよ」




181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:39:39.85 ID:o/HN/zguO
律「そうか!じゃあ早くもう一回行こう!
ムギ、無線が反応したところに案内してくれ!」

紬「ええ」

和「私も行くわ!生徒会で無線使ったりして少し詳しいから
役に立てると思う」

律「わかった。一緒に来てくれ!」

唯「私も行ったほうがいい?」

和「唯たちはここで待機してて。大人数だとかえって動きづらくなる」

唯「わかったー」

澪「気をつけて…」

律「おう!行ってくるからな!」




187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:28:32.31 ID:nUYl/CD90
丘の上

律「ふう、ついたな」

紬「確かこのあたりで反応したわ」

和「つけてみるわ」

カチ ザーザー ザー コチラ

律「!! 聞こえた!」

紬「もうちょっと聞き取れるようにできない?」

和「ちょっとまってて」 カチ カチ

ザーザー ザ、コチラハ、ザザー、オウトウセヨ!

律「はっきりしてきたぞ!」




190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:05:01.02 ID:nDdNzJcT0
コチらは、オーシャニック518便捜索隊、生存者はこの通信を聞いたら応答せよ
こちらは、オーシャニック518便捜索隊、生存者はこの通信を聞いたら応答せよ
こちらは、オーシャニック518便捜索隊、生存者はこの通信を聞いたら応答せよ

律「よっしゃあああ!捜索隊だ!」

和「同じ音声を機械的にずっと流してるみたいね」

紬「それより早く返信を!」

和「ええ、こちらはオーシャニック518便の生存者です!助けてください!」

ザザー・・・ピーーーー

律「どうしたんだ・・・」

和「たぶん、自動的の音声を送り続けて
  応答が来たら人につながるようにプログラムされてるんだわ」



194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:43:14.25 ID:BwBU37iP0
ザザザザ・・・ピーーー

律「まだかな・・・」

さわ子「その無線に出ちゃダメ!!!」

律・紬・和「!!!!」

さわ子「奴らからの更新を受信したという報告を受けてきたけど・・・
    あなたたちも受信したのね」

律「お前・・・!どこから湧いてきた!」

和「やつらって・・・誰のこと?」

紬「なんで出ちゃダメなの?」s




196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:55:37.86 ID:BwBU37iP0
さわ子「奴らは危険な敵だからよ・・・」

律「だから奴らって誰なんだよ!」

さわ子「説明してもいいけど・・・さきにその無線を渡してちょうだい」

律「ふざけるな!そんなことして私たちに何の得・・・が」

さわ子「お願い」

さわ子は銃を構え3人に向けた

律「おいおいおい・・・冗談だろ」

紬「本物なの・・・?」

さわ子「本物よ」




199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 01:14:08.50 ID:BwBU37iP0
和「二人とも・・・従った方がいいわ・・・」

さわ子「無線機を渡してくれたら、すべてを説明する。約束するわ」

律「あんたなんかを信じれると思ってるのかよ・・・」

さわ子「お願い・・・撃たせないで」

紬「りっちゃん・・・」

律「・・・わかったよ!勝手にしろ」

さわ子「ありがとう。これは預かっておくわ」

和「これで、すべて教えてくれるんですよね?」

さわ子「ええ、ついてきて。」




200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 01:32:08.89 ID:BwBU37iP0
さわ子「着いたわ。ここよ」

律「・・・これは」

和「地面にハッチが・・・」

紬「森の中にこんなものが・・・」

さわ子がハッチを開けると、地下まで梯子が伸びていた

さわ子「さあ、入って」

さわ子が梯子を下りていく

律「ここまで来たらいくしかないな。私が先頭で降りるよ 
  二人とも、戻ってもいいからな」

和「何言ってるのよ」

紬「私も入るわ」




202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 01:44:42.19 ID:BwBU37iP0

ガタンガタン

律「薄暗いな・・・中は」

さわ子「3人とも降りてきたわね。こっちよ。」

ガチャン

和「これは・・・」

4人が入った部屋の中ではコンピューターや計器のようなものが大量に動いていた

紬「すごい・・・」

律「なんなんだよここ・・・」

さわ子「ここは島の重要施設のひとつよ・・・。」




204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 01:58:12.32 ID:BwBU37iP0
さわ子「この施設の役割は島の磁場の制御。」

律「なに?どういうこと?」

さわ子「んー。どこから説明したものかしらね・・・。まずはこの島が特別であるってことを
    理解してほしいの」

和「どう特別なんですか?」

さわ子「この島の内部には・・・超強大な磁場が渦巻いてるの。」

律「またよくわからないことを・・・」

さわ子「あなたたちの中で墜落の時に怪我をした人はいる?
    異常に早く怪我が回復したはずよ」

紬「私の足・・・!」



206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 02:13:09.82 ID:BwBU37iP0
さわ子「詳しくは私もわからないんだけど、島の強力な磁場が
    人間の血行を良くして人体の機能が島にいるときだけ高くなるらしいわ」

紬「・・・」

さわ子「そしてこの島の磁場は、数週間に一回大規模な爆発のようなものを起こす。
    一瞬だけ一気に磁場が増大するの」

さわ子「計算によると、その瞬間の磁場は島を自ら破壊し、
    地球規模で影響を残すほど強力。」

さわ子「この施設は、磁場が増大するその瞬間、それを超える力で磁場を押さえつけているの。」

律「よくわかんないけど・・・この施設が地球を守ってるって言いたいのか?」

さわ子「簡単にいえばそうね」




207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 02:27:26.43 ID:BwBU37iP0
律「ばかばかしい・・・」

さわ子「この増大の周期と規模は、今の磁場を観測することであらかじめ予想ができる。
    観測してるのはこことは別の施設だけどね。」

さわ子「そして最近、過去に例を見ない規模の磁場の増大が予想されたの。
    この施設の力で抑えても、ほんの僅かだけ磁場が放出されてしまう」

さわ子「僅かといっても、十分強力な磁場よ。
    例えば、近くを飛んでいる飛行機の計器を狂わせて墜落させるくらい・・・」

律・紬・和「・・・まさか」

さわ子「そう。あなたたちの飛行機は島の磁場のせいで墜落したのよ」



212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 02:49:57.41 ID:BwBU37iP0
さわ子「増大の日とあなたたちの修学旅行の日が同じだとわかり、
    私たちはそれを島の意思と判断して準備を行ったわ」

さわ子「パイロットや乗務員はすべて我々の息がかかった者にし、墜落の時脱出させた。
    海に落ちた生徒を救出する準備も整えた。私は島に来た生徒の中に潜入するために
    待機し、飛行機の墜落を確認したらそこに向かった・・・」

さわ子「飛行機が2つにわかれて墜落することは予想外だったから、
    もう片方には向かえなかったけどね」

さわ子「どうやら私が行ったのとは逆の墜落現場の方が人がだいぶ多いと知って、
    和ちゃんたちの側の観察は早めに終了して私は片方に向かうということになったの」

和「だから生徒をさらったんですか?・・・というか観察って?」



213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 02:57:34.33 ID:BwBU37iP0
さわ子「先に言っておくけど、さらった子たち、私たちは保護と言いたいんだけど、
    その子たちは全員無事に送り返したわ。前後の記憶は多少失ってるけどね。」

さわ子「観察というのは、単刀直入に言うと・・・
    私たちの新しい仲間にすべき人物を見極めること」

律「・・・!」

さわ子「墜落した子たちの観察で、数人に絞るって決めていた。人数的には後部側からは
    一人選べれば十分。つまりあなたを選んだのよ・・・和ちゃん」

和「そんな・・・私が」

さわ子「本当は後部には和ちゃんだけ残すつもりだった。ただ澪ちゃんが
    和ちゃんから離れなかったから二人残ったの。」



214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:10:29.73 ID:BwBU37iP0
さわ子「そのあと私は前部のほうに合流して同じように潜入するつもりだった。
    まさかあなたと澪ちゃんが合流してるとは思わなかった」

和「ちょっと待って・・・!まだ肝心なことを聞いてない!
  あなた達の正体と”奴ら”っていうのが誰なのか!」

さわ子「私たちは・・・島の守護者よ。代々、あなた達の桜高を含め
    いくつかの学校の出身者によって構成されているの。」

さわ子「通常は、生徒の在学中にその生徒の適性を見極め、年に何人かスカウトする。
    今回は島の意思によって適性の見極め方が違うけどね」



215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:20:15.92 ID:BwBU37iP0
さわ子「そして奴らは・・・島の力を悪用しようとする者たち」

律「悪用って・・・どうするんだよ」

さわ子「この島の強大な磁場は、ものすごいエネルギーを秘めている。
    軍事利用すれば莫大な力と金が手に入るわ・・・」

和「そうやって島を狙ってるのが”奴ら”で、あの無線の相手なんですか」

さわ子「そうよ。」

紬「その人たちは一体誰なんですか?」

さわ子「紬ちゃん。辛いと思うけどしっかり聞いて」

紬「え・・・?」

さわ子「奴らというのは”琴吹グループ”。島を狙っているのは紬ちゃん、あなたのお父さんよ」



216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:28:12.22 ID:BwBU37iP0
唯「澪ちゃん・・・遅いね・・・和ちゃん達」

澪「・・・うん」

唯「無線、つながったのかなあ?」

澪「わからないよ。でも・・・遅すぎる気がするな」

唯「そうだね~ちょっと心配だね」

澪「もう少したったら丘に行ってみるか」

唯「澪ちゃん!森の中平気なの?」

澪「いや・・・こわいけど、それよりも大切なことがあるだろ」




217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:31:45.80 ID:BwBU37iP0
唯「澪ちゃん・・・あれ」

澪「どうした?唯」

唯「ほら、遠くの海・・・あれ船じゃない?」

澪「・・・!本当だ!遠いけどあれは船だ!」

唯「お~い!お~い!」

澪「お、おーい!」




218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:37:21.36 ID:BwBU37iP0
さわ子「・・・大変だわ!奴らの船が近くまで来ているという連絡が!」

紬「・・・そんな・・・お父様が・・・そんな・・・」

律「ムギ、落ち着け、な?」

さわ子「やつらは島の情報を絶対に外部に漏らす気はないはず!
    私たちもあなた達も皆殺しにされてしまうわ!
    く、一回の交信ですぐに場所を捜し出すとは・・・やつらの技術をなめてたわ」

和「あなたの話が本当だとしたら・・・私たちはどうすれば?」




219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:44:45.57 ID:BwBU37iP0
さわ子「こうなったら・・・今すぐ浜辺のみんなをこのハッチの中に避難させるのよ!」


浜辺

唯「おーい!おーい!・・・あ!船からヘリコプターが出てきた!」

澪「私たちを助けにきてくれたんだ!おーい!」

ババババババババババババ

唯「おーい・・・ってあれ?上を通り過ぎて行っちゃったよ!?」


♯「1号機より本船・・・。現在島の上空。例の発信器の範囲内に入った模様」

♯「1号機、了解」




221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:52:56.98 ID:BwBU37iP0
律「避難させるって・・・」

さわ子「早く浜辺に行くのよ!奴らに友達が殺されていいの?!」

紬「・・・・」

さわ子「だから急いで・・・」

ドウン!

さわ子「う・・・」

銃声とともにさわ子は床に倒れこむ。床はすぐに赤い血で染まった

紬「きゃあ!せ、先生!・・・え」

紬は先生の奥で銃を構える人物を見た

紬「うそ・・・さ、斎藤?」

そこにいるのは琴吹家の執事、斎藤だった




223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:59:55.02 ID:BwBU37iP0
律「斎藤って・・・ムギん家の執事だよな・・・?」

和「じゃあ・・・やっぱり紬の父親が関わっているの?」

斎藤「紬お嬢様。御無事で何よりです」

紬「斎藤・・・あなたなぜここがわかったの・・・?」

斎藤「お嬢様のそのブローチ。修学旅行の前にお父様がプレゼントされたものですね。
   そこには発信機が入っているのです。」

紬「・・・!」

斎藤「といいましても受信できる範囲は狭いですけどね・・・おっとしゃべりすぎましたな。
   お嬢様、ヘリと船をご用意しております。帰りましょう」



224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 04:06:24.43 ID:BwBU37iP0

紬「このあと・・・この島とみんなはどうなるの・・・?」

斎藤「それは・・・聞かない方がよろしいかと」

紬「この島にいる全員を助けて。」

斎藤「残念ですが、この島の存在は・・・誰にも知られてはならないのです」

紬「殺すっていうこと?」

斎藤「・・・」

斎藤「・・・いいでしょう。では、そちらの二人のご友人はご一緒にヘリで脱出しても
   かまいません」

紬「まあ。ありがとう。」




226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 04:11:42.70 ID:BwBU37iP0
紬「でも、それだけじゃだめだわ。私は全員を助けたいの。」

斎藤「お嬢様・・・それ以上は私がどうにかできることではありません!」

紬「・・・そう」カチャ

律「・・・!おいムギ!」

紬は倒れているさわ子の懐から銃を取り出し自分に向けた

斎藤「お嬢様!何を!」

紬「あなたがどうにもできないなら、お父様に今すぐ会わせて!」



230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 04:28:46.22 ID:BwBU37iP0
飛び立つヘリの中

斎藤「お嬢様、どうか銃を捨ててください・・・」

紬「いやよ。お父様が全員を助けると約束するまで
  絶対離さない。もし誰かを島に入れたりしたら自分を撃つわ」

律「無理すんなよ・・・ムギ。」

紬「一緒に来てくれてありがとう。りっちゃん。」

律「和はみんなに状況を伝えて念の為に避難させるって残ったけど、
  避難できるところがあればいいんだけど・・・ハッチの場所は割れてるし」

紬「みんなを信じましょ。それに私が成功すれば問題ないわ。ごめんねりっちゃん、
  付き合わせちゃって・・・本当は島に残りたかったでしょ?」

律「何いってんだって!一人で戦うのは心細いだろ?」

紬「ありがとう・・・私絶対成功させるから。」

ヘリが島を離れてゆく

澪「ヘリが今度は離れてく・・・!」
唯「おーい!おーい!」



唯「LOST!」第1シーズン おわり




231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 04:33:32.35 ID:7r4pNDaH0
新シーズン放送まだかよ



232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 04:35:29.42 ID:BwBU37iP0
とりあえずこれで終わりです。ありがとうございました

LOSTは非常に複雑で、このSSは自分なりにかなりシンプルにアレンジしましたが
それでも終わる気配がぜず、長引かせてもあれなのでここで終了ということにしました。

読んでくれた人支援くれた人保守してくれた人意見くれた人本当にありがとう。
ゆっくりですいませんでした
第2シーズン書くとしたら、今度はある程度書きためるようにします。




233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 04:36:12.65 ID:kQcf+q9N0
乙乙



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この記事へのコメント
昨日、深夜放送のシーズン3が終わったばっかりだぜ。
2009/09/25(金) 22:32:54 | No.3231 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
文才ないなーと思いつつ読んでいき
「枝を擦るやつ」で限界がきた
2009/09/27(日) 00:57:52 | No.3256 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
面白そうだな、と思いつつ長いから見れなかった俺にとっては、超楽しめた。乙です。
2009/09/30(水) 02:13:55 | No.3306 | USHI | #-[ 編集]
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