戯言ニュース

ほとんどVIPのまとめ。

HeadLine
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

澪「超能力者か」律「うん!そうだよ!!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 21:50:22.26 ID:aL+mfZPl0
澪「はいはい…。具合どう?」

律「あ、信じてないなー?」

律「えへへ…じゃあ今から澪の心を読んでやるから」

澪「…はあ?」

律「えーと…」

澪(…眉間にしわよせてる…)

律「…眉間にしわよせてる…と思ってる」

澪(いや、そりゃそう思うだろ…)

律「そりゃそう思うだろ…と思ってる」

澪「な!?」




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
ブログパーツ 澪「超能力者か」律「うん!そうだよ!!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 21:58:16.84 ID:aL+mfZPl0
律「へへへーすごいだろ?」

澪「そ、そんなバカな」

律「こんな事もできるんだぜ!」

律「…むむむ」

澪「…?」

澪「う、うわっ!?」ふわっ

律「むむむむむむ」

澪「か、体が浮いてる?!」

澪「わ、うわわわわ…お、下ろして~!」

律「ふう…」

澪「うわ!」ドスン

律「あ、悪い悪い!まだうまくコントロールできないんだよね」




4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 21:59:50.55 ID:aL+mfZPl0
澪「いたた…」

律「他にはこんな事もできるんだぜ」

澪「?」

律「…ふーん。澪しゃん、今日はシマシマのおパンツですかー。ブラは黒…なんだ、上と下がバラバラじゃん」

澪「なっ…///」

律「へへへ!凄いだろ?」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:01:52.64 ID:aL+mfZPl0
澪「ま、まさかこんな事が現実に…」

律「いやー私も最初はビックリしたよ!なんか風邪引いてから超能力に目覚めたみたいなんだ!」

澪「…ほ、他にはどんな事ができるんだ?」

律「えーとね…むむむ…」

澪「…」

律(ジェイソン…フレディ…エイリアン……)

澪「ひいいいい!頭の中に映像が流れ込んでくる!?」

律(ゾンビ…キョンシー…稲川淳二…澪のパンツ…)

澪「ちょっ…や、やめろバカ!」

ブン

ひょい

澪「私の鉄拳を避けた!?」




6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:04:49.33 ID:aL+mfZPl0
律「わははは!今までのりっちゃんとは違いますわん!」

澪「…」

澪「正直まだ状況が飲み込めないけど…その様子じゃ風邪はもう大丈夫みたいだね」

律「うん!もう治っ…ヘキシッ!」

澪「…もう、ちゃんと寝てなよ?じゃ、私はそろそろ…」

律「えー!寝るまで側にいてよー!ねえ澪ぉー…」

澪「…しょうがないな…」

澪(…超能力…?なんか怖いな…)

律「……」

律「………澪…」




8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:08:25.85 ID:aL+mfZPl0
澪「?」

律「……」

律「私も本当は怖いんだ…こんな力…」

澪「えっ?あ、ああゴメン…私が怖いのは…えと…律じゃなくて…」

律「…あのね…この力が使えるようになってから…感じるんだよ…」

澪「感じる…って…何を?」

律「…視線…誰かにずっと見られてるような…」

澪「え…ちょ、ちょっと…冗談だろ?」

律「…今も感じるんだ」

澪「ヒイイイイ!やめてー!!」

律「…なーんつってなー!!」

澪「…」

ゴン!

律「いだっ!寝てる時に殴るなよ!」

澪「だってそうじゃないと避けるだろ」




9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:10:01.76 ID:4DbdvezPO
律「なんだ夢か」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:11:00.58 ID:WW0/rdlmO
なんだX-MENか



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:11:09.60 ID:aL+mfZPl0
律「…みんなは怒ってない?」

澪「…ないよ」

律「澪は…怒ってないみたいだな」

澪「当たり前だろ。…まああんまり調子に乗ってると怒るかもな」

律「へへへ…ゴメンゴメン」

澪「それにしても…超能力なんて…」

律「いいだろー?」


私は、澪にはそれ以上言わない事にした。数日前から感じる視線の事は。
澪が見舞いに来てくれただけでも、私は嬉しかった。




14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:14:15.20 ID:aL+mfZPl0
数日前…

田井中家

律「ただいまー」

私は帰宅するとすぐに自室に篭った。
聡が何か言ってきた気もするけど、よく覚えていない。というか聞いてなかった。
どうせゲームでもやろうとかそんな話だろう。
私は聡を無視して、部屋着に着替えるとベッドに入って今日あった事を思い返した。

律(…澪…)

律(…なんであんな態度とっちゃったんだ私は…)

律(…別に和が嫌いなわけじゃないし、澪に友達ができるのは私も嬉しいはずなのに)

律(いつからだろう…澪の気持ちがわからなくなってきたのは……)

律(ただ一緒にいたいだけなんだけどな…)

律(……みんなにも悪い事したなあ~…)

律「けほっ」

律(…風邪かな…今日はもう薬飲んで寝よう…)



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:17:55.99 ID:aL+mfZPl0
翌日、目を覚ました私を強烈な喉痛が襲った。
アツいようなサムいような…身体はダルいし、ぼーっとするし…ああ、そうか…

律(最悪…熱出してんじゃん私…ライブ前なのに…)

律(はぁ…体温計どこだっけ…)

押し入れから体温計を取り出した私は、それを脇の下に挟む。
ひんやりとした体温計に触れた身体がびくっと震えた。
この感じは何歳になっても心地好いものじゃないな。

律(…はぁ…)

ピピピ

律(ん…39度2分…)

律(くっそ…早く治さないと……)

コンコン

律母「ちょっと!いつまで寝てるの?」

律「ごめーん…熱あるから今日は学校休むー…薬ってまだあるー?」




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:23:11.68 ID:aL+mfZPl0
台所でお母さんに薬と水の入ったコップ、それと冷えピタを受け取ると、私はふらふらと自室に戻った。

律(…錠剤、苦手なんだよな…小学生か私は…)

冷えピタをおでこに貼って、一息つき、薬を飲もうとけだるさが残る手をテーブルに伸ばしたその時だった。

律(…)

律(…っ!?)

突然、心臓がどくんと大きく脈打った。

律(…な…なに…?)

どくどくと鳴り続ける心臓。
自由を失った私の身体は、その場にドサッと倒れ込んでしまった。その際に口の中を切ったのか、血の味が口全体に広がっていった。
手足の指の先まで痺れる感覚…それと急激に体温が上昇していくのがわかった。

律「か…はっ……」ドクンドクンドクン

金縛りにでもあったかの様に、私の身体は動かなくなった。声が出ない。息も吸えない。
動悸は止まる事なく、狂ったように鳴り続ける自分の心臓の音に私はただただ怯えるだけだった。

律(な…なんだ…これ…)ドコドコドコドコ

鼓動はプロドラマーが鳴らすツーバスのようにドコドコと鳴り続け、スピードを増していく。

律(…苦しい…苦しい!助けて…誰か助けて…!澪…澪!!)ドッドッドッドッドッドッ

このまま死んでしまうような気がして、涙と鼻水と涎を垂らしながら私は一人で床に突っ伏していた。




24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:27:51.71 ID:aL+mfZPl0
どくん

心臓は一際大きく鳴り、その反動が私の身体全体をびくんと動かす。

それを最後に、さっきまでキース・ムーンの様に乱暴な演奏をしていた私の心臓は、とくとくといつもの穏やかなリズムに戻り、私の身体は再び自由を得た。

律「はぁっ…はあっ…うぅ…ぐすっ…」

律(なんだ今の…死ぬかと思った…)

ザザザ…

律(ん?なんだ…?)

立ち上がった私は、気持ちを落ち着かせるために大きく息を吸い込み、ふぅーっと吐き出した。それを何度か繰り返した後、苦手な錠剤を口に含み、水で胃に流し込む。

律(うえ…気持ち悪…)

律(病院…病院に行こう…)

ザザザ…

律(…なんだこの音…?)



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:33:56.55 ID:aL+mfZPl0
私はお母さんに事情を説明し、そのままお母さんの運転する車で病院に行った。あの動悸は尋常じゃない。
もしかしたら何か…命にかかわるような病気かも…

が、先生の診断ではただの風邪。動悸も不整脈という事で片付けられた。

律母「大した事なくて良かったね。今日はちゃんと部屋で寝てなさい」

律「言われなくてもそのつもりだよ…」

帰りの車の窓からは、どんよりとした曇り空の下に、登校中の桜高生達が見えた。
いつもなら私もあの中にいるはずなのに、車の中からそれを客観的に見ていると淋しくなる。

律(…早く治して部活行かなきゃ…澪に…澪に会いたい…)

ザザザザザザ…

耳鳴りとも違う、何か…頭に直接響くようなその音が私を苛立たせた。

律(うぜーなこれ…。なんなんだ…)

律(ラジオ…?いや…人の…声?)




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:36:30.22 ID:aL+mfZPl0
律「けほ、けほ…」

家に着くと、私は重い足どりで階段を上がり、自室に入った。
ザザザという音はまだ聴こえてくる。

ふと、私は気づいた。

律(…?)

律(…なんか…誰かに見られているような…)

律(うう…気持ちわりい!もう寝よう!)

毛布にくるまった私は、ものの数分もしないうちに眠りについた。




28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:40:29.99 ID:aL+mfZPl0
澪の夢を見た。

澪は音楽室で、唯、ムギ、梓、和達と楽しそうに話している。

私はその輪に加わろうとして、澪に話しかける。

でも澪は気づかない。

いくら名前を呼んでも、澪は私に気づく琴なく、みんなと笑っている。

私は大声で澪の名前を叫んだ。

律「澪っ!!!!」




29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:42:05.50 ID:aL+mfZPl0
律「ん…?夢か…」

目を覚ました私を、喉痛、寒さと暑さ、身体のダルさ、節々の痛みが再び襲ってきた。
時計に目をやると、すでに夕方になっていた。

律(今頃みんなはティータイムか…)

ザザザ…

律(あーもううざいな!…見られてる感じは相変わらずだし、最悪だ!!)

律(ぶるっ…)

律(エアコンつけよう。リモコンリモコン…)

律(テーブルの上か…。ベッドから出たくないなー…)

律(うぅ~…リモコンよ動けえ~!)

律(なーんちゃって……)

ふわっ

律(!?)




31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:44:48.27 ID:7GlgHgB00
なんという鉄雄



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:45:51.13 ID:aL+mfZPl0
リモコンは一瞬宙に浮いたかと思うと、ぽとりとテーブルの上に落ちた。

律(なんだ今の!?)

律(……リモコン、動け…)

ふわっ

律(…!)

律(こっちにこい…)

ふわ…ふわ…

リモコンは浮いたままふわふわと私のほうに近づいてきた。

ふわふわ…ぽとっ

律(……は、ははは…)



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:47:44.49 ID:aL+mfZPl0
律(ま…マジかよ…)

律(これって超能力!?)

律(…ま、まさか…そんな)

律(……ティッシュ、こっちにこい!むむむ~)

ふわー

律(げっ!マジで!?)

律(マジで超能力じゃんこれ!うっはー!すげえ!)




34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:50:36.42 ID:aL+mfZPl0
ザザザ…

律(ん、なんだよこの音はもー…)

『ザザ…』

律(ん?)

『ザ…ちゃ…』

律(声…?)

『ねえちゃ…ザザ…』

『ねえちゃん、風邪かー。これじゃスマブラやる相手いねえじゃん…まあいいや。さてと…』

律(聡の声?…そうか、これは人の心の声だったのか…)



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:52:51.70 ID:aL+mfZPl0
律(物を動かす…人の心を読む…とくれば次は…透視だな!)

律(壁よ、透けろ透けろー…)

私は部屋の壁を睨んだ。壁を隔てた先には、聡の部屋がある。

スウーッ…

律(本当に透けた!)

律(ん?布団の中でもぞもぞして何やってんだあいつ…)

律(布団も透かしてみるか)

スウーッ…




37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:54:22.30 ID:KXVNmgiy0
やめてやれw



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:54:49.09 ID:DJPi/+6xO
見ないであげてー!!



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:54:58.55 ID:azcIHQ550
発電中と聞いて



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:57:12.28 ID:aL+mfZPl0
聡「はぁ…はぁ…澪姉…澪姉…!」

律(…うぉ…)ジー

聡「はぁはぁはぁはぁ!ううっ…!……ふう…」フキフキ

律(…こ、これがオ、オ、オナニーってやつか…?)

律(聡もそんな年頃か…。てゆーか澪をオカズにするとは何て奴だ)

律(透視の次はテレパシーだな)

律(むむむ…おい聡!澪でオナニーするんじゃねえ!!)

聡(!?)

聡「ね、姉ちゃん!?ど、どこだよ!」

律(…本当にできた…)

律(こりゃすげえ!澪にも見せてやろう!)

視線の正体は結局わからなかった。
でも、超能力に目覚めた事による興奮のおかげで、そんなものは気にならなかった。

律「へーっくしょい!ズズ…」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 22:58:47.43 ID:aL+mfZPl0
数日後

田井中家

律「Zzz…みお…むにゃむにゃ…」

澪「…やれやれ」

ガチャ

唯「りっちゃーん?」

澪「しーっ!今寝かしつけたところなんだよ」



私は澪が家に来てくれた事に安心して、朝まで眠り続けた。
良かった…やっぱり澪は私の親友だった。今までも…これからも。




44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:00:00.12 ID:bOstIzOoP
オナニーしてるところにいきなり話しかけられたらショック死しそう



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:03:25.35 ID:aL+mfZPl0
ライブ当日

今度は唯が風邪を引いて学校を休んでいた。
私が超能力を使えるようになったのは、熱を出した時…多分、動悸で倒れた時からだ。
もしかしたら唯も…?

紬「唯ちゃん、来ないわね…」

律「…仕方ない、先に楽器を運んじまおう」

澪「そうだな…。よいしょ!…重いな…アンプ…」

梓「むぐぐ…バスドラムも重いです…」

律「…!そうだ!」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:05:45.56 ID:aL+mfZPl0
律「はーいみんなちゅうもーく!」

紬「え?」

梓「何ですか?もう遊んでる時間は…」

澪「律、まさか…」

律「むむむ…!」

私は額に力を込めて、アンプとドラムセットを浮かせた。
これなら楽に器材を運べるって寸法だ。

紬梓「!!」

梓「あ、アンプが…」

紬「ドラムセットが浮いた!?」




50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:09:04.37 ID:aL+mfZPl0
ふわふわと宙を漂うアンプとドラムセット。
確かに異様な光景だ。ムギと梓が驚くのは無理もない。
でもそのリアクションがまたたまらないんだよなー。
梓は口をパクパクさせて言葉にならないといった様子。
ムギは狼狽しながらも、目はキラキラと輝いていた。


律「へへーん!すげえだろ?」

梓「な、なななな…」

紬「こっ…これは一体…?」

澪「…実はな…かくかくしかじか…」




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:11:04.43 ID:aL+mfZPl0
梓「…そんな事が…まさか…」

紬「で、でも実際にこうしてアンプもドラムも…」

ふわふわ…

澪「信じられないだろうけど、本当なんだ…」

律「へへへ…よーし!じゃあこのまま講堂まで持って行くわー」

梓「ちょ、ちょっと待って下さい!」




54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:14:49.75 ID:aL+mfZPl0
澪「どうした梓?」

梓「そんな…物が浮いてる状態で出歩いたら大騒ぎになりますよ!」

紬「そうね…。りっちゃんが超能力者だって事が広まったら、色々大変だろうし…」

澪「…それもそうだな」

律「じゃあどーすんのさー?重い器材持ってくなんてダルいじゃん」

梓「…うーん…」

紬「人目につかないようにこっそり持っていけば大丈夫じゃない?」

澪「そうだな…そうしよう律」

律「ラジャー!」



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:18:09.43 ID:aL+mfZPl0
講堂裏

純(憂に誘われて軽音部のライブ見にきたけど…あの人達だしなあ…)

純(あんまり期待しないでおこう…)


律「ふでぺーんふっふー♪…と」

純(ん?あれは確か軽音部の…)

律「愛をー込めてースラスーラとねー♪」

ふわふわ…

純(!?)

純(あ、アンプと…ドラムが…浮いてる!?)

『ザザザ…』

律「ん?誰かの心の声が聴こえたような…」

澪「おーい律!早くしろよー」

律「ああ悪い!もう終わるよー!」



純(…な、なんなのアレ…)




57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:20:38.13 ID:aL+mfZPl0
そのすぐ後に唯は音楽室にやってきた。唯にも事の顛末を話してみた。

唯「いいなーりっちゃん!私も超能力使えるようになりたいなー」

どうやら唯は私とは違う風邪だったのか、超能力が使えるようになってはいなかった。


その日のライブは大成功。
私には会場中の心の声が聴こえていたが、誰もが心の底から声援を送ってくれていた事がわかった。

最高のライブだった。
大歓声に見送られながら、私達は講堂…いや、武道館の舞台袖に下がっていった。




これが私の最後のライブになった。
いや、厳密には「観衆を前に演奏する事」が最後になった。




66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:46:11.05 ID:aL+mfZPl0
平沢家

憂「お姉ちゃん、ご飯だよ」

唯「うん!今いくー」

タタタタタ

唯「あはっ!おいしそう!今日は豪華だね!」

憂「えへへ!ライブ成功祝いだよ!頑張っちゃった!お姉ちゃん、すっごくかっこよかったよ!」

唯「憂~…憂大好き!」ギュッ

憂「もうお姉ちゃんたら…ご飯冷めちゃうよ///」

唯「えへ…いっただきまーす」



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:48:38.21 ID:aL+mfZPl0
唯「はーおいしかった…。ごちそうさまー」ゲプッ

憂「お粗末さまでした」

唯「憂~」

憂「アイスでしょお姉ちゃん?」

唯「へへへ…いつもすいやせん…」

憂「今日はハーゲンダッツだよ」

唯「おおーいたれりつくせりだー」

憂「一緒に食べよう?」

唯「うん!…りっちゃんが羨むだろうなあ」

憂「…あ、そういえばお姉ちゃん、律さんの事なんだけど…」




68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:50:38.10 ID:aL+mfZPl0
唯「ふも?」モグモグ

憂「今日純ちゃんから聞いたんだけど、律さんがアンプやドラムを浮かせてたって…まさかね。純ちゃんの見間違いだよね?」

唯「え?本当だよー」

憂「…?」

唯「りっちゃんね、超能力者になったんだよー!」

憂「え…あはは、そうなの?」

唯「む?信じてないでしょ?明日部室にきてよ。憂にも見せてあげるー」

憂「う、うん…」




69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:54:01.85 ID:aL+mfZPl0
翌日、私は憂ちゃんにも超能力を見せてあげた。
憂ちゃんは最初、目を丸くして驚いていたが、すぐに目を輝かせてはしゃいでいた。
しっかりしてはいるものの、このへんはやっぱり唯の妹だな。

憂「す、すごいですね律さん!感動しました!」

律「へへへ…まあまた見たくなったらいつでもおいでよ」

澪「ちょっと律…あんまり広まるのは良くないぞ…」

憂「あ、大丈夫です!私、誰にも言いませんから!」

梓「それなら…いいけど…」

紬「憂ちゃんもケーキ食べる?」

憂「あ、はい!いただきます」

憂ちゃんも、唯も梓もムギも、笑っていた。

ただ、澪だけは…澪の心の声だけは笑っていなかった。
澪が私を怖がっているのが、私にはよくわかった。




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/02(日) 23:57:22.77 ID:aL+mfZPl0
翌日

ガラッ

憂「おはよー」

純「本当だって!信じてよ!」

生徒「そんなわけないじゃん」

生徒「純ちゃん、どうしちゃったの?」

純「本当なの!軽音部の部長が、ドラムを浮かせてて…」

生徒「あははは!ばっかじゃないのー」

憂「ど、どうしたの?」

梓「あ、憂…」




73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:02:39.96 ID:ddsEto7c0
梓「律先輩が超能力で器材運ぶところを純が見てて…」

憂「あ…私も最初純ちゃんに聞いた…」

梓「でも誰もそれを信じてくれなくて。律先輩の事が広まるのは良くないし、私も何も言えなくて…」

憂「そうなの…」

純「お願い信じてよみんな!」

生徒「まだ言ってるし」

生徒「うざー」

生徒「なんなの?いい加減にしなよこのウソツキ」

憂「で、でもこのままじゃ…」

純「信じてよ…ぐすっ…」




76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:07:55.27 ID:ddsEto7c0
それから純ちゃんは狼少年のように、何を言っても信じてもらえなくなり、クラスで孤立しはじめていた。
それは徐々にエスカレートしていき、ほとんど虐めと呼べるものになっていった。

それを心配した梓と憂ちゃんは私に事情を話し、私は当事者達の前で力を見せる事にした。
ただ、その事に対して澪は頑なに反対していた。


音楽室

澪「だ、ダメだよ律!そんな事したら…」

律「…なんだよ澪?」

澪「いや…だからみんな律の事…」

律「…私を怖がるってか?」

澪「…」

律「澪、私には人の心の中がわかるんだ。」

澪「り、律…」

律「気づいてるよ私は。澪が私を怖がってる事くらい…」

唯「りっちゃん…」

澪「律、違うんだ、私は…」

律「何が違うんだよ?」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:11:39.94 ID:ddsEto7c0
澪「だ、だから…なんていうか…」

律「…軽音部で私を怖がってるのは澪だけだ。ムギも梓も唯も怖がってないのに、親友の澪だけが私を怖がってる」

澪「律…違う…違うんだ…」

律「…でもみんながみんな、私を怖がるわけじゃない!」

澪「律…!ダメだ…みんなの前でなんて…!」

律「うるせえ!澪に何がわかるんだよ!!」

澪「うっ…」びくっ

律「ほら、怖がってる」

澪「違う…律…」

律「私のせいで誰かがイジメられてるのはいい気分じゃないからな。私は澪が何と言おうと、純ちゃんの潔白を証明してやる」

律「じゃあな澪」

澪「……律…」



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:15:29.46 ID:ddsEto7c0
なんでこうなるんだ…?なんでまた澪と喧嘩になるんだ…。
今まで喧嘩は何回もしてきた。
でもそれは、お互いを理解するための喧嘩だった。

最近の私達は…どんどん距離ができ始めている。
こんなのイヤなのに。くそっ!



憂ちゃんと梓の呼びかけで、純ちゃんを疑う人達を教室に集めて、私は力を見せる事にした。


律「さーさー!お集まりのみなさん!今からわたくし、田井中律が超能力をお見せしまーす!」

生徒「うさんくさい…」

生徒「あの人も純なんかのせいで可哀相に」

生徒「ウソツキに関わるとロクな事がないね」

純「…うぅ」

梓「純、大丈夫だから!ね?」

憂「…律さん、お願いします」

律「ほいほい!」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:19:53.31 ID:ddsEto7c0
律「じゃまずは…椅子を浮かせてみようかな」

律「むむむ…」

私は額に力を込め、椅子を浮かせた。

生徒「!」

ざわざわ…

生徒「うそ…」

生徒「う、浮いてる…」

生徒「そ、そんな…」

律「次は机!」

ふわっ

ざわざわ…




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:21:59.20 ID:ddsEto7c0
純「ほ、ほらっ!本当でしょ!?」

梓「じ、純…」

生徒「…い、いや…でも…」

生徒「超能力なんて…そんな…」

律「どうでしょうみなさん?これで信じるだろー?わかったらもう純ちゃんをイジメるのはやめろよな」

生徒「…だ…」

生徒「…嘘だ!」

生徒「こんなの手品に決まってる!!」




88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:25:18.57 ID:ddsEto7c0
憂「…ち、ちょっとみんな…」

生徒「こんなの手品よ!!」

生徒「純をかばうために嘘をついてるんだ!!」

律「はあ?違うって!これは本当に…」

生徒「イカサマよこんなの!」

生徒「そうだ!嘘つきは出ていけ!」

教室中に飛び交う、私達への罵声。
なんだよ…ここまで見せて何で誰も信じないんだよ…
群集の激しい怒りの感情が、私の頭に響いてくる。

梓「ちょっとみんな!落ち着いて!」

憂「純ちゃん、今日はもうやめて帰ろう?ね?」

純「わ、私は嘘なんかついてない…私は…」

生徒「うるさいウソツキ!学校からいなくなれ!」

律「…っ!お前ら…!」




90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:28:15.93 ID:ddsEto7c0
ガラッ

和「ちょっとあなた達!何騒いでるの!」

憂「の、和さん…!」

和「憂ちゃん!?何なのよこれは…!?」

怒号は鳴り止む事はなく、梓はどうしたらいいのかわからないといった風にオロオロするだけで、純ちゃんは泣きながら耳を塞いでいる。
駆け付けた和も、騒ぎを沈静させる事ができず途方にくれ、憂ちゃんは泣いている純ちゃんをかばうように抱き抱えながら震えている。

なんだ…私のせいかよコレ…
澪と喧嘩までして…こんな…

律(ふざけんな…)

律「……けんな…」




91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:31:07.04 ID:ddsEto7c0
律「…ふざけんな…」

律「お前らふざけんなっ!!!!」

バリィンッ

私が怒鳴ると同時に、教室中の窓ガラスと蛍光灯が割れた。
ガラスと蛍光灯の破片がそこら中に飛び散った。
破片が私の目尻を霞め、そこから血が流れ落ちた。
私だけじゃない。教室にいた何人かは、手や足や切ったらしく、血を流していた。

生徒「ひっ!!」

和「な…何…何が…?!」


律「お前らふざけんなよ!!!純ちゃんに謝れ!!!!」




93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:35:23.01 ID:ddsEto7c0
生徒「…ひっ…」

生徒「…な…に…コレ…頭の中に…」

飛び散ったガラスの様に、行き場を失った私の感情が教室にいた人達の頭の中に飛散していった。
どいつもこいつもよってたかって…ふざけんじゃねえよ

憂「…これは…律さんの…?」

和「怒り…?な、なんなのよコレ!?」

律「お前らなあ!弱いやつイジメて何が楽しいんだよ!!最低だ!!!」

生徒「…ひぃっ…」

梓「せ、先輩…やめてください!もうやめて…危ないです!!」

律「くっ!梓……くそっ…」

私の頭の中に、その場にいた人達の心の声が響いた。

『こわい…』

『ばけもの…』

『殺される…殺される…』

『助けて…お母さん助けて』

律「…くそ…なんだよ…やめろよ…」



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:37:27.05 ID:ddsEto7c0
律「あ、梓…」

梓「ひっ…」

『こわいこわいこわい…唯先輩助けて…』

律「あ、梓…?」

律「なんだよ梓…どうした?」

梓「あ、あ…イヤ…」

律「梓…」




98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:40:50.53 ID:ddsEto7c0
律「…」

律「…はは」

律「…なんだよみんな…」

律「なんなんだよおおお!!!!!!」

生徒「いやあああああっ」

憂「純ちゃんふせてっ!」

純「もういやっ!いやだあああっ!!」

『こわい』

『助けて』

『ばけもの』

律「うぜえって言ってんだろ!!!」

和「律っ!」

パシン




100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:44:09.70 ID:cPCypooMO
りっちゃん……



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:46:13.60 ID:ddsEto7c0
和の平手打ちで私は正気に戻った。
和は泣きながら…震えながら私の頬をぶった。
和の心の中も私にはわかった。
怖い…その言葉で和の心も埋め尽くされていたが、勇気を振り絞って私に近付き、私を正気にさせてくれた。

律「…あ…」

和「馬鹿っ!何やってんのよ!梓達まで傷付けてどうするのよっ!!」

律「ち、ちが…そんなつもりじゃ…ご、ゴメン…!梓、ゴメンな…?」

梓「…うぅ…」ガタガタ

律「憂ちゃん…純ちゃん…」

憂「…は…はい…」ガタガタ

純「いや…いや…もうヤダ…」ガタガタ

律「………」

律「ごめん…」

大勢の心の声を背中に浴びながら、私は飛び散ったガラスの破片をじゃりじゃりと踏んで、音楽室へ帰って行った。



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:53:02.60 ID:ddsEto7c0
音楽室

ガラッ

律「ただいま…」

唯「あ、りっちゃん…おかえり…」
『りっちゃん…こわい…こわいよぅ…』

律(そうか…さっきの…学校中に私の心の声が聞こえてたんだな…)

紬「血が出てるわよ!消毒しなきゃ…」
『こわい…でも…どうしよう…りっちゃん…』

律「…いいよ…かすり傷だから…」

律(怖がってるくせに…何だよ…仲間じゃなかったのかよ…)

紬「で、でも…」

律「いいってば!!」

紬「…!」ビクッ

律「…あ…ごめん…傷はいいから…今日はもう帰る…また明日な…」

澪「…」

律(何だよ澪…何か言えよ…何でもいいから…。くそ…)




113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:00:29.15 ID:ddsEto7c0
それから学校中が私を批難した。
最初は誰も口に出しこそしなかったが、心の声はずっと私に聞こえていた。

廊下を歩けば誰もが私を避けるようになり、唯もムギも梓も、顔は笑っていたが、ずっと私を怖がっていた。澪も相変わらずだ。

次第に、私を快く思わない人達の声は大きくなっていき、あからさまになっていった。
みんなはっきりと口に出すようになっていった。

その矛先は澪達にも向きはじめ、私は居場所を失いつつあった。

律(私はみんなと…澪と一緒にいたいだけなんだ。何で邪魔されるんだ…)

律(もうイヤだ。澪に怖がられてるってわかってて、部活なんてできるわけない…)

あの視線は、相変わらず四六時中私に張り付いていた。
それももうどうでも良かった。




116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:06:38.63 ID:ddsEto7c0
音楽室

ガラッ

さわ子「…みんないるわね」

唯「さわちゃん…どうしたの?暗い顔して」

澪「…律の事ですか?」

紬「最近部活に来なくなったわね…」

さわ子「…今日、りっちゃんから退部届けを渡されたわ」

梓「そ、そんな…!」



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:09:25.44 ID:ddsEto7c0
唯「そんなの聞いてないよー!」

さわ子「私も考え直すように言ったわ。でも、『私のせいでみんなに迷惑はかけられない』って…」

紬「りっちゃん…」

さわ子「退部届けは一応預かっておくだけで、受理したわけじゃないから…みんなで…」

唯「みんなでりっちゃんを呼び戻そう!」

梓「そ、そうですね…」

紬「澪ちゃん、いいよね?」

澪「…うん」




122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:13:40.13 ID:ddsEto7c0
田井中家

私は退部届けを出したあと、逃げるように家へ帰った。
私を拒絶する声は聞き慣れていたが、軽音部のみんなに…澪に拒絶される声だけはそうもいかなかった。

家に着くと、私は部屋に入り、ベッドに潜り込んだ。
もう誰の声も聞きたくない。
正体不明の視線は相変わらずで、私はそれに耐えながら毛布にくるまって、きつく目を閉じた。




ピンポーン

聡「はーい。…あ!」

澪「聡…こんにちは」

唯「りっちゃんいる…?」

聡「うん!いますよー。ちょっと呼んできます!」




126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:18:20.95 ID:ddsEto7c0
コンコン

聡「ねえちゃん、澪さんと友達が来たよ」

律「会いたくないって言って…」

何だよ…聞きたくないって言ってるだろ…。
みんな私を怖がってるくせに…。

聡「え?い、いや、でも…」

律「会いたくないってば!」

聡「わ、わかったよ…。…うわ、ちょ…ちょっと!!」

ガラッ

唯「りっちゃん!!」




128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:21:50.23 ID:ddsEto7c0
律「…澪…みんな…」

唯「軽音部辞めるって何!?りっちゃんが言い出しっぺなんだから最後までちゃんとやろうよー!」

律「…ヤダ」

私はベッドに潜ったまま答えた。みんなの…澪の顔は見たくない…。

紬「りっちゃん…」

律「私がいないほうがお前らも楽しいんじゃないの?澪なんて怖くて仕方ないだろ」

澪「…」

紬「そんな事ないわ…!」

律「梓も怖いだろ?」

梓「…わ、私は…こ、怖くないです!」

律「私は戻る気はないから、もう帰って」




129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:25:10.49 ID:ddsEto7c0
唯「…そんなのりっちゃんのキャラじゃないよ…」

律「なんだそりゃ?知らねーよ。いいからもう帰ってくれ」

梓「っ…律先輩…!」

律「あーもーうるせーな。帰ってってばー」

紬「いい加減にして…!顔くらい見ながら話してよ!」

ガバッ

澪「…!」

律「…うぐっ…ひっく…えぐっ…」




130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:29:35.71 ID:ddsEto7c0
梓「り、律先輩…」

律「ひぐっ…なんだよ…帰れって言ってるだろぉ…」

紬「…りっちゃん…正直に言うわ。確かに今のりっちゃんは…怖い…」

律「ひぐっ…うぅ…」

唯「でも、それでも私達はりっちゃんと一緒に部活がしたいんだよ。りっちゃんの事は怖いけど、私達はその何倍もりっちゃんの事が好きなんだよ!」

紬「心が読めるならわかるよねりっちゃん?私達の気持ち」

律「ひっく…うぐっ…」

律「うん…わかる…ひっく…」

紬「怖がってごめんなさい…。でも、私達もすぐに慣れるから!」

律「ム、ムギぃ…」

梓「私も…怖いけど…律先輩以外とバンドを組む気はないです!」

律「あずさぁ…うぅ…」



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:35:29.31 ID:ddsEto7c0
唯「ね?明日からはちゃんと部活に来てね。学校で何か言われても、私達は気にしないし、りっちゃんの事も守るから」

律「ゆ…い…」

律「うあ…うあぁぁぁぁぁん…!」

唯「…よしよし…もう大丈夫だよー…」


唯は暖かかった。
本当は澪に言って欲しかった言葉は、全部唯が言ってしまったけど…私は軽音部に戻る事にした。



その日、澪は何も言わなかった。
でも、夜遅くまで私の傍にいてくれた。
私が風邪を引いたあの時みたいに。




139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:48:14.33 ID:ddsEto7c0
翌日からも、私と…軽音部への冷遇は続いた。
でも、軽音部のメンバーの心からは、私を怖がる声は消えていった。
澪一人を除いて。

私は二度と力を使わないと心に決めた。

体操服が無くなったり、教科書が破られてたり、机に落書きされていたり…そういうのは日常茶飯事だった。
そのたびに唯とムギが私を庇ってくれた。

これが澪だったらどんなに嬉しかっただろう…。
自分達に矛先を向けられながらも庇ってくれてる二人には申し訳なかったが、そう思わずにはいられなかった。

ごめん、唯、ムギ…。
もちろん二人にも感謝してる。
感謝してるんだけど…。



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:30:58.83 ID:ddsEto7c0
それから数ヶ月が過ぎ、私たちは最後の学祭を控えていた。
今の状態でライブをしたらどうなるかは目に見えていたが、ライブは軽音部の存在理由そのものなので、辞退だけはしたくなかった。


音楽室

澪「もうすぐ学園祭だな。私達三年はこれが最後だし、気合い入れてやらないと」

律「…やるのか?ライブ」

澪「は?当たり前だ!」

唯「去年は凄く盛り上がったし、今年もうまくできるといいなあ」

紬「うまくいったら、きっとりっちゃんの事も…」

梓「そうですよ!そのための音楽です!」

律「…そうだな!よーし、頑張ろうぜ!」




156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:34:16.33 ID:ddsEto7c0
私は必死でドラムを叩き続けた。
最後の学園祭…絶対に成功させなきゃ。
いびりにビビってる場合じゃない。

あの視線の正体は何となくわかってきた。でも今それを気にしてもしょうがない。



ライブ当日

律「みんな…今日まで本当に頑張った。ダラダラする事もあったけど…私はみんなと部活ができて本当によかったよ」

澪「そうだな…今日のライブ、絶対に成功させよう」

唯「うぅー!燃えてきたあ!」

紬「軽音部に入って本当によかったです…本当に…ぐすっ…」

梓「色々あったけど…凄く楽しかったです。ライブがんばりましょう!」

さわ子「その心意気やよし!さあみんな!衣装を選んで!」

律「…はー。まあこれも最後だしな。着てやるか」



159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:42:26.27 ID:ddsEto7c0
私達はさわちゃんが誂えた衣装に着替えると、音楽室でリハーサルをする事にした。

律「ワンツースリーフォー!」

君を見てるといつもハートDOKIDOKI♪


完璧だった。
演奏だけじゃない。
みんなの心が一つになった完璧な演奏だった。
この日のために、この瞬間のために私はいたんだ。…いや、違う。
ライブを成功させるために…みんなの気持ちに…澪の気持ちに応えるために私はいるんだ…。

澪の心の声はまだ私を怖がっていた。
いや…何か迷っているような…私の力でも読みとれない複雑な感情を持っているようだった。

でもそれも今日で終わりだ。
ライブが終わったら、澪と一緒に…そうだ、公園にでも行こう。
また二人で笑い合うんだ。




161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:44:29.40 ID:ddsEto7c0
私達は幕が下りたままの講堂のステージで待機していた。

苦しかった。
本当に苦しかった。
みんながいなかったら、今私はここにいない。
家で泣いてるだけの日々を送っていただろう。
みんな、本当にありがとう。

澪、ありがとう。


アナウンス「次は、軽音楽部によるバンド演奏です」




163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:47:51.32 ID:ddsEto7c0
アナウンスと共に幕が上がる。
目の前には大勢の観客。その誰もがブーイングをしている。

律(ふん!みてろよ…私達の演奏で、このブーイングを数分後には歓声に変えてやる!)

『消えろ』

『引っ込め化け物』

『死ね』

観衆の負の感情が、私の頭の中に雪崩のごとく流れ込んでくる。
気にしちゃダメだ。
負けちゃダメだ!

ステージには缶や瓶が投げ込まれはじめた。

和『静粛に!ステージに物を投げないで下さい!』




164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:51:29.38 ID:ddsEto7c0
律「みんな、いくぞ?」

唯「らじゃー!」

紬「どんとこいです!」

梓「いつでもオッケーです!」

澪「…さあ、やろう!律!」

律「よし…ワンツースリーフォー!」

私が演奏を始めようと、スティックを叩き合わせたその時だった。

ガツッ

澪「いたっ…!」




165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:54:59.68 ID:ddsEto7c0
観衆が投げた瓶が澪の顔に当たった。

澪「ったたた…」

澪がその場にうずくまる。
私はすぐに澪に駆け寄り澪を抱きかかえた。

観客「かえれー」

観客「ひっこめ化け物ー」

律「お、おい!大丈夫か澪…!」

澪「だ、大丈夫…あっ…」

律「澪、血…血が…」

なおもステージに物が投げ続けられる。

ガツッ

澪「ぐっ!」




166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:56:08.48 ID:AZqxTBIr0
あーりっちゃん怒らせた・・・



169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:57:26.04 ID:sDx12tbnO
うわ…Badendまっしぐらじゃん…



170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:59:14.98 ID:87mMmhx70
それでもりっちゃんなら・・・



171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:01:15.91 ID:ddsEto7c0
律「澪っ!」

澪「い、いったぁ…」

綺麗な顔に傷をつけられ、その額からダラダラと血を流す澪。

澪「ひっ…血、血がこん…なに…」

澪は私の腕の中で気を失った。


私は知っていた。
澪は私を怖がりながらも、陰で私を庇っていてくれた事を。
その美貌が本人の意志とは無関係に人の注目を集めてしまい、時には私より酷い仕打ちを受けていた。

私の親友は…やっぱり親友でいてくれた。

その澪が今目の前で、私の腕の中で、血を流して倒れている。


私が理性を失うには十分すぎる光景だった。

もう誰にも邪魔はさせない。




174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:08:30.29 ID:ddsEto7c0
唯「りっちゃん…?」

私は澪を抱きかかえたまま、無言で立ち上がった。

紬「り、りっちゃん…ダメよ…!」

目を大きく見開き、額に力を込めた。

梓「律先輩!やめてください!!」

うるさい。

ゆらゆらと私の髪が揺れ始め、私はキッと講堂の天井のライトを睨んだ。

その瞬間、講堂のライトが割れた。いや、爆発した。

観客「きゃああああああああああああ!!」

観客「うわああああああああああああああ!!!」

ブーイングは、一瞬にして悲鳴に変わった。




175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:10:50.39 ID:AZqxTBIr0
それだけはやっちゃダメだろおおおおおおおおおおおお



176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:12:41.15 ID:ddsEto7c0
椅子が宙を舞い、次々に人目掛けて飛んでいく。

ステージの幕はビリビリと破れ、意志を持ったように観客に向かっていき、その首を絞め上げる。

爆発したライトからカーテンに引火し、そこから火の手があがる。その火も次々と人に襲いかかっていった。

和「り、律っ!やめて!お願い、やめて!!」

うるさい。
お前が澪に近づいてから全部おかしくなったんだ。


唯「り、りっちゃんやめて…!」

梓「律先輩!!」

紬「りっちゃんダメッ!!」

みんなの声はもう私には聞こえなかった。

私は激情のままに、力を奮った。澪を傷つけたこいつらを絶対に許さない。

あちこちから火の手があがり、椅子も、カーテンも、器材も、全てが私の武器だった。



178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:16:30.20 ID:ddsEto7c0
私は思い切り額に力を込めた。


めきめきと音を立てながら、講堂の天井を支える鉄骨が折れ始める。




折れた鉄骨が人々を潰していく。

ぐしゃり

ぐしゃり…と潰されていく観客。


私の額のしわからは血が滲み始めていた。

身体はガクガクと震え始めている。

それでも私は止めなかった。




182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:20:38.93 ID:ddsEto7c0
澪「う…律…?」

澪が目を覚ましたが、私はそれに気づかなかった。

今まで私を…私達を虐げてきたこいつらを…一人残らず殺してやる。


唯「りっちゃんやめてー!!」

唯が叫びながら、私にしがみついてきた。

そこで私は漸く我に返った。




184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:24:07.57 ID:ddsEto7c0
講堂の天井は大きくめくれあがり、観客席は炎に包まれ、逃げ惑う人々でごった返す阿鼻叫喚の図となっていた。

唯「り、りっちゃん…だめ…だめだよぅ…」ガクガク
『怖い、怖い怖い怖い怖い…』

唯だけじゃない。ムギも梓も和も怖がっている声が聞こえてくる。

…もう私の居場所はどこにもなくなった。

私はしがみついてくる唯をはねとばした。

唯「あっ…!?」

澪「り、律…」

澪「律っ!!」




186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:25:34.03 ID:pG5T7ih10
これ鬱エンドなのか



187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:25:53.39 ID:sDx12tbnO
普通に感動系だと思っていた私が馬鹿でした



189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:30:17.33 ID:ddsEto7c0
律「み…お…?」

澪「律…ごめんね…私が怖がっていたのは…律じゃない…律の力でもない…」

澪「私は…律が遠くにいっちゃった気がしたんだよ…私にとって律は、私の日常そのものだった…。その律がある日突然、変わってしまって……」

澪「律は律なのに…律がいなくなったみたいでそれが怖かった…ごめんね律…本当にごめんね…」

澪は私の腕の中で、何度も泣きながら謝った。

澪は私を怖がっていたんじゃなかった。
その証拠に、こんな状況だと言うのに、澪の心からは、私を怖がる声は聞こえてこない。

澪も、私と同じだったんだ。

澪が私を怖がっていたんじゃない。
私が澪を怖がっていたんだ。

澪「律…ごめん…ごめんね…」

澪…もう…遅いんだよ。



私は…私と澪の時間を邪魔する奴らを一人残らず消さなきゃ気が済まないんだ。



191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:32:51.25 ID:ddsEto7c0
紬「澪ちゃん!りっちゃんから離れて!!」

ムギがこっちに向かってくる。


舞台の照明がムギ目掛けて落下した。

ぐちゃっと音を立ててムギの頭が潰れる。綺麗な金髪が脳味噌と血にまみれた。

唯「いやあああああ!ムギちゃあああああん!!」

邪魔だ。

お前も…梓も…みんな邪魔だ。



192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:34:04.66 ID:1EU30WwvO
いきなり死んだwwwwww



193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:34:29.93 ID:ddsEto7c0
それからの事はよく覚えていない。

私は気が付いたら、澪と一緒に、学校の外にいた。

どこかの公園。

もう冬が迫ってきているせいか、空気はひどく凍てついている。



講堂にいた人々は、澪を除いて一人残らず私が殺した。

澪は…泣いている。

澪の心からは悲しみの声だけが聞こえてくる。

律「澪…」




197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:36:24.76 ID:ddsEto7c0
澪「うっく…えぐっ…何やってんだよバカ律…うううう…」

律「み、澪…私は…私はただ澪と一緒にいたかっただけで……」

澪「なんで…なんでこんな…嫌だ…もう嫌だ…うううう…うううううっ」

律「澪…」

澪「嫌っ!来ないでっ!!」




198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:39:51.62 ID:ddsEto7c0
律「澪…?こ、怖がるなよ…私だよ?律だよ?」

澪「違う!私が知ってる律はそんな奴じゃない!私の親友だった律は…律は…!!」

律「…澪……」

澪「…ううう…律…」

律「……」

誰だ?誰が澪をこんなに怯えさせているんだ?
澪を…かわいい澪を…私の澪を泣かせているのは……

はは…そうか…

澪「…律…?」



199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:43:01.58 ID:ddsEto7c0
私が澪をこんなに泣かせている。
講堂にいた誰よりも、私がまず死ぬべきだったんだ。

でも…


律「澪…今までありがとう…」

律「澪がいない世界なんて私には考えられない…それがこの世でも…あの世でも…」

澪「り、律……?」

律「……ごめん澪…。澪、大好きだよ…」

澪「…律…」


私は尻餅をついて震えている澪に近づき、澪の頬を撫でた。
そのまま涙を拭き取ると、手を澪の首にかけた。




200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:44:09.63 ID:MKfEfoFg0
どうしてこうなった・・・



201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:44:48.93 ID:rJkuWC07O
どうしてこうなった……



202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:44:49.52 ID:ddsEto7c0
澪「り…つ…」

私は澪の細くて白い首に両手をかけ、少しずつ、力を入れた。

律「澪…ごめん…ずっと…私と一緒にいて…?」

澪「……あ……バカり…つ…」

澪の首が脈打っているのが伝わってきた。

澪「…は…あ……」

澪の口から白い息が漏れる。

澪の左手が、私の腕を弱々しく掴む。

澪の頬に私の涙がぽたぽた落ちていく。




203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:45:24.23 ID:X9J4WdoOO
どうしてこうなった



204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:46:20.44 ID:h7Zxz2F00
どうしてこうなったwwwwww



205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:46:27.38 ID:ddsEto7c0
澪「…あ……あ……」

律「澪……私も…私もすぐ澪のところに行くから…」

澪「…か…はっ………」

澪の左手が力を失い、私の腕からするりと落ちる瞬間、澪の心の声が確かに聞こえてきた。



『バカ律…大好き』


澪はそれきり瞳を空けたまま動かなくなった。




206 名前: [―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:47:55.62 ID:5+7cskHlP
どうしてこうなった……



207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:48:37.39 ID:Xii+O4Bi0
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /



208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:48:48.92 ID:ddsEto7c0
律「……澪…」

律「…澪っ!澪っ!!」

律「…あああ…澪ぉ…」

律「ああああああああああああああ!!!」


今、澪はこの世界にいない。

私は澪を泣かせ、怖がらせ、殺した。

澪…私もすぐにそっちに…


いや、まだだ。





私を…私達をずっと遠くから見続けてきた奴ら…あの視線を送り続けてきた奴らを…私達の様子を楽しみながら見ていた奴らも道連れにしてやらないと。



210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:50:02.01 ID:vS8VUb8S0
おれら?



212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:50:27.32 ID:5+7cskHlP
俺か?



213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:51:08.79 ID:16VZNh0AO
おれたちのことか…



214 名前:田井中 律:2009/08/03(月) 03:51:23.41 ID:ddsEto7c0
わかってるだろ?

ずっと私達を見ていて何もしなかったお前達…

お前達も必ず道連れにしてやるから










252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 10:02:43.89 ID:slIhIHIq0
猟奇落ち…どうしてこうなった



255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 11:30:45.37 ID:P9D5F8x+O




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
FC2 Blog Ranking livedoor Blog Ranking

この記事へのコメント
寂しい...
2009/08/07(金) 19:11:54 | No.2745 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
これは良い鬱ですね
2009/08/07(金) 19:19:30 | No.2746 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
これは、すばらしい…
2009/08/08(土) 02:47:56 | No.2747 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
なぜこのあとのあとがきを乗せない
2009/08/08(土) 13:44:21 | No.2751 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
ごめんなさい一つ…律こえぇぇえ!
2009/08/08(土) 23:31:08 | No.2752 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
まあまあ
2009/08/09(日) 00:16:27 | No.2753 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
鬱だ……
2009/10/06(火) 02:23:19 | No.3427 | 戯言ヴぃp | #3/2tU3w2[ 編集]
鬱すぎwwwwww

俺殺されるwww
2010/01/16(土) 01:33:29 | No.4392 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
いいな
すごく好みだ
2010/01/28(木) 21:31:24 | No.4477 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
つっ、つつつつまんね
2010/01/29(金) 13:44:50 | No.4480 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
ゴミ以下シね
2010/02/19(金) 03:40:11 | No.4595 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
軌道修正可能だったのにw
2010/06/19(土) 06:41:17 | No.6098 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
なんで生徒達はりっちゃんにそんな攻撃的なんだよw
2010/08/02(月) 21:30:40 | No.6956 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2010/11/13(土) 13:57:39 | No.7841 | | #[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2011/01/07(金) 05:22:20 | No.7876 | | #[ 編集]
コメントを投稿する
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://minaminoxxxsummer.blog49.fc2.com/tb.php/547-c3f2fcb2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。