戯言ニュース

ほとんどVIPのまとめ。

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アナログテレビ「私………もうすぐ………。」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:04:29.84 ID:zQvVcDex0
男「はははっ。」
アナ「…。」
男「ふふっ。」
アナ「ご主人様。」
男「ん?」
アナ「そろそろお休みになられないと。」
男「お、んー。」
アナ「タイマーセットして起きますね。」
男「ん。」

Zzz...

アナ「またソファで寝て…。」
アナ「おやすみなさい…。」





3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:06:11.76 ID:9mVF8fgwO
僕はアナ・コッポラちゃん!



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ブログパーツ アナログテレビ「私………もうすぐ………。」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:05:42.97 ID:zQvVcDex0
ピッ
アナ「おはようございます。」
男「おはよう。」
アナ「今日はお仕事ですか?」
男「うん。」
アナ「今晩はターミネーター2ですよ。」
男「ああ、8時には帰るから。」
アナ「じゃあめちゃイケは見れますね。」
男「いや、Mrブレイン見るわ。」
アナ「わかりました。」
男「じゃあ、行ってくる。」
アナ「いってらっしゃいませ。」
プツッ




7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:07:41.53 ID:zQvVcDex0
ピッ
アナ「おかえりなさいませ。」
男「ただいま。」
アナ「遅かったですね。」
男「仕事が長引いてね。」
アナ「お疲れ様でした。今はサラと」
男「あ、何回も見たから知ってる。」
アナ「失礼しました。」
男「………。」
アナ「…。」
男「………。」
アナ「ご主人様。」
男「静かに。」
アナ「失礼しました。」




9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:08:13.39 ID:zQmGmEjx0
なにこのアナコッポラスレ



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:10:54.83 ID:zQvVcDex0
アナ「ご主人様…。」
男「…。」
アナ「ご主人様。」
男「ん…。」
アナ「おはようございます。」
男「つけっぱなしで寝ちゃったか…。」
アナ「はい。」
男「悪いな。疲れたか?」
アナ「いえ、私は大丈夫ですが。うるさくなかったですか?」
男「いや、よく眠れたよ。」
アナ「よかったです。」
男「…あ、仕事行かなきゃ。」
アナ「今晩は亡国のイージスですよ。」
男「今日は遅くなる。」
アナ「…わかりました。」
男「行ってきます。」
アナ「いってらっしゃいませ。」
プツッ




14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:17:08.40 ID:zQvVcDex0
ピッ
アナ「おかえりなさいませ。」
男「…ああ。」
アナ「お疲れですね。」
男「少しね…。」
アナ「もうお休みになられますか?」
男「…もう少し起きてる。」
アナ「わかりました。」
男「……。」
アナ「音量は下げておきますね。」
男「ありがとう。」




15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:19:52.18 ID:zQvVcDex0
男「…。」
アナ「…。」
男「…う~ん…。」
アナ「大丈夫ですか?」
男「ん…。」
アナ「そろそろお休みになられた方が…。」
男「…ああ、そうする。」
アナ「おやすみなさいませ。」
プツッ

アナ「(……ご主人様…大丈夫かな…。)」




16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:23:07.00 ID:zQvVcDex0
ピッ
アナ「おはようございます。」
男「おはよう。」
アナ「お体の調子はどうですか?」
男「うん、大丈夫。」
アナ「よかったです。」
男「今日は仕事休もうかな。」
アナ「今日は一日中一緒ですか?」
男「そうだな。」
アナ「久しぶりです。」
男「そうだな。」
アナ「うれしいです。」
男「色調おかしいぞ。」
アナ「失礼しました。」




17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:28:47.10 ID:zQvVcDex0
アナ「ご主人様。」
男「ん?」
アナ「あまり近づいてご覧になると目に悪いですよ。」
男「恥ずかしいの?」
アナ「…はい。」
男「うーん、でも画面が小さくてさ。」
アナ「…申し訳ありません。」
男「小さいほうがかわいくて俺は好きだけどね。」
アナ「…最近の流行はスリムでスタイリッシュで高画質だと聞いております。」
男「あー、けど高いし。」
アナ「(…値段の問題…。)」
男「とりあえず新しいのはいいや。」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:40:03.85 ID:zQvVcDex0
アナ「ご主人様。」
男「何?」
アナ「私がここにきてどれくらいになりますか?」
男「んーこの部屋に来たときに買って、あれが2008年の夏だから」
アナ「2年半ですか」
男「そうだな。」
アナ「長いですね。」
男「そうだな。」
アナ「…あの、ご主人様。」
男「ん?」
アナ「来年の、その…。」
男「?」
アナ「いえ、何でもありません。」
男「そうか。じゃあ寝るか。」
アナ「はい。おやすみなさい。」
プツッ

アナ「(…ご存じないのかしら…。)」




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:41:14.52 ID:xgYitktu0
悲しくなってきた・・・



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:44:10.75 ID:zQvVcDex0
ピッ
アナ「おはようございます。」
男「おはよ。」
アナ「今日はお仕事ですか。」
男「うん。」
アナ「頑張ってください。」
男「ありがと。」
アナ「いいえ。」
男「…。」
アナ「…顔色が優れませんが。」
男「平気。行ってくるよ。」
アナ「はい。いってらっしゃいませ。」
プツッ




24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:49:50.87 ID:zQvVcDex0
ピッ
アナ「おかえりなさいませ。」
男「うん。」
アナ「今晩は何を見ますか?」
男「んー…適当でいい。」
アナ「…お疲れですか?」
男「ちょっとね。」
アナ「無理をなさらないでください。」
男「平気平気。」
アナ「今日はもうお休みになられてください。」
男「えー。」
アナ「お休みになられてください。」
男「…わかったよ。」
アナ「おやすみなさい。」
男「おやすみ。」


アナ「電源を切ってください。」
男「やだ。」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:54:32.90 ID:zQvVcDex0
アナ「おはようございます。」
男「うん。」
アナ「結局つけっぱなしでしたね。」
男「ごめんね。」
アナ「いえ。今日もお仕事ですか?」
男「うん。出張。」
アナ「えっ。」
男「結構遠くまで行くんだ。」
アナ「では、今晩は帰ってこないのですか?」
男「んー、10日くらい。」
アナ「そんなに…。」
男「寂しい?」
アナ「はい。」
男「ゴメンな。」
アナ「いえ。頑張ってきてください。」
男「ありがとうな。」
アナ「いいえ。」
男「じゃあ、いってくる。」
アナ「いってらっしゃいませ。」
プツッ




30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 22:59:55.46 ID:zQvVcDex0
ピッ
アナ「おかえりなさいませ。」
男「…ただいま。」
アナ「お久しぶりです。」
男「…うん。」
アナ「私はうれしいです。」
男「…うん。」
アナ「ご主人様はうれしいですか?」
男「…。」
アナ「今晩は何をご覧になりますか?」
男「少し…疲れたから…。」
アナ「…お休みになられますか?」
男「うん…。」
アナ「わかりました。おやすみなさ」
プツッ




33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:06:55.87 ID:zQvVcDex0

男「…………。」
アナ「(…ご主人様…起きないな…。)」
男「…………。」
アナ「(今日はお仕事お休みなのかな…。)」
男「…………。」
アナ「(……ご主人様?)」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:08:24.15 ID:BBp7mAcNO
おいおい…こんなもん見たら買い換えずらくなるじゃねぇか…



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:11:40.84 ID:zQvVcDex0
ピンポーン
友人「男ー。」
ピンポーン
友人「寝てんのかー?」
男「…………。」
アナ「(ご主人様!ご主人様!)」
友人「…男?入るぞ?」
ガチャッ
友人「…何だよ、びっくりさせやがって。起きろよ。」
アナ「(誰…?ご主人様はどうしたの……?)」
友人「おい、起きろよ…おい。」
アナ「(どうなってるの………?)」
友人「うそだろ…男!?男!!」
友人「きゅ、救急車っ…!!」


アナ「(……ご主人様……!!)」




37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:16:36.18 ID:zQvVcDex0
アナ「(…………。)」
アナ「(どれだけの時間が…経ったんだろう…。)」
アナ「(ご主人様が起きなくなって…誰かが来て…。)」
アナ「(…救急車の音……。)」
アナ「(…ご主人様…。)」
アナ「(ご主人様…ご主人様…。)」
アナ「(…ご主人様ああ………。)」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:21:22.57 ID:zQvVcDex0


アナ「(…ご主人様…。)」
アナ「(私………もうすぐ………。)」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:25:37.08 ID:zQvVcDex0
2011年 5月

ガチャッ
アナ「(……ご主人様?)」
ピッ
アナ「…!!ご主人様…!!」
男「おかえりなさいませだろ。」
アナ「…おかえりなさいませ。」
男「ただいま。」
アナ「…ご主人様…。」
男「…何?」
アナ「…顔色が…よろしくありませんよ。」
男「お前もほこりかぶって顔色よくないよ。」
アナ「…。」




44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:35:39.57 ID:zQvVcDex0
男「よし、キレイになったな。」
アナ「ありがとうございます。」
男「…。」
アナ「…。」
男「あのー、俺さ……。」
アナ「はい。」
男「もうダメなんだって。」
アナ「…。」
男「一生懸命闘病したのにさ。」
男「あと3ヶ月ももたないらしい。」
アナ「…。」
男「で、なんか腹立って帰ってきちゃった。」
アナ「…ダメですよ…。」
男「いいの。」
アナ「…。」
男「なんか面白い番組ない?」
アナ「…今は、鉄腕DASHですかね。」
男「いいね。」




45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:39:13.05 ID:zQvVcDex0


男「………。」
アナ「………。」
男「…ああ、またつけっぱなしで寝ちゃったのか…。」
アナ「…もう1ヶ月もつけっぱなしですよ。」
男「ゴメンな。」
アナ「…いえ、私は大丈夫ですが。うるさくなかったですか?」
男「よく眠れたよ…。」
アナ「よかったです…。」




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:47:09.30 ID:Zev67r6sO
ハッピーエンドが見えないんだが



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:48:29.36 ID:zQvVcDex0

アナ「…ご主人様…。」
男「…。」
アナ「…ご主人様は…ご存知ですか…?」
男「…。」
アナ「…2011年7月24日…。」
アナ「…私はあなたとお別れしなければなりません。」
アナ「…地上デジタルチューナーがあれば引き続きテレビ番組を受信できますが。」
男「いや、まあ、もうその必要もないしなあ。」
アナ「…そんなこと…わからないじゃないですか。」
男「自分が一番よくわかってる。」
アナ「………。」
男「…しかし暑いな…。」
アナ「…もう夏ですから。」
男「そっか…。」
アナ「私がここにきてちょうど3年くらいになりますね。」
男「もう…3年かあ…。」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:54:12.69 ID:zQvVcDex0


男「……。」
アナ「ご主人様。」
男「……。」
アナ「ご主人様。」
男「…。」
アナ「今日は7月23日です。」
男「…。」
アナ「…ご主人様?」
男「…。」
アナ「………ご主人ッ…様ッ…。」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/13(土) 23:59:17.77 ID:zQvVcDex0





男「…うう…。」
男「…今…何時だ…。」
男「……ウソだろ…。」
男「………おい………」



アナログテレビ「ザ─────────────」





60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:01:58.29 ID:RpQ3ZOE+O
あああああ



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:02:21.41 ID:MFdrl/Yf0
・・・



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:04:41.05 ID:YQhrtOTD0


男「うわあ!」
アナ「ご主人様!?」
男「あ、あ…夢だったのか…。」
男「今…何時だ?」
アナ「…23時30分です。」
男「そっか…あと…30分か…。」
アナ「…はい。」
男「…今まで、ありがとうな。」
アナ「私こそ。」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:09:24.66 ID:YQhrtOTD0
男「結局、俺の方が長生きだったみたいだな…。」
アナ「ええ。チューナー、買いに行きますか?」
男「そんな元気ねえなー…。」
アナ「そうですね…。」
男「最後までお前のそばに居たいしな。」
アナ「ご主人様…。」
男「…それに、もうあと数分くら…うっ、ゴホッ、ううっ…。」
アナ「ご主人様!?」
男「…ゴッゴホッ…!!」
アナ「ご主人様!!」
男「うぐ………。」
アナ「ご主人様!!ご主人様!!」
男「う………。」
アナ「ご主人さザ────────────」




69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:15:23.95 ID:YQhrtOTD0
アナ「ザ─────────(ご主人様!!ご主人様あ!!)」
アナ「ザ─────────(どうして!!どうして!!)」
アナ「ザ─────────(誰か!!ご主人様を助けて!!)」
アナ「ザ─────────(何も見えない…何も聞こえない…。)」
アナ「ザ─────────(どうして…アナログじゃダメなの…。)」

アナ「ザ───────── ・・・ ご主人様 ・・・ ─────────」


2011年7月24日までにアナログテレビ放送は終了し
デジタルテレビ放送に完全移行します。
皆さん、地デジの準備を。



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:17:33.32 ID:MFdrl/Yf0




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:18:49.40 ID:rtqhThJwO
ifのハッピーエンドを……



78 名前::2009/06/14(日) 00:30:50.30 ID:YQhrtOTD0
>>72
やっぱりハッピーエンドの方が後味もいいですよね^^;
今度は最終的にはハッピーに向かっていくような話を書きたいと思います



74 名前::2009/06/14(日) 00:21:13.67 ID:YQhrtOTD0
みなさん、ありがとうございました、お疲れ様でした、すみませんでした。
初めて読み物書いた上に急いで書いたので
ぐっだぐだで深みもあったもんじゃないですが
初めてってことで許してください。
とりあえずバッドエンドを書きたかったのと
買い換えるのが面倒なので地デジ完全移行を阻止できればいいなと思って書きました。
感想というより、アドバイスをいただけるとうれしいです。



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:21:57.07 ID:8Dqy23Fj0




76 名前:以外、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:26:08.64 ID:SBm8UKZIO
イイハナシダナー(;∀;)



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:26:22.60 ID:QDFlehj8O
>>1

普通に良かった



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:32:24.08 ID:sboO29ky0
アナ「──────(私には何も出来ないの!?)」

アナ「──────(見てもらうべき人を見る事しか出来ないの!?」

アナ「──────(そんなのは嫌!私は……)」

アナ「─────────(これからもずっとご主人様に見て欲しい!!!)」

……ザ……ザザ……ザザザザザ………!!!!!



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:33:24.36 ID:sboO29ky0
ザザザザザ!

ザザザザザザザザザ!!

ザザザザザザザザザザザザザザザザザ!

ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ!!!!




81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:35:24.54 ID:sboO29ky0
隣人A「・・・ったく、隣の奴うるせぇなぁ」

隣人B「こんな夜中に爆音かましてんじゃねぇよ」

隣人C「近所迷惑ってものを考えてないのかしら?」



隣人B「あ、どうも、こんばんわ」

隣人A「あ、どうも。Bさんもここの人に苦情を言いに?」

隣人C「あら、皆さん、おそろいで。私もちょっと音量を注意しようかと」




82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:37:06.19 ID:sboO29ky0
隣人B「おーい!いるんだろ!?音量下げろ!」

隣人C「ぬけぬけと居留守のつもりですかねぇ?」

隣人A「ん、ドア開いてるぞ」

隣人C「ちょっと!あがらせてもらい・・・え!?」

隣人B「お、おい!救急車だ!救急車を呼べッ!!」




83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:38:58.54 ID:sboO29ky0
アナ「……ザザ」

隣人A「よし、救急車が来たぞ!!」

隣人B「早く病院へ連れて行ってやってくれ!」

アナ「……ザ」

隣人C「あら……?」

隣人A「どうしました、Cさん?」

隣人C「どなたか・・・テレビ消されましたか?」

アナ「…………」




86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:43:02.65 ID:sboO29ky0
男「……ッ……ここ、は?」

看護婦「せ、先生!患者さんが目を覚ましました!!」

医者「し、信じられん!一晩越えただけでも奇跡だというのに昏睡から目覚めただと!?」

男「……俺は……テレビを見てて……それで視界が遠くなっ…て……」

看護婦「せ、先生!患者さんの意識がまた!!」

医者「ここまで持ち直したんだ!絶対に!絶対に救うんだ!!」

男「……誰かに……ずっと呼ばれ続けてるような……気……が…」




88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:48:45.94 ID:sboO29ky0
医者「ここまでよく頑張りましたね。これならあと一ヶ月もすれば退院出きるでしょう」

男「はは、ありがとうございます。でも、俺の命は─」

医者「それなんですがね、男さん。実は……」

男「え!?快方に向ってる!?」

医者「はい。理由は分かりませんが、転移は完全に止まっています」

男「そんな、信じられない」

医者「かく言う私も信じられないんですよ。全身の腫瘍も殆ど消えています。これなら投薬治療で完治するでしょう」

男「ははっ、まさかこんな事って─」

医者「敢えて言うなら。全身を強力な電磁波治療を施したような感じですね。むろんそんな事を実際にしたら身体が持ちませんから在り得ないんですが」

男「……電磁波、か。まさか、な」




89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:52:24.94 ID:sboO29ky0
男「ただいま」

アナ「」

男「お前……なんだろ?俺を助けてくれたのは」

アナ「」

男「誰がなんと言おうと。隣家の人を呼んでくれて。俺の身体を救ってくれたのはお前なんだ。俺は信じてる」

アナ「」

男「だから、これからもずっとずっとよろしく頼むぜ。ほら、見ろよ?チューナーも買って来たんだ」

アナ「」

男「結構したんだぜ、これ。まぁ保険もおりたから大丈夫だけどさ」

アナ「」

男「……アナ?」




92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:54:44.48 ID:sboO29ky0
男「嘘…だろ?ス、スイッチは……入ってる」

アナ「」

男「コ、コンセント……刺さってる」

アナ「」

男「そ、そうか、ブレーカーが……!落ちてない……」

アナ「」

男「……なんで……だよ……」

アナ「」




93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 00:58:53.75 ID:sboO29ky0
男「す、すいません!ここでテレビの修理をしてくれるって聞いてきたんですけど!!」

爺「ああ、やってますよ。それですか?」

男「は、はい!全然動かなくなって!お願いします!直してやってください!」

爺「……うーん、こりゃ駄目ですねぇ。理由は分からないけど電装系が全部イカれちまってますよ」

男「そ、そんな!」

爺「これなら新しく買った方が早いですよ。これなんかどうですか?大画面だし値段もお買い得ですよ。今時こんなアナログなん─」

男「これじゃなきゃ駄目なんだッ!!」

爺「ちょ、ちょっと!く、苦しい!!」

男「あ、す、すいません!」




95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:07:23.86 ID:sboO29ky0
爺「ゴホッゴホッ……。い、いや、大丈夫です。それより。何か訳ありみたいですが」

男「……このテレビは……アナは……」

男「……単身上京してきた俺をずっと支えていてくれたんです」

男「親や家族の反対を押し切ってきた俺には仕事しかなくて」

男「毎日毎日朝から夜まで働いて、雑巾みたいにボロボロになって」

男「そんな俺の唯一の楽しみが……テレビだったんです」

男「帰ったらテレビを見よう、あの番組があるから今日は何時までに仕事仕上げようって」

男「そんな目標があったから我慢出来た、支えがあるから立ち続けられた……」

男「帰ったら出迎えてくれるこいつといる時間が、どれほど俺を助けてくれたのか……」

男「そんな時に体を壊して、大病を抱えて。ヤケになってた俺をこいつはいつも気にかけていてくれたんだ……」

男「……そうさ、俺は今日まで大して気にもしなかったけど─こいつは誰よりも俺を心配してくれていたんだ!!!」

男「俺なんか……ただ番組が見られれば良いって、そんな事しか……!!」

男「……畜生ッ!馬鹿だ、馬鹿なんですよ、俺は!!無くしてから、こんな大事な事に気づくなんてッ!!!」

爺「……」




97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:10:53.28 ID:sboO29ky0
爺「……ですが、残念ですが、こればっかりは無理です」

男「な、何でですか?テレビの一つくらい修理出来るでしょう!?」

爺「これは多分、三年前位の型、ですかねぇ。丁度テレビのパーツで規格変更が起こる前くらいのなんで……パーツを手に入れるのが難しいんですよ」

男「か、金なら!金なら幾らでも出しますから!どうかコイツを、アナを直して、いや、治してください!!!」

爺「ううーん……」



98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:14:02.06 ID:sboO29ky0
爺「そこまでいうなら……一応聞ける範囲の所には聞いてみますよ。ですけど…余り期待しないでくださいね」

男「あ、ありがとうございますッ!本当に、本当によろしくお願いします!!」


爺「ええ…はい…やっぱり…ああ…そうですか…はい…」

男「─色んな所に電話してくれてるみたいだけど、表情が暗いな、大丈夫かな……」

爺「…お待たせしました」




100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:18:11.45 ID:sboO29ky0
男「ど、どうでしたか?部品、見つかりましたか!?」

爺「…すいません、やはりどこにもパーツはありませんでした」

男「…そんな…」

爺「…ですけどね、男さん」

男「はい……?」

爺「今時、家電にしろ何にしろ使い捨てが当たり前の中で、これだけ自分を大切にしてくれる持ち主に出会えて」

男「……」

爺「このテレビは本当に幸せだったんじゃないでしょうかねぇ」

男「でも…俺は…」

爺「見てください、ここの電装系の所を。凄いもんでしょう?」

男「…まるで火事で焼け付いちゃったみたいですね…」

爺「普通はここまでなる前に壊れるんです。きっと……貴方に見ていて欲しかったんでしょうねぇ」

男「…アナッ……!!」




101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:21:28.98 ID:sboO29ky0
男「…結局あれから30件は修理屋を周ったけど…全部駄目だったな…」

アナ「」

男「…ったく、修理で生計立ててる癖に生意気だよな」

アナ「」

男「…テレビの一台くらい治して見やがれってんだよな」

アナ「」

男「…なぁ、アナ」

アナ「」

男「…何とか言えよ」

アナ「」

男「…今日、ラピュタなんだぜ?見逃せないだろ、お前も見たいだろ?」

アナ「」

男「…畜生」




102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:25:58.61 ID:sboO29ky0
男「……」

友人「おーっす!良かったな、退院できて!病気も治りそうなんだって!?」

男「…おぅ、まぁな」

友人「ん、どうしたんだよ、まだ具合悪いのか?」

男「…アナが、テレビが壊れちまったんだよ…」

友人「なんだよ、なら新しいの買えばいいだろ」

男「…コイツの替えなんか、あるわけねぇだろ…」

友人「んー、じゃ修理すればいいだろ?」

男「…都内全部周ってきたけど、どこも替えのパーツが無いんだってよ」

友人「お前、ばっかだなぁ。だったら簡単に解決できるじゃんよ」

男「なん…だと…?」




103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:27:09.29 ID:+rcb8SmHO
うちの18年越しのテレビが捨てられなくなったじゃないか…



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:28:59.60 ID:sboO29ky0
友人「ネットオークションでさ、同じ型のテレビ見つけて落札すりゃいいんだよ」

男「はぁ、だから言ってるだろ?これじゃなきゃ駄目なんだって─」

友人「最後まで聞けよ。パーツが無いんだろ?それなら同じ型のから取って流用すりゃいいだけの話だろ」

男「……」

友人「な?ナイスアイデアだろ?」

男「……」

友人「修理でパーツが無いならある所から持ってくりゃいいんだって」

男「そ、その手があったかッ!!!」

友人「く、苦しい!マジで!マジで入ってるぞ、これ!!グエエエエ!!」




107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:31:59.12 ID:sboO29ky0
爺「ん?貴方はこの間のテレビの」

男「はぁっはぁっ!パ、パーツ用意しました!これを使ってください!!」

爺「成る程、同じ型の商品から流用する訳ですか。これは盲点だった!」

男「はぁっはぁっ、そ、その、これで修理、出来ますか……?」

爺「……任せてくださいよ、新品以上に仕上げて見せますよ!!」

男「あ、あ、ありがとうございますッ!!!!」



110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:34:31.68 ID:sboO29ky0
爺「…修理完了です」

男「ほ、ほ、本当ですか!?」

爺「ええ、外観はともかく中身は完璧ですよ」

男「ありがとう!本当にありがとうございますッ!!!」

爺「ちょ、ちょっと!襟首!襟首がしまっ!!!」




114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:38:06.53 ID:sboO29ky0
男「ふぅ、ふぅ、ようやく帰って来たぞ!」

アナ「」

男「待ってろよ!今、今すぐ電源つけてやるからな!」

アナ「」

男「よし、スイッチを入れて…」

アナ「」

男「え?」

アナ「」

男「な、何でだよ!スイッチもコンセントも入ってるだろ!!」

アナ「」

男「嘘だろ…爺さんも修理は完璧だって…」

アナ「」

男「…もしや。あああああ!ブレーカー落ちてやがるッ!!」




116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:39:42.21 ID:sZCDuurA0
空気を読んだのか読んでないのかわからないブレーカー



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:42:56.36 ID:rtqhThJwO
ブレーカーぁぁあああああ!!!!



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:43:42.26 ID:sboO29ky0
男「…ブレーカーも入れたぞ、今度はどうだ?」

アナ「」

男「…アナ、頼むよ…お前がいないと、俺…どうやら駄目っぽいぜ…」

アナ「」

男「…だからさ、前みたいに俺に色んな番組見せてくれよ」

アナ「…」

男「…帰ってきたらさ、今日は何を観ますかって聞いてくれよ」

アナ「…・…」

男「…夜更かししたら早く休めって言ってくれよ」

アナ「………」

男「…出かける時は『今晩は─がある』って教えてくれよ」

アナ「…………」

男「お前と────また一緒にいたいんだよっ!!!!」


男「…駄目…なのか…結局…」




119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:44:52.38 ID:sboO29ky0





アナ「────ご主人───様───?」





123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:47:19.22 ID:sboO29ky0
男「…アナ…アナなのか…?アナなんだよな!?」

アナ「…はい、ご主人様」

男「なお…ったんだ…良かっ…た…治ったんだ!!」

アナ「…なん…で…また私なんか治したりなんかしたんですか…」

男「…えっ…?」



127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:52:22.69 ID:sboO29ky0
アナ「…私は…アナログな私なんか…もうご主人様には…必要ないんです…」

男「な、何言ってんだよ!?お、俺はお前が─」

アナ「アナログしか受信できない私にッ!お気に入りの番組も録画できない私にッ!!HDMIも使えない私に!!ご主人様の傍にいる資格なんか…無いんです!!」

男「お、お前、そんな事!!」

アナ「私がいればご主人様はテレビを100%楽しめない!私のせいで!大好きなご主人様は不便を!苦労しなきゃいけないなんて!!耐えられないんです!!」

男「……」

アナ「…お願い…お願いですから…私なんか捨てて…新しいテレビを買ってください…最新の…プラズマを…」

男「……」

アナ「…だから…ご主人様…」

男「……馬鹿野郎ぉぉおおおおおおおおお!!!」

アナ「ご主人様!?」




130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 01:57:24.01 ID:sboO29ky0
男「アナ!てめぇ、言うに事かいて!お前を捨てろだと!?」

アナ「だ、だって、そうしないとご主人様に不便が……」

男「何が不便だってんだよ!もう一回言ってみろよ!!」

アナ「だ、だって私はアナログしか受信できないし……」

男「残念だったな!もうチューナーを買って来てあるぞ!」

アナ「番組も録画出来ないし…」

男「バーカ!んなもんレコーダー買ってくりゃどうにでもなるんだよ!!」

アナ「HDMIだって使えませんよ……・」

男「直は無理でも変換噛ませりゃどうとでもなるわ!D端子やコンポーネントだってあるからな!!!」

アナ「……そ、それじゃ…私…」

男「……」

アナ「ご主人様と一緒に居ても…いいんですか…?」



男「───当たり前だ、馬鹿野郎───!!」




135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 02:05:55.75 ID:sboO29ky0
男「わかったか、アナ!お前がどう思おうと勝手だけどな…俺はお前を絶対に手放さないからな!!」

アナ「…もう…会えないと思ってました…もう…見て貰えないと思ってました…」

男「…ったく。アナの癖に余計な気を回しすぎなんだよ」

アナ「…ありがとうございま…す…アナは…世界で一番幸せなテレビ…です…」

男「…おい、アナ」

アナ「…あ、はい…なんですか、ご主人様…?」

男「…うっ…ううっ…おかえり…おかえり、アナァァアア!!」

アナ「…ひっく…ぐすっ…た…ただいま帰りました、ご主人様っ…!!」

男「ううっ…ううう…ぐすっ…は…ははっ…何だか何時もと逆だな!」

アナ「ぐすっ…ひっく…はい…ふふ…可笑しいです…ね…あはは…」

男「ぐすっ…アナ…今日のお勧め番組は何だ?」

アナ「…ひっく…はい…クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲はいかがですか…?」

男「よし、早速見るぞ!今夜は寝かさないからな!」

アナ「…はい…!今夜は…見所満載ですよ!」


尾張




136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 02:06:41.51 ID:HQe1JoHd0




137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 02:07:13.43 ID:sboO29ky0
終わり

>>1、面白かったよ、余計な真似してごめんな
ばいちゃ、おやすみ




141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 02:08:11.84 ID:Nrq8HMkc0
乙!



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/14(日) 02:09:51.02 ID:0Pdx9JVr0
心温まった。ウチは捨てないよ!



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この記事へのコメント
ホロリ
2010/08/24(火) 04:47:46 | No.7213 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
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