戯言ニュース

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俺がお前らにランボーを聞かせてやる
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 20:52:02.54 ID:9Pxfl9KV0
昔、アメリカの田舎町ホリデーランドに一人の浮浪者がたどり着いたそうな
男は寒そうにジャケットの襟を立て、ぼさぼさの髪で街をうろついていたそうな




2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 20:52:32.96 ID:wr7R3vLH0
ほうほう



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ブログパーツ 俺がお前らにランボーを聞かせてやる
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 20:54:56.87 ID:9Pxfl9KV0
ある時、浮浪者は一人の警察官に呼び止められた
「これこれ。そこの人、こんな田舎町に何の用じゃ」
浮浪者は答えた
「私は当ての無い旅のものです。
お腹が空いてしまったので、この町で食事をしようと思っておったのです。」




7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 20:57:46.61 ID:9Pxfl9KV0
それを聞いた警察官は、彼の乗っていたパトカーに浮浪者を乗せました
「君のような身なりをした人が、この町に来てはいけないよ。」
警察官は言いましたが、浮浪者は答えません
「ここは何もない町だ」
「何もない町か」
浮浪者が下ろされた場所は町の外れでした
「さあ、もうお行き。ずっと向こうに食事が出来るところがある」
警察官はパトカーでそのまま町にもどってしまいました




8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 20:59:13.51 ID:9Pxfl9KV0
浮浪者は再び襟を立て、歩き始めました
何もない道ではなく、先程来た道のりをトボトボ、トボトボと歩きました



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:00:49.13 ID:9Pxfl9KV0
パトカーに乗った警察官はルームミラーに何かを見つけました
先程下ろした浮浪者です
「あの男、一体何をなさるおつもりだ」
警官は再び浮浪者の方へと引き返します




10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:02:37.44 ID:9Pxfl9KV0
「おい、そこの人、一体なにをなさるおつもりだ」
浮浪者は答えません
「おいおい、どういうおつもりか」
またも浮浪者は答えません
こうなると警察官は面白くありません
「手を上げろ。貴様を逮捕するぞ」




11 名前: ◆Whiter//nw :2009/05/17(日) 21:04:15.36 ID:Vy0PJCz8O
ほうほう



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:05:05.69 ID:9Pxfl9KV0
浮浪者は仕方なく立ち止まりました
「パトカーに手をつきなさい。もっと足を引きなさい」
警察官は色々と指図をします
その時も浮浪者から南蛮渡来の鉄砲を外しません
「おやおや、びっくり仰天じゃ」
警察官が浮浪者の腰から取り出したのは一本の匕首です



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:08:23.98 ID:9Pxfl9KV0
とうとう浮浪者は、逮捕されてしまいました
警察官は警察署に男を連れてゆきます
「この男を浮浪罪と凶器所持で逮捕したのだ」
警察官は仲間に言いました
仲間の警官は匕首を新聞紙に滑らしました
するとどうでしょう、摘まれた新聞紙が見事に切れていくではありませんか




14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:10:19.73 ID:9Pxfl9KV0
業物の匕首に寝袋、薄汚い上着に縫い付けられた星条旗
ははぁ、こいつは厄介者だ
警官はすぐさまわかりました
「こっちに来なさい」
警官は浮浪者を地下室へと連れてゆきます




16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:12:27.62 ID:9Pxfl9KV0
「まだペンキを塗っているのかい。来年になっちまうよ」
他愛も無い会話をしながら浮浪者は奥へ奥へと連れてゆかれます




17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:14:22.89 ID:9Pxfl9KV0
浮浪者がたどり着いた所は鉄格子がはめられた檻でした
そこで男は色々と尋ねられます
「名前は何だね。何処から来なすった。」
けれども浮浪者は答えません
取り調べた警官が笑います
「ああ、こいつは口が利けないのか」




18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:16:28.44 ID:9Pxfl9KV0
それでも浮浪者は答えません
「おや、首輪に何か書いてある」
SCIマイアミのホレイショ・ケインに良く似た若い男が首輪に手を伸ばした途端、
なんという事でしょう
浮浪者がホレイショの手をサッと掴んだではありませんか
「うぅっ」
ホレイショは堪らず呻きます
それでも万力のような力は一向に緩まりません




19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:18:36.06 ID:9Pxfl9KV0
「素直に言うことを聞かないとコイツが飛ぶぞ」
ヒゲを蓄えた男が棍棒を手に男へ言います
男はやっと観念したのか、力を緩めました
「ランボー・・・ジョン・J」
首輪にはそう書いてありました




20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:21:06.77 ID:9Pxfl9KV0
それから、ランボーは服を脱ぐように言われました
「わぁっ」
ホレイショに良く似たミッチが叫びます
「何だろう、あの傷は」
可哀想に、ランボーの背中には大きな傷跡がいくつもいくつも有ったのです



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:22:45.94 ID:9Pxfl9KV0
背中だけではありません
全身にその傷はありました
「所長様に言った方が良くねえだか」
ミッチは言いましたが、ヒゲ聞きません
それどころかコンボーでランボーを打ったのです




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:24:01.90 ID:9Pxfl9KV0
それから、ランボーは消防ホースで水を掛けられました
可哀想なランボーは水圧で肌が赤くなっています
「耳の後ろまでしっかりと洗うんだ」
ヒゲの男が言いました




23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:26:47.99 ID:9Pxfl9KV0
へとへとに疲れたランボーは、伸び放題のヒゲを剃られることになりました
鋭いカミソリの光がランボーの目に飛び込んできます
するとどうでしょう、ランボーの頭の中に、あの時の光景が浮かんできます

檻、格子、吊るされる自分、匕首

ランボーは堪らず暴れました




24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:26:54.13 ID:PvDo/P7ZO
だんだん思い出してきた



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:29:35.17 ID:9Pxfl9KV0
そんなランボーをヒゲが取り押さえます
「こいつめっ。石鹸なんて要らないぞ。早いとこ剃ってしまえ」
棍棒で押さえつけられた事は吊るされた自分をさらに強く思い出させます
「動くなよ。喉を切りたくない」
ひょろひょろの男がカミソリを持ってランボーに近づきます
「うわああああああああああ」




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:32:49.78 ID:9Pxfl9KV0
ランボーの中で何かが弾けました
サッと出した足はひょろひょろの男の金的に当たります
ランボーを捕らえていたヒゲの男は壁に叩きつけ、
腕を掴んで、えいやっと投げました
倒れたヒゲには先程のお返しだと言わんばかりに鉄拳が落ちます
さらに獣のように一人へ飛び掛り、あっという間にのしてしまいました




27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:34:28.70 ID:9Pxfl9KV0
騒ぎを聞きつけて警官がやってきます
それを両足で蹴り飛ばすと、南蛮渡来の鉄砲がばぁんと鳴りました
ランボーは素早く階段を駆け上ります




28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:36:43.27 ID:9Pxfl9KV0
たまらないのはドアを開けた者です
急にランボーがドアから出てきたものですから
ビックリ仰天、突き飛ばされて窓ガラスへガッシャーンと飛んでゆきます
急いで業物の匕首を手に入れたランボーは
ピザを運んできた警官もなんのその
ランボーは転ばせて鼻っ柱を肘鉄砲でえいっと折ってしまいました




29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:38:37.31 ID:9Pxfl9KV0
町の中へ飛び出したランボーは馬のように走るバイクの前に飛び出しました
バイクに跨る男は哀れ、転んでしまいます
バイクを手に入れたランボーは留まる所を知りません
「そこを退け。俺様のお通りだ」




30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:40:50.97 ID:9Pxfl9KV0
警察署から飛び出してきた男は南蛮渡来の種子島をランボーへ向けます
「やめろ。人に当たってしまうだろう」
ランボーを連れてきた所長が止めに入ります
「さあ大変だ、犯人を逃がしてしまったぞ」
所長はパトカーで追いかけます




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:42:49.27 ID:9Pxfl9KV0
通りを抜け、ガソリンスタンドを抜け、踏切を越えてランボーは走ります
所長のティーズルも負けてはおりません
アクセルを踏んでハンドルを切ってランボーを追いかけます




33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:45:03.57 ID:9Pxfl9KV0
ランボーはついに町の外れにある牧場の脇までやってきました
ティーズルも無線で仲間と連絡を取ります
ランボーは柵を越えて更に逃げます
追いかけるティーズル逃げるランボー
追いかけっこはまだ終わりません



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:51:37.14 ID:9Pxfl9KV0
ランボーはついに、山の方へと追い詰められます
ところがティーズルの車もひっくり返って動けなくなってしまいました
ランボーはバイクを捨てて山を登ります
「やあやあ、遠からん者は音に聞け。近くば寄って目にも見よ。
お前はもう追い詰められたぞ。もうお仕舞いだ」
ランボーは逃げながらそれを耳にしました




37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 21:59:14.78 ID:9Pxfl9KV0
ランボーは山をぐんぐん登ります
たどり着いた開けた場所は、おんぼろのトラックが一台と、
掘っ立て小屋が一つあるだけでした
寒さに震えるランボー
冬がもうそこまでやってきているのです
色々と探しましたが、見つかったのはぼろきれと紐だけです
ランボーはそれを着る事にしました



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:00:58.35 ID:9Pxfl9KV0
「簡単に捕まるさ」
「おいおい、そのおっかない犬を近づけるなよ」
警官達が言います
ランボーを追って山狩りが始まったのです
犬がワンワンと吠えます




40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:01:53.65 ID:9Pxfl9KV0
ランボーは犬の声に気づきました
更に奥へと逃げていきます
奥が崖とも知らないままに



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:06:45.06 ID:9Pxfl9KV0
ランボーの目下に広がった崖
やあ、これは参ったぞと思う間にも犬の声は近づきます
南無八幡大菩薩、別して我が国の神明・日光の権現・宇都宮・那須の温泉大明神、
願はくはこの崖を無事に下ろさせ給えと念じたランボーは意を決して崖を降ります
するとどうでしょう、遠くからパラパラと雨の降るような音が聞こえてきました




42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:09:15.81 ID:9Pxfl9KV0
音はどんどん大きくなります
それがヘリコプターだと気づいた時はもう遅い
ばぁんと種子島が火を噴きました
間一髪、ランボーには当たりません
しかしこのままでは確実に撃たれてしまいます
ああ、ランボーこのままここで死んでしまうのか




43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:11:02.69 ID:9Pxfl9KV0
目下には杉の木
ええいままよとランボーは身を投げました
バキリ、バキリ、ボキリ
枝はどんどん折れていきます
「ああいたい」
ランボーの腕に大きな傷が出来ました



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:13:23.73 ID:9Pxfl9KV0
やっと地面に着いたのか、もう地面に着いたのか
ついた頃には血だらけ怪我だらけでした
ばあんとまたランボーは狙われます
やあ、これは大変だ
ランボーは左腕で石つぶてを拾います
よく狙い、ひょうと放つとヘリコプターに当たりました



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:14:26.01 ID:9Pxfl9KV0
「うわあ、あ、あ、あ、あああああああ」
男の叫び声です
ああ、何という事でしょう
種子島を持った男が落ちてしまったではありませんか
ヘリコプターは帰ってゆきます



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:16:28.51 ID:9Pxfl9KV0
「ゴルト、返事をしろ」
とティーズルが無線で呼びかけますが返事はありません
ヒゲのゴルトは既に落ちて死んでしまったのですから
ランボーはゴルトのヒゲ面をジッと見つめます
その瞳には何も映らず、ただ空を見るだけです




47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:17:21.35 ID:9Pxfl9KV0
わんわんわんと犬が吠え、ランボーはハッと気づきます
急いでゴルトの装備を剥いでその場から逃げ出しました




50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:18:50.38 ID:9Pxfl9KV0
「あの男は何処へ行方を眩ませた」
「あれを見ろ」
男が指差した場所にはゴルトの死体がありました
「ああ、なんと恐ろしい」
ティーズルは言いました




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:21:59.62 ID:9Pxfl9KV0
ランボーは傷の治療に夢中でした
匕首の柄を捻るとマッチや釣り針、糸などが色々出てきます
針と糸を取り出すとランボーは何と、自分の傷を縫い始めたではありませんか
縫い終わるとランボーは立ち上がります
ティーズル達と話をしに行こうと言うのです




53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:25:32.89 ID:9Pxfl9KV0
ティーズル達は崖上からランボーに気づきました
「一人死んだが、あれは私のせいではありません」
「動くな下郎。よくもティーズルを殺したな」
「撃たないで下さい。話し合いましょう」
ばぁんばぁんばぁんと種子島が火を噴きます
「待て、撃つな」
ティーズルは言いますが、
「ああ、痛い。撃たれてしまった」
ランボーは顔を押さえてフラフラと逃げてしまいました




54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:30:40.47 ID:9Pxfl9KV0
崖下に移動したティーズルたちは改めてゴルトを見ます
誰もが暗い気持ちになりました
「ヘリコプターは帰りましたよ」
ピザを運んで鼻を折られた男が無線越しに言いました
「それから男の身元が分かりました。あの男は軍の特殊部隊にいた事がありますよ」
「こりゃあ凄い。そこいらの雑兵じゃあなかった」
ミッチが言います
「グリーンベレーじゃあ手に負えない」
「州軍に任せよう」
またもミッチが言いました




55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:33:37.31 ID:9Pxfl9KV0
それに怒ったのはティーズルです
死体の前にミッチを引っ張り、こう言いました
「お前が前髪の頃から俺とこいつは親友だったのだ。だが悪党に殺された」
「戦争の英雄がなんだというのだ。お前が手伝わなくても俺一人でやってやる」
ティーズルの目は怒りに燃えていました



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:36:52.27 ID:9Pxfl9KV0
森の中、ランボーは居りました
背中にシダの草をつけ
土の上、ランボーは居りました
身体に地面の泥を塗り
匕首を手に、ランボーは居りました
雷の音が轟きます
枝が鋭く研がれます
ランボーは怒っていました
静かに、静かに怒っていました




57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:39:30.93 ID:9Pxfl9KV0
さあランボーを追い詰めるぞとやって来たは森の中
皆が皆、嫌な気持ちです
途中ケンカを始めてしまうほどの嫌な気持ちです
それでもティーズルたちは進みます
犬が吠え、ランボーが近いことを教えました




58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:41:49.58 ID:9Pxfl9KV0
さあ行けと犬が二匹放たれました
わんわんわん
ランボー目掛けてまっしぐら
ところがばあん、ばあんと轟く種子島
一匹、二匹とすぐにやっつけられました
もう一度ばあんというと、犬飼いの足に当たりました
「わあ、やられたぞ」




59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:43:31.25 ID:9Pxfl9KV0
犬飼いは悔しくて堪りません
最後の一匹を離すとランボーへと向かわせます
ワンワンワン
ランボー目掛けてまっしぐら
今度はどかりと音がします
それからはずっと静かなままです




61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:51:08.04 ID:9Pxfl9KV0
犬飼の応急手当をして、ティーズルたちはランボーを探します
お互いに広がってランボーを追い詰めようという作戦です



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:53:19.78 ID:9Pxfl9KV0
最初の犠牲者はミッチでした
彼は慎重に慎重に辺りを調べます
倒れた木下を潜り、下草を調べます
何もない
そう思った時でした
下草から手がぬっと出てきたのです
あっという間にミッチはランボーに捕まり、匕首で足を刺されてしまいます




63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:55:41.66 ID:9Pxfl9KV0
次の犠牲者はウォードです
彼もまた慎重に辺りを見回していましたが、
木の上のランボーには気づきません
どさりと倒されたと思ったら、ボキリと腕を折られてしまいました
叫び声が響きます




64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:57:25.58 ID:9Pxfl9KV0
警官がウォードを探していると、ランボーがサッと彼の前に現れました
警官はとっさに引き金を引きます
種子島が火を噴きました
ですがランボーはサッと身をかがめ、後ろにいたウォードに当てたのです



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 22:59:32.96 ID:9Pxfl9KV0
バルフォードは自分がウォードを撃った事に気づきません
鼻息荒く戦果を確かめに行きます
ところが、彼の足元に罠があったのです
どすりとバルフォードに杭が突き刺さりました
「ああ、いたいいたい。誰か助けておくれ」




66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:01:08.29 ID:9Pxfl9KV0
ハゲ頭のシングルトンとティーズルは声の方向へ向かいます
しかしシングルトンの後ろに回りこんでいたランボーがしたたかに打ちます
ティーズルは気づきません




67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:03:16.15 ID:9Pxfl9KV0
バルフォードを助けたティーズルはビックリしました
気づけば誰もいなくなって居るのです
ティーズルは仲間を探し回ります
「ややっシングルトン」
ハゲ頭は手足を縛られ、首を木に括りつけられていました
彼を助けようと踏み出した時です




68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:06:05.25 ID:9Pxfl9KV0
「わああ」
と大きな声とともにランボーが茂みから飛び出してきたのです
これにはティーズルも堪りません
冷たい匕首がティーズルの喉元に突きつけられます
「あなたを殺すことは簡単です。私はこの山の精なのですから。もう探さないでください」
ランボーは目に涙を貯めて訴えました
ティーズルはあまりの出来事に膝の力が抜けて座り込んでしまいました



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:06:45.81 ID:9Pxfl9KV0
休憩



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:13:42.31 ID:9Pxfl9KV0
これでやっと半分か・・・



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:18:57.65 ID:DkXiwZfz0
支援



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:24:26.49 ID:9Pxfl9KV0
ティーズルが怪我の治療をして居ると、一人の男がやってきました
「私がランボーを作りました」
ティーズルは耳を疑いました
「サム・トラウトマンです」
長身の、鱒というよりはイタチの様な男でした




79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:27:43.91 ID:9Pxfl9KV0
聞くと、トラウトマン大佐はランボーを一度逃がせと言うではありませんか
「そんな事はできません」
ティーズルは言いました
すると彼は帰ろうとします
「まあまあ、こちらに来てください」
ティーズルは何とか引きとめ、大佐を無線機の前に座らせました
大佐の声でランボーを釣ろうという計画でした




82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:32:28.43 ID:9Pxfl9KV0
「私は隊長だ。カラス隊、応答をしなさい」
二度ほどの呼びかけの後、大佐は点呼を始めます
「ランボー、メスナー、オルテガ、コレタ、ジョーゲンセン、ダンフォース、ベリー、クラックアワー」
応答はありません
やはりダメかと思ったその時、ランボーが答えたのです



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:36:02.31 ID:9Pxfl9KV0
「みな、死んでおります」
悲しい悲しい声でした
「何故こんなことをしたのだい」
大佐は聞きました
「はい、町で食事をしようとしたら、警察官がやってきて難癖を付けられたのでございます」
ランボーは言いました
「もう十分だろう」
「いいえ、あの方々が先に仕掛けたのでございます。あの方々が先に・・・」
それきりランボーは答えませんでした




85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:38:02.26 ID:9Pxfl9KV0
翌日の朝早くの事でした
200人からの州軍が山に入ることになったのです
いくらベトナムから帰ってきた特殊部隊のランボーでも、この人数ではたまりません
川の中に身を潜める事にいたしました




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:40:13.00 ID:9Pxfl9KV0
刺すような冷たい水の中にランボーはおりました
じっと身を潜め、息することを我慢しておりました
軍隊が向こうへ行くと、ようやくランボーは水から這い上がります
それから森の方へと駆けてゆきました




88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:42:38.61 ID:9Pxfl9KV0
ランボーが森の中を歩いていると、一人の男の子に出会いました
「やあ、これは驚いた。あの人殺しがいるぞ」
男の子は言いました
ランボーはその子の持つ種子島を手の届かない所へぽーんと放ると、一目散に逃げていきます
「父上、父上、あの男が居りました」
男の子が叫びます
父親の種子島が火を噴きました




89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:44:17.18 ID:9Pxfl9KV0
ああ、何という事でしょう
種子島の音に州軍が気づいてしまったではありませんか
多勢に無勢は卑怯と言われますが、これはそれどころではありません
ランボーはほうほうの体で炭鉱へと逃げてゆきます




90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:46:35.02 ID:9Pxfl9KV0
ついにランボーは炭鉱の中に追い詰められてしまいました
ぴゅんぴゅんと弾が飛んでまいります
ですがそこはランボー
手にした種子島を右へ左へ振り回し、やたらめったら撃ちまくり、州軍たちをけん制します



91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:48:59.99 ID:9Pxfl9KV0
「わあっ撃ってきた」
錬度の低い州兵たちはそれっきり黙ってしまいました
「よし、ならば壊してしまおう」
隊長がそう言って大砲を用意させます
危うしランボー、どう切り抜けるのか




92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:50:50.17 ID:9Pxfl9KV0
大砲の秒読みが開始されると、ランボーは意を決して穴の奥に飛び込みました
大砲がどかんと発射され、炭鉱の穴は塞がれてしまいました
ランボーは可哀想に生き埋めです




93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:53:44.00 ID:9Pxfl9KV0
それからティーズルがやってきました
潰れた炭鉱の前でニコニコ顔で写真を撮っている州兵達をしかります
「こら、なぜ撃った。撃つなと命令したのだから撃つな。掘り返してランボーを持って来い」
隊長は渋い顔で言い返します
「撃ってきたから撃ったんだ。ブルドーザーが無いと掘れないよ」
ティーズルは言いました
「お前の撒いた種だぞ」
それっきり隊長は言い返しません




94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:56:49.19 ID:9Pxfl9KV0
真っ暗な闇の中、マッチをする音が聞こえ、パッと明るくなりました
「ああ、いたいいたい」
ランボーは生きていたのです
ですが、マッチはすぐに燃え尽きます
今度は着ていたぼろきれに火をつけました
これで少しは持つでしょう
ランボーは洞窟の奥を探検することにしました




95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/17(日) 23:58:15.33 ID:9Pxfl9KV0
暫く進むと、ランプを見つけました
ランボーは振って中身を確かめます
残念なことに空っぽでした
腹立ち紛れにランプを叩きつけます
次のランプも空でした
これもまた、壊してしまいます




96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:01:11.81 ID:2p0YYET+0
おや、とランボーが気づきました
缶が転がっているのです
フタを開けてみると、それは行灯の油でした
これで行灯は使えるようになるのですが、
ランボーは先程行灯を全部壊してしまっていたのです
特殊部隊にいた頃、使えそうなものは大事にしろと言われた事を思い出しました




97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:03:07.02 ID:2p0YYET+0
ランボーはどうするか考えました
すると、とても良い考えが浮かびました
ぼろきれを切って松明を作ろうとしたのです
作ってみたらこれが大成功、とても明るくなりました




98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:05:10.18 ID:2p0YYET+0
ランボーは風の吹く方向を頼りにぐんぐんと先に進みます
この撮影で、ランボーは火傷をしてしまいました




99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:07:47.35 ID:2p0YYET+0
腰の辺りまで地下水に浸かりながらも
ランボーは出口を探します
すると、ネズミが上から降ってきたのです
さすがのランボーもこれには堪りません
「きゃあ。ネズミだ」
背中や肩に乗るネズミを、ランボーは次から次に放り投げました
この撮影の時はネズミを用意するのが大変でした



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:10:52.87 ID:2p0YYET+0
夕方、トラウトマン大佐はパブでお酒を飲んでいました
彼にはランボーの死がどうしても信じられなかったのです
そこにティーズルがやってきました
「さっきはごめんなさい」
ティーズルは言いました
「もう済んだ事ですよ」
大佐はニヒルに言いました




103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:12:59.89 ID:2p0YYET+0
階段から落ちたり、ネズミに襲われたりしたランボーですが、
どうにか地上へ出るためのはしごを見つけました
久しぶりに見る光は、とても心地よいものでした




104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:14:39.78 ID:2p0YYET+0
松明を捨てて一歩一歩上ってゆきます
外ではもう、撤退作業が始まっていました
トラックがランボーの下の道を何台も通ってゆきます



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:16:53.38 ID:2p0YYET+0
そのうちの一台にランボーはえいやっと飛び乗りました
助手席のドアを開けると、小太りの男がライターで煙草に火をつけようとしていたところでした
「後ろの荷物は何ですか」
ランボーは尋ねます
「南蛮のエム六十という種子島だよ」
小太りは答えます
そして小太りはトラックから落されました




106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:19:48.34 ID:2p0YYET+0
車の運転なんてランボーにはお手の物でした
分かれ道を町の方向に曲がると、後ろからパトカーが追いかけてきました
問答無用に短筒をランボーに向けて発射します
ばんばんばん
うるさい奴だとランボーはハンドルを切ります
どかん
パトカーにぶつかりました
どかん
今度はパトカーがぶつけてきます




107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:21:04.42 ID:2p0YYET+0
このままでは埒があきません
ランボーは横に停まっていたパトカーに、今のパトカーをぶつけました
がしゃん
パトカーはひっくり返って動きません



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:22:38.15 ID:2p0YYET+0
ランボーはぐんぐんスピードを上げます
前に見た事がある橋が見えました
そこで警察が意地悪にも通せんぼをしています
ランボーはアクセルを踏み込みました




109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:24:18.18 ID:2p0YYET+0
ジェリーゴールドスミスの音楽が流れる中、ランボーの乗るトラックは
間一髪、通せんぼを通り抜けることが出来ました
後ろからは警官が短筒や種子島を撃ってきます
しかしそんな事にランボーはうろたえません




110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:26:39.72 ID:2p0YYET+0
町の中につく頃には、すっかり日も落ちていました
ランボーはガソリンスタンドにトラックを突っ込ませます
地下のタンクに貯めてあるガソリンが噴水のように噴き出しました
ランボーは急いでエム六十種子島と弾を取り出し、
小太りが落していったライターをガソリン目掛けて放りました




111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:28:01.34 ID:2p0YYET+0
凄い炎が上がりました
爆発です
ランボーは急いで逃げ出していたので大丈夫でした




114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:36:10.68 ID:2p0YYET+0
こうなると面白くないのがティーズルです
自分の町をメチャクチャにされたと怒っています
種子島や短筒をもって警察署の屋根の上にあがってランボーを待ち伏せします




115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:39:09.91 ID:2p0YYET+0
ランボーはとにかくエム六十種子島を撃ちまくりました
おもちゃ屋さんや、デパートに向かって撃って撃って撃ちまくりました
ばばばばばばばば
そして電信柱の上にある交流電源の機械も撃ちました
ばばばばばばばば
真っ暗な町に、ランボーの暴れている音だけが響きます




116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:42:08.98 ID:2p0YYET+0
次に狙ったのが種子島や短筒が一杯置いてある銃砲店でした
ランボーは棚という棚をひっくり返し、弾という弾、火薬という火薬を
一箇所に纏めました
そしてその上に火薬をたっぷりとかけて火をつけました
火は瞬く間に弾や火薬に燃え移ります
ぱん、ぱん、ぴゅん
ぴゅん、ぴゅん、どかん
まるで銃砲店の中で戦争が始まっているようでした




118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:43:45.24 ID:2p0YYET+0
その爆発をティーズルは屋上からこっそりと見ていました
ちらりと見える顔、間違いありません
ティーズルです
ランボーはそれを確認すると、今度は警察署に向かって撃ちまくりました




119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:44:43.90 ID:2p0YYET+0
ばばばばばばばば
がしゃーんがしゃーん
ばばばばばばばば
ちゅいーんぱりーん
ランボーは撃ち続けます




120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:46:54.02 ID:2p0YYET+0
しばらくしてやっと撃ち終えました
素早く移動して警察署の中にランボーは入ります
ゆっくり、慎重に入っていくランボー
ティーズルの場所からではランボーは見えません
サッとランボーが動いてティーズルの真下に行きました



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:48:52.37 ID:2p0YYET+0
ばばばばばば
ランボーは上に向かって撃ちました
こうなるとティーズルは堪りません
「ああ、いたいいたい」
ティーズルは叫んで、ガラスの明り取りから下に落ちてしまいました



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:50:16.88 ID:2p0YYET+0
止めを刺そうとランボーがゆっくりと近づきます
その時でした
「やめるんだランボー」
トラウトマン大佐の声が警察署一杯に響きました




123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:52:53.12 ID:2p0YYET+0
「もう逃げられないぞ。ヘリコプターで基地に戻ろう」
大佐が言いました
ばきゅーん
突然、外から撃たれます
ランボーはサッと身を屈めて避けました
「撃つんじゃない」
大佐は怒りました




124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:56:28.35 ID:2p0YYET+0
ランボーは必死で武器棚から武器と弾薬を集めます
「よく考えるんだ。建物はほういされているぞ。」
ランボーは聞きません
「種子島をもつ200人が君を狙っているんだ」
それでもランボーは手を止めません
「君は好きなだけ暴れて」
ランボーは種子島に弾を込めます
「大損害を与えたんだ」
大佐はついにランボーの腕を掴み、自分に向き直らせました




125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 00:59:08.53 ID:2p0YYET+0
そして優しく言いました
「この任務は終わったんだ」
二度目は強く言いました
「この任務は終わったんだ」
ランボーに外の様子を見せて更に続けます
「殺されるぞ。もう終わったんだジョン。終わったんだよ」
その言葉に、ランボーの中の怒りが弾けました




126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:00:52.61 ID:2p0YYET+0
「何も終わっちゃいないんだ!何も!」
怒りに目が燃えています
「俺にとっちゃ戦争は続いたまんまなんだ!!」
大佐は言葉を続けられません




128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:06:46.17 ID:2p0YYET+0
「あんたに頼まれて必死で戦ったのに勝てなかった!!」
ランボーの怒りは収まりません
「帰って空港に着いたら非難の嵐だ!!赤ん坊殺しだ何だって言いやがって!!悪口ばっかりだ!!
あいつらは一体なんだ?戦争も何も経験してない癖に!頭に来るぜ!!」
「そういう時代だったんだ。もう昔のことだ」
大佐の言葉にランボーがまた怒ります




129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:11:36.96 ID:2p0YYET+0
「あんたにとっちゃ終わった事だろうよ!!だが俺は違う!世間じゃ未だに邪魔者扱いだ!!
戦場じゃ互いに助け合ったのに、ここじゃ何にもありゃしねえ!!」
「君は英雄だ。それ以上恥を晒さないでくれ」
「戦場じゃ100万ドルの戦闘ヘリでも、戦車でも何だって任せてくれた!
でも、ここじゃ駐車係の仕事も貰えないんだよ畜生が!!」
ランボーが手にしていたエム六十種子島を投げつけました



130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:16:00.77 ID:2p0YYET+0
がしゃーん
物凄い音でぶつかります
ランボーは堪らず泣き出しました
「糞、なんて惨めなんだ・・・一体どうなってんだ・・・」
大佐は思わず言葉を飲み込みました
「皆何処に行っちまったんだ・・・」
典型的なシェルショック、PTSDです
ランボーは泣きながら続けます




131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:20:47.55 ID:2p0YYET+0
「空軍にも仲間がいた・・・大勢友達がいたさ・・・でも、ここには誰もいない・・・
空軍のダンを覚えてますか?あいつとはよく飲んで馬鹿話もしたさ。
終わったらベガスに行こうとか、車の話をして・・・
あいつは赤いシェルビーが大好きで、2人で一緒にぶっ飛ばそうって言ってた・・・」
泣いているランボーの様子が変わったのを大佐は見逃しません




133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:25:24.77 ID:2p0YYET+0
「悪いのはあのベトコンの子供だ・・・靴磨きの箱を俺達の所へ持ってきて、靴を磨かせてって言うんだ・・・
ダンがその子に磨いてくれって頼んだんだ・・・俺がビールを取りに戻った時だ・・・
ダンがその箱を開けたら仕掛け爆弾が入ってて、爆発したんだ・・・
あいつの手足がバラバラに吹っ飛んで、肉が俺にへばりついてもうメチャクチャになった・・・」
ランボーがエム六十種子島のベルトリンクを掻き毟るように外しました




134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:28:23.49 ID:2p0YYET+0
「俺は血まみれになって手当てしたさ!でも押さえても押さえても腸がはみ出して来やがる!
誰も助けてくれないんだ!あいつが『家に帰りてえ、家に帰りてえ』って泣くんだよ!
俺はあいつの千切れた足を探したけど、どうしても見つからないんだ!!」
ランボーは頭を抱えて泣き続けます




135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:31:58.11 ID:2p0YYET+0
「悪夢だよ・・・もう七年にもなるのに・・・毎日毎日夢に見るんだ・・・
まるで自分が自分でなくなっちまう・・・そんなことが丸一日も、一週間も続くんだ・・・
悪夢だよ・・・」
そこまで聞くと大佐はランボーに歩み寄ります
その大佐の裾を子供のように握り締め、ランボーは大佐の腕の中で泣き続けました




136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:37:12.08 ID:2p0YYET+0
何が悪かったのかは分かりません
町で暴れたのが悪いのか
警官隊を退治したのが悪いのか
警察署から逃げ出したのが悪いのか
彼を捕まえたのが悪いのか
尋ねた戦友が無くなったのが悪いのか
戦争が悪いのか
ランボーが悪いのか
それは誰にもわかりませんでした
ただ彼は、ひとしきり泣き終わると、大佐と一緒に外へ出ました
パトカーの赤と青、そして投光機の光の中を、大佐とともに歩きました




137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:39:56.34 ID:2p0YYET+0
泣いたランボー

著 デイヴィッド・マレル

語り ID:2p0YYET+0 (ID:9Pxfl9KV0)




138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:43:44.05 ID:2p0YYET+0
次は何を聞かせてやろうか



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:44:54.30 ID:n3gZoZAGO
面白かったw



140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:46:46.64 ID:2p0YYET+0
ランボー裏話

ランボーはアメリカで公開当時はファーストブラッドだった

ランボーでは撮影に実銃が使われていたが盗まれた



142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:49:50.36 ID:2p0YYET+0
ランボーの腕を縫うシーンは実際に縫っている

松明を持つシーンではスタローンが張り切りすぎて火傷してる

ネズミのシーンは最初コウモリやら虫やらになる予定だったが変更された

ランボーは最後でトラウトマンに殺される予定だったが、
続編の予定もあった上に殺されない方が人気だったから殺されずに済んだ




144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:52:47.72 ID:2p0YYET+0
原作だとランボーは留置所の時点で数名殺害してる

原作だと犬飼いのジジイはティーズルの義父

原作だとティーズルは朝鮮戦争に出兵経験があって勲章貰ってる




145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:56:20.05 ID:2p0YYET+0
ちなみにランボーは十個以上の勲章を貰ってる



147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 01:58:14.03 ID:2p0YYET+0
ナヴァホ(アパッチかも)インディアンの父とドイツ系アメリカ人の母のハーフって設定
弓が天才的なのもインディアンの奥義を身に付けているから



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 02:00:54.05 ID:BlC6xDPs0
面白かったぞ
ID:2p0YYET+0乙



159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/18(月) 03:14:53.22 ID:2p0YYET+0
ランボー面白いなぁ



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この記事へのコメント
割と最近テレ東か何かで見たけど
言葉少なだったランボーが語りだすラストは、ちょっと泣いたなぁ
2009/05/20(水) 03:57:28 | No.2386 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
ちゃんと映像が浮かぶのがすごいよなあ

講談師みたい
2009/05/20(水) 10:06:25 | No.2387 | VIPPERな名無しさん | #-[ 編集]
yahooニュースにもなり、mixiの出会いコミュが削除された今、皆様はどうなさっておられますか?mixiでの楽しい思い出を再び感じたい方はコチラでございます。
2009/05/20(水) 15:03:08 | No.2388 | Mixi出会いカテ | #-[ 編集]
「俺が国を愛するように国は俺を愛してくれなかった~」
を「会社」に置き換えるとスゲー落ち込む。。。
2009/05/20(水) 16:30:51 | No.2390 |   | #BsqUATt6[ 編集]
これは良い絵本調
ランボー見たことないけど面白かった
2009/05/20(水) 16:56:05 | No.2391 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
最後のランボーの泣くところ種子島くらいしか変換してないなw
しかしランボーはかわいそうな話だ・・・・・
2009/05/25(月) 19:43:48 | No.2430 |   | #-[ 編集]
初代ランボーは非常に渋い出来
シルベスタースタローンの演技も凄い
歴戦の勇士が、警官隊や州軍をものともしない男が
情けない程に泣いて訴える様は涙を誘う
2010/09/09(木) 21:49:59 | No.7549 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
126のあたりから泣いたなぁ

いい映画だったよ
2010/09/23(木) 04:09:46 | No.7661 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
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