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ほとんどVIPのまとめ。

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俺「若林ーかわいいぞ」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:36:44.53 ID:cMVtdkPqO
小さく佇むチャペルがあった。美しい海原が窓の外で広がっていて、そよそよと心地よい風が俺と若林を包む。
中も外も白く、清潔感あふれるチャペルに、特注したピンクの絨毯が神父の前までを彩っている。
許容人数はそれほど多くないが、大きな十字架とともにキリストが俺たちを見守っていた。

「やっぱり赤よりピンクだな、絨毯は」

若林は照れくさそうに言う。
そういえば、最初に絨毯の色を変えてもらおうと提案したのは若林だった。




2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:37:51.44 ID:gZxeX9pE0
一応聞くけどキャプテン翼の話だよな



ブログパーツ 俺「若林ーかわいいぞ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:39:54.00 ID:cMVtdkPqO
初めてこのチャペルを見に来たときにまず一番最初に気に入ったのは外見と、建物に違和感を全くあたえない自然の芸術だった。
傍らには青い海が大きく広がっており、建物に目を向けるとしなやかな大草原が広がる。
まるで絵本で見たような、そんな世界だった。




7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:43:13.41 ID:cMVtdkPqO
「なぁ、いいところだろう」

ああ、気に入りトゥースと俺が言うと、若林は得意気に笑った。

下見とはいえ、外観を見に来たわけではないと早速中に足を踏み入れる。
そこには幼少のころにテレビで見た景色さながら、赤い絨毯が誘導するように敷かれていた。



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:46:07.81 ID:cMVtdkPqO
「すごいな、テレビで見たやつだ」

興奮さめやらぬ表情の若林。彼がこんなに興味をそそられているのは久し振りで、なんだか俺まで嬉しくなった。

「赤い絨毯の上、歩いていくんだな」

そろっと静かに足をのばす若林。幼児が新しいおもちゃを見つけたときのように輝いた目を見つめながら俺はウィとだけ短く返事をした。




11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:48:57.07 ID:cMVtdkPqO
「…でも」

歩いていた足を急にとめ、若林がぽそりと呟いた。

「赤…かぁ、絨毯をピンクとか…出来ないかな」

何か考えこんでいるようだが、俺には断片的にしか聞こえてこない。
どうした?と若林の元へ数歩戻ると、若林はとびきりの笑顔を俺に向けた。

「ピンク!そうだよ!絨毯をピンクにしよう!」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:49:14.69 ID:mWOUVBFV0
オードリーじゃねえかwwwwwwwwww



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:50:07.85 ID:6lvG1lMuO
何がトゥースだwwwwwwwwww



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:51:01.89 ID:y6PZix8TO
オードリーかと思ったけど違うよね!



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:53:27.97 ID:cMVtdkPqO
いくらなんでもそれは、と苦笑する俺を見ると、若林は一気に不機嫌な顔をして俺の腕をぐっと力をこめてつかんだ。

「一生に一度なんだぞ!お前の色の絨毯を俺は踏みたいんだよ!」

ピンク…そうか、そういうことだったのか。
ピンクといえば俺の色と言えるほど、俺にとっては定番といえる色だ。

「お前と一生の思い出作りしたいんだよ」

顔を赤くしてむくれながら言う若林は、いつも思うが世界一愛らしい。




19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:56:56.46 ID:YpUa8Y+bO
もしかしたら大変なスレを開いてしまったのかもしれない



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 02:56:58.03 ID:cMVtdkPqO
「かわいいぞ、若林」

「ばっ…か!真剣に考えないともう知らないからな!」

思ったことを率直に言うと、若林はますます不機嫌そうに赤らめた顔を背けた。

でも元から敷かれている絨毯をピンクにするだなんて無謀じゃないか。
そう思ったことが伝わったのであろう若林はずんずんと俺をおいて前へ歩いていく。



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:00:55.83 ID:cMVtdkPqO
「おい待って…」

そう言いかけると、若林は勢いをつけてこちらに振り返った。

「責任者に頼んでみるんだ!ピンクにしねえと俺はお前とここ歩かないからな!」

チャペル自体には人がいないようで、若林の言葉が室内に反響する。
意地らしいところも可愛い。
いつもなら笑ってなだめるのだが、今回は少々問題がありすぎる。

一番の問題は、若林は言ったことは絶対しなければ気がすまない性格なこと。



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:02:44.45 ID:cMVtdkPqO
「…わかったよ、俺も一緒に頼んでみるぞ。お前と一緒がいいんだよ」

俺が観念したように言うと、若林は「悪い気はしねえな!」と嬉しそうに微笑んだ。



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:07:15.79 ID:cMVtdkPqO
「…だめだったな。」

あれから責任者の元へ早足で向かい、なんとか交渉したが赤い絨毯を別の色に変えることは出来なかった。
俺は悲しいだろうと若林の頭を慰めるつもりで撫でると、きっと強い目でこちらを睨んだ。

「…は」

「うん?」

小さく呟いたと思えば、これまた強い口調で俺を叱り付けた。
この時点で俺は重要なことをすっかり忘れていたのだ。

「お前は諦めるのかよ!」


言ったことは絶対、ということを。




25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:04:46.90 ID:KAoQ70n7O
最近vipでは801が流行ってんのか…?



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:11:29.29 ID:cMVtdkPqO
>>25
相手は俺だから801にはならない


「でも無理だって」

俺が困ったように笑うと、聞きたくないとでもいうように若林が割り込んだ。

「何度でも頼めばいいんだよ!何だよ一回断られたからって!」

若林がうつむき、俺を怒鳴る。
いつもなら凜とした印象を受ける肩が、微かに震えていた。

「俺は全部…お前色にしたいんだよ…!」

ああそうだった、若林はいつも俺のことを考えているんだ。




30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:16:08.82 ID:cMVtdkPqO
「…そうだったな、ごめん」

そう出来るだけ柔らかくない言うように努めて、再度若林の頭を優しく撫でる。

「…いいよ、わかってくれたんなら。それに優しいお前ってなんだか…気持ちわりぃ」

少しはにかんで笑って、若林は俺に目を向けた。
とても愛らしい姿にまた心が奪われる。

「明日にでもまた頼みにいこう、明日無理だったら明後日。」

「それが無理だったら毎日、だな。」

俺の返答に若林は軽く笑って、いつものややたくましい笑顔を浮かべた。




34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:18:26.30 ID:cMVtdkPqO
あれから幾度となく二人で足を運んだ。
風で海が荒れていた日も、土砂降り続きでも構わず頼みにいった。
最初はかたくなに拒否していた責任者も、足を運んで一週間をすぎたころ、俺たちの熱意に観念して許可を出してくれた。




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:20:35.28 ID:cMVtdkPqO
チャペルの入口から中の神父までの道のみを変えるということを条件に、絨毯を変えることは許可された。
若林は嬉しそうにありがとうございますと何度もお辞儀をしていた。



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:24:24.01 ID:cMVtdkPqO
「お前にはびっくりだよ」

車に乗り込みそう言うと、若林は不思議そうに首をかしげた。

「お前には人を変える力があるんだな。あれだけ拒否していたのにOKを出させるなんて」

若林は言葉の意味がわかったようで、優しく微笑みながらエンジン音を聞きながらゆっくりと離れていく海を見て言った。

「…お前がいなかったら、お前とじゃなかったら俺はここまで必死になってなかったよ」




38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:26:49.69 ID:cMVtdkPqO
「…素直なのは、今日だけだぞ」

いつものいたずらな声色に戻り、顔を背けている若林を見てたまらなくなった。
俺を変えているのも、お前なんだぞ。

そう言いかけてやめた。
言わなくても、言葉にしなくたって、きっとこいつには届いていると確信したから。



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:29:07.96 ID:cMVtdkPqO
次の日、仕事の合間の休憩時間に早速絨毯を見に行った。
出来るだけ俺に近い色がいいとのことで、十数件梯子したにもかかわらず若林は元気だ。
へとへとに疲れた俺を見て、少し休もうかと声をかけてきた。



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:32:48.26 ID:cMVtdkPqO
近くのどこにでもあるようなカフェに入り、若林に席に座らせ何がいいか聞き、買いに行った。
俺はブレンドコーヒー、若林はキャラメルラテ。
なんでも、甘いものが飲みたくなったそうだ。

「疲れてるのに買いに行かせて悪いな」

そうすまなさそうに若林は言い、キャラメルラテを受け取る。
こんなのなんでもないよと言うと、若林が笑った。




44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:35:39.13 ID:cMVtdkPqO
「なかなかお前のベストみたいな色がないな」

「探せばきっとあるさ。諦めないだろ?」

残念そうに顔を沈めてキャラメルラテを口に含む若林に挑発的な口調で投げ掛けると、挑むような笑顔で「もちろん!」と言った。




45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:38:14.74 ID:cMVtdkPqO
あれから、暇さえあれば絨毯を見に行った。
俺のベスト色はなかなかまれなようで、何度も断られては違う場所に足を運んだ。
夜までかかることもあったが、それでも俺たちは楽しかった。



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:40:09.45 ID:cMVtdkPqO
「あっ!!」

いつものように絨毯を見ていると急に若林が走っていった。
どうした、と俺も後を追うと若林は嬉しそうに早く早くと手をふってくる。




48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:42:36.98 ID:cMVtdkPqO
「あったよ!お前とそっくりな色の絨毯!!」

それは今俺がきているベストと全く同じ色の絨毯が一つだけ無造作に置かれていた。
急いで店員を呼ぶと、これは見本のようで、在庫を確認次第連絡すると言われた。




49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:47:12.14 ID:cMVtdkPqO
「諦めなきゃあるんだよ!なぁ!」

店員に連絡先を渡し店を出て駐車場につくと、若林が連絡まだこないかなとそわそわしながら嬉しそうに車に乗り込んできた。
顔を緩ませて嬉しがる若林を見ながら、俺はあることを思い出した。

「あ、なぁ若林」

「なんだよ?」

いまだ嬉しそうにこちらを振り返った若林の前に、だいぶ前からポケットに忍ばしておいた箱を差し出した。



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:49:19.05 ID:cMVtdkPqO
「なんだよ?これ」

丁寧にラッピングされた小さな箱を不思議そうに覗き込みながら若林は俺に聞いてきた。
きっと見たらびっくりするんだろうな。

「開けて見ろよ」

俺が促すと、若林は頷いて開いていく。
そして中身が見えた瞬間絶句した。




51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:54:08.25 ID:cMVtdkPqO
「なん…だよこれ…」

「渡してなかっただトゥース?」

綺麗にラッピングされた箱の中身はまさしく俺のベスト色の箱で、その中身は何もついていないシンプルなシルバーリングだった。

「これ…って…」

「渡そうと思っていたんだがなかなかタイミングがつかめなくてな。つかめずにいたら先に式場を見に行ってしまっおにがわら」

驚きを隠せない若林をよそにそう淡々と言うと、照れたように「お前はいっつもムードないな」とむくれた。




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:55:38.37 ID:iGCw4I6QO
渡してなかっただトゥースwwwwwwww



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 03:57:58.79 ID:cMVtdkPqO
早速左手の薬指に綺麗に光を反射しているエンゲージリングをはめると、若林は涙目になりながら嬉しそうに微笑んだ。

「…サイズぴったり!それにしてもこのケースどうしたんだ?お前の色で…」

「ああそれか、折角渡すんなら俺の色が良いだろうと思ってな、特注してもらった」

ぽんぽんと頭を撫で、エンジンをかけて車を動かす。
その音に紛れるかのように若林が「…ばか」と嬉しそうに微笑んだ。



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:01:26.14 ID:cMVtdkPqO
三日後無事に在庫が見つかったと連絡がきて、取り寄せてもらったばかりの絨毯を乗せて、チャペルへと急いだ。

そして今に至るわけだ。
白の床を彩る淡いピンクは、まるで桜の花びらを連想させる。



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:05:52.53 ID:cMVtdkPqO
「綺麗だな」
「やっぱりお前の色にして、あの時頑張って良かった!」

若林は満足そうに言うと、窓からそそがれるゆるやかな日差しと風に、短い髪を靡かせた。

「まるで桜みたいだな」
「絨毯一つでこんなにかわるんだ!なぁ!すごいよ」

若林が感嘆していると、そっと俺の方へと近付いてきた。



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:08:14.70 ID:cMVtdkPqO
「俺、本当にお前を選んでよかった。お前はどう?」

「俺は元から若林以外目に見えていないぞ」

「よく言うよ」

何気ない会話で、お互いの顔を見合い笑いあう。
ふいに、若林の唇と俺の唇がトゥースした。




61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:08:54.29 ID:wP4xG0cw0
唇がトゥースww



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:09:32.43 ID:xHan40fc0
トゥースしたってなんだよwwww



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:10:04.94 ID:cMVtdkPqO
ゆっくり味わうように唇を寄せ合う。
軽くトゥースしているだけなのに、若林のやや高い体温が伝わってくる。
まるでここだけ時間が止まったかのように、俺たちは唇を重ね合った。




68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:13:17.30 ID:cMVtdkPqO
長い時間。
穏やかな風と暖かい日差しの匂いに包まれて俺たちはトゥースしあった。
まるで俺たちの体だけではなく心まで重なっているようだ。
小さく波音が聞こえ、それさえも俺たちを酔わせた。



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:16:29.75 ID:cMVtdkPqO
名残り惜しそうに唇を離すと、若林が照れたように笑った。

「こんな長いの、初めてかもな」

言い終えたあと、若林がぎゅっと俺に抱き付いてきた。
それは優しくて、でも離さない力強さをもっている。




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:18:18.63 ID:xHan40fc0
なんか…こう…、なんかだよなぁ…



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:19:47.23 ID:cMVtdkPqO
「本当に本当にお前で良かった。人生の相方も、お前になっちまったな。」

「ああもちろんだ。俺もお前と同じライトグリーンがいいぐらいだからな。」

悪い気はしねえなと勢いよく俺のこめかみを殴りつける若林にいつもの強さはなく、ただ優しさだけがこめかみを温めるように残った。



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:23:09.09 ID:cMVtdkPqO
「本当に」

胸にうずめいた顔をあげて、俺の顔を見ると若林は首に手を回した。

「愛してるよ」

それに応えるべく若林の腰に手をまわした。
そしてゆっくりとした、先程よりも愛のこもった


…トゥース…。



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:25:46.98 ID:cMVtdkPqO
先程より短い口づトゥースを終えると、タイミングを見計らったようにウエディングプランナーが俺たちの前に現われた。
どうですか?という問いに、いつものように満足そうに頷いて話す若林。
ただいつもと違うのは、淡く赤らめられた頬。



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:28:11.22 ID:8Dz6Tuh1O
口づトゥースww
もうトゥースの意味がわかんねwww



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:28:44.46 ID:cMVtdkPqO
プランナーの話を聞きながら、そっと若林に耳打ちしてやる。

「もしかしたらこの人にトゥースしていた所を見られたかもな?」

そう言い終わると同時に、若林がいつもの調子で殴り付けてきた。
恥ずかしがる若林はもちろんかわいいが、いつもの調子の突っ込みに嬉しさを覚えた。




84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:30:57.46 ID:cMVtdkPqO
若林は、この調子でないと。
怒る若林も、むくれる若林も、照れるのも笑うのも全部俺だけのものでいい。
他の人に見せる若林は、いつもの得意気で自信家で、何より突っ込みが強い若林でいい。



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:35:31.17 ID:cMVtdkPqO
「…ついに決まったね」

結婚式は来年の2月22日、いい夫婦の日に決めた。

「ああ、もう後戻りはできないぞ?」

俺が挑発したように言うと、若林も笑った。

「お前もな」

俺は後戻りする気はないけどね、と付け加えて。




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:38:33.21 ID:cMVtdkPqO
「結婚指輪、買いにいかなくちゃね」

「ああ、今度はダイヤモンドをつけてやるぞ」

若林は愛しそうにエンゲージリングを見つめながら、俺の左手をとった。
滅多に手を繋ぎたがらない若林の意外な行動に脈打つ胸と下のおにがわらを無理矢理押さえ込み、ゆっくりとした足取りで駐車場に向かった。



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:43:33.27 ID:cMVtdkPqO
駐車場を出ると、早速ドレス選びに入った。
若林は綺麗な桜をモチーフにしたドレスを手にとると、王道の純白なドレスを片手で持ち、服の上から合わせる。

「どっちがいいと思う?」

そう尋ねられたので、どちらも似合っているぞと答えると、真剣に選べよとむくれた。




91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:46:02.96 ID:cMVtdkPqO
「絨毯が桜色だから、白のほうが栄えるかな。でもこっちも綺麗だしベスト色だし…」

そう呟くと試着してみないかと店員に言われたようで、若林は軽く会釈したあと店の奥へと入っていった。




97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:49:15.87 ID:cMVtdkPqO
今までのことを振り返る。
最初はつんけんしていた若林の態度も、中学や高校を経ることによってどんどん親密になってきて。

我慢出来ずに俺が思いを寄せているとはっきりと伝えたときも、顔を赤くして「じゃあ付き合うことにすればいいじゃねえか」と顔を背けたりしていたっけ。



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:52:14.85 ID:cMVtdkPqO
そんなことを思い出していると、遠くから若林が呼ぶ声が聞こえたので、慌てて振り返った。

さっきから呼んでたのに!とむくれながらも、綺麗なベスト色のドレスを身にまとう可憐な若林がそこにいた。




106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:55:32.04 ID:cMVtdkPqO
淡く化粧を施されているようで、ふっくらとしたピンクの唇に生唾を飲み込んだ。
どうかな…?と不安そうに聞く若林に二つ返事で答える。

「…すごく綺麗だぞ、若林。」

ふふと笑い、じゃあこれにしようかなと微笑んでまた奥へと戻っていった。
あやうく俺のおにがわらがどうにかなりそうだった。




110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:57:47.99 ID:cMVtdkPqO
着替えを終え、契約を済ませると、また手を繋いで新居まで戻った。
俺のいつもより何割か高い体温が伝わりそうで、必至に心を落ち着かせる。
しかし、目に浮かぶのは綺麗な若林。




113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 04:59:28.28 ID:cMVtdkPqO
「…そんなに綺麗だったか?」

沈黙を先に破ったのは苦笑する若林。うん、すごく綺麗だったとうわ言のように言うと、小さく「…悪い気はしねえな」と呟いた。



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 05:03:05.83 ID:cMVtdkPqO
それからまたゆっくりと新居に戻り、ゆっくりテレビ観賞をして、二人で過ごした。

来年の2月22日、いい夫婦の日が楽しみだね、と
二人で携帯に待受にうつったドレス姿の写真を眺めながら言い合って。


終わり




116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 05:03:19.40 ID:xHan40fc0
ああ、もう朝か…



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 05:04:27.54 ID:cMVtdkPqO
読んでいただきありがとうございました。
これから若林と夫婦トゥースとしてやっていきます。



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 05:05:11.57 ID:ZFFneMOpO
ものすごく笑ったし幸せな気持ちになった



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 05:06:06.92 ID:1d5Ikh3nO
>>77で笑わざるを得なかった

末永くトゥース!裏山!



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 05:09:51.27 ID:cMVtdkPqO
ちなみにわかっているとは思いますが俺は春日ではありまトゥース。
あくまで若林と俺の小説トゥース。

家庭編をいずれ書くと思うのでよければまた読んでやってください。




124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/12(日) 05:13:10.67 ID:14eg0TqBO
>>1の若林好きに全俺が感服した。

春日自演乙wwww



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この記事へのコメント
≫19、72、116。笑わせて頂きましたw
2010/03/04(木) 23:50:38 | No.4623 | 今頃コメントさん | #GxlL9hY2[ 編集]
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