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長門「あぁ!? なんだテメーらは」
473 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 07:53:55.79 ID:qx65zfJO0
――――数日後の休日



長門(おっ、9mmの新しいアルバムが出てる。そういえばライブ行って見たいな…学祭でコピバンやってみたいけど、難しすぎるしスコア持ってないからな…)

長門(ん? こっちもなんかアルバム出てるな――)スッ

ぐわしっ

長門「ん?」

キョン「む」

長門&キョン「…」

長門「な、キョ、キョンてめぇ!?」

キョン「ほう、奇遇だな長門嬢」

長門「お、お前どうして…ここに?」

キョン「私にこの店舗の出入りを制限された覚えはない」

長門「そういう意味じゃねーよ! ったく…」




長門「あぁ!? なんだテメーらは」
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ブログパーツ 長門「あぁ!? なんだテメーらは」
474 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 07:55:09.58 ID:qx65zfJO0
長門「ふ~ん、お前みたいな変態でもこういうトコって来るんだ」

キョン「うむ」

長門「つーか、これ」

ヒョイ

長門「やっぱお前も気になった?」

キョン「肯定だ」

長門「ん? 良く見りゃ知らねーバンドだな…よく見りゃシングルだし…
この曲名、読みは『GOD KNOWS』で良いのか?」

キョン「恐らくは」

長門「…まぁ、とりあえず試聴してみるか」カチャリ




475 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 07:55:30.94 ID:qx65zfJO0
長門「…」

ジャカジャカジャカジャカ…

キョン「…」

長門「――!」

キョン「?」

長門「こ、これは…」

キョン「どうした」

長門「すげー、すげーよこれ! キョン、お前もちょっと聞いてみろ!」

キョン「うむ」カチャリ

キョン「……これは」

長門「すげぇだろ、な、な!?」

キョン「ああ、これは素晴らしい」

長門(これならいける――!)




479 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 08:00:55.88 ID:qx65zfJO0
長門「なあキョン、モノは相談なんだけどよ…」

キョン「――実は私も話がある」



長門&キョン「これのコピーバンド、学祭で…」

長門「えっ!?」

キョン「ほう、どうやら考えは同じだったようだな」

長門「実はオレ、ずっと一回はバンドやってみたくてさ…」

キョン「なるほど」

長門「ギターも実は持ってて…もちろん、そんなに上手くないんだけどよ…たまに練習してたんだ」

キョン「ではぜひこの曲を、学祭までに弾けるようになろうではないか」

長門「よし、決まりだな」

キョン「ああ」

ガシッ

長門「…へへっ」



528 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 19:24:10.99 ID:qx65zfJO0
――――数日後、放課後

ハルヒ「え? バンド…ですか?」

長門「そう。コピーバンド」

みくる「コピーバンドって何ですの?」

古泉「知らないのかよ」

みくる「うるさいですわ童貞」

古泉「ど…どう…」

キョン「コピーバンドというのは、既存のバンドの曲を真似て演奏するバンドのことだ」

長門「で、これがやりたいと思ってる曲」

(しばらくgod knowsが流れる)

古泉「…へぇ」

ハルヒ「格好良いですねぇ」

長門「だろ? やってみようぜ」

ハルヒ「決まりですね」




531 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 19:29:17.16 ID:qx65zfJO0
古泉「――ん? ちょっとまったぁ!!」

キョン「何だ騒々しい」

古泉「やるのはまったく構わないけどよ、この曲、スコア――つまり楽譜はあるのか?」

キョン「ふ…そんなことか。ならば大丈夫だ。
私が全て耳コピする」

一同「な、なんだってー!?」

キョン「私は絶対音感を装備している。任せたまえ」

長門「…本当に出来るんだろうな」

キョン「期待は裏切らん。私をもっと信用してもらいたいものだ」




532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 19:32:35.31 ID:XzJzWvOn0
装備しているwwwww



534 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 19:38:21.89 ID:qx65zfJO0
古泉「百歩譲ってスコアはいい! だが、俺はなんの楽器も持ってないぞ」

キョン「この中で楽器を持っているという者、長門嬢以外で」

ハルヒ「ええと…シンセサイザーが…」

みくる「リコーダー」

古泉「リwwwコーwwwダーwww(笑)

みくる「だまれ真性包茎」

古泉「ほ…ほう…」

キョン「そうか。なるほど分かった。では楽器のほうも私が調達しよう」

長門(もはや何でも出来そうだな、こいつは)




539 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 19:47:31.20 ID:qx65zfJO0
――――翌日、放課後、軽音楽部部室

ガラリンコ

キョン「失礼する」

学生「だ、誰だお前は!」

キョン「我輩はキョンである」

学生2「文学みたいな紹介くれやがって…何の用だ!」

キョン「なんと不遜な連中だ」

学生3「はん、こちとらガラの悪さで有名な僕たち軽音部…何の用だか存じねぇがな、ただで帰れると思うなよ」

学生2「へへへ…」

学生「フヒヒ…」

学生4「あばばばば!!」




540 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 19:52:04.29 ID:qx65zfJO0
キョン「ふむ、何も横暴を働きにきたわけではない。
ただ、この部の施設設備楽器をしばらくの間我々に譲渡していただきたいというだけだ」

学生「十分横暴じゃねーか!」

学生2「俺たちに音楽やるなっていってんのかゴラァ!!」

学生3「なめんじゃねーぞテメェ!」

学生4「あばばばばwwwあびゃびゃびゃびゃwww」

学生3「学生4! テメーは少し黙ってろ!」

学生4「ごめん」




542 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 19:56:35.46 ID:qx65zfJO0
キョン「で、どうなのだ?」

学生「決まってんだろ!」

学生2「誰がテメーみてぇな見ず知らずの馬の骨に貸すかボケ!」

学生3「代わりに拳でも喰って帰れ!」

学生4「うえほほほほほいっひwww」

フッ…

軽音部「!?」

学生「き、消えた…?」

キョン「遅い」

ズビシッ

学生3「あべし!!」

ボォォォォォン!!

学生2「学生3ーー!」




543 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 20:00:39.30 ID:qx65zfJO0
スッ

キョン「北斗真拳奥義――」

学生2「ひいっ、助け――」

ボッ

学生2「助け――たす、たすたすたすたたたたたうわらば!!」


ボォォォォォン!!

キョン「二人目…」

学生「う――うわぁぁぁぁぁ!」

学生4「あばばばばやwwwうおおおおっほっほっほwwwww」




544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:03:28.91 ID:j7NiVzg80
あばばば



550 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 20:26:02.47 ID:qx65zfJO0
キョン「逃がさんぞピザデブ。北斗柔破斬!」

ズムッ

学生「ひ、ひでぶッ!!」

ボグォォォン!

キョン「残るは貴様のみ――覚悟しろ」

学生4「あばばばば…ククク、できるかな、お前ごときに」

キョン「何」

学生4「無想転生」

スゥゥゥゥ

キョン「!?」

学生4「貴様にはこの動きが見切れまい」




551 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:29:42.02 ID:jAGHSXCH0
超展開www



552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:30:29.38 ID:AR6Ny4cM0
学生4すげーww



555 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 20:40:44.99 ID:qx65zfJO0
ドドドドドッ

キョン「ぐおっ」

学生4「フハハハハーッ! 死ねぇ!」

ユラッ…

学生4(景色が歪んだ!?)

キョン「どうした」

学生4「な…何をした」

キョン「お前は既に幻覚の虜だ。俺の突いた経絡秘孔に気が付かなかったようだな」

学生4「なん…だと…」

キョン「終わりだ」

ボッ

学生4「えひゃい!」

ボォォォォォン




557 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 20:51:18.67 ID:qx65zfJO0
――――……

軽音部「はっ!」

学生「あれ…?」

学生2「俺たち…」

学生3「生きてる…?」

学生4「あばばばばwww」

学生2「っていうかいつの間にか楽器なくなってるし!」

キョン「貴様たちは幻覚を見ていたに過ぎん」

学生3「てめぇやりやがったな!」

学生「俺たちのボスが黙っちゃいねぇぞ」

キョン「…そういえばこの部は、元はコンピューター研究部だったらしいな」

学生「だったらどうした!」

キョン「あいにく、俺はお前らのボスと話はつけてある」

学生3「なんだと…」




560 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 20:56:54.86 ID:qx65zfJO0
キョン「だろう? 元コンピ研部長よ」

部長「はははははwwwひどいザマだなお前たち」

軽音部「あ、アニキ! いえ、ボス!」

部長「悪ぃがお前ら、こいつはいっぺん言い出すと突き進んじまうタイプなんだ。
諦めてしばらく楽器を貸してやってくれ」

学生「で、ですが…」

部長「だいたい、どうせお前ら練習もしてなけりゃ晴れの舞台の学祭でも演奏しねーんだろ?
だったらいいじゃねぇか」

学生2「…へ、へい」

部長「ってなわけだ、借りてけよキョン。後は俺が上手く言っとくからな」

キョン「世話をかける」

部長「いいってっことよ! 気にしなさんな! はっはっはっは!」




561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:58:00.89 ID:ErxKGZ0f0
部長wwwwww



562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:59:19.48 ID:JvEsd+A50
キョンかっけぇwww



564 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 21:15:53.93 ID:qx65zfJO0
キョン「――というわけで、施設設備及び楽器は全て確保した」

長門「なんてヤローだ…」

ハルヒ「強引というか…その領域すら超えているというか…」

古泉「アンタ北斗真拳伝承者だったのかよ」

みくる「最強ですわ…」

キョン「さて、では今日から早速練習を始めようではないか」

長門「おっと、その前にみんなの楽器の割り振りしねーとよ」

キョン「うっかりしていた。そうだったな。まず長門嬢はギターか?」

長門「ああ」

キョン「そうだな、ハルヒ嬢はボーカル」

ハルヒ「ええっ!? なな、何でですか!」

キョン「私の人選の精度は保障しよう。続いてベース、みくる嬢」

みくる「べーす?」

キョン「後々詳しく教える。あとドラムはそこの君だ」

古泉「名前で呼べよ!」




566 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 21:20:14.35 ID:qx65zfJO0

長門「おいおい良いのかよそんなに適当で」

キョン「適当ではない。大丈夫だ」

古泉「この女、ベース自体知らない風だぞ」

キョン「後で特別講師による特別指導を行う。問題は無い」

長門「ほんと何なんだよ、お前は」

キョン「私か? 私はギターをもう一つやる」

長門「そういう意味じゃねーよ。何者だって言ってんだよ、ったく」

キョン「ふふふ、それは後々分かることさ。
それよりもみくる嬢、君に用意した特別講師を紹介しよう」

ガラリンコ

鶴屋「やっほー、お久し振りにょろみくるっち」

みくる「鶴屋さんあなた! どうしてここに?」

鶴屋「貴方にもう親衛隊は解散だって言われて暇だったんだけど、キョンにベースを教えてやってくれって言われてね。よろしくにょろ」




574 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 21:33:45.23 ID:qx65zfJO0
キョン「これで準備は万端だ。では始めよう」



――――

長門「…ふぅ、あー疲れた」

キョン「ふむ」

長門「他の連中の調子はどうだ?」

ハルヒ「――渇いた心で駆け抜ける ごめんね 何もできなくて…」

長門(す、すげぇ…マジ綺麗な声してやがる…)

キョン「我が人選にミスはない」

長門「こ、古泉は!?」

古泉「僕たちもぉそぉやってぇ~、分かりあえたことにしよおぉぉぉ!!」

ダカダカダカダカダカダダカダカダ!!

長門「ノリノリだな…
ってゆーかそれ9mmじゃねーか! ちゃんとGod knowsの練習しろ馬鹿!」ボカッ

古泉「すいません…」

長門「けどまぁお前もかなり上手いな…そうだ、みくるは?」




575 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 21:41:11.08 ID:qx65zfJO0
みくる「yearrrrrrrrrrrrr!!!!!!!!」

ズアアアアアアッ

長門「うおおっ!?」びくっ

鶴屋「そうそうみくるっち、センスいいよ! その調子にょろ」

みくる「URYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!!」

長門「なんか一番豹変してるな…」

キョン「やはり見込み通り、ベースを持つと性格が変わるタイプか」

長門「そんな奴いたんだな本当に」

みくる「カァァモォォォォン!!!!!!!!!!」

長門「まぁとりあえず出来てるならいいか」




582 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 21:54:17.45 ID:qx65zfJO0
練習開始から数週間後



長門「――う~ん…」

キョン「どうした」

長門「いや、何回もやってるんだけどよ…どうにもこのパートが苦手で…」

キョン「どれ」

そっ(背中側から長門の手を覆う)

長門「!」ドキッ

キョン「ここはだな、ここを押さえながらすぐにこっちの弦を――」

長門「え、あ、うん」

キョン「どうした?」

長門「な、なんでもねーよ!」

キョン「そうか、ちゃんと聞いてればそれでいい」

長門(うう…駄目だ…集中できねー)




586 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 21:59:07.97 ID:qx65zfJO0
長門(ドキドキ)

キョン「その時ここをだな――ん?」

長門「何だよ」

キョン(腕に…古傷? 切り口から見て刃物か?)

長門「何見てん――!」

バッ

キョン「…すまん」

長門「…見られちまった、か?」

キョン「…」

ダッ

キョン「長門!」

ガラガラ
ピシャッ

キョン「…くっ」

ダッ

朝倉「…」(廊下の影からキョンの背後を見る)




588 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 22:05:37.69 ID:qx65zfJO0
キョン(どこへ行った)

キョン(――!)

キョン(今屋上への階段を上っていったのはまさか…)



キョン(扉の鍵がピッキングされてる…やはりな)

ガチャ
ギィィィ…

キョン「長門…」

(日の沈む屋上の片隅でうずくまっている長門)

長門「…」

キョン「さっきはすまなかった。謝る。だから戻ろう。皆も心配して――」

長門「黙れ」




589 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 22:10:07.74 ID:qx65zfJO0
キョン「長門」

長門「…」

キョン「…」

長門「大事な…」

キョン「え?」

長門「一番…大事な貴方だから、見られたくなかった。私の罪の痕を。呪いを」

キョン「何を言って――」

長門「これが、本当の私。決して表に出すことはない。これが、私の本性」




590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:11:32.03 ID:GeYXJ1kq0
ここ数レス急にキョンが杉田ボイスで再生されるようになった



595 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 22:22:02.88 ID:sFm9Fr5fO
長門「本当の私はこんなにも暗い。本当の私は、あんなに皆と打ち解けたり出来ない」

キョン「…」

長門「私は――こんなにも、醜い。汚い。気持ち悪い」

キョン「…」

長門「うう…カッコ悪いよな――うっ、ひうっ」

キョン「…」

長門「うう…ふぇぇ…」




597 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 22:24:47.02 ID:sFm9Fr5fO
キョン「長門…」

そっ

長門「うあぁ…えううぅ…」ぎゅっ

キョン「…」

朝倉「…」(屋上出入口の陰からそっと見ている)





キョン「…もう落ち着いたか?」

長門「うん。いや、おう」



600 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 22:28:09.62 ID:sFm9Fr5fO
キョン「…昔、何があったのか。
よければ聞かせてくれないか」

長門「…」

(いつの間にか広がり始めた星空を見上げる)

長門「…オレ、昔は、今からは考えられないくらい、大人しくて、無口だったんだ。
人と話すのもそんなに得意じゃなくて、いっつも片言みたいな喋りでさ。
それが原因で、よくからかわれてた」

キョン「…」




602 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 22:32:44.23 ID:sFm9Fr5fO
長門「それがイジメくらいにエスカレートしてきたのは中2ん時くらいだったかな。
ひでぇもんでさ、水掛け、給食抜き、便器に溜まった水を飲まされそうにもなったし、実際顔くらいなら実際にぶち込まれてた」

キョン「な――それは本当か長門嬢」

長門「それに…」ガタガタ

長門「れれ、レイプも…されそうだったっけかな、ハハハ…」ガチガチ

キョン「…っ」ギュッ

長門「あ…ありが、とう」




605 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 22:41:58.64 ID:sFm9Fr5fO
長門「…そんな中で、俺が中3になった時に、腹くくったんだ。
このまま言い返せないだけじゃ何も変わらない。
そうだ、変わらなきゃ、早く、ナメられないような別の私に――ってな。
そして、オレは、いや、私は、間違った方向にいよいよいっちまったのさ」

長門「男言葉でしゃべり、センコーにゃ逆らい、クソアマどもに啖呵を切り、男とは進んで交渉を求めるフリをした――その全部が演技だった。なのに、いつの間にかどっちが本当の私なのか、自分にも分からなくなってきた。
境界線は融和して、私は今の性格になった」

キョン「そうか…」

長門「その過程で、随分色んなモンをなくしちまった。
いや、得たもんなんかありはしねぇ。なくしたモノばっかりさね。
この傷は、その苦悩の証さ。立派なもんだろ。自傷の痕も」




606 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 22:53:49.48 ID:sFm9Fr5fO
長門「唯一の救いはロストバージンはまだってことさ」

キョン「シャレにならん」

長門「ちげぇねぇ、はは」

キョン「…大変だったんだな」

長門「…孤立した私は発狂しそうになるのをずっと我慢して、
少し遠くても知ってるヤツのいないここへ来たんだ。
で、人と関わるのが怖かった私は誰もいない文芸部へと身を潜めた。
そんな話さ」

キョン「そして、私とハルヒ嬢に出会ったというわけか」

長門「そういうこった」



609 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 22:58:02.04 ID:sFm9Fr5fO
長門「以上。遠い昔の話さ。ご質問は?」

キョン「ない。が、一つ頼みがある」

長門「何なりと」

キョン「抱き締めさせてくれ」

長門「え――」

ふわっ

長門「――あ」

長門「…うう」

長門「ふぁぁぁぁん…」

キョン「…」



朝倉「…」(どこか安堵と寂しさが混じった表情で校舎の中へと消える)




611 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 23:01:13.18 ID:sFm9Fr5fO
キョン「長門」

長門「ぐすっ、うん…」

キョン「愛てしる」

長門「…かんでんじゃねーよ、ばか」

(そのまま数秒間、口付けを交わす)




618 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 23:06:59.25 ID:sFm9Fr5fO
――――学祭当日



ハルヒ「…では皆さん、リハはばっちりでしたし、本番、頑張りましょうね」

古泉「ふふふ…俺のドラムで学校中の女生徒を虜にしてやるぜ」

みくる「インポ野郎」ボソッ

古泉「い…いん…」

キョン「騒々しいぞナントカ君」

古泉「既に名前が忘却の彼方!?」
長門「うっせーぞオメーら。静かにしろ」

古泉「もうやだ、なんで俺ばっかり…」

長門「まったく」



623 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/20(木) 23:13:00.09 ID:sFm9Fr5fO
ガチャン

鶴屋「やっほーみくるっち」

みくる「鶴屋さん、来てくれたの!?」

朝倉「やっ、SOSの諸君」

キョン「朝倉嬢…」

朝倉「今日は皆に差し入れ持ってきてあげたんだよ? はいコレ、どーぞ」

古泉「これはこれは、麗しき美女から輝かしいうまい棒が」

長門「って安っ!!」

朝倉「あはは~、後で奢り直すから今はそれで我慢して」

キョン「すまないな」

朝倉「良いのよ。せめて私にもこれぐらいは手伝わせて」



637 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 00:08:34.16 ID:upPcy6zwO
長門「それじゃ、最高の演奏をしてやろうぜ」

長門「俺たちでな!!」








完.




638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:10:23.10 ID:AG9azMGF0
完したあああああああああああああああああああああああ



639 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:10:53.99 ID:bhguqmpO0
オワタwwwwww
なんだか打ち切りになった漫画みたいな終わり方wwwww



640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:10:56.02 ID:lhAwHiL40




643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:18:21.10 ID:JQzdzKsB0
乙!!



645 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:23:17.49 ID:2hrVEvX5O
キョンが何物なのかはわからないままか



647 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:42:13.35 ID:IFeAcDCU0
若ハゲだろ



660 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 04:08:48.72 ID:2hrVEvX5O
キョン「こうしてライブは無事終了し、つかの間の平和が訪れたのだ」

長門「なんで説明口調なんだよ」

キョン「長門嬢」

長門「な、なんだよ」

キョン「なかなかの腕前だった」

長門「………//」

キョン「お世辞にきまってるだろう」

長門「なんだとてめえ!」



667 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 05:14:38.66 ID:upPcy6zwO
なんだよデマに騙されたのかよ俺…orz
てか終わり方>>660でいいし




668 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 05:51:40.86 ID:EX6kaJsLO
とりあえず乙



672 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 09:38:48.33 ID:upPcy6zwO
あー、
どうしようもない中身無しの小ネタの連発でもいいなら続けられるかもしれんけど

そういうの絶対にグダグタするからそんなに好きではない

どうする?




673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 09:43:31.33 ID:3hUC9Y7X0
じゃあ、俺が中身付けてやる。
テーマは「かぐや姫」だ



674 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 09:54:44.90 ID:upPcy6zwO
長門「あ゛ーっ!!!!」

キョン「何だ騒々しい」

長門「忘れてた…」

ハルヒ「どうかしたんですか?」

長門「いや、どうでもいいことなんだが…
作らないとこの部が潰される部誌を発行し忘れてた」

キョン「最重要懸案事項ではないか」

長門「やべぇ…どうしよう…なんもネタがない…
しかも期限明日までじゃねーか。あああどうすりゃいい!?」

みくる「落ち着いて下さい長門様。
今私が鶴屋を遣い部活動の運営責任者を殺して参りますから」

鶴屋「にょろろろろ」

長門「お前が落ち着け」




676 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 10:00:26.93 ID:upPcy6zwO
キョン「まぁこういうときには落ち着いて思考することが最も重要だ。
長門嬢、その手に持つはいかなる本か」

長門「え?…かぐや姫だけど」

古泉「マイハニー、またなぜそんなオールドなものを」

長門「キモいから死ね。古典の今度のテストに出るんだよ」

キョン「決まりだな。ではそれを現代風にアレンジしたものを書こうではないか」

長門「なんつーアバウトな…」

キョン「大丈夫だ、明日までに仕上げようではないか」

長門「誰が書くんだよ」

キョン「全員」

一同「嫌です!!」



677 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 10:01:40.25 ID:upPcy6zwO
キョン「では我々のパラサイトしている寄りしろを失うことになるな」

一同「…やっぱやります」

キョン「素直でよろしい。では始めようか」




678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 10:04:58.78 ID:K8d2OXUO0
ほんとにかぐや姫でするとわな



679 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 10:10:49.94 ID:upPcy6zwO
【長門作 『ハラワタぐっちょりかぐや姫』】



――その竹を切ろうとして、ふと気が付いた。
竹から放たれるその強大な闘気に。
身の凍てつくような殺気に。

翁は覚悟を決め、一思いに竹を両断した――ように思われた。

しかし、竹は切れなかった。その鉈刃は竹の表皮に薄く突き刺さるのみで、以降にはびくとも動かない。
まるで、内部から刃が止められているかのように。

そして、

唐突に竹が砕け散るように飛散した。

翁は咄嗟に身を引き、飛び散る破片から身を守る。

破られた竹からは尋常でない殺意が溢れ出ていた。

そしてそこには、人影が見えた。
翁「そなた――人ではないな。何者だ」




680 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 10:17:06.80 ID:upPcy6zwO
人影は破られた竹の内部の節の上に仁王立ちし、翁を値踏みするような視線で見下していた。

かぐや姫「我が名はかぐや。
そなたか? 愚かにも我が根城を両断しかけた者は」

翁「如何にも」

かぐや姫「して何ゆえに」

翁「我が生命のため、切っていた。
そなたを狙ってした行いではない。許せ」

かぐや姫「ならぬ。そなたは大罪を犯した。
死罪に値するほどの大罪をな」

瞬間、かぐや姫の姿が掻き消えた。

翁「むっ」

そして、翁の後方に感じたただならぬ殺気。
翁は身を捻った。そこには、笑いながら飛びかかろうとするかぐや姫の姿があった。




681 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 10:22:29.22 ID:upPcy6zwO
翁は咄嗟に拳を繰り出し、飛び込んでくるかぐや姫を逆に討ち取ろうとした。

が、かぐや姫の身体は信じられぬほどに固く、故に、かぐや姫は翁の放った拳と衝突したにも関わらず無傷であった。

かわりに、翁の拳は衝撃を一手に引き受けたせいで、五指が全て複雑骨折を起こした。

翁「うぐうぉっ…」

みるも無惨な翁の拳は、血が勢いよくしぶいていた。

かぐや姫「くくく…」

翁「この…っ」




682 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 10:28:58.76 ID:upPcy6zwO
かぐや姫「今の一撃、見事であった。
もし防いでいなければ、今頃そなたの胸骨は折れ、肺は潰れていたであろう」

翁「化け物め…」

かぐや姫「化け物などではない。
我が名はかぐや。かぐやの姫君ぞ」

翁「かぐやの姫君だと――!?
まさか、太古の昔、耶麻の大国を滅ぼしたという、あの――」

かぐや姫「そなたは不運にも我が封印を解き放ってしまったのだ。
始まるぞ、殺戮の宴がな…ははははは!!」



【第一部 完】




683 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 10:30:34.38 ID:upPcy6zwO
長門「どうだ? 結構な自信作なんだぜ?」

キョン「…なんというか」

ハルヒ「バイオレンスですね…」

長門「オレの生きざまさ!」

キョン「…発行は難しいと思われる」




685 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 11:27:17.55 ID:upPcy6zwO
ごめんやっぱ無理



686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 11:32:08.34 ID:vxv2mQ8p0
>>685
それはそうと、IDが良いな。
何かうpしようぜ。



687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 11:41:50.33 ID:IZHRfKCc0
長門嬢うp



688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 12:15:25.49 ID:upPcy6zwO
よしちょっと待っててくれ



704 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 18:11:58.31 ID:upPcy6zwO
ほらよ
ワルデレ長門

http://imepita.jp/20081121/654130



705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 18:17:36.73 ID:1f1cBNvcO
雰囲気ですぎワロタwwwwww



706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 18:25:47.81 ID:l/3tCxNL0
はらわたぐっちょりかぐや姫の続きは?



707 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 18:36:21.11 ID:F538AL9MO
他のメンバーのかぐや姫改変が見てみたい
特にキョンのが



708 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 18:44:37.94 ID:upPcy6zwO
どんだけはらぐちょの続き読みたいんだよwww



ちょっと待ってろ




711 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 18:59:04.90 ID:A6U6t7Eg0
『ハラワタぐっちょりかぐや姫』 第二部



小人のような大きさしかなかったかぐや姫の身体が突如発光し、みるみるうちに通常の人間の幼子ほどの大きさへと変貌を遂げた。

翁「何!?」

かぐやは笑う。

かぐや「くくく…これがわらわの本当の姿――さあ、この私を止められるか? 凡庸なる人間が」

翁「笑わせるな!」

瞬間、翁は地に落ちていた鉈を拾い上げると、身体の全筋肉を駆動し、かぐやへ向けて投げつけた。
そのあまりの速さに対応の遅れたかぐやの腕は、音を立てて身体から乖離した。
血がしぶく。

かぐや「――ほう、ただの人間ではなかったようだな」

翁「超えた合戦数知れず…老兵にしてますます顕在といったところか」

かぐや「面白い。その力、見せてみよ」

翁「言われなくとも!」




714 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 19:08:25.21 ID:A6U6t7Eg0
拳を握り固め、老兵翁はかぐやへ突貫する。

かぐやは口元を吊り上げると、千切れていない方の腕を翁にかざした。
すると、突如として突風が巻き起こり、翁は体勢を崩し、山の斜面を転がり落ちた。

かぐや「わらわは妖術を体得しておる…そなたに勝ち目はない」

笑みを崩さぬままに、かぐやは千切れて転がった腕に向けて再び手をかざした。
すると、千切れた腕が宙へ浮き上がり、かぐやの元へ戻っていった。
腕が合致し、何事も無かったかのように再生した。

翁「やはり、化け物…」

かぐや「脆弱な人間よ。そなた、中々に面白い男であるな。
どうじゃ、今引けば命だけは助けてやらんこともないぞ」

翁「断る」

翁は眉間に皺を深く刻み、すっとかぐや姫を見据えた。

翁「この命、大和へ捧げる覚悟である。逃げようというのであれば、とうの昔にそうしている」

かぐや「見事」

かぐやはいよいよ口元を歪め、楽しくて仕方が無い風であった。

かぐや「そなた、実に気に入った。では、わらわもそなたの覚悟に答えよう」

715 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 19:16:04.92 ID:A6U6t7Eg0
かぐやは両手を天にかざすと、その頭上に巨大な光球が出現する。
周囲の竹やぶは嵐のようにざわめき、空は曇天に曇り、ただならぬ妖気が周囲に満ちていた。

かぐや「行くぞ――覚悟はよいな?」

翁「上等だ」

かぐやはかざした両手をそのまま自身の前方へと押し出した。
そして、光球が放出され、周囲の竹やぶとともに翁を飲み込んだ。

訪れた静寂。

かぐや(終わったな…)

翁「まだだ」

かぐや「!」

かぐやが振り返ると、そこには血塗れになりながらも、芯のある立ち姿を見せる翁の姿があった。

かぐや「ほう、生きていたか」

翁「この老兵、甘く見てもらっては困る。そう簡単には死なん故」



716 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 19:23:46.96 ID:A6U6t7Eg0
かぐや「して、それほどまでに傷つきながら、何ゆえに立ち続ける」

翁「国の為」

かぐや「――感服した。そなたを過小評価し過ぎていたようだ。
そなたは脆弱などではない。誇りある気高き人間ぞ」

翁「お褒めの言の葉、感謝する。が、それとこれとは別である。覚悟はいいか」

翁は震える腕を必死に持ち上げ、戦闘の構えを取る。

かぐや「…ふっ」

唐突に、かぐやの放つ様々な気が一度に収まり、かぐやは後ろを向いた。

翁「何のつもりだ」

かぐや「興がそれた。そなたと拳を交えるのはまたいずれにしようではないか。
それまで、せいぜい生き残ることだな」

翁「待て!」

かぐや「待たぬ。わらわが蘇ったからには、これから忙しくなるでな。
これは餞別だ。受け取っておけ」

翁は、ふっと身体が軽くなるのを感じた。見ると、体からは傷が全てなくなっていた。

かぐや「ではまた会おうぞ。人間よ。ははははは…」

翁「かぐや…かぐや姫ぇぇぇ!!」




717 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 19:24:25.83 ID:A6U6t7Eg0
第二部 完



718 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 19:27:26.90 ID:A6U6t7Eg0
キョン「長門嬢、何を書いている?」

長門「! う、うるせー!」バッ

キョン「?」

長門(あー、意外と続きが書きたいなんていえねー…)



719 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 19:32:16.22 ID:A6U6t7Eg0
キョン「まあいい。では次は私が書こう」



【キョン作 竹取】

そこには竹が一本、あつた。
否、それは本当に竹なのか、実のところ私にはそれを断定する材料があまりになかつたのである。
第一、その竹は竹と言ふにはあまりに歪な型を取つてゐた。まるで中に西瓜か何かをしたためてゐるかのやうな、そんな型ををしてゐたのである。
第二、そしてこれがもつとも奇怪なのであるが――その竹は、内部より何やら怪しげな光を放つてゐるのだ。その不気味さといえば、比類無きほどに奇怪であつた…




721 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 19:34:32.42 ID:A6U6t7Eg0
長門「――文体古っ!」

古泉「おいキョン、お前これどういうことだよ、馬鹿か!?
ちゃんと日本語で書けっ!」

みくる「馬鹿はあなたですわチンカス」

古泉「ち…ちん…」

キョン「ふむ」

長門「まぁいいさ、ハルヒはどうなんだ?」

ハルヒ「えっと、私は…」




723 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 19:44:11.71 ID:A6U6t7Eg0
【ハルヒ作 竹の中の女】

いやこれ、昔むかしの話なんですけどね…

あるところに、竹やぶがあったんですよ。薄暗くて、妙な生暖かさがあって、何だかすごぅく不気味なんです。

で、そこにある日、一人のおじいさんが竹を切りに来たんですね…おじいさん、その日は妙に竹の切れがいいからって、ついつい竹やぶの奥の奥へと来てしまった。

で、ふと気がつけば、自分でもはいったことの無いような藪の中。おじいさんは少し不安になって、辺りを見回したんですけど、どこを見ても同じような藪ばかり。おじいさん、かわいそうに、迷ってしまったんです。

すると、自分のいる少し開けた藪の広場の中心に、一本、薄暗い割にみょ~にはっきりと見える竹があったんですね。

おじいさん、何だかどうにもそれが気になって気になってしょうがない。で、ついつい鉈を持って、竹に近づいていった。

鉈を振り上げ、その竹をばっさりとやってしまった。

すると。

中から――にやりと笑う、恐ろしい笑顔の子供が…




726 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 19:46:45.77 ID:A6U6t7Eg0
長門「怪談か!!」

ハルヒ「あぅ、ご、ごめんなさい」

ぷるぷる…

キョン「ん? どうした長門嬢。顔が青いし、何やら小刻みに震えているが、まさか――」

長門「うるせー! べ、別に怖がってねーよ!!」

キョン「自白しているではないか」

みくる「では、お次は私が」




729 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 20:13:50.62 ID:A6U6t7Eg0
【みくる作 無題】

長門様!長門様!長門様!長門様ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!長門様長門様長門様ぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!長門様のサラサラの銀髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説12巻の長門様かわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期放送決まって良かったね!あぁあああああ!かわいい!長門様!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
長 門 様 は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の長門様が私を見てる?
表紙絵の長門様が私を見てるぞ!長門様が私を見てるぞ!挿絵の長門様が私を見てるぞ!!
アニメの長門様が私に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私には長門様がいる!!やったよ鶴屋!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの長門様ああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあキョン様ぁあ!!こ、古泉ー!!ハルヒぁああああああ!!!朝倉ぁあああ!!
ううっうぅうう!!私の想いよ長門様へ届け!!ハルゲニアの長門様へ届け!




730 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 20:15:37.27 ID:A6U6t7Eg0
長門「…」

キョン「…」

ハルヒ「…」

みくる「どうですか?」

古泉「マジキチ」

古泉「…さて、俺の出番か。任せとけ」



731 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 20:23:58.31 ID:A6U6t7Eg0
【古泉作 誘惑のかぐや姫】

かぐや「あん…駄目よ、こんな竹やぶの中で…」

古泉「構うもんか。誰も見てやしないさ。俺と、お前の、二人っきりだぜ…? 楽しもうよ」

かぐや「あ…んっ、ふ、ん、んっ…」

かぐや「あっ、あっ、だ、駄目よ、そこは…ああぁん!」

かぐや「あっ、はっ、はぁあ、んっ」

かぐや「あ――いや、下は…あああああっ!」

かぐや「や、嫌ぁぁぁっ、あんっ、んっ、んっ、ふっ、んんん…」

かぐや「あっあっ、いい、いいのぉ! 古泉さんの股間の竹、すごく硬くていいのぉ!
奥までぐりぐりされるのいいっ! あっ、あっ、らめぇぇぇぇいちゃううううう!!!!」

ビクンビクン

かぐや「はぁぁ~…いいのぉ…もっと欲しいのぉ…」



733 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 20:28:13.05 ID:A6U6t7Eg0
長門「ただの破廉恥小説じゃねーか!」

みくる「下半身のけだもの!」

ハルヒ「…」(軽く椅子を後ろに引く)

キョン「お前と来た日には…まったく」

長門「おいおい困ったぜ、まともなのがせいぜいハルヒとオレのくらいで、ギリギリがキョン、他はキチガイとエロじゃねーか」

古泉「お前のはまともなのか?」

キョン「おかしいな…私の主題選択にミスはなかったはず」

長門「どうすりゃいいんだ…」




735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 20:32:22.21 ID:9ArAM3wL0
古泉キメェwwwwwwwwwwwwww



740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 20:48:48.58 ID:A6U6t7Eg0
ガラリンコ

長門「ん?」

朝倉「どーも、こんにちわ」

ハルヒ「朝倉さん!」

朝倉「キョン、頼まれてたもの、持ってきたわよ」

キョン「そうか、わざわざすまないな」

朝倉「いいってこと。気にしないで。それじゃ」

ガラリンコ
ピシャッ

キョン「皆喜べ。助け舟だ」

長門「なんなんだその紙の山は」

ハルヒ「もしかして…」

キョン「朝倉嬢が収集した寄稿原稿だ。希望者を募り、投稿してもらった。これで頁を稼げるはずだ」




741 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 20:49:28.85 ID:A6U6t7Eg0
長門「流石だ! 手が早ぇぜキョン! ナイス!!」

キョン「礼なら朝倉嬢に言うことだ。彼女が上手く仕切ってくれなければ、駄目だったからな」

長門「朝倉…貸しが出来ちまったみてーだな」

キョン「ともあれ、これで原稿は問題ない。さぁ、堂々と部誌を発行しにゆこうではないか」



743 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 20:56:52.93 ID:A6U6t7Eg0
――――翌日

ガラリンコ

ハルヒ「あっ、長門さん、どうでした?」

長門「…」

ハルヒ「長門、さん?」

長門「部誌…発行を許可するだとさ! つまり、この部は存続だ」

ハルヒ「本当ですか!?」

古泉「よっしゃあ!」

みくる「やりましたわね長門様!」

長門「ああ、これも、皆のお陰さ」

キョン「主に寄稿文だがな」

長門「ま、ともあれ、めでたしめでたしさ」

キョン「終わり良ければ全てよし」




744 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/21(金) 20:58:19.21 ID:A6U6t7Eg0
てなわけで終了です



747 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 21:03:52.86 ID:9ArAM3wL0




762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 00:02:37.38 ID:zRjnGIiOO
長門のかぐや姫が本編より楽しくかんじた俺は異常



787 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 08:57:00.00 ID:J9ey0K+y0
        __
       `ヽ, `ヽ
        ,.' -─-ヽ.    保守
      <i !レハハハ))☆・*。
        ル(リ_゚ -゚ノ /   +;
       *゚/ノwk」つ 。*゜
      ゚・と〈/_l」 ・*+。
          し'   。*゜
        `・+。*・ ゜



810 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 13:39:31.02 ID:Ue/98iyOO
――――金曜日、放課後



ガラリンコ

長門「…今日はまだ誰も来てねーのか。
仕方ねぇ、本でも読んでよう…」





長門「…」

長門「何故誰も来ない…」

ガラリンコ

長門(お、やっと来たか)

キョン「やぁ長門嬢、遅くなった」

長門「おぅ、遅いぜキョン」



811 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 13:41:49.92 ID:Ue/98iyOO
キョン「ふむ、他の者は」

長門「それが今日に限って誰もいねーんだ」

キョン「そうか」

長門「ああ」

キョン「では待とう。他の者たちが来るまで」

長門「あ、ああ」

キョン「本を借りるぞ」

長門「どうぞ」

キョン「…」

長門「…」

キョン「…」ペラッ

長門「……」




813 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 13:46:02.90 ID:Ue/98iyOO
長門「…おい!」

キョン「どうした」

長門「何だよこの沈黙は!
何かスゲー気まずいだろうが!!」

キョン「何も気まずいことがあるかね?」

長門「か、仮にも、その、オレたち一応…それなんだからさ。
何か話す話題とかねーのかよ」

キョン「それとはどれかね?
これかね? あれかね?」

長門「知るか!
いや、だから…その、こ、こ」

キョン「コケコッコ?」

長門「死ね馬鹿野郎!」




819 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 13:56:52.20 ID:Ue/98iyOO
長門「恋人だよ恋人!
カップル! 仲睦まじき男女関係!」

キョン「何も大声で言うことはなかろうに…」

長門「マジで殴るぞお前」

キョン「そうだな…例えば我々の間柄で、中身もへったくれもないような凡庸な会話を交わし、
互いを分かりあえたような錯覚を覚えても、仕方があるまい」

長門「む、言ってくれんじゃねーかよ。
お前にはその大切さが分かってねぇよこのタコ助」

キョン「その呼び名、久しぶりに聞いたな」

長門「んなこたぁどーでもいい!
大体、オレらあれから何の進展もねーじゃねーか!
仮にもカップルならデートの一つにも行くってのがデフォルトじゃねーのか?」

キョン「では明日さっそく、行こうか」

長門「うんうんそーいうこった。



――えっ?」

キョン「デートにいこう長門嬢、いや、長門」




820 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:01:44.73 ID:Ue/98iyOO
長門「え、いや、そん…な、
きゅ、急に言われても、心の準備ってモンが…」

キョン「では嫌なのかね」

長門「い、嫌じゃないです…っ、じゃなくてっ、嫌じゃねーよ!」

キョン「では明日行こう。決まりだな」

長門(キョ、キョンと、デート…キョンと…)



821 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:06:12.94 ID:Ue/98iyOO
ガラリンコ

キョン「ふむ、なんというタイミングで皆登場だ」

古泉「何の話だよ」

キョン「何でもない、こちらの話だ。ではさっそく今日も部活を始めようか」

長門「…」ぼーっ

みくる「長門様? どうかしましたか?」トントン

長門「ひゃううっ」びくっ

みくる「――っ!」

長門「み、みくるかよ!
脅かすなよ!!」

みくる(長門様ひゃううって今言ったああなんて可愛らしいのかしらああ駄目だ鼻血放出確実っていうか出していいですわよね出しちゃいますか出しますよ)




823 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:08:04.94 ID:Ue/98iyOO
ハルヒ(そういえば私…空気化してますね…あはは…
別にいいんですよ…ね、あは、あははは)




825 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 14:12:12.64 ID:RJJ1N9WV0
>>823
あ、自覚しちゃったw
というか、原作のハルヒもここのハルヒくらいおしとやかだったらモテるだろうに……
(その代償としてストーリーが進まなくなるけど)



826 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:12:34.02 ID:Ue/98iyOO
――――翌日

長門「こ、これで別にいいよな…?
た、ただのデートだし」

(現在の装備:ジャラジャラのパンクファッション)

長門「…うん、大丈夫だ。多分。
よし、行くか」




827 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:20:00.78 ID:Ue/98iyOO
――――待ち合わせ場所の駅前



長門(あいつ…まだかな?
まぁもっとも、待ち合わせ時間ままではもうちょいあるけど)

――五分後

長門(まだか? ちょうど待ち合わせ時間だけど)

――更に五分

長門(何してんだアイツ…男のくせに待たせやがって)

――更に五分

長門(野郎!!)

ピッピッ、プルルルル…

キョン「もしもし」




828 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:21:19.40 ID:Ue/98iyOO
長門「テメェ! どういうつもりだボンクラが!!
もう十分の遅刻じゃねーか!」

キョン「いや、それは違うぞ長門」

長門「何が違ぇってんだよ、ああ!?」

キョン「何故なら私は君の背後にいるからだ」ポンポン

長門「ひゃああっ!?」びくびくっ
キョン「やぁ」

長門「『やぁ』じゃねぇボケ野郎!!」ボカッ




830 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:23:53.00 ID:Ue/98iyOO
キョン「む…出会いがしらに一発決めてくるとは。君もやるな」

長門「恋人に出会いがしらから奇襲かける馬鹿がどこにいる!」

キョン「どこだろう。是非見てみたいものだ」

長門「オメーだよ馬鹿野郎!!」

キョン「さて、面白くなってきたところでさっそく行こうか」

長門「いきなり修羅場だろうが!」




832 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:29:10.76 ID:Ue/98iyOO
長門「キョンよ、オメーホントにデートの趣旨理解してんのか?」

キョン「参考文献は読書済みだ。
デートのコースも雑誌を参考に決めて――」

長門「…ぷっ」

キョン「む?」

長門「あははは、い、いるんだこーいうの本当に!
お、面白ぇ! あっはっは!」

キョン「?」

長門「いいかい天下のキョン先生、
んなもんは文献とかじゃ分からねぇもんなんだよ。
よし分かった、ちょっとついて来いよ」グイッ

キョン「うおっ」




842 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:43:09.55 ID:Ue/98iyOO
長門「ほら、急げよキョン、さっさと行こうぜ」

キョン「そんなに腕を引っ張るな、千切れる」

長門「ありえねーよ。いいから行くぞ」






朝倉「…あの二人、やはり、デート…
朝からずっとキョン君にくっついてきた甲斐があったわ。
…私もこっそりついていこう」



846 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:48:27.63 ID:Ue/98iyOO
――――ゲーセン



長門「よし、まずはゲーセンで遊ぼうじゃねーか。
とりあえずUFOキャッチャー、なんて、ちょっとチープか?」

キョン「そうでもないのでは?
やはり景品が取れると嬉しいものだ」

長門「よし、じゃあやるか。見てろよキョン、オレの腕前を見せて――」

ウィーン…ぽろっ

長門「見せて…」

ウィーン…ぽろっ

長門「見せ…」

長門「見…」

長門「…」




847 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:48:53.37 ID:Ue/98iyOO
長門「…………」

キョン「…なんだ、その、次があるさ」

長門「うるせぇ! うう…」




851 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:53:15.80 ID:Ue/98iyOO
キョン「よし、では代わりに私が」

ウィーン…ガシッ
…ポトッ

キョン「まず一個だ」

長門「早っ!」

ウィーン…ガシッ
…ポトッ

ウィーン…ガシッ
…ポトッ

ウィーン…ガシッガシッ
…ポトッ

長門「二連チャンゲット後の人形二つ掴んで入手――だと!?
こいつ…ただ者じゃない…」

キョン「なんだ、初めて故に厳しいかと思ったが、なるほどな」

長門(…オレって一体)




852 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:55:57.00 ID:Ue/98iyOO
長門「クソッ! おい、こうなりゃメタルスラッグだ!
行くぜキョン」

キョン「うおぅ」ズルズル…



854 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 14:58:40.82 ID:Ue/98iyOO
長門「…」ガチャガチャ

長門「…」

長門「…俺さぁ」

長門「…この捕虜みてぇなヒゲのじいさん、結構好きだわ」

長門「…なんか面白いし、アイテム落とすし」

長門「…」

長門「――よし、クリアだ!
あースッキリした。次ストⅣやろうぜキョン」ぐいっ

キョン「オゥフ」ズルズル…




856 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:03:50.03 ID:Ue/98iyOO
長門「さぁ、ストリートファイターは知ってるだろ?
これ新しいヤツな。やろうぜ。
向かいの台座れよ」

キョン「了解した」

長門「…その、モノは相談なんだが…
もし今から三回連続で勝ち抜いたら、オレと…キス、してくれねーか?」

キョン「了解した」

長門「ちっ、淡白なヤローだな。さめちまうぜまったく。
じゃ、キャラ選べよ。オレはヴァイパー」

キャラ「ではダルシムで」

長門「何でそんな微妙なキャラ選択なんだよ!」

キョン「よいではないか。では行くぞ」

長門「ぃよっしゃあああ!」




857 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:08:07.61 ID:Ue/98iyOO
――――……

長門「勝ったッ! 第三部完!」

キョン「むぅ。まさかヨガフレイムを全てかわされてしまうとは」

長門「オメーそれしか出してねーだろうが」

キョン「では次は…エドモンド本田でいくか」

長門「だから何でそういうのばっかり選ぶんだよお前は!」

キョン「ではサガットで」

長門「たいして変わらねぇよ。まぁいいか、それじゃあやるか」




858 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:12:24.77 ID:Ue/98iyOO
――――……

キョン「むぅ」

長門「やったぁ!」(春麗の勝利風に)

キョン「まさかまた敗北とは」

長門「だってハイブレイしかだしてねーじゃんお前」

キョン「まぁいい、次こそ――」

トンッ

キョン「!」ガクッ

朝倉「ごめんなさいねキョン君。
でも私――見てられないからつい、ね」

朝倉(良かった、長門ちゃんは気づいてないみたい。
キャラはベガでいいか)

朝倉「行くわよ長門ちゃん。止めて見せるわ」




860 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:16:21.78 ID:Ue/98iyOO
ベガ「サイコクラッシャー!」

ヴァイパー「きゃあああ…」ドサッ

長門「何っ!」

朝倉(ほっ、良かった…
じゃあねお二人さん)

長門「くそ、何でいきなり強いんだよおま――
あれ? 寝てる?」

キョン「…」

長門「いや、なんかこれ気絶してねーか?
おい起きろキョン」ゆさゆさ

キョン「…むっ」

長門「大丈夫かよ、しっかりしな」

キョン「おかしいな、私はいつの間に…」

長門「疲れたんじゃねーの?
とりあえずゲーセン出ようぜ」




861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:16:54.18 ID:N0Md0ECK0
長門きづけwwww



862 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:19:59.64 ID:Ue/98iyOO
――――喫茶店



長門「とりあえず何か飲んで落ち着こうぜ」

キョン「何故さっき私は気絶したんだろうか…」

長門「知るかよ」

キョン「あ」

長門「?」

キョン「しまった…サガットではなくブランカを選べば…」

長門「そっちかよ!」



864 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:23:08.70 ID:Ue/98iyOO
長門「さて何にする?
オレはブラックとチーズケーキで。
お前は?」

キョン「水」

長門「え?」

キョン「水(真顔)」

長門「喧嘩売ってんのかオメーよぉ…ああ?」バキボキッ

キョン「では粗茶を」

長門「ホントにお前と来た日には…はぁ」




865 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:34:57.87 ID:Ue/98iyOO
店員「お待たせしました~」コトリ

長門「あっ! こりゃたまらん!
ヨダレずびっ!」

ぱくっ

長門「ゥンまああ~いっ!!」

キョン「静かにしたまえ奥泰。いや長門」

長門「こいつは美味いぜキョン。お前にも一口食わしてやるよ」

キョン「では有難く」

長門「…は、はい、あーん…」

ヒュン!!

キョン「…」

長門「…あれ?
ケーキがない?
おいおいキョン、何もそんな速さで食いつくこたぁ…」

キョン「私は食べていないが」

長門「えっ? じゃあ一体誰が…」

朝倉「ま、中々美味しいわね」モグモグ




870 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:41:23.92 ID:Ue/98iyOO
長門「ふぅ美味かった。じゃあ次は水族館にでも行くか」





――――水族館

長門「…」

キョン「どうした」

長門「つまらん! 帰ろうぜキョン!」

キョン「自分で言い出しておいてからに」

長門「泳げねぇとかつまんねぇ!」

キョン「普通泳げんよ」




871 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:44:23.17 ID:Ue/98iyOO
長門「今晩のおかず用の魚も狩れないとか、冗談じゃねぇ!」

キョン「普通そうだが」

長門「えっと、じゃあ次は…」

キョン「すまない、頼みがあるんだが。連れていってくれないか」

長門「どっかいきてーのか?」

キョン「長門、お前の――出身中学だ」

長門「!」




872 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 15:47:34.62 ID:Ue/98iyOO
――――中学校



キョン「ここか」

長門「ああ」

キョン「…ここが、お前にとっての、人生の岐路か」

ぷるぷる…

長門「…」

キョン「怖いのか?」

長門「…少しだけ、な」ぎゅっ

キョン「大丈夫だ。私がいる。安心しろ」

長門「…」




877 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 16:09:54.57 ID:Ue/98iyOO
キョン「一度見ておきたかった。お前にも、その必要があったはずだ」

長門「…踏ん切りなら、もう付けたさ。
大丈夫、私はもう歩けるよ」

キョン「長門…」

長門「…」ニコッ



?「あるぇ~? そこにいるのって、もしかして長門ぉ~?」

長門「!!」

?「きゃはっ☆ やっぱりね~。
ネクラのぶっ壊れ長門じゃん」

長門「その声…」




879 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 16:17:51.22 ID:Ue/98iyOO
スイーツ「アタシのこと覚えてない?
ホラ、アンタのこと随分世話してやったスイーツ(笑)」

長門「あ…
…………」

スイーツ「どーしたの押し黙っちゃってさぁ?
だからネクラなんて言われンだよ。キモッ。
あっ、脇のヒトってもしかして彼氏サン? ど~も~始めまして。長門の昔のお友達のスイーツで~す」



880 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 16:24:33.34 ID:Ue/98iyOO
スイーツ「つーかアンタなんでここにいるワケ?
アンタ遠くの学校いったんじゃないっけ?
一人で(笑)」

長門「わ、私、は…」

スイーツ「でた! 必殺クチゴモリ(笑)
キモいネクラのキモい技(笑)
だからアンタキモいんだって、さんざん調教してやったじゃん。
ト・イ・レ・と・か・で☆」

長門「あ――いや…いやぁ」へたり

スイーツ「ぷぷっ(笑)座り込むとか(笑)
やっぱりキモい(笑)悲劇の(笑)ヒロイン気取り(笑)

さっさと死ねよお前なんかよ!
マジできめぇんだよゴミ女!!
まだわかんねぇのかカス!!!!」

長門「ひぅっ…ひっく」

スイーツ「アハハ、泣いてやんの(笑)
マジで面白――」

パァン

スイーツ「――!」




881 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 16:27:47.74 ID:Cf4UB1reO
鬱展開が見えない素晴らしさ



884 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 16:29:28.75 ID:Ue/98iyOO
キョン「いい加減にしろ」

スイーツ「ってーな…何すんだよこのブサメン野郎!」

キョン「気持ち悪いのはお前の方だ。
見た目も汚ければ心はもっと酷い。なんという下品な女だ。見たこともないほどだ。


さっさと失せろ。さもなくば覚悟しろ」ギロッ

スイーツ「ちっ…っせーな、分かったよキモヲタ。
あばよネクラ共。せいぜいキモく這いずり回れば?」

キョン「お前とは言葉を交わす価値もない。どうした、早く消えないかッ!!!!」

スイーツ「っ」ダダダッ…

キョン「ふぅ、行ったか」




885 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 16:30:53.24 ID:TGP2hWCj0
このハゲになら任せられる!



887 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 16:33:45.86 ID:t4TIJQ7k0
何でここのキョンはこんなにかっけええんだよwww



888 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 16:33:56.06 ID:Ue/98iyOO
キョン「大丈夫か?」

長門「…」ダッ

キョン「あ、おい!」



――公園

長門「…」

キョン「はぁはぁ…長門」

長門「踏ん切り、付いたと思ったんだけどな」

キョン「…大丈夫さ。時間はいくらでもある。
ゆっくり、向き合えばいい。
その時までは、私が、いや、俺がそばでずっと支えてやる。だから」

長門「キョン…」

キョン「長門」



長門「ありがとう…」




892 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 16:47:30.92 ID:Ue/98iyOO
スイーツ「クッソ…覚えとけあのクソアマ。
今からダチ全員に色々流してまた潰してやる…覚悟しとけ」

ピッピッピッ…
ガシッ

スイーツ「!?」

朝倉「やめなさい」

スイーツ「んだテメーは!!
邪魔すんじゃねぇぞこの――」

スッ…

スイーツ「! ナ、ナイ――」

朝倉「殺されたくないのなら」

スッ

スイーツ「あ…携帯、返せよ」

バキッ(携帯の破壊音)

スイーツ「!」

朝倉「二人に、水を差すな。邪魔をするな。彼に迷惑を掛けるな。二度と話題にするな。
逆らえば、絶対に殺す」




894 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 16:49:40.81 ID:Ue/98iyOO
スイーツ「あ…」ガクガク

朝倉「それじゃ」スウッ

スイーツ「…」ジョロジョロ

朝倉(あーあ、失禁しちゃって。無様ね。ま、良い気味か)



朝倉「これでもう安心よキョン、長門ちゃん」



897 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 16:55:43.20 ID:Ue/98iyOO
(その後しばらく、二人は公園のブランコに座っていた)



長門「…そろそろ帰るか」

キョン「ああ、そうだな」

長門「今日は色々ありがとな。特に最後とか。
かっこよかったぜ。楽しかった」

キョン「また今度、デートしよう」

長門「ああ、約束する。絶対にな」

キョン「では、帰りは手を繋ごうか?」

長門「よせやい恥ずかしい。バカップル丸出しじゃねーか」

キョン「駄目か。では諦めよう」

長門「――少し、だけだかんな」

スッ

キョン「…ああ、少しだけ、な」

ギュッ




899 名前: ◆k.FDQwfQH6 :2008/11/22(土) 16:59:38.87 ID:Ue/98iyOO
その時繋いだ手の温もりは、生涯、鮮明に手の中へと残り続けるだろう。
消えかける眩しい夕陽の記憶と共に。












900 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 17:00:52.18 ID:kCO4hixL0





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この記事へのコメント
しかし、サガットを選択したことは間違いではない。
あれはキチガイ性能……
2008/11/26(水) 00:39:53 | No.1621 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
しかしなんでハルヒの二次創作のキョンは大抵長門が好きなんだろうか。
2008/11/26(水) 06:08:27 | No.1624 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
まったくおかしいよな
長門は俺の嫁なのに
2008/11/26(水) 07:18:17 | No.1626 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
キョンが佐山にしか見えない
2008/12/08(月) 23:33:00 | No.1680 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
誰かさんに魅力が無いからだろ
2008/12/12(金) 21:51:31 | No.1713 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
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