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蒼星石「シュレーディンガーの猫?」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/13(月) 22:09:22.20 ID:9T7UZueG0




2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/13(月) 22:09:58.53 ID:14Oe8ZGQO
箱の中の猫だな



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/13(月) 23:03:11.29 ID:9T7UZueG0
にゃん。



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ブログパーツ 蒼星石「シュレーディンガーの猫?」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/13(月) 23:57:34.34 ID:MxAoRtaf0
蒼星石「そうそう。さすがJUM君。伊達に引き篭もってないね。でもね・・・」

ドスッ!!!

JUM「な・・・!?」

蒼星石「こうするとね『箱を開けるとネコは必ず死んでいるんだ』」

グリグリ

JUM[あ、当たり前だろ!や、止めろよ!」

蒼星石「さてここで問題です。毎日毎日ただただ家に引き篭もるだけで家族に世話をかけるだけの男の子がいます。」

JUM「!?」

蒼星石「彼は果して生きているのでしょうか?死んでいるのでしょうか?」




14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 00:08:12.74 ID:KybvRukI0
蒼星石「生物的には生きていると言うんだろうね?でもね、彼がしていることは全くもって生物的でないんだよ。
    ひたすら非生産的で自分の尻すら自分で拭えず、それどころか周りの足を引っ張ってばかり。」

JUM「止めろ・・・何が言いたいんだ・・」

蒼星石「その癖周りから何か不都合なことが起こるとひたすら殻に篭るんだよ?
    自分からは何もせずにひたすら嵐に震える子供のように外界に耳を閉ざし続けるんだ。
    ねぇ果して彼は生きているのかな?一生懸命努力している人間はそれを『生きてる』って認めてくれるのかなぁ?」

グリグリグリグリ




15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 00:20:39.37 ID:KybvRukI0
蒼星石「さて箱を開けてみようか?JUM君。」

JUM「!!?や、やめ・・・」

パカ・・・・

子猫「にゃあー」

JUM「・・・はず・・れてたのか・・」

蒼星石「それは違うよJUM君。ボクは殺すつもりで鋏を突き立てた。だから猫は必ず死んだと言ったんだ。
    このまま箱を開けなかったらボクらは『猫は死んだ』と思い続けただろうね。」

JUM「・・・」

蒼星石「だが猫は生きている。これは何故かな?偶然?それともこの猫が熱心なカトリックだったから?逆に悪魔に魂でも売り渡していたから?
    違う。それは猫が生きる努力をしたからだ。箱の上から突き立てられた『死』に対して生きようと必死だったからなんだ。」

JUM「・・・・・」

蒼星石「さてここで問題です。毎日毎日ただただ家に引き篭もるだけで家族に世話をかけるだけの男の子がいます
    彼は果して生きているのでしょうか?死んでいるのでしょうか?」




16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 00:25:57.54 ID:9+4Kbu7si
シュレーディンガーの猫って
生きてるか死んでるかについてじゃなくて
その猫の生死の状態が、量子力学の考え方で言うと
両方の重ね合わせになるってことを皮肉った話じゃなかったっけ?



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 00:35:15.32 ID:9+4Kbu7si
つまりこのSSの蒼が言ってることは
シュレーディンガーの猫とは少し違うと思うんだが



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 02:10:49.73 ID:QRlzQjNP0
JUM「い、生きてる!!」

蒼星石「へぇその心は?」

JUM「ぼ、僕だってただ怠惰なだけで引き篭もってんじゃない!!
    あんな、あんなことあったら学校にだって行きたくなくなるのは当たり前だろう!!
    誰もが僕を見下げてしかこない!!ただ普通と違う趣味もってるってだけなのに!!」

蒼星石「ボクが聴きたいのは何故彼が生きていると言えるのかだよ。」

JUM「・・・!?そ、そいつだって何もしてない訳じゃない!何か打開する様な・・・」

蒼星石「何かって何?してるっていつ?打開するって何を?」

JUM「止めろぉぉ!もう出て行ってくれぇぇぇ!」

蒼星石「たまに吼えれば誰もが許してくれるとでも本気で思っているのかい?
    ねぇJUM君答えてよ?早く。早く早く。早く早く早く。」




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 02:45:56.55 ID:QRlzQjNP0
不思議と落ちないスレ。>>1は何してんだよ。

JUM「もう分かった!そいつは死んでる!人間として死んでる!これでいいだろ!出てってくれ!」

蒼星石「・・・」

ビュッ!!

JUM「ヒッ・・・!?・・・・血・・ちががが・・・」

蒼星石「痛いかい?JUM君。ボクは今はずすつもりで突き刺した。だから君は生きている・・・。」

チャキ

JUM「や、止め・・・」

蒼星石「でも殺すつもりだったら?ねぇ?子猫は生きるためもがいたけど君はどうする?」

JUM「ぼ、僕が何を・・た、助け・・・」

蒼星石「祈るのかい?無神論者のくせに?命を請うのかい?死んでいると言ったくせに?
    分かるかいJUM君。君は自分が決定的に追い詰められたら猫にだって噛み付ける鼠だと心のどこかで信じている。
    だが現実の君は死を前にしても抗えない。震えて只只死ぬだけだ。自覚できた?自覚したね?自覚しろよ?」




33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 02:50:49.34 ID:g5yE7DhL0
こんな風に罵られながら射精したい



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 02:58:02.18 ID:Z3/mRWPeO
>>33
やぁ俺



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 03:01:46.43 ID:Fcm3atf1O
興奮してきた



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 03:02:43.30 ID:QRlzQjNP0
蒼星石「それを踏まえた上で質問を変えよう。
    その男の子は自分が駄目だと分かっているのに、自分がただ死んでないだけだと気付いているのに、
    毎日毎日同じことの繰り返ししかしません。毎日毎日毎日毎日。ど う し て で し ょ う?」

カシャンカシャン・・・

JUM「あぅあぅ・・・そ、それは・・い、いつか・・いや明日かr・・」

カシャン!・・・

JUM「ひぃっ!?」

蒼星石「ねぇJUM君?何でその男の子は当たり前にまたいつも通りの明日が来ると思い続けていられるんだろうね?
    いずれ家族は死ぬのに。その葬儀をするのは自分なのに。その棺に土をかけるのは自分なのに。」

JUM「そ、そんな・・・ずっと後の話されても・・」

蒼星石「気付いていない?ノン。気付いている。腹を括っている?ノン。そこまでの気概があるなら既に問題は解決されているさ。
    答えはシンプル。それでいて狂っているとしか思えない。どうにかなると思っているから。自分は猫に噛み付ける鼠だと信じているから。」




41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 03:16:25.66 ID:QRlzQjNP0
蒼星石「くっくっく・・・あっははははっはは!!!ははははは!!」

JUM「ひぃ!だ、誰か!誰かぁ!」

蒼星石「あーはははは!!笑いなよ!JUM君!こんな喜劇があるかい!!!
    その日暮さえできない男の子が!!やるヤるいって女さえ抱けない男が!!
    追い詰められた起死回生の何かをできると信じて止まないんだ!心の中からその甘えだけは永久に抜けない!!
    腕落とされようが!足落とされようが!家族を殺されようが!!自分のドール破壊されようが!!!!!!
    泣いて祈って這い回るだけの奴がさぁっ!!!」

JUM「止めろ、止めろ、止めろぉ!!」


    


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 03:36:57.76 ID:QRlzQjNP0
蒼星石「くっくっく・・・失礼。興奮しすぎたよ。
    ねぇJUM君。この白い部屋は気持ちいいかい?いいよね?
    狂ってるふりさえすれば、忘れているふりさえすれば、誰もが君を憐れんでくれる。優しい言葉をかけてくれる。
    でもこれはJUM君だけではないんだよ。世の中そんな人達で溢れている。
    自分の部屋のドアを閉めて、壊れるフリさえすれば、自分が不幸だ不幸だと叫んでさえいれば助かると思ってる人達はたくさんいる。
    いずれ何かがドアを叩くだろうとね。そしてそのチャンスさえ来ればいつでも自分は立ち上がれるとね。
    そういう奴に限って何故か自分のドアを叩きに来る人がいなくなる可能性だけは考えられない。」

JUM「何を言ってるんだ・・・ここは僕の部屋だ・・・ここは僕の家だ・・・。」

蒼星石「ねぇねぇJUM君ボクはそんな話はしていないよ?聴いていないよ?」

JUM「もう帰ってくれ・・・そろそろご飯なんだ・・下に行かないと・・。」

蒼星石「・・・そうだね。とりあえず今日はボクは帰るよ。じゃまして悪かったね・・。
    ・・・・ただ・・・食事は君の目の前にある。ちゃんと食べなよ。
    半ばで死ぬことも中途半端に生きることもボクは許さない。
    幸いにボクは長生きなんでね。君にはボクが気の済むまで生きてその後で死んでもらう。」

バタン

JUM「ううう・・・・ウエエエエエエ・・・ゲホゲホ・・・うう・・うう・・」




79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 13:35:17.78 ID:wnWjfXMe0

Nのフィールド

蒼星石「・・・今はそんな気分じゃないんだ・・帰ってもらえないかい? 
    駄目な奴を本当に駄目にならないようにギリギリまでいびるのも結構気をつかう作業でね。」

雪華綺晶「ふふふ・・・お心にもないことを・・ですが疲れているのなら尚のこと結構・・始めましょう・・・。」

蒼星石「・・雪華綺晶、君は何のためにアリスゲームをする?」

きらきー「?・・・脳でも蕩けましたか?我々がアリスゲームをする理由は絶対にしてシンプル・・・アリスになりお父さ・・」

蒼星石「姉妹で殺しあうように仕向けて自分は高みの見物決め込んでるクソッタレに会うためかい?」

きらきー「な!?・・・蒼星石・・貴方・・・!!!・・・お父様を侮辱するとは・・・!!」

蒼星石「ボクは本当のことを言っただけだよ。たしかにボクは妄信的にアリスゲームを、お父様を崇拝していたさ。
    だがその感情はおそらくボクらに原初からプログラミングされてるに過ぎない。一種の催眠みたいなもんだよ。」

ギリィッ!!
きらきー「もういい・・・もう喋るな・・何て汚らわしい・・貴方みたいな出来損ないが・・まだ生き恥晒しているだなんて・・!!」

チャキ
蒼星石「脳でも蕩けたかい?喋り方がたもててないよ?バープリン・・・」

きらきー「・・・喰い潰してやる!!この下賎な売女が!!!」




81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 14:14:55.09 ID:wnWjfXMe0
きらきー「ふ・・どうしました!?貴方も所詮口先だけのジャンクだったようで・・!」

蒼星石「・・・成程。たしかに君は強いね。随分とミーディアムを酷使しているみたいだけど。」

きらきー「つまらないことを・・・ミーディアムなど私達の力の媒介に過ぎません・・
     使い切ったならば次に変えればいいだけのこと!!」

蒼星石「ふーん・・・成程狂信者だ。ご苦労なことだね。」

きらきー「・・・本当に腐り果てていらっしゃるのね・・貴方の中のご姉妹もさぞかし苦しんでいらっしゃるでしょうねぇ・・」




83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 14:18:32.75 ID:wnWjfXMe0
蒼星石「・・・・・」

きらきー「ふふふ・・・鋏を持つ手が震えていますよ・・そう貴方の中の翠星石お姉様・・・
     いや、あれだけベタベタくっついていたのですから・・・きっと彼女もこ汚い売女に」

シャキン・・・
蒼星石「馬鹿にしたね?」

きらきー「!!!?(な、何これは・・・ぷ、プレッシャー・・・怯えている!?心の底からこの私が・・!?)」

シャキン・・・シャキン・・
蒼星石「馬鹿にしたね?ボクの命を?馬鹿にしたね?ボクら双子を?馬鹿にしたね?ボクの姉を?」

シャキンシャキンシャキンシャキン
蒼星石「スィドリーム・・・如雨露を・・ボクに如雨露を。」

きらきー「・・・鋏と・・・如雨露・・・ガチガチガチ(ヤバイ・・・コイツは・・何だか分からないけどヤバイ・・!)」

シャキンシャキンシャキンシャキンシャキンシャキンシャキン
蒼星石「逃げられると思うな。抗えると思うな。祈る時間があると思うな。そして・・・」

シャキーーーーーーーーーーーーーーーン
蒼星石「只で壊してもらえると・・・思わないでよ・・・?」




84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 14:19:46.60 ID:SDPdw9Tz0
あれ?いつのまにか違うスレにきたかと思った



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 15:16:13.53 ID:S3hZp8vm0
JUM「今日は雨か・・・」

蒼星石「雨で嬉しいみたいだね?」

JUM「!?・・・蒼・・星・・石・・。」

蒼星石「そうだよね。雨が降ってるだけで、事故が起こっただけで、具合が悪いだけで、
    その日一日を何となく過ごす言い訳ができるから。雨だから・・・本気を出すにはタイミングが悪いから・・・
    まぁそんな言い訳自分以外の誰も聴いてないんだけどね。」

JUM「・・・・・」

蒼星石「ああ、別に手を止める必要はないよ。今日はちょっとここに来るまで疲れちゃってね・・・。
    ほら?今日は昨日の君が言ってた明日だ。何かやったかい?その今を打開する何かって奴をさ?」

JUM「・・い、今からやろうと思ってたんだよ!」

蒼星石「へー。今日はもう一日が半分終っていると言うのに?それを言い訳に明日からでいいかと思ってるくせにかい?」

JUM「!?」

   


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 15:42:19.62 ID:S3hZp8vm0
蒼星石「・・・もう少し人と話す訓練でもしたらどうだい?カマかけるのが馬鹿らしくと思えてしまうよ。」

JUM「・・・放っておいてくれよ・・・どうしてこんな・・」

蒼星石「駄目だよ。君が放っておいて欲しいと思ってるのは今だけだ。ただ自分に不都合なことが起こりそうな今だけだ。
    本気で放っておかれると今度はどうして周りは自分にこんなに無関心なんだと暴れだす。
    そしてあらかた自分を傷つけ終わったら今度は他人に手を出す。今まで無自覚に掴んでいた足を今度は引っ張りまわそうとするんだ。
    社会一般ではそれを屑とかゴミとか言うね。君はそれの一歩手前なんだよ?」

JUM「違う・・・僕はそんなんじゃない!ただ周りが受け入れないだけだ・・気付かないだけだ・・。」

蒼星石「じゃあなんでボクの目を見て今の台詞を言えないの?どうして今日は努力していると胸を張って言えないの?
    負い目があるからだろう?何故それに気付いていて言い訳を並べる努力ばかりするんだい?」

JUM「黙れ・・・黙ってくれ・・」

蒼星石「ねぇJUM君苦しいかい?ならボクを突き飛ばして外に出るといい。
    それだけだよ。初めの一歩は本当にそれだけなんだよ。でもできないかい?できないよね?
    君は可哀想だからね。不幸だからね。外は危険だからね。自分を傷つける他人でイッパイだからね。」




95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 16:08:05.80 ID:S3hZp8vm0
JUM「黙れって言ってるんだ!!!」

ドンッ!!

蒼星石「・・・・ほら外に出なよ。」

JUM「うるさい!!帰れ!!」

蒼星石「はぁ・・・相変わらず・・・君は抜けた牙で吼えようとする・・。
    少し動くのは大きな変化から逃れようとする時だけ。それ以外はゴメンこうむるというわけだ。
    これは少し・・・荒療治が必要かな・・・。」

ビュッ!!ドス!!

JUM「う、うわ!!?」

蒼星石「動かない方がいい・・・まだ身体は恋しいでしょう?

    ねぇJUM君。真紅は死んだ。雛苺も君の姉も・・・翠星石も・・・・。
    だが生きている君はそれを認めない。弔いもしない。彼女達の意思を汲み取ろうともしない。
    忘れられないくせに!狂えてすらいないくせに!毎晩毎晩泣いてるくせに!!それなのに君も一歩も外に出ようとしない!!!
    ボクはそれが許せない。不幸だ不幸だと免罪符を出してればいいと思っている君が胸糞悪い。」
    



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 16:24:02.36 ID:S3hZp8vm0
JUM「・・・何言ってんだ・・蒼星石・・お前オカシイとは思ってたけど・・。」

蒼星石「止めなよ。言い訳ばかりする努力は止めろと言ったでしょう。
    君は引き篭もってからどれくらいたつ?もうドアは限界だったんだ。それが最悪の形で開いた。
    立ち上がるはずの君は立ち上がらず、さらに奥の部屋へと逃げた。
    兆候がなかった?時がたてばたつほどドアを叩く音がきつくなっていたのに気付かなかった?
    答えはノー。君は気付いていて、目を瞑って、耳を塞いで、そのツケが回ってきた時には逃げ出した。
    理解できたかいJUM君。ボクは取立屋。君はツケを払うんだ。
    とりあえずそうだね。君の臭い演技を止めてもらえないか?ボクはそう我慢強くない。」




132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 23:10:00.56 ID:C89lRiLH0
JUM「・・・・放せ・・お前の言ってることは訳がわからない・・今日だって僕はブスのご飯を食べたし、
    あいつらとも遊んでやった。今はうるさいから外に出してるけど・・・」

ザク!!

JUM「・・・・!!!」

蒼星石「・・・次は耳を落とす。止めろ。その限りなく空虚で憐れで笑えない喜劇を止めろ。」

JUM「狂ってる・・お、お前は狂ってる・・・!」

蒼星石「狂っていない。忘れてもいない。君もボクも。よくあるお話みたいに記憶がなくなればよかったのにね。
    でもね、記憶も時間もそんなに人に優しくはない。ボクらは過去からは逃げられない。」

JUM「うるさい!!!僕は・・・ぼくは・・・」

蒼星石「君が昨日も今日もそして明日も食べているのはこの病院の食事だ。
    君が遊んだのは真紅達の抜け殻だ。自分で覚えているでしょう。理解してるでしょう。
    君は『自分で』彼女達を鞄から取り出して鞄に戻したんだ。
    やってるのは君だ。やってないと言うのも君だ。憐れで哀れであわれでボクは君を殺したくてたまらない。」

    
   


135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 23:23:56.34 ID:C89lRiLH0
JUM「・・・じゃあ殺せよ。・・殺してくれよ・・。」

蒼星石「やっとボクの顔を見て話してくれたねJUM君。」

JUM「どうしてだよ・・・なんで殺さないくせに・・・僕の邪魔するんだよ・・。」

蒼星石「言ったはずだよJUM君。ボクは取立て屋だ。君のカウンセラーでも救い人でもない。
    大抵の人は君の境遇に同情するだろうね。それともよくある話だと唾吐いて見捨てる人もいるかもね。
    だがボクはそのどちらでもない。君なんぞに同情もしないし、見捨ててもやらない。
    只只付きまとって糾弾し続ける。ツケは必ず払ってもらう。その結末が何であれ・・・ね。」




137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/14(火) 23:44:46.67 ID:C89lRiLH0
JUM「勘弁してくれ・・・僕は・・・僕は・・・。」

蒼星石「・・・またお決まりの言い訳かい・・・そうやって君はずっと繰り返すんだね。分かったよ・・」

ガシャン

蒼星石「ほら鋏を貸してあげる。死になよ。それともボクを壊すかな?
     うん。答えは知っている。君は『何もしない』。自分はもちろんボクも刺せない。鋏さえ持てない。
     ボクが黙るまで布団でガチガチ震えるんだ。君は本当に成長しないね。引き篭もってる時からずっとそうだ。
     JUM君。この世で最も醜いモノが何か分からるかい?」

JUM「・・・・・・・」

蒼星石「生きてるか死んでるか分からない奴だよ。ただ死んでないだけの奴。自分の足で立てるくせに立たない奴。
     さてでは問題は初めに戻ったね。いいや初めからボクらの話は一歩も動いていないと言うべきかな。
     その男の子は自分が駄目だと分かっているのに、自分がただ死んでないだけだと気付いているのに、
     毎日毎日同じことの繰り返ししかしません。毎日毎日毎日毎日。ど う し て で し ょ う?」




141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 00:06:48.26 ID:OCMoK1iu0
JUM「・・・僕は頑張ったんだ・・・真紅達が来る前の僕は・・・お前の言うとおり駄目だった・・ひたすらに駄目だった・・・
    でも・・あいつらが来てからは・・・毎日が素晴らしかった・・輝いていた・・・なのに・・なのに・・・。」

蒼星石「・・・・・・」

JUM「あいつらは・・僕が学校にまた行くって決めた時・・・本当に嬉しそうだった・・・。のりも真紅も雛苺も翠星石も・・。
    あいつらはお祝いをしてくれるって言ってた・・・腕によりをかけてやるって・・・僕は家で楽しみに待ってろって・・・。
    でも・・・でも・・あいつらは帰ってこなかった・・。帰ってこなかったんだ・・・!」

ドン!!

JUM「どうしてだよ!!全部うまくいきそうだったのに!!全部うまく回ってたのに!!どうしてなんだよ!!」

蒼星石「JUM君・・・・」

ヒュッ!!ガスゥッ!

JUM「うえ!!??な・・う・・?」

蒼星石「優しく頭でも撫でてもらえると思ったかい?慰めの言葉をボクがかけるとでも思ったかい?」
     
ガスッ!ガスッ!ガスッ!

JUM「がっ!!止め!!うぐぅぇ・・・!?」

蒼星石「君は今・・・君の姉を真紅を雛苺を翠星石を言い訳に使った、
     今の腐りきった自分の原因だと吊るし上げた。冒涜した。侮辱した。」




142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 00:08:43.73 ID:sTExFFlP0
JUM「もっと、もっとだ!」



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 00:27:08.64 ID:OCMoK1iu0
「先生・・・今どこかから妙な音しませんでした?」

「ん?そうか?一応各部屋を見回っておこうか。場所が場所だからな・・・。」

蒼星石「・・・どうやら、今日はここまでの様だね・・・。」

JUM「うう・・・止めろ・・・止めてく・・れ・・。」

蒼星石「でもJUM君・・・次はないよ・・・二度と翠星石を侮辱することは許さない・・。」

JUM「どうしてだよ・・・どうしてここまで僕につきまとうんだ・・。」

蒼星石「それは・・・ボクの大好きだった姉が君を最後まで見捨てなかったから。思い続けたから。
     だから君は何らかの決着をつけなくちゃいけない・・・。そしてボクもね。」

JUM「蒼星石・・・お前は・・」

蒼星石「ボクはアリスになる。そしてボクはボクのやり方で決着をつける。さようなら、またね。」




147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 00:49:24.03 ID:OCMoK1iu0
Nのフィールド

カツカツカツカツ

蒼星石「・・・・翠星石・・・・どうして君は・・・」

きらきー「うう・・あ・ああ・・ああ・・」

蒼星石「・・・如雨露で肥大化するのは何も心の木だけじゃない。栄養を与えすぎればどんなものも醜く巨大化し・・・やがて自制さえきかなくなり・・・腐り落ちる。」

きらきー「あ・・あ・・殺・・し・・ころし・・・て・・」

カツカツカツ・・・

蒼星石「その意味がようやく理解できたようで結構だよ。」

シャキ・・・

蒼星石「ただ・・・ボクは今不機嫌でね・・・。」

ズバッ!!!!

きらきー「あああああああ!!!??」

蒼星石「君も・・・殺せと言う癖に鳴くんだね・・・簡単には壊してやらない・・・外側から削って・・・削って削って・・・削って削って削って」

きらきー「ああ・・あああ・・きょ、狂人・・狂ってるわ・・貴方・・・」

蒼星石「少なからずは・・ね。ボクらは姉妹で殺しあうのを当たり前だと思ってるんだよ。今更気付いたのかい?」




153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 01:52:04.86 ID:OCMoK1iu0
蒼星石「・・・持っているローザミスティカは・・・2つ・・か。これは・・・雛苺のものだね。なるほど。君が掠め取っていたのか。
     1つはボクに・・・そして1つは雪華綺晶が・・・残りの1つは・・・まぁ向かう先は見当がつきそうだね・・・。」

スゥッ・・・・

蒼星石「これでローザミスティカは4つ。下らない劇も幕のいよいよ幕引きが近い・・・。待っていてくださいよ・・『お父様』」

カツンカツンカツン






金糸雀「・・・助かった・・いや・・見逃された・・が正しそうかしら・・。」

きらきー「・・・・・」

金糸雀「むごい・・・・・・あの事故で・・・蒼星石も・・・・・世界も大きく歪んでしまった・・・。」

金糸雀 「終ってしまう・・・アリスゲームが終ってしまう・・・みっちゃん・・・カナはどうすればいいのかしら・・・。」 




154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 01:58:11.92 ID:IKFav3jc0
事故なのか・・・(´・ω・`)



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 02:17:31.54 ID:OCMoK1iu0
JUM「・・・・今日は・・アイツは来ないみたいだな・・・ふぅ・・これでゆっくりできる・・・」

ピコピコピコ ピョーンピョーン

JUM「・・・・・・・・・」

ピコピコピコ  ピョーン ヒュー  テレッテテレッテテレテレテー

JUM「・・・・・・糞!!」

ガン!

JUM「くそう・・・くそ・・くそ・・・悪いかよ・・・どうしろっていうんだよ・・・どうすればよかったんだよ・・・
    狂うしかないだろ・・・それが駄目なら演じるしかないじゃないか・・・ひたすら虚しくたって・・・馬鹿だって分かってたって・・・
    頑張った結果があれだったんだぞ・・・誰だって・・・誰だって・・・畜生・・畜生・・・。僕は悪くない・・・僕は・・・僕は・・・」

  「相変わらずなのねJUMは。」
          「まぁそういう純な所もJUM君の可愛い所なのよぉ!」
     「甘いですねぇ。こういう性根の腐った奴は根っこから改善してやらないと駄目ですぅ。」
    「でも蒼星石はやりすぎだとおもうのー。」

JUM「・・・畜生畜生畜生・・・なんで奇跡が起きないんだよ・・・なんで・・・誰の声も聴こえてこないんだよ・・・
    全部僕の妄想だ・・・戯言だ・・・畜生・・・ちくしょー・・・。」




156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 02:41:56.66 ID:OCMoK1iu0
Nのフィールド

蒼星石「まさか・・・君の方から声がかかるとはね・・・金糸雀。」

カナ「・・・蒼星石。この前は見逃してくれて感謝するのかしら。おかげでみっちゃんとたくさんお話できた。」

蒼星石「・・・・」

カナ「みっちゃんといろんな所に行った。みっちゃんにいろんな服を着せてもらった。みっちゃんに山盛り卵焼きも食べさせてもらった。」

カシャン・・・

蒼星石「抜きなよ・・・金糸雀・・・ここに世間話に呼んだ訳じゃないだろう?」

カナ「みっちゃんにたくさん笑わせてもらった。みっちゃんはたくさん笑ってくれた。」

ビッ!!

蒼星石「黙りなよ。ボクの同情を引こうってことかな・・?・薔薇乙女一の策士が聴いて呆れ

カナ「黙るのはアンタかしら。この殺人快楽者野郎。」




159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 03:00:48.02 ID:OCMoK1iu0
カナ「ピチカート!!」

バァーッ!!!!!!!!!!!!

蒼星石「・・・これは・・・」

カナ「ここは3801世界。最も音が飛び、最も音が反響する世界。
   蒼星石・・・カナに同情を引くのかと言ったわね・・・。今の言葉はあなたへの餞。
   心が壊れてしまって只只崩れていく貴方へのカナの最後の優しさかしら・・・。」

蒼星石「どうやら・・・ボクは君を見縊って居た様だね・・・。ボクは君を臆病者の鼠としか考えていなかった。
     だけど・・・君はどうやら・・・猫さえ食い殺す鼠だったようだ。謝ろう。すまなかった誇り高き第2ドール・・・金糸雀・・お姉様。
     スィドリーム・・・ボクに如雨露を・・・。」

カナ「蒼星石。カナは自分達がかわいそうだとは思わないわ。アリスゲームの中で踊り狂う。それが私達なのかしら。」

蒼星石「・・・。では・・・ダンスの御相手を・・・・お姉様。」

カナ「胸を貸すわ・・・可哀想な妹・・・」



蒼星石カナ「「蹴散らしてあげる」」




180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 10:26:32.42 ID:FFnAQ6ZS0
残ってるか。マターリいく。


ギャァーーーーーンッ!!

蒼星石「チィッ(音による不断広範囲攻撃・・成程・・・金糸雀・・ボクに近づくことすらさせないということか・・だけど)」

カナ「ピチカート!!もっとクレッシェンドを・・・もっとアッチェランドを・・・more more more more !!!!」

ビキビキ・・・ピシ・・

カナ (・・・もうあまり時間をかけても・・いられないようね・・・)

蒼星石「・・どうやら体が悲鳴上げ始めた様だね金糸雀?これだけ大きい音となると演奏者の君も
    完全には音をコントロールできないと言った所かな。」

ピタ・・・・

カナ「ええ、そうね。このまま弾き続けたらもれなく体はバラバラかしら・・・でも・・それで・・だから・・何?」

ギヤャァァァァァァァァァァァァァァァン!!!

カナ「腕の一本でも・・指の一本でも・・・糸の一本でも繋がってる限り演奏はできる・・・
   決着をつけましょう。あまり汚くなって帰ってみっちゃんを驚かせたくはないかしら。」




182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 10:47:45.95 ID:FFnAQ6ZS0
ガチャ・・ゴソゴソ・・・

JUM「・・・・こうやって鞄を置いて置けば・・・お前らの方から起きてくれると思ったんだけどな・・・。
    はは・・・もう今日は無理か・・・9時を過ぎてるもんな・・・お前らは寝る時間にだけはやたら厳しいもんな・・。」

蒼星石「そうだね。だけどできることもある。そうやって自分で自分を慰めるよりはもっとマシなことがね。」

JUM「!!?お、お前・・・何時だと思って・・・ん?何を抱えて」

ボトボトボトボト・・・

JUM「な、何だ・・・人形!?こ、これって・・・か、金糸雀か・・!!?」

蒼星石「直して欲しいんだ。バラバラだった真紅達をそこまで修繕したのは君なんだろう?」

JUM「・・・蒼星石・・・お前・・・お前が・・やったのか・・」

蒼星石「愚問だね。君は何を考えてそんな質問をしてるんだい?そんなことより直してあげてよ。
     彼女をミーディアムのところへ持って帰る。二度とは動かないけどね。それが彼女の望みだから。」




184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 11:08:40.47 ID:FFnAQ6ZS0
数十分前  Nのフィールド

蒼星石「・・・レンピカ、ベリーベル、スィドリーム、・・・戻れ・・。」

金糸雀「・・・やっぱり・・自力の差は覆せないものね・・・」

蒼星石「君は信じられないぐらいよく戦ったよ・・・金糸雀。
     君がローザミスティカを1つでも体に入れていたら勝負は見えなかっただろうね。」

金糸雀「・・・一つだけ・・・お願いしてもいいかしら・・・。」

蒼星石「・・・・・」

チャキ

金糸雀「みっちゃんに・・会いたいかしら・・・カナは・・とってもとっても幸せなお人形だったって・・・最後みたいで・・言えなかったから・・。」

ドスゥッ!!!

蒼星石「・・・聴きいれたよ・・・誇り高く気高き金糸雀・・・。おやすみ。」




188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 11:49:47.48 ID:FFnAQ6ZS0
JUM「・・・・分かった・・・できるだけはやる・・。」

蒼星石「ありがとう・・。そうやって人形遊びでオナニーやってるよりは何倍もマシなはずだよ・・ははは。」

フラッ

JUM「お前・・・大丈夫か・・・よく見たら顔色も悪いぞ・・」

蒼星石「・・・さすがに入れたばかりの力を酷使するのは疲れてね。少し眠るよ・・。」

JUM「こ、ここでか!?おい自分のミーディアムの所戻れよ!お前の鞄だってここには・・」

蒼星石「ボクのミーディアムは今はいないよ・・。契約を解除したんだ・・。
     もうボクがやっているのはアリスゲームの枠からはずれている、ボクのためのボクの戦いだからね。
     だから・・・鞄はよく眠れて快適だけど凄く寒い。淋しい。怖い。ね?だから・・・。」

ピト・・・

JUM「く、くっ付くな!!こんな時にだけしおらしくなるなよ・・・汚いぞ・・・追い出せるもんも追い出せないじゃないか・・・。」

蒼星石「そうだね・・・君は意気地がない只の流れに身を任すことしかできない人間だからね・・・おやすみ・・・」

JUM「お、おい!!・・・クソ!!さんざん馬鹿にしてた人間に・・・なんて奴だ・・・。」




194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 13:00:36.88 ID:FFnAQ6ZS0
蒼星石「スースー・・・・」

JUM「大体造りは真紅達と一緒か・・・。素材も前買ってたあまりで何とかなりそうだな・・・。」

JUM「蒼星石・・・お前は一体何を目指している・・・僕に何をして欲しい・・・いや違うか・・僕は一体どうしたいんだ・・。」

蒼星石「・・・・」

JUM「・・・ふん・・少なくとも直してる間は殴られなさそうではあるか。それに・・・悔しいけどたしかに僕が一人でやっていたことより何倍もマシだ。
    
    ・・・もし僕がドアを開けたら・・・前に進めたら・・・もっと何か見えるものがあるのか?あいつらのことを忘れないまま生きていけるのか?」

蒼星石「・・・・独り言は独りの時に。自問自答は心の中で。頼むよJUM君。イライラする。」

JUM「・・・お前は本当に嫌な性格してるな・・・。寝るぞ。」




196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 13:11:15.63 ID:BUsZvYzR0
ちなみにシュレディンガーの猫とは量子力学の思考実験
http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/saiFrame.html
このサイトはオススメ



198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 13:30:51.15 ID:FFnAQ6ZS0
もうスレタイと全く関係ないがよくあることだよな。

JUM「・・・ZZZZ・・・」

ガスン!

JUM「うぶ!!・・・な・・!?」

蒼星石「おはようJUM君。放っておいたらまた君が今日を終らせそうなんでね。痛かったかい?」

JUM「・・・昨日の恩とかは・・・ないのかよ・・・ク・・」

蒼星石「恩返しさ。君は最近のことで自分が変わりつつあると思ってるかもしれないね?
     それは事実かもしれないけど虚像でもある。君はイヤと言うほど知ってるはずだよ。
     1時間かけて熱をもたせた心が10分もたてばもう冷え切るということをね。だから君はまだこの部屋にいるんだろう?
     君はまだ変化に怠慢な生り損ないにすぎないことは避けられない事実なんだ。
     誰かが背中を押してやらなきゃ歩くのをすぐ止める。刺してやらなきゃ走り出さない。」




199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 13:50:58.09 ID:FFnAQ6ZS0
蒼星石「さぁ始めてよ。JUM君。ボクの手元が狂って刺し殺さないうちにね。」

JUM「分かったよ・・・そこにある糸と布を持ってきてくれ・・服からまず直す。」

蒼星石「うん。」

チャッチャッチャッチャッ

蒼星石「・・・認めたくないけど君は本当にマエストロ級の腕前だね。君の糸は生を紡いでいるみたいだ。
     自分は死に損ないもいい所なのにね。」

JUM「うるさいな・・・何なんだよお前は・・・そんなに僕が嫌いかよ・・。」

蒼星石「うん。嫌いだよ。大嫌いだ。嫌いすぎて憎んですらいる。
     君は特別恵まれてないわけではない。愛して包んでくれる優しい人達がいなかったわけでもない。
     だけど君は自分で立ちすらしてなかった。その人達が生きてる時も、その人達がいなくなってからも。
     口を開けば何故そうしないかの言い訳ばかり。終いには自分はそれでいいのではと思い始める。
     何より許せないのはね。君はこういった事情に『気付いているくせに』今の自分を甘んじていることだよ。
     ね?最悪でしょ?屑でしょ?地面を這い回っている虫けらでもこの心の醜悪さには及ばない。」

JUM「・・・・・」

チャッチャッチャッチャッ




219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 18:24:09.08 ID:OnFbMXCK0
JUM「・・・じゃあ蒼星石質問を変えよう・・。お前はどうすれば僕を好きになってくれるんだ?」

蒼星石「・・・どういうことだい?」

JUM「簡単だよ。僕も今はお前の事があまり好きじゃない。だがお前は僕がツケを払うまでまとわりつくと言ってる。
    僕が懸命に作り上げたモノに土足で踏み込んできて、僕をひたすらに罵倒する。思い出させる。絶望させる。
    僕がどうすればいいと聴いてもきっとお前は教えてくれない。
    こんなの相手が好きじゃなきゃやってられないだろ。それこそ本当に気が狂ってしまう。」

蒼星石「・・それでボクに君を好きになって欲しいというのかい?」

JUM「僕は面と向かって相手に嫌いだという様な奴を好きになれる自信がないんだよ。」

蒼星石「・・何だか随分と元気がよくなったね?じゃあそれを急いで欲しいね。」

JUM「分かった。」

チャッチャッチャッチャッ・・・・



222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 18:45:05.52 ID:OnFbMXCK0
JUM「そもそも正直なんでお前にここまで憎まれるんだか僕にはわからないぞ。
    たしかに僕は酷い人間じゃないなんて言えない。引き篭もりでチキンで社会不適合者さ。
    でもそれはお前とは関係のない話だろう?」

蒼星石「・・・それこそ簡単だよJUM君。とってもシンプル。
    ボクが翠星石が大好きで翠星石は君のことが大好きだったからだよ。」

JUM「・・どういうことだ?」

蒼星石「一種の嫉妬・・・が始まりなのかもしれないね・・。
    翠星石はいつも君の話ばかりしていた。君が今日何をしてどんな様子でこういう風だった。
    自分がそれでこんな風に感じて、こんな風に思っていた。まるで自分の事のように本当に嬉しそうにしゃべるんだ。」

JUM「・・・・」

蒼星石「翠星石があんなに他人について話すのはボクらがつくられてから初めての事だった。
    自然とボクも君についてあれこれ考えることが多くなった。単純な期待や関心。
    さっき言った嫉妬というのも含めてね。
    そしてある日あの事故が起きて翠星石は消えてしまった。
    残ったのは彼女のローザミスティカと全てを忘れたフリして引き篭もる君の姿だった。
    ねぇ、ボクが何を感じたか分かるかい?」

JUM「・・・・」

    



292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 10:38:57.23 ID:OI1KrC2F0
      ___
      | 保守 |
       | ̄ ̄ ̄
     /⌒ヽ
    (^ω^ )   テクテク…
    _( ⊂ i
.   └ ー-J



294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 11:08:48.09 ID:L9UpJviJ0
ドMの皆様保守感謝。そろそろスレの時間オーバーの気がするがここまできたらスレ立ても考えるか。
タイトルと関係ないのはもう自明の理。所詮乗っ取りなんだ。すまんね。


蒼星石「圧倒的な失望と落胆。そして君がボクを翠星石を裏切ったという事実。
     それが君へのドス黒い憤りへと変わるのはさしてかからなかった。
     ボクの敬愛した姉はこんなどうしようもない存在を信じ続けて消えていった。最後の最後まで。
     君はボクを身勝手な奴だと思うかもしれないね。半分は当っている。ボクが勝手に期待し、失望したのだから。
     だけどね。君が翠星石を、真紅達を裏切り続けているのは紛れもない事実だ。」

JUM「・・・ならこんな回りくどいやり方しなくてもいくらでもあるだろ?お前の怒りを晴らす方法は・・・。」
    

蒼星石「翠星石が許すならとっくにやっているよ。
     出来る限り、惨たらしく、時間をかけて、後悔させて懺悔させて、くびり殺してあげる。
     でもね、ボクの大好きだった姉はそんなことを決して望まない。
     きっと今の君を見ていたとしても助けて欲しいと頼むだろうね。
     そして・・・ボクはそんな彼女が好きだっだんだ。
     そう・・・ボクはね、JUM君・・・いつの間にか君の事が大好きな彼女が好きになりかけていた。
     今まで見たことのない・・・君に出会ったことでする様になった表情をボクに見せてくる彼女が。
     ああ・・・許せないねホントに。君が憎い。憎い。憎いよ・・・」



295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 11:33:09.53 ID:L9UpJviJ0
JUM「・・・蒼星石・・・」

蒼星石「・・・その動かしてない脳に刻みこんだかいJUM君?
     ボクのエゴが混じっていないとは言わないよ。でも君は君を思っていてくれた人に応えなくちゃいけない。
     それが君が今生きている理由だ。君がただでは死ねない理由だ。ボクが君の傍にいる理由だ。」

JUM「・・・・」

蒼星石「重いかい?苦しいかい?でもそれは大なり小なり皆が背負っているものだよ。
     だから立ち上がるのは辛いし、歩くのは息が切れる。しゃがみこんで動かない方が良いと感じる。
     だが歩かなくちゃならない。それでも歩けないなら手を差し伸べてくれる人がいるかもしれない。」

スッ

蒼星石「さて久しぶりに質問しようかJUM君。
     どうする?今まで何度となく君が振りほどき続けたはずの手だ。
     甘ったれて心まで緩みきった君がずっと誰かに差し出し続けてもらえると思っていた手だ。
     でもね。もしかしてボクで、これで、本当に最後なのかもしれないね。

     手を取りますか?取りませんか?」




298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 11:50:02.05 ID:L9UpJviJ0
JUM「・・・・・・・・・・・・・」

スッ   ギュッ

蒼星石「おはようJUM君。」

JUM「・・・おはよう・・・蒼星石。」

蒼星石「・・・ボクは今まで君に手を差し伸べてくれた人とは違うよ。君のためなんかじゃない。ボクのためだけに君を支えるんだ。
     歩き始めた君の足が折れようが?だれようが無理やり立たせる。それこそ君が本当に動かなくなるまでね。」

JUM「分かってるよ・・・でもそれは僕の責任だって言うんだろう?」

蒼星石「そうだよ。君は当たり前の事に気付くのが本当に遅すぎるね。他でもない自分の事の癖に。」

JUM「・・・はは・・たしかにスパルタそうだ・・。」

蒼星石「分かったら手を動かし始めなよ。」

JUM「はいはい・・・。」

チャッチャッチャッチャッ




301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 12:10:42.83 ID:L9UpJviJ0
チャッチャッチャッ

JUM(・・・結局あいつあの後もボクをひたすら嬲るだけだったな・・・クソ・・少しは優しくしろよ・・)

JUM「ふぅ・・・服はなんとか仕上がりそうだ・・・。体もバラバラだと思ったけど微細なヒビ以外は綺麗に節毎に落とされてるな・・。」

JUM(そういえば・・・あいつ、アリスになるとか決着つけるとか言ってたけどどういうことだ・・?
    今のあいつの様子なら翠星石が消えた時点でアリスゲーム自体否定しても良さそうなもんだけど・・・)

JUM「もしかして・・・今一番自分が何してるか分かんないのは・・・僕じゃないのかもな・・」




303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 12:25:00.55 ID:L9UpJviJ0
Nのフィールド

カツンカツンカツンカツン

蒼星石「駄目だ駄目だと思っていたけど・・・どうやらボクがJUM君に始末をつけることにはならなそうだよ・・翠星石。」

カツンカツンカツンカツン

蒼星石「・・・ボクも彼を許せる時が・・・好きになる時がくるのかな・・・?」

カツンカツンカツンカツン

蒼星石「・・・・まぁ・・ひとまずボクの決着をつけるのが先になりそうかな・・・」







病院


「もう3日も昏睡状態なんでしょう?」
「息が続いてるのが奇跡らしいわよ。」
「まぁもう何年も前から言われてたことだしねぇ」
「長く生きすぎた感もあるわよねぇ・・・・あ、はは冗談よぉ」


水銀燈「2つじゃあ足りない・・・命を繋ぐ事ができても・・・その先が・・・めぐ・・・」




304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 12:27:58.58 ID:GH9kfRRk0
ここにきてまさかの銀様登場ktkr



305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 12:38:42.24 ID:L9UpJviJ0


JUM「これで・・・大体組み終ったな。ふぅ・・・さすがに目を盗んで夜造り続けると疲れるな・・。」

・・・・・・・カタ

JUM「よっと・・・蒼星石が来なければお前ら並べて見るなんて気起きなかっただろうな・・。」

JUM「真紅・・・雛苺・・・翠星石・・・金糸雀・・・お前らはもうアリスゲームの輪からはずれたんだよな・・・。
    もうただの人形の姉妹なんだよな・・・・。」







JUM「・・・・・・人が人形に生を与えることができるのなら・・・それを直すこともできるのか・・・?」




317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 15:00:16.72 ID:xS/tl7NR0

Nのフィールド

蒼星石「・・・なかなか感慨深いものがあるね。今ここに7つのローザミスティカが揃っている。
    そして立っていられたのは7体いた姉妹の中でボクと君の二人だけだ。水銀燈。」

水銀燈「・・・よく言うわねぇ。アリスゲームにもうさして興味がないくせに。」

蒼星石「それは違うね。興味がないんじゃない。もうボクにとってゲームの意味合いが変わってしまっただけだよ。
    君にとってもそうなんじゃないかな?」

水銀燈「・・・そうねぇ。少なくとも今私が闘うのはアリスになる為でもお父様に会う為にでもないわね。
    その目的の結果としてアリスゲームが終ってしまうだけよ。」




320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 15:29:38.84 ID:xS/tl7NR0
水銀燈「・・くすくす・・滑稽ね。アリスゲームもいよいよ終劇だというのに。
    残った二人がこれとはね。」

蒼星石「・・・水銀燈。君はどうして闘う?」

水銀燈「ふふ・・・私はアナタと違ってまだ『純粋に』お父様に会いたいし、アリスにもなりたいわ。
    だってそれが薔薇乙女でしょう?姉妹で踊り狂って殺しあうのが私達の意味。
    でももう私はそれを盲信していたかつての様にはもどれないわ。
    姉妹が次々壊れ、真紅が壊れた。あの子はあろうことかローザミスティカを私に託した。
    ゲームは順調に廻っている。以前の私なら歓喜していたでしょうねぇ・・・
    でも今はそう・・・同時に酷く空しくも感じる。」

蒼星石「・・・ボクも翠星石が壊れた時に壊れてしまったんだろうね。
    口ではアリスゲームのためなら彼女すら壊すと言っていたけどこの様さ。
    全てが空しくなって、今でも彼女の影を追っていく事しかできない。
    叶うかどうかも分からない願いのために、姉妹達を壊し続けている。」




323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 16:01:58.72 ID:xS/tl7NR0
水銀燈「くっく・・あはははは!!笑っちゃうくらいに道化ねぇ。舞台に立ってやるべきことが分からないだなんて。」

蒼星石「脚本が悪かったんだよ。ボクらには難しすぎたのかもね。」

水銀燈「ふふふ・・・ねぇ蒼星石?それでもアナタは舞台を降りないのでしょう?」

蒼星石「うん。ボクはアリスになる。
     お父様に会って、もし必要ならちょっと切刻んで、翠星石を直してもらうっていう馬鹿な願いのためにね。
     それにその後にもまだ見届けなくちゃいけないことがボクにはあるんでね。
     ねぇだからさ。大人しく首さしだしてくれないかい水銀燈?」

水銀燈「あっはははは!!アリス一人を創るために7体を殺し合わせようとしたお父様にねぇ。面白い。
     でもいやよぉ。私も大事な願い事があるもの。こんな私には不似合いの馬鹿げた願い事が。
     ねぇ蒼星石。この私にゲームよりも満たされて輝いた時間をくれた子が待ってる。
     アナタの、姉妹の命はそれを救うためにつかわせてもらうわ。」

蒼星石「・・ふふ・・・君もなかなかどうして丸くなったもんだね・・・」



水銀燈「・・・・」

蒼星石「・・・・」

シーン・・・!!




325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 16:09:53.92 ID:xS/tl7NR0

蒼星石「・・・来なよ・・・」

水銀燈「くすくす・・・カワイイ妹に先を譲ってあげるわぁ。」

チャキ・・・

水銀燈「・・仕掛ける前にしゃべっておきたいことがあるなら言っておいた方がいいわよ・・・。」

バッッ!!!

蒼星石「そうだね・・・・なぜなら」

水銀燈「蒼星石    「「ジャンクに口はきけない!!!」」

         ガッ!!!!!!!!!!




327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 16:26:19.23 ID:xS/tl7NR0
病院

・・・・ガチャ・・・

JUM「・・・柏葉か。わざわざごめんな。寄ってもらっちゃって。」

トゥモエ「いいよ。お見舞・・来ようと思ってたから。これ頼まれてた本・・。」

JUM「ああ、悪い。ありがとう。」

トゥモエ「でも・・それ・・錬金術とか魔術とかの・・・」

JUM「あ、ああ。ちょっと調べ物がしたくて。」

トゥモエ「・・・!?人形・・出したんだ。」

JUM「・・・ああ。たまには鞄から出してやらないとな。」

トゥモエ「こんなこと聴いていいか分からないけど・・もう止めたんだね。」

JUM「・・・・・・・うん。心配かけてごめんな。ある奴にこっ酷く叱られてさ。」

トゥモエ「ううん。よかった・・・。桜田君ずっとすごい苦しそうだったから。きっといい先生なんだね・・。」

JUM「・・・ああ、多分な・・・ふん。」




331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 16:45:52.53 ID:xS/tl7NR0
JUM「やっぱりあの程度の図書館にある本じゃあ、たかが知れてるか・・・。嘘くさい記述ばかりだ。
    くっそ、こんなのネットの怪しい商品の方がまだ品があって夢があってマシだ!」

トゥモエ「桜田君・・・何しようとしてるの・・?」

JUM「・・柏葉なら笑わずに聴いてもらえるか・・・僕は・・・真紅達を完全に創り直そうと思っているんだ。」

トゥモエ「!?・・・でも・・そんなの・・」

JUM「人形自体は僕でも素材さえあれば直せることはわかっている。後はそう・・・命だけ。ローザミスティカだけなんだ。
    ローゼンとか言う自分で作った人形に殺し合いやらせるようなキチガイでもできるんだ・・。僕にだって・・・・」

トゥモエ「桜田君・・・。」

JUM「・・いやごめん。今のは忘れてくれ・・・。ははは。まだ混乱しててさ。
    いきなりこんな話されても僕みたいな引き篭もりが何いってんだって感じだよな・・・はは・・。」

トゥモエ「手伝うよ。私にできることがあったら何でも言って。」

JUM「・・!?柏葉・・・」

トゥモエ「もし・・もしのりさんが傍にいて同じ事を聴いたらきっと桜庭君を支えてくれたと思う。
      ・・・だから私が代わりをやるよ。力不足かもしれないけど・・・。」

    



333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 16:55:21.66 ID:xS/tl7NR0
ぶわっ
JUM「・・・・・・・・ご、ごめん・・!ありがとぅ・・ありがとう・・」

スッ

トゥモエ「大丈夫。ゆっくりでいいから・・・。必ず何かできることがあるはずだよ。」

JUM「えぐ・・・そうだよな・・・まだアイツにも・・好きになってもらってないもんな・・・
    それぐらいやらないと・・許してくれないよな・・・またぶん殴られるのもゴメンだ・・・。」

トゥモエ「!?アイツ・・・好き・・?」

JUM「・・・・ん?どうした柏葉・・?」

トゥモエ「桜田君。もう少しお話しましょう・・・。」

JUM「?あ、ああ、うん。」




338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 17:14:02.37 ID:xS/tl7NR0
nのフィールド


蒼星石「・・・どういうつもりだい・・・水銀燈・・!」

水銀燈「・・・・ふ・ふ」

蒼星石「どういうつもりだと聴いているんだ!どうして人工精霊を出さない!どうして真紅のローザミスティカを使わない!!
     どうして負けたくせに!ジャンク寸前だってのに笑ってるんだ!!」

水銀燈「・・出さないも何も・・・私は持っていないわぁ・・。」

蒼星石「な!?」

水銀燈「真紅のやつは・・・今・・メイメイとホーリエがめぐに与えてるはずよぉ。
     入れられはしないまでも・・・あれは命の炎・・・人工精霊の力を借りれば・・・命を永らえさせることくらいはできる・・。」

蒼星石「・・・・」

水銀燈「・・・どうしたの・・笑いなさい・・よぉ・・蒼星石」




339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 17:16:34.84 ID:2ILQ2pUg0
銀…ちゃん…



340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 17:26:24.83 ID:xS/tl7NR0
蒼星石「君は初めから・・・」

水銀燈「そうよぉ・・・ローザミスティカ・・1つでは・・・永らえさせることはできても・・・そこから先は無理・・。
     だとしたら・・・アナタを壊して奪うか・・・私が壊れるかしか・・ないわぁ。
     でも私が一人で壊れても・・・めぐに与えてくれる人が・・いなくなる・・・くすくす・・・
     ほんとうは・・アナタをジャンクにするのが・・・最高の幕引きだったのにねぇ・・・残念だわぁ・・。」

蒼星石「・・・君は馬鹿だ。」

水銀燈「・・あらぁ・・・その馬鹿の・・掌の上よ・・・アナタは・・・。予言して・・・あげる。
     アナタはアリスになる前に・・・見ず知らずの・・頭が悪くて・・人生に絶望した・・少女を・・・助けるわ・・。」

蒼星石「断ると言ったら・・・?」




342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 17:38:10.86 ID:xS/tl7NR0
水銀燈「・・・・・アナタは・・昔から・・・嘘が下手糞・・ねぇ。
     ・・・・おね・・がいよ・・・めぐ・・を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



・・・パァーッ・・・・・



蒼星石「・・・・レンピカ、スィドリーム、ベリーベル、ピチカート。
     水銀燈のローザミスティカとボクの中のボク以外のローザミスティカを持って行って。
     場所は分かるね?」

ヒュー・・ヒュー・・ヒュー・・・・・ヒュー・・・・



蒼星石「水銀燈・・・・君の勝ちだよ・・・・。」


カツンカツンカツンカツン・・・・・カツン・・・・・


水銀燈「・・・・・お・・ば・・か・・さぁん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」




343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 17:49:50.21 ID:xS/tl7NR0
「嘘だろ・・・・」
「持ち直した・・。どころじゃないぞこれは・・・どうして心臓が完治してるんだ・・?」
「おい・・早く・・家族に知らせて呼んで来い!走れ!」

ピーピーピーピー

めぐ「・・・水・・銀・・燈・・ど・・こ・・・ど・・こ・・なの?貴方が・・いない・・と・・私」

「水銀燈は君の命になった。捨てるも捨てないも君次第だ。だけど君が死んだ時、彼女も死ぬということを憶えておくといいよ。」

めぐ「・・・だ・・れ・・?・水銀・・燈・・・」



nのフィールド



蒼星石「・・・7つのローザミスティカは揃った。行こう。お父様の所へ。」



351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 19:01:46.49 ID:xS/tl7NR0
カツンカツンカツンカツン・・・ピタ・・・

蒼星石「・・・・あまり見たくない顔だね。」

パチパチパチパチ・・・

ラプラスの魔「おめでとう。お帰りなさい。アリス。あの扉でお父様が・・・・ローゼンが御待ちですよ。」

蒼星石「・・・・・・ここにお父様が・・こんな扉は・・・。」

ラプラス「近くても目を凝らさねば見えぬものは小さき物だけにあらず。それが見えないと思ってる者には見えないものですよ。」

コンコン

蒼星石「・・・入ります。お父様・・・。」

ギィ・・・!




352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 19:14:47.43 ID:xS/tl7NR0
蒼星石「・・・ここは・・・・花・・畑・・?」

?「お帰り。蒼星石。いやアリスと言った方がいいかな・・・」

蒼星石「・・・・・・お父様・・・・」

ローゼン「ふふふ。君達の根源的な記憶の中の私と違って驚いているようだね。まぁあの老いた姿も好きだが私も元人間でね。
      若い頃の自分に執着があるのは勘弁してくれたまえ。
      それよりどうだい?この花畑は。アリスゲームがまもなく終ると分かってから丹精こめて私とラプラスで準備したんだ。」

蒼星石「・・・」

ローゼン「おっと。レディと立ち話というのもまずいか。ラプラス。椅子とテーブルを。」

ラプラス「かしこまりました。」

ローゼン「さぁおいで。もっと近くで君を見せておくれ。」

蒼星石「・・・・」

ローゼン「ああ、花のことを気にしているのかな?構わない。私達の様に踏み躙って来たまえ。一瞬でも君に見せればそれでいいんだ。」

蒼星石「・・・・はい。」

ザッザッザッ・・・・




354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 19:39:48.70 ID:xS/tl7NR0
ローゼン「どうぞ。かけたまえ。ラプラス。椅子を引いてやれ。」

ラプラス「どうぞ。」

蒼星石「・・・・」

キィ・・・

ローゼン「ああ・・・ついにアリスに・・・素晴らしい・・!!何て君は素晴らしいんだ!!」

蒼星石「お父様・・・ボクはアリスにもうなっているのですか?」

ローゼン「勿論だとも・・・!あのアリスゲームに君は勝ち残った。君の中のローザミスティカも1つになっているのを感じないかね。」

蒼星石「・・・・そう・・いえば・・。」

ローゼン「君は今完全なる1つの命となった。分かるかね?7つのバラバラだった命がとても・・とても長い時間をかけて奪い合い、憎み合い、喰らいあったことで終に完全になったのだよ。
      君が神が創ったのではない初めての命。私の創りし命。完全なる少女だ。アリスだよ。素晴らしい素晴らしい素晴らしい!!!
      忘れもしない。不完全にできた7つの命の出来損ないを見て絶望したあの夜を!!
      アリスゲームという途方もない考え、ゲームを見続けるだけのあの幾世紀を!!!!!全てはこの時のために!!ああ素晴らしい素晴らしい素晴らしい!!!」

蒼星石「・・・・・・・・お父様。一つお願いを聴いてもらってよろしいですか?」

ローゼン「おお!!なんだいアリスよ!何でも言いたまえ!」




355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 19:41:37.86 ID:Wnjy8Hr70
惨殺クルー



363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 20:02:15.23 ID:xS/tl7NR0
蒼星石「ボクのローザミスティカを・・・姉妹達に戻してください。ボクはアリスなどもういりません。」

ローゼン「・・・何を言い出すかと思えばアリスよ。君は気でも違ったか。何故あんな出来損ないに戻りたいのだ。
      それに・・・姉妹?君達は殺しあって昇華されたのだろう。何を今更思うことがある?
      考えてもみたまえ。君はその姿になって初めて『生』を生きているのだよ?
      いままでの君達は死んでいるのか生きているのかさえ分からぬ箱の中も猫も同じだ。」

蒼星石「・・・・そうですか。よく分かりました。・・・では願いの続きを言いますね。」

ローゼン「ほう、なんだい?」

蒼星石「・・・・ボクは・・・・」

チャッ!!

ラプラス「!?ローゼン!!!!」

ドン!!

ローゼン「な!?」

ザシュッ!!!・・・・ゴロゴロゴロ

ラプラス(首)「馬鹿な・・・干渉者と・・・ローゼンへの・・攻撃は・・禁じられているハ」

グシャッ!!!

蒼星石「・・・お父様などもういりません。」



366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 20:25:37.61 ID:xS/tl7NR0
蒼星石「本当に良かったよ・・・お父様。貴方が想像通りの人で・・・・・」

ローゼン「・・・ありえない。私への攻撃・・・いや害意を持つこと自体なかったはず・・・・
      作成上のミスか・・・・ノン・・・蒼星石は第4ドール・・・後期に創ったものだ・・・では・・・つまり」

蒼星石「・・・・・」

ビュッ!!ザン!!!ドチャア!!

ローゼン「・・・・ほう・・・まず両足から落としたか。」

蒼星石「逃げ回られても面倒くさいしね。興も冷める。」

ローゼン「・・・・残念ながら私はもう人を止めてるのでね。君の期待してる様に豚の様に騒いだりはしないよ。」

蒼星石「そうかい・・・じゃあ死ぬまで殺してあげるよ。死ぬのが待ち遠しくなるくらい殺してあげる。」

ビュッ!!ビュッ!!グチャ!!

ローゼン「・・・・本当に・・本当に君は・・素晴らしいぞ!!アリス!!!
      ありえないことだぞ・・・私が作ったものが私を殺そうなど!!やはり君は独立した命だ!!完成した個体だ!!
      姿形は変わらずとも確実に君はもう人形などではない!!!アハハハハハハハハハハ!!
      最後の最後に最高の証明をありがとう!!感謝するぞ我が娘

グシャァッ!!!

蒼星石「喋るな。語るな。囁くな。・・・豚よりも醜く喚くね貴方は。」



370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 20:50:09.42 ID:xS/tl7NR0

JUM「・・・クソ・・・駄目だ。錬金術たって何なんだよこれ・・・こんなもん文だけじゃ、実際に見てみないと分かるわけが」

蒼星石「やぁJUM君・・・」

JUM「・・・だからお前は何時だと・・・・な!!!?お、お前どうしたんだよ!!ち、血なのか・・!それ・・・!」

蒼星石「そうだよ。ボクはボクの決着をつけてきた。ボクはアリスになったんだ。そしてお父様を殺したんだよ。あははは。」

JUM「お、お前・・・とにかく体を洗うぞ!!服も脱げ!!」

ダッ!・・・・ギュッ

JUM「おい、まとわり付いてる場合じゃ・・・」

蒼星石「ねぇJUM君・・・アリスゲームが終ってしまった。お父様も死んでしまった。姉妹も一人も残っていない。
     ・・・お父様はボクを完成された命だと言った。初めて生きているのだと。
     じゃあ・・・ボクは何で生きればいいの・・・どうすればいいの・・・翠星石も帰ってこなかった・・。誰も、誰も。誰も。
     ねぇ教えてよ・・えぐ・ねぇ・ボクは・・・ボクは・・・・。」






376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 21:14:54.09 ID:xS/tl7NR0
JUM「・・・お前はさぁ・・・散々あんな説教して本当に大嫌いだとか言ってた奴に抱きつくなよ・・。」

蒼星石「えぐ・・・うう・・・だってもう・・君しかいないんだ・・・ボクが壊してしまった。残ってたモノも・・・。」

JUM「消去法か・・。にしてもこれが完全な少女か。やっぱりローゼンは狂人だったとしか思えないな。
    蒼星石。お前は僕にツケを払ってほしいって言ってたな。」

蒼星石「・・・・それが・・なんだい・・・ぐす」

JUM「明日で僕はこの病院を出る。真紅達を僕の手で直す。お前にはそれの手伝いをしてもらう。」

蒼星石「!?な、直すって・・・ローザミスティカは一つになってボクの中にしかないんだよ。君が0から作るっていうのかい・・。」

JUM「・・・とりあえずお前は早く体を洗って来い。服もな。その後で水銀燈も持ってきてくれ。後7体目のドールもな。」

蒼星石「JUM君・・・・分かったよ。ボクには今君しかいない。それに君の結末も見ていない・・・。
     ・・・シャワーはどこだい・・・。」

JUM「あっちだ。あそこの個室。ほらよタオルだ。行くぞ。」

蒼星石「・・・え・・・き、君も一緒に入るの?」

JUM「お前一人じゃシャワーもろくに使えないだろ。?何だよ。行くぞ。」

蒼星石「・・モジモジ・・・あんまり・・ジロジロ見ないでね。」

JUM「・・・はぁ・・・」




377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 21:16:55.86 ID:bjW6+sbBO
うっひょおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 21:48:20.38 ID:xS/tl7NR0
数日後

みったん「・・・お帰り・・カナ・・・」

蒼星石「・・ごめんなさい・・ボクが言えた事ではないけれど・・金糸雀は、とてもとても幸せだったと。」

みったん「そう・・・大丈夫よ・・・あの日カナが変だったから。帰ってこないのはもしかしていつも言ってたゲームのせいなのかなっては思ってた。
     ふふ・・私は冗談だっていつも流してたんだけどね・・。」

JUM「・・・・」

みったん「カナはいつも言ってたわ。もし自分が倒れてもその倒した相手を責めないで欲しい。自分を可哀想だと思わないで欲しいって。
     それに・・・JUM君がカナを直してくれるんでしょう?」

JUM「はい。いつか必ずまたお訪ねして金糸雀を直してみせます。」

蒼星石「・・・・JUM君。」

みったん「ふふ、分かったわ。楽しみに待ってる。ずっと待ってる。
     それまでに・・・カナには新しい服いっぱい準備してあげないとね・・。」




37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 01:15:24.77 ID:2p6u2A4i0
めぐ「・・・本当に水銀燈は直るの?・・また傍にいてくれるの・・・話してくれるの?」

JUM「ああ。どれくらいかかるかは分からないけどまた必ず来る。それまで水銀燈を頼む。」

めぐ「・・・分かった。アナタとあの夢の中の人の言葉を信じてあげる。その日まで死ぬのはやめておくわ。」

JUM「夢?」

めぐ「ええ・・・水銀燈が私に命をくれたから私は助かったって言ってたわ。
   事実私のガラクタ同然だった心臓はなぜか目が覚めると完治していた・・・。
   あの子が奪わずにそそいでくれた命ですもの。
   待ってあげないとどんな顔されるかわかったもんじゃないし。」

JUM「そうだな。アイツはアイツで拗ねると面倒くさそうだな。
    ・・・それじゃあ失礼させてもらうよ。また。」

バタン

めぐ「・・・お帰りなさい。水銀燈。」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 01:30:05.72 ID:2p6u2A4i0
蒼星石「・・・でもJUM君。具体的にはどうするつもりなんだい?
    君が大きな図書館で借りてきた本でも結局駄目だったんだろう。」

JUM「ああ。多分時間をかければ体系的なことは僕と柏葉で理解できると思う。
    だがそれを実際に行うというとあまりにも分からない部分が多すぎるんだ。
    そもそもが胡散臭い学問だからな・・・推測の部分が多すぎる。」

蒼星石「・・・成程。さすがに言い訳ばかりをしてただけあるね。そこまで煮詰まってて
    よくあの人達にあんなことが言えたものだよ。」

JUM「嘘はついてないだろ。僕はいつまでに何て言ってないし。」

蒼星石「はぁ・・・デッドラインを設けようとしないことは引き篭もりの悪い癖だよ。

JUM「僕は引き篭もりじゃない。元引き篭もりだ。」




46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 01:46:43.60 ID:2p6u2A4i0
蒼星石「・・・外に出たからって急に大きくなったつもりになるのもね。
    それで・・・いつ言うつもりなんだい?」

JUM「・・・何がだ?」

蒼星石「ボクに命を預けてみないかってさ。」

JUM「お前・・・」

蒼星石「気付いてないとでも思った?だって君が最も欲しいものでしょう。
    これを7つに再分割する方法を探すのがボクも一番現実的だと思うよ。」

JUM「・・・だけどお前はいいのか?それにそもそも分割が可能かどうかも分からないんだぞ。」

蒼星石「それをどうにかするのが君だろう。相変わらず意見を堂々巡りばかりさせて、勝手に迷子になるんだね君は。
    それとも0から創るのをお望みかい?
    万が一それがうまくいったとしてもそれは『元』の姉妹達には決してならないと思うよ。」




47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 02:01:44.54 ID:2p6u2A4i0
JUM「・・・ですぅ口調の水銀燈でもできるのがオチか。」

蒼星石「ボクは認めたくないね。翠星石以外がそんな言葉発するのは。
    いや耐えられないと言っていい。だからさ、ボクを使いなよ。」

JUM「・・・もう一度聴くぞ。いいのか?僕はお前の大嫌いな

蒼星石「女が腐った奴みたいにしつこいなぁ君も。そもそもこれはボクだけのモノじゃないんだ。
    ボクら7人のものだ。アリスゲームが終った今1つになってること事態が間違いなんだよ。」

JUM「・・・悪い。必ずやり遂げてみせるよ。ありがとう。」

蒼星石「いいさ。今の君ならこのくらいなら信じてあげてもいい。」

JUM「このくらいって・・・命だぞ。かかってるの・・・。」

蒼星石「うん。だからいいって言ってるでしょう。賭けてあげるよ。命。」

JUM「・・・ふん。ますますボォっとしてられないじゃないか・・。」




50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 02:19:36.99 ID:2p6u2A4i0

数日後・・・

JUM「・・・じゃあ頼む。蒼星石。」

トゥモエ「ごめんなさい・・・雛苺も貴方も・・必ず皆私達で直してみせるから・・。」

蒼星石「うん。巴さんはJUM君のことちゃんと引っ張ってあげてね。
    立ち上がったばっかりの奴は少しでも倒れるとまた倒れっぱなしになるから。」

JUM「・・・最後の最後まで厳しいな・・お前は。」

蒼星石「最後じゃないよ。JUM君。ボクはまだツケを全部もらったつもりはないから。」

JUM「はぁ・・・次に目が覚めた時まで文句言われるのか僕は。」

蒼星石「そうだな・・次にボクが目が覚めた時は・・・ボク達姉妹を救ってくれた時は・・
    きっとボクは君の事が好きになる。その時はツケはちゃらでいいよ。」

トゥモエ「・・・・・好きに・・・」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 02:27:14.18 ID:2p6u2A4i0
蒼星石「・・・ねぇJUM君。巴さん。」

JUM「何だよあらたまって。」

蒼星石「ありがとう。君達の時代に目覚められてボクたちは本当に幸せだったよ。
    ボクはとても幸せな人形だったよ・・・・おやすみ。」

JUM「おやすみ蒼星石。」

トゥモエ「おやすみなさい。」




54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 02:33:35.25 ID:2p6u2A4i0
・・・キィィィィン・・・!!

JUM「これが・・・1つになったローザミスティカ。」

トゥモエ「すごく・・・やわらかくて暖かいね・・まるで・・」

JUM「ああ。命そのものみたいだ。多分目に見える形にしたらこうなんだろうな。」

・・・・スッ・・・

JUM「・・・行こう。柏葉。ボォっとしていられない。」

トゥモエ「ええ。あまり起こすのが遅いと・・怒られそうだものね。」


カツンカツンカツン・・・バタン・・・






56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 02:44:43.98 ID:2p6u2A4i0
ある時代 ある場所 ある夜の日


ざわざわざわ・・・

「うえーん!!怖いのー!!そんな目でこっち見るななのぉ!!」

「ふふふ・・失礼お姉様。あまりにもおいs・・・いえ、何でもございません。」

「ちょっと貴方達。起き抜けにうるさいわよ。紅茶がまずくなるのだわ。」

「あ・・・・紅茶・・どうだった?」

「・・・上々ね。よく出来ているわ。お母様。」

「ビエーン!!お父様もお母様も酷いのぉ。どうしてこんな子に身体つくったのぉ!?」

「ふふふ・・幾千の夜求め続けた身体を折角もらえたのです・・。
 お姉様・・・仲良くいたしましょう? にこぉ」

「ビエーン!!!」




57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 02:54:02.52 ID:2p6u2A4i0
「あーもーうっさいぞ!お前ら!だから一度に起こすのは嫌だと言ったんだ・・」

「やれやれお父様は身体が大きくなっても心は水溜りの様に小さいままなのですぅ。」

「ちょっとぉ、めぐはまだ来ないの?死んじゃったんじゃないでしょうねぇ?」

「みっちゃんも来てないのかしらー。久しぶりにみっちゃんの卵焼きを食べたいのにー。」

「二人とも今日が完成日だと伝えてあるから来るまでは待てって言っただろう!・・・たく。
 少しくらい性格に補正かければよかったかな・・・。」



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 03:03:03.46 ID:2p6u2A4i0
バタン

「ふぅ・・工房の中だけだな・・今後落ち着けるのは・・・」

「ふふ・・私はにぎやかで好きだけど・・。」

「お前は・・・今後はしばらくあれが続くんだぞ。今から頭が痛い。」



「さてと・・・残りは・・コイツか・・・起こしたくない様な起こしたい様な・・・」

「最後の一人ね。」

「始めるぞ。巴。」

「ええ。」




60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 03:12:29.72 ID:2p6u2A4i0
ピーンポーン・・・

「ふふ・・どうやら招かざる客の様ですね・・・」
「思いっきり招かれてる客だと思うですぅ・・。」
「誰なの誰なのー?うにゅー持ってきてるのー?」
「ちょっとアンタ達は関係ないでしょう!前を空けなさいよぉ!」
「お、お客様がまるで見えないかしらー。みっちゃーん・・・」
「やれやれ・・皆が邪魔になってて扉があかないのだわ。どきなさい。」



スゥ・・・

「・・う・・ん・・・こ・・こ・・は・・」

「成功だな。」「ええ。」

「・・・・・・・・」

「「おはよう蒼星石。」」

「・・・・ふふ・・・」

「おはよう。お父様、お母様。」

                  fin




62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 03:14:00.41 ID:V4nnrVqR0




63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/17(金) 03:16:32.54 ID:2p6u2A4i0
おわりー。保守してくれた人お疲れ感謝。正直ここまで伸びるとは思わなかったよ。
本当はヘルシングみたなノリで戦闘ばかりやらせたかったんだけど台詞と擬音だけじゃあまりにもと思って止めたのは秘密だ。





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この記事へのコメント
確かに最初の方はヘルシングだった
2008/10/20(月) 03:25:59 | No.1271 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
ローゼン再開しなかったらコレが代わりでも良かったと思う
つーか感動しちゃったよ
2008/10/24(金) 09:23:53 | No.1306 | VIPPERな名無しさん | #-[ 編集]
まあ、原作の蒼星石はアリスゲームにたいして興味無さそうだけどね
2009/04/29(水) 18:17:01 | No.2297 | 戯言ヴぃp | #-[ 編集]
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